カテゴリー:素材のこと

2012年02月04日


丘の家_ガルバリウム屋根とストーブの煙突

okanoieentotsu201202.jpg
澄みきった空気感の青空。。
丘の家の現場は、空が高く広く感じます♪

丘の家、、上棟後、雨や雪に遭いながらも、、
着々と工事が進んでいます!!

屋根なりに室内空間を活かすため、、
屋根面は外貼り断熱を採用しています。。

屋根は、ガルバリウム鋼板立平葺き。
遮熱タイプのギングロ。。。
そして、、いいひ初のストーブの煙突も取り付きました!!

屋根が葺き終わり、、全体フォルムが見え始めました。。

間取りを優先するより、美しい外観を・・・と、
プラン当初のご要望に出されていました。。

そして、、初期プランからは、
デザインも間取りも大きく変わることなく、、
こちらの提案を受け容れてくださる施主さまでしたので、、
おメガネに適ったか、、ドキドキ。。

施主さまから、現場に行く前日に、
屋根と煙突が終わっていい感じでしたよ~♪
と、メールをいただいたので、、楽しみに現場に行きました!
okanoie entotsu feb2012.jpg

こちらは、北西側からのショットです!
カバードポーチの屋根も出来上がっています♪

大好きだった追分の家の雰囲気にも似ている。。
確かに、いい感じです~♪ ( まずは、、安堵。。 )

現場では、、まだ構造段階の大工仕事真っ最中。
金物のこと、細かなところでは、、破風板のサイズ・納まりを、
大工さんと打ち合わせ。

サッシも無事に納品されていたので、、ホッとしました。。
( なにやら入らないようなウワサがあったので… )

どうぞどうぞ素敵なお家に仕上がりますように。。
と、いつものように、念を込めて!?(笑) 現場をあとにしました。
( コワイ?…汗 でも、、やっぱりそう願わずにはいられない。。 )


唐突ですが、、
施主さん、それぞれに、、それぞれの、、家づくりがありますね。。
( 当たり前な、オカシナ言い方かもしれませんが・・・)
家づくりは、そのご家族が、、
これからの人生の生き方を指し示すようなこと。。

設計者として関わらせていただいている仕合せに感謝すると共に、
その責任に、、気が引き締まる思いなのです。。


さぁ、、〆切なプランを、、もうひとふんばり!
納得するまで、ガンバリマス!!!!

皆さま、どうぞ、、良い休日をお過ごしくださいね♪


読んでくださった皆さまにとって
素敵な ‘いいひ’ が訪れますよう…
感謝をこめて ♪


家での日々の暮らしが心地よく、、
住む人の幸せに繋がります。。
心を込めて ♪ (出美)


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2011年11月29日


ホワイトタイルの表情_青梅の家タイル探し

nuance-of-a-white-tile_stei_2.jpg すべすべした白いモザイクタイル。。
朝日が入る窓辺のキッチンで見せる表情が何ともいえず、、
日々キッチンに立つ楽しさを与えてくれます♪
( ↑ 写真は目黒の家 キッチンです♪ )

いいひのSOHOキッチンも同じなので、、
打合せにいらしてくださったお客さまが気に入られて採用になることもあります。
( 目黒の家 Sさまもそうでした☆ 
  住んでからも、気に入ってくださっていたので、嬉しかったなぁ )

そして、、今、工事中の青梅の家のキッチンも、、
このタイルカウンターを採用していただきました!

青梅の家は、1階のパウダーコーナーにある洗面も素敵になる予感。
100角のホワイトタイルを貼ったカウンターに、
KOHLER(コーラー社)の洗面ボウル、、
GROHE(グローエ)の2ハンドルの水栓を使います♪

その100角タイル、、
INAX新宿ショールームで一目惚れした、
表面に微妙な凸凹感があるINAXのF.O.Bタイルを採用予定でした。
が、、無情にも廃番。。。

モザイクタイルと同じ質感の100角で…とも思ったのですが、、
モザイクタイルだと、と~っても愛らしいのに、、
100角だと途端に、平凡な表情になってしまうのが残念で、、
あの微妙なラフ感をもったニュアンスのタイルを、
施主さま共に、諦めきれなかった。。

どこかに在庫は無いかと探してみましたが、見つからず、、悶々。。
輸入モノから国産まで色々と探し、、
似たような表情のタイルを見つけました!!!

