2010年07月15日
満足できる家_家づくりのバランス感覚
住みかえて
新しく家を
建てるとしたら
満足できる家
って、、
どんなもの?
と、ふと思う。
↑ 写真は、暮れていく山の稜線と暮れ空。
天の広さ、穏やかさ、包容力を感じ取れるような紫色に、、
ほんのひととき 変わった瞬間をパチリ。。
( 走る車窓から撮ったのでピンぼけていますが )
で、、満足できる家ってじゃあどんなだろうと考えを巡らせてみる。。
家族が暮らしやすい間取り。。
しっくりとくる理想の間取り。。
無垢の木の床の質感、、
素足で歩くときに感じるサラリとした足触り感。。
忙しい日々を支えてくれる、、
使いやすくて便利な設備機器。。
湿気っぽい季節、、
他の家と比べると、サラリと空気が軽い…
塗り壁がもたらす効果。。
太陽が容赦なく降りそそぐ夏、、
日射しを遮って、風を呼び込む、、
緑の葉がこんもり茂る南庭の落葉樹。。
一枚の絵が映える壁。。
趣味の道具や本をしっかり仕舞える屋根裏の小部屋。。
夜になると、オレンジ色の灯がともる我が家に帰る幸せ。。
こんなことが叶えられて、、
家族それぞれが、、それぞれに、、
仕事場や学校や近所付合いや、、
色んなことに外の世界で関わって過ごし、、
帰ってから、ホッとくつろげる家。。
たまに家族でケンカしたりしても、、
自分の居場所が確実に在って、、
ここなら安心って思える場所。
こんな家だったら、満足できる家っていえるのかな??
いえますよね??!!!!(笑)
前述のことが家を住みよくする要素だとしたら、、
それを予算内でいかにして納めるかで、満足する度合いも変わってくる。
( 前述のコト以外に大切にしたいことは、人それぞれだと思いますが・・ )
何より、家づくりは、バランス感覚がとっても大切。
何をコンセプトに据えるかを決めて、
それだけは絶対外さない、、諦めない、、軸心をぶらさないことも大切。。
だと、つくづく思う今日この頃なのですが、、
そのバランス感覚をとること、、意志を貫くことって、
実は、一番大変なことですよね。。
家づくりは、ちょっとした小宇宙で、、
あらゆるものの取捨選択をほぼ同時に進めていく。。
( うーん 胃がキリキリしてくるかも。。)
( 我が自宅SOHOリノベで経験済で 、、笑 )
( 仕事と自分ではこうも違うのかと唖然とした経験有なのです 苦笑 )
それに家づくりでは、、、
その時によってフォーカスするポイントが変わりますよね。
間取りを考える時期だったら、、
もう間取りのことしか考えられない。。
広さや使い勝手を重視して理想の間取りを完成させる。。
だけど、全部叶えちゃうと、
心地よく暮らせるための要素を、、
採り入れる予算がなくなってしまうこともある。。
素材にこだわると、小さな家にして、ボリュームを抑えて、
予算をコントロールしていかなければいけなくなる。。
仕様だったら、、最新型の設備品を前にウーンと悩む。
費用対効果がキチンと得られるものだろうか??と。。。
外観デザインを優先しすぎて、、
窓の少ない風の通らない家になることもある。
構造美を追求しすぎて、、
間取りの自由度が狭められることもある。
予算が無限にあれば全部をこだわりぬいていくことは出来るけど、、
人生は、家づくりのためだけに在るわけじゃないし、、
お子さんの教育だったり、、余暇だったり、、趣味だったり、、色々。。
と、いった 人生設計まで、思考のなかに入ってくる。。
そうなると、、ホント大変。。
あっちを立てればこっちを立たず。。。トレードオフの関係。
だけど、妥協じゃなく、、納得して、、ひとつを選びとる。
その作業の ひとつひとつの工程?を、、
俯瞰的に捉えて、全体をまとめる。。
施主さんだけで、対、つくり手相手に、、
頑張れば出来ないことではないけれど、、大変なこと。
そんな時役立つのが、バランス感覚のあるつくり手の存在。
私は設計事務所なので、設計事務所としての立場しか語れませんが、、
基本、設計事務所は、施主さんの100%の味方。。代理者。。
そして、全体をコーディネートしてまとめていくのが、設計者の役割。
工務店さんと折衝したりすることも仕事のひとつ。
間取りさえ理想のモノが出来ていたら・・・後は工務店さんと、、、
こんな、遠方からのご相談を受けることも、最近は増えてきました。
とっても有難く嬉しいことなのですが、、
その度にやっぱり感じるのは、全体のバランスが大切だということ。。
家づくりには、色んな考え方があるし、どれもが正しい。
施主さんの要望を汲みあげて、基本的な設計をまとめたとしても、
工務店さん主体の家づくりだと、
工務店さんのコンセプトを十分理解した設計じゃないと
意味をなさないのかもと思うのです。。
家づくりでは、ある意味で、誰かが主導をとり、
その家のコンセプト、、絶対外しちゃいけないポイントを、、
周知させながら進めないと、ぶれてしまう。非常に重要な役割。
安易に間取りだけ…と請けられるものではないのかもしれない。
( つくり手さんが決まっていて、、、
どんな姿勢で、どんな仕様なのか 分かっていれば 話は別ですね )
それを どうしたら伝えられるのか…しばらく悩んでしまって、、
思い切って今日こんなコトを書いてみました。(まとまっていませんが・・)
設計者って、予算の中で良い家を建てるために知恵を絞るのが仕事です。
今回の記事は、、自らの仕事を得たいがための記事ではなく、、
いわゆる住宅業界での家づくり、、つくり手主導の家づくりに疑問を持ち、
ご相談くださるお客さまがとても多いので、、、
ひとりでも多くの方が、家づくりの過程で幸せになってもらえるよう、、
こんな家づくりの視点もあるんだとお伝えしたくて、、書いてみました。。。
もし、家づくりで悩んでいらっしゃったら、
感性が近い、、バランス感覚のありそうな、、
設計事務所さんに是非相談してみてはいかがでしょう?
建築家のセンセイ・・・じゃなく建築士。(笑)
設計事務所は、もっと身近な存在なので!!!
大変なコトも多いですが、折角の家づくり、
一生に何度もない、贅沢で楽しめることでもあります。。。
どうぞ前向きに、愉しんでくださいね。
西日本での大雨・・・被害がこれ以上広がりませんように。。(出美)
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