2010年03月29日
古きを愛でるイギリスの「家と健康」最新事情
古いモノを愛で、
大切にする。。
自然体系や
環境を守る。。
庭づくり、、
インテリアDIY、、
暮らしそのものを
愉しみ慈しむ。。
捨て犬、
飼育放棄された馬、
行き場のない動物達、
弱い立場に居る生を
尊重する社会性がある。
聞きかじり、、読みかじり、、そして少しだけの体験だけど、、
↑ は、私がもつ、イギリスのイメージ。。
写真は、いつか旅したB&Bのベッドルームの朝の窓辺。
そして↓の文章は、イギリス人の住まい感について書かれていた本からの抜粋。
この一節が印象的でメモに残してました。
どんな荒涼とした土地に住んでいても
住まいに満足できれば 人は幸せなんだ
( メモだけ残して本のタイトル、忘れました。。たぶん井形慶子さん著 )
人が住まいを満たそうとする根源的な動機を現しているなぁ、、と感じます。
先週の金曜日、南先生に誘われて、BB研究会の勉強会に参加してきました!
建築側から健康・快適性を考えてみるという興味深いテーマ。
早稲田大学の田辺新一教授が講師で南雄三先生がナビゲーター。
イギリスという国の健康と家への取組み、、
最先端の省エネ・エコハウスへの取組み、、
その最新レポートが主な内容で、
イギリス好きな私はかなり興味深く聞けました。
勉強会の内容を少しだけ。。
イギリスでは、無料医療。だからなのか 、、
「 どんな家に住むと健康に影響があるのか? 」ということを
国が医療機関と連携して統計をとっているそうです。
その統計結果に基づき、、、良質な住宅を提供することを目的とし
住環境の改善を目指す 法制度の取組みが 【 BRE:HHSRS 】 。
「 Housing Health and Safety Rating System 」の略。
これは、、住宅の健康面・安全面を評価するシステム。
環境保健師とよばれる検査員が依頼のあった住戸を一件づつ訪問し、、
29のHazard(ハザード)項目で、家の危険度を判定するというもの。
面白いのが、賃貸住宅の借り手でも、自分の住む部屋の調査依頼をできること。
判定してもらって基準以下だと、大家さんは改修の義務を課せられるそうです。
大家さんに立入りを拒否する権利はなく、
改修しないと罰金措置もあるキビシイもの。。
でも、その評価が家賃相場にも反映されているそうです。
家での事故による死亡が、交通事故による死亡より多いという事実。
( これは日本も一緒 。改めて知るとオドロキです )
また、どんな家に住むと事故が起きやすいかを、
明確に統計が取れている国だからこそ実施できる法制度ですよね!
「健康」から バックキャスティングして 施策を決め 制度をつくること。
段差、寒さ、湿気、カビ、防犯、設備、火災、、、
もろもろ家を取り巻く危険性を排除することは、
結果、国民の健康にも繋がり、
医療費の増大も防げるという目論みがあることでしょうが、
施策≒国民利益の構図が、スマートだと感じます。(日本じゃ無理なの?)
家が快適ならばイコール健康なのか?
個人的背景や心持ちひとつで、健康は大きく作用されるし、、
人種・地域によっても快適さの度合いは異なります。
なので、「住の快適性」 と 「健康」 の関係は、
研究者にも解明がムズカシイ!とされているとか。。
でも、その因果関係はありそうなので、、
少なくとも事故に繋がる原因や健康に悪影響を及ぼす要素が、
「家」に存在することを認識して、対策することは、大切ですよね。
だって交通事故は防ぎようなくても、家の事故は防ぎようがある。。
例えば、住宅エコポイントの項目にある「家の断熱性を高めること」も、
省エネ目的やポイントで得をするということ だけ ではなく、、
温度差によるヒートショックを防いだり、、結露によるカビを無くすことができたり、、
結果、自分の健康や安全に繋がるという視点もあるんだよ~ということを
ぜひぜひ、リフォームや家づくりをする方には、知っていただきたいです。
あと、イギリスって古い家や景観をことのほか大切にする国なので、、
具体的な工事がどう行われているか…その国民の反応に、興味津々。
ロンドンのオーガニックブーム。。
エコ住宅の需要や取組み。。家と庭。。
最先端のイギリスの家事情を見たい!知りたい!
そんなキモチがむくむく湧いています。
( 理由をつけ旅に行きたいだけ?笑 )
また、勉強会でのBB研究会(ベストバランス研究会)の熱気も素晴らしかった!!
私にとって新しいことを学ぶことは、
時に自分の立ち位置などに迷いも生じさせるので、
自分のなかに落とし込むまでがツライ時も正直あります。
~ 問答しながら設計をしていく。それが人間の限界。
でも、それがわかっていればいい設計ができるはずです~
上記は、南先生からのメールの抜粋ですが、大いに励みになりました。
偏らず学ぶこと、、そして実務にフィードバックさせることを大切に頑張ろう!!
と、キモチを新たにしたのです。
南先生、BB研究会の皆さま、参加させていただき、有難うございました!!!!
少し咲いた桜も縮こまりそうに寒い東京の月曜日。
水曜日以降は暖かくなりそう。
寒さに縮こまった心身を伸ばし暖かな春を満喫したいですね~。(出美)
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
≪ 今回の記事 に関連する情報 ≫
イギリス BRE のサイト。
英文ですが、こちらから どうぞ。
住宅ストックについての取組みについての考え方などが記載されてありました。
≪ 過去ブログもよろしかったらどうぞ♪ ≫
「 裏庭に続くキッチンのある家 in London 」
「 GOOD LOOKING LIFE 」
↑ 竣工時、ガス開栓時の器具説明。
↑ 新しい家でのキッチンを使いこなしているお母さまとKさま。
← Sさま行きつけの
←ペアのテディ。
↑ 3階部分、小屋梁組上げ中。
↑ 上棟作業を、東側旗竿状の真ん中くらいから見上げる。
S邸は、中庭のある間仕切りの少ないSE構法ならではの開放的な家。
ラベンダーのアロマは、緊張を解きほぐす作用のほかに、