↓ 名古屋モザイクタイル株式会社さん
webで目途をつけ、、イギリスへの旅行直前に、、
代々木のショールームで現物を確認してきました☆

nagoyamosaic.jpg  お目当てのタイルは、、
その名も、「コッツウォルド」
イギリスのタイル♪

でもこちらも残念ながら在庫切れ。。
人気があるらしいのですが、、再入荷の目途もないとのこと。。

ここで見つからなかったら、
せっかくイギリス行くのだから、、いっそのこと、、
ハムステッドで以前見つけたタイル屋さんで、、
個人輸入してこようかと思った位でした。。(笑)

でも、、これに似たニュアンスのモノを…と見せていただいたものが、、
オッ!これならば~!!と、思えたモノだったので、良かったです♪

それが、、↓ ↓ 写真手前のタイル。。

nuance-of-a-white-tile_1.jpg
見本の一枚を、我が家のキッチンカウンター上に載せて、パチリ。
写真だと分かりにくいかな、、
かすかに波打った表面の微妙なニュアンスが、素敵だと思うのです。。
( 写真奥は、モザイクタイルと同じシリーズの100角 )

先日の打ち合わせでYさまは、色をご心配されていたようなので、
気に入っていただいているモザイクタイルの上に載せてみました!

↑ こう、色を比べてみると違和感ありませんでした。
( ただ、波打ち具合が入ってきたロットでどんな表情を見せるか? )
( でも、きっと素敵になると思うのです。。うん!← 自ら納得させてます 笑 )
( このタイルも人気らしいので、、技拓さん、早めに押さえてくださいませ )

青梅の家のテーマカラーは、「白」。
インテリアでも、、造作材や扉には、
木目の表情を残しつつ、、ウッドワックスの白を施し、、
甘すぎず、、モダンでもない、、大人可愛い白い家を目指します。
北欧な家具が、とっても似合う空間になりそう☆

ytei20111126.jpg 青梅の家は、擁壁工事があったため、
上棟まで普通の家より時間がかかりましたが、
いよいよ上棟です。

見下ろす街と山並みの美しさ。。
打合せ後、この、、本当に素晴らしいロケーションに立ち、、
Yさまご夫婦の家への想いに心を合わせ、、
改めて完成に向けて頑張りたいと思いました!!


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2011年11月17日


スイス漆喰を外壁に使う_家づくりに必要なメンテナンス観

swiss-sikui.jpg
これから設計を始めさせていただくお宅で、
スイス漆喰を採り入れる予定です。

内装用は、これまでも幾度か検討に挙がったことがありますが、、
今回は外装用を採用したいと考えています。

 先月のジャパンホームショーのブース展示で、
実際に試し塗りをさせてもらったり、、その質感を体感。
先週には、営業の方が色々な資料を持って、説明に来てくださいました。

そもそも、漆喰とは?

≪ 漆喰のこと ≫
  
 ☑ 消石灰(が主成分、海藻やすさをつなぎに入れた塗り材料。
 ( つなぎに化学物質を使わなくてもいい )
 ( メーカーによっては、化学糊をつかうこともあるようです )
 ☑ 空気中の2酸化炭素と反応し、自然に固くなる性質を持っているため、
   経年変化で硬さが増し、経年劣化が非常に少ない。
 ☑ 多孔質で結露対策に優れている。
 ☑ 耐火性・耐水性に優れている。
 ☑ 強いアルカリ性を持つため、カビが生えにくい。

 上記のような特性が有。

 また、スイス漆喰(カルクウォール)の特性を付け加えると、、

 ☑ つなぎに海藻をつかっていないので、日本漆喰とは、「白」の色が違う
 → より真っ白な壁が可能
 ( スイス漆喰は ブナセルロースファイバーとでんぷんが使われている )
 ☑ 遮熱効果がある
 → 多孔質という特性から、外壁に取り込まれた水蒸気の気化熱で
  外壁の表面温度が下がるとのこと
  ( 真夏外壁表面温度:サイディングと比較して 15度も違うとか… )

swisshouse.jpg ( ↑ 去年の視察旅行、スイスクール街角での一枚。。)
( おそらく漆喰の壁だと思われます。。)
2010swiss.jpg
( ↑ズントー氏設計のルツイ邸 )

( 街では漆喰の外壁が多かったけれど、、郊外で新しい家は板張りが多い )
( よりサスティナブルな視点からの選択 )

