リフォームプランの勘所

sozai kinohana.JPG
気付けば6月。早いものですね。。。













先週は何だかとってもバタバタしてしまった1週間。

ブログも一度も更新できず、、、(反省です)



しかし先月半ばからからスタートしたK邸リフォームも、山を越えました!

旦那さまが定年を迎えらたご夫婦が住む築23年の住宅リフォームです。



先週、朝のNHKの番組でリフォームの特集をやっていましたが

K邸は番組で特集していた団塊世代リフォームにちょうどビンゴな事例です。



お風呂を広く、段差をなくし、水周りの使い勝手を良くする。

DKとリビングが分かれていたのもひとつにして広く明るくする。

モノをなるべく減らして好きなものだけに囲まれてスッキリと心地よく。



↑がK邸のリフォームコンセプトでした。



打ち合わせの際に、定年を迎えられたとはいえ、お若いKさんに

加齢した将来のことを話すのは気が引けました。



でも家は永く住まうものです。 万が一の不測の事態にも備えなければいけません。

お風呂周りの動線にも、万が一の時、「介護」という視点が必要になることをお伝えしました。 



そして、バリアフリーという視点ではなく

ユニバーサルデザインという視点でリフォームをご提案しました。



バリアフリーとは、段差などの障害を取り除くこと。

ユニバーサルデザインとは、平たく云うと誰もが使いやすいことをいいます。



子供も、大人も、高齢者も、みんなです。

単に面積を広くして、段差をなくすことで、「良し」とされてしまうリフォームが

多いようですが、それは間違いではないかな~と思います。



今回のリフォームでは、浴室の広さは少し広げましたが、洗面所の広さはそのままです。限りある広さの中で、使い勝手が良くなる工夫をしました。



入口と浴槽の位置関係によって同じ広さのお風呂周りでも、随分と動線が変わります。



加齢を想定したリフォームでは

物理的な段差を取る、手摺をつけるといったことにとらわれすぎない

間取りでの工夫がリフォームの勘所になると、私は考えています。

どんな場合でも万全というのは難しいですが、何かあったときに

少しの工夫で使えるように、間取り・プランニングで心を配ることが大切です。



このあたりのことは、「いいひスタイル_介護リフォーム成功ドリル」という小冊子にも

詳しく書いてありますので、もしご興味のある方は、お問い合わせください! 



ブログ上ではお伝えしにくい具体的な対応策が、いくつかの事例を基に書かれています。



そんなこんなで話はそれてしまいましたが、

K邸は、間仕切壁を壊し、新たに壁を新設するといった

大きな山場が2回ありましたが、それも無事終了。



広々とした空間が確保できました。

もう一息、キッチンの取付と壁仕上が次の山場でしょうか。



住みながらのリフォームは、お施主様にとってナカナカ疲れるものなのですが、

Kさんにはいつも「大丈夫ですよ~」とにこやかに笑って協力していただけているので

本当に現場は助かっています!!



先週は他にも本当に色々とあり、想うこと沢山です。

私自身「住み替える」ことにも進展が!! またブログでお伝えしていきますので

覘いてみていただけるとシアワセです。



さあ今週も頑張りましょう~♪ (出美)

 

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プロフィール

写真:牛尾 出美

一級建築士
牛尾 出美
(ウシオ イズミ)

1973年2月生まれ。暮らしと家が大好きな女性建築士。東京都江東区のリノベーションしたSOHOマンションで住宅設計事務所を運営。
シアワセを感じるコト&モノは、猫・カメラ・旅・花・珈琲・映画・読書♪

いいひ住まいの設計舎 一級建築士事務所

代表:
牛尾圭一、牛尾出美
資格:
一級建築士2名
構造設計一級建築士1名
一級施工管理技士1名
住所:
東京都江東区東陽2-3-1-106
電話:
03-3648-5711
FAX:
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