さて、、話が脱線してしまいましたが、、
私が、この素材で、一番良いなぁと感じたのは、、
経年劣化が少ないこと。。。

スイス漆喰(カルクウォール)のパンレットで、
真っ白の外壁、、素焼きの瓦、、木製サッシをつかった、、
関西の、と、ある分譲住宅が紹介されていました。

そこは、、
白い外壁が、7年経った今でも変わらず美しく存在していて、
資産価値を高めているそうです。。

そう、家は建てて終わりではなく、建ててからが始まり。。
当たり前だけれど、手をかけてあげれば、長持ちする。。
長持ちするということは、、資産価値を高めることにもつながる。。
日本にも、そんな事例があるんですね☆

家は、必ず 「 メンテナンス 」をしていく 費用が 必要です。

外壁材を決める時、メリットデメリットをお施主さまと相談します。
塗り壁、、サイディング壁、、板壁、、
どんなメンテナンスが、、どの時期に、、必要になるか?
また、おおよその費用の目安も示させていただきます。

カルクウォールは、経年劣化が少ないと云う特性から、
将来、、メンテナンスの面において有利ですが、
最初にかかる費用が、他の外壁材に比べると、やはり高価です。
( 何に重きを置くか…価値観によって取捨選択が必要となります )

それに、家のカタチによっても、向き不向きがあります。

都内近郊だと土地の条件で、軒の出せない家も多く、
そんな場合には、雨仕舞いのことを重要視する必要があるので、
今回のような、、カルクウォールをお勧めする度胸はありません。。

カルクウォールをつかうなら、、、
それに合ったデザインを熟考して、ご提案していこう!
営業の方から、色んな本音も聞けて、、
当たり前ですが、そんな心持ちが出来ました☆


私が初めて個人住宅を手掛けさせていただいたお宅、、
Hさんの家も、14年目の今年、初めて外部のメンテナンス中。
外壁が乾式タイルだったため、主に屋根と防水の工事です。

当初、乾式タイルにかかった費用は大きかったですが、、
14年経った今でも、
外壁は当時の良さを残したまま、、時を重ねていてくれました。
( もちろん、乾式タイルならではのメンテも必要 )

家は、時間と共に確実に劣化します。。
家は、維持していくのにお金がかかります。。
デザインやロマンだけじゃ済まない。。正直、これが、実感。。

「劣化」 や それに対するメンテナンスと、
どう付き合っていけるかをイメージしておくこと。。

- 日々の自分の暮らしに、、
  その家がホントに合っているかをジャッジする!-

↑ このことが本当に大切だと実感します。

新築時は、夢見がちだったり、、
予算調整で苦しかったり、、
色んなことがあって大変ですが、
施主さまとシッカリ共有して家づくりを進めたいと思いました。


ちなみに、イギリス人は、家のメンテナンスが得意な方が多い。
それは、単にDIY好きとかではなく、、
実に理にかなった行為だから。。

家を資産価値として見てくれない日本と違って、、
彼の地では、「家」はまさに「資産」。
お金を生みだしてくれるもの。。。

そう、、「古いものほど価値がある」 というお国柄だけではない、
実質的な不動産的価値観があるのです!

次回、、イギリス視察旅で見学してきた、
家づくりやリフォーム&リノベーションの際の生きた参考書のような、、
もの凄い規模で、、ものスゴクためになる、、
「 リノベーションセンター 」と、イギリス人の住宅観をご紹介します!!

( と、ブログさぼり気味だった自分を鼓舞して、つづく …笑 )


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2011年03月30日


オンドさん月島の家_狭小地の伸びやかな空間利用_箱階段_チェッカーガラス


青空が広がる先の日曜日、、
「暮らしと家」共同主宰者のアトリエオンドさんが
手掛けた新築住宅 月島の家オープンハウスへ、
暮らしと家の打合せを兼ねてスピカさんと行ってきました!!

月島は、、もんじゃ焼きの街として、あまりにも有名。
東京の真ん中、ホント風情ある下町。

狭い路地の途中、、敷地面積8坪の狭小地に建つ家。
コンパクトな敷地だと、、必然的に空間利用力が問われます。

しかも、防火地域のため、、
3階建以上は耐火構造にしなくてはいけない法規制。
( 一般的な 木造三階建ては建てられないのです )
平面的な間取りだけではない、、
縦方向の空間を如何に効果的に使えるか…が勝負。


≪ 縦方向の空間利用に活きる設計手法 ≫
 ☑ 下階の面積1/2までの天井裏空間
 ☑ スキップフロア
 ☑ 1階に光を呼び込む効果的な吹抜けや天窓
 ☑ 建築面積1/8までの屋上塔屋


等々、、
考え尽くされた空間が無駄なくコンパクトにまとまり、、
なお且つ、伸びやかさを感じさせる空間利用。

そして、、オンドさんらしい、お洒落な空間♪
ご夫婦とお子さんと猫ちゃん2匹が住む家だそうです。
お宅拝見させていただき、参考になるポイントを。

ondsankaidan.jpg ← 屋上へ続く
箱階段。

子供的にも、、
猫ちゃん的にも、、
最高に楽しそう!














 ■ 箱階段とは、、
 階段が、「箱」、、、家具として作られているもの。
 ☑ コンパクトに上階へアクセスしたい、、
 ☑ 収納力を増やしたい、、
 そんな時につかわれる場合が多いです。


間取り空間の工夫、、
段差を活かした、、ちゃぶ台でくつろぐリビングとキッチンの繋がり。。
家族の成長と共に増えていくだろうモノたちの収納場所の確保。。
お洒落なだけではなく、、
そこに 「家族の暮らし」 に、きちんと向き合った工夫がされていたのが流石!

それに、、素材づかいも素敵!
キッチン前と洗面台前のタイルも、これまた、こちらのお家にぴったり。
スピカさんのブログ に掲載されていたので、、リンクをご参照くださいね♪

もうひとつ、素敵ね~~~ と、感じたのは、、こちら。
↓ チェッカーガラスをトイレ扉の上部に使用。

Checkers-glass.jpg 灯りを透かし、、壁に映るガラスの陰影がたまらなくいい感じ。好きです!!


■チェッカーガラスとは、、
アンティーク家具等によく使われている格子状の型ガラスのこと
一般的に、、ヨーロッパ製で、ガラスの厚みは4㎜。
こんな風にランマ部分につかうのも素敵ですね♪
(ちなみに、こちらは施主さんからの支給品だそうです)



オンドさんは、ご主人とふたりで、、
札幌と新宿を拠点に設計事務所を本格始動。
この時初めてご主人とお会いしたのですが、とっても優しそう。

設計事務所を夫婦でやっていて、、
ふたりでひとつの家に向き合うと、、
夫婦でも意見の違いに悩むことも時にはあり、、
腹が立ったり喧嘩することもありますが。。
( あ!コレは我が家のことです~苦笑 )

ひとりより、、ふたりのチカラは、
1+1=2 数式以上のチカラを生むといわれます♪

でも、、オンドさん夫婦は、そんな心配は全然ない感じ。
おふたり、息がぴったりの素敵なご夫婦。
これからも仲良く頑張ってくださいね~♪


≪ アトリエオンドさんの情報 ≫
■ オンドさんが更新されているブログです!
→ オンド日記
■ オンドさんがご友人と共同運営されているお洒落なインテリアのネットショップ
→ ROUND ROBIN


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2011年03月28日


桐の無垢床_素材のチカラ@目黒駒場の家

kiriishimoku.jpg 無垢の床板のあたたかさ、、
夏は汗でべたつかない心地よさ、、
経年変化でついた傷も味となる素材感。。

日々、無垢の床の持つチカラを有り難く享受して、家づくりに採り入れています。

ただし、、反面、、住むひとによっては、、
そのメリットを感じない方もいらっしゃいます。

傷は必ずつく、、乾燥収縮で縮む反る、、
そんな特性を理解しないと、、
無垢床の採用が、ストレスになる場面になってしまう可能性も有です。。

素材選びの時、、雰囲気や感覚的なことだけではなく、、
生活感が伴ったメリットデメリットを、、
きちんと腑に落とすようにしてもらうことが大切だと思っております!

ちなみに、いいひでよく使う床は、いわゆるハードタイプ。

床暖房対応で、、
無塗装仕上でお手入れが楽で、、
犬猫が爪を立て走り回ろうと、、
子供がおもちゃを投げようと、、
荒っぽく椅子を引こうと、、
珈琲をこぼそうと、、
ストレスなく使える床を採用することが多いです。
( すごく荒っぽい表現ですが 暮らしってそんなものですよね 笑 )
( あ、潔癖症の方は難しいかな… )

でも、、今回、目黒駒場の家で、
初めて 「 桐 」 の無垢床を採用します♪
いいひの家では、室内ドアに 「桐」 をつかうことが多いのですが、、
初めての床への採用になりますので、、採用にあたり、色々と調べました。

kiriishimoku1.jpg ↑ 工事中の目黒駒場の家で採用する桐の無垢フローリングのサンプル。

イシモクさんという新潟の会社のモノをつかいます!
全てオイルを染み込ませた塗装品。

いくつか桐床のサンプルをとったのですが、、
イシモクさんのが、一番、質が良いもので、、
永く住まう家に採用しても大丈夫そうだと、、感じました。

kiriishimoku02.jpg
桐を床につかうことが、実は、少々怖かったのですが、、
ココのを見てこれなら、、と納得。
お値段もかなりしますが、、他と比べてみると質が明らかに違う。。
価格差は納得の差だと感じます。。

桐の特性、、
温かくて、柔らかくて、水に強い、、腐りにくい、軽い。。

桐は火にも強いから、、大事な着物は桐ダンスに仕舞っておく。。
昔からの知恵ですよね。。

火に強い、、温かいということは、、
感覚的や迷信的なことではなく、、
きちんと科学的データが裏付けされていることです。

桐は、顕微鏡で、桐を見ると、気泡が独立していて、
そこに空気が含まれているので、、外からの熱の影響を受けにくい。
熱伝導率が低いというデータがあります。

 熱伝導率が小さい →  簡単にいうと、
                 素材自体で暖かさを感じられて
                 夏の日差しを受けても熱くなりにくい

例えるなら、 発泡スチロールが温かい感じ、、わかります? 

人が素材に触れたとき、、
温かいな~とか、素材自体が人の体温を奪わないため。
冬は温かく感じ、夏はヒンヤリ感じるのです。
  kiriishimoku3.jpg
温かさに加え、魅力なのは、柔らかさ。
転んだ時のクッション性の良さで、
老人の方の施設や、、幼稚園に採用される事例も多いと聞きます。

ただ、柔らかいので、傷が心配な面はありますが、、
あまりヒドイ凹み傷でない限り、、
水で濡らしてアイロンで3秒ほど熱を加えると、、
ほぼ元通りになるという特性も有。。
( アイロンの当て過ぎは注意が必要なことだとか… )

ある程度、お子さんが大きくなったご家庭。
スリッパを履かず、素足でペタペタ過ごす、、
床にコロコロと寝転んだりしてくつろぐ、、
ちゃぶ台で坐スタイルでくつろぐリビング、、

そんな感じで、床暖房を入れなくても、
ふっと温かさを感じたい場面の床材には最高なのかな。

ただ素材自体の持つチカラ…は色々で、、
生活する場面、、住む人のつかい方、、何に価値を置くかによって、
そのメリット感は、大きく異なると思うのです。

それに、、この地震を受けて、、色々思うことのひとつに、
ライフライン(電気・ガス)を断たれた時に、、
どれくらい自立して、人を助けてくれる家で居られるかということ。。

正直、、地震以降、
これから始まるお客さまとの家づくりに、迷うこと多々でした。

でも自分が気付くことを、出来る範囲で、採り入れながら、
この災害で気付いた目線での素材や仕様選びも、今後は視野に入れていき、、
よりよい取捨選択をお客さまにしていただき、いい家をつくっていきたい。。
そんなふうに前向きになれた今日この頃です。

新しい週のスタートです!
前を向いて、、家づくりに役立つこと、、
また、綴っていきたいと思っています♪


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2011年03月20日


杉並の家_珪藻土パターン打合せと完成時期


東京での家づくり。
色々、先行きの見えない状況から変化はありませんが、
いいひでは、いつもと変わらず家づくりのお仕事を進めています。
現場も、動ける今は、
とにかく工務店さんと協力しながら、粛々と動いています!!

木曜日には、、杉並の家へ。
室内の珪藻土試し塗りの打合せに行ってきました。

今回の素材もコレ!
↓ ↓ 日本ケイソウド建材のエコクイーン。

ktei20110317keisoudoblog.jpg さて、塗りパターンですが、、奥さまいわく、、
ホールサイズの苺のショートケーキの生クリームのコテむらのように。。
そのニュアンス分かります!!絶妙に巧い表現です(笑)

でも、、職人さんにそれだけ伝えるだけでは、
そのニュアンスがくみ取ってもらえない可能性も有。

なので、いいひの家づくりでは、、
塗りパターンを現場でお客さまに再確認していただくことが多いです。

こんなかな?あんなかな?と、、
アレコレ塗り試してみてパターンを決定。

珪藻土は、昼間の光では、塗りムラが大人しく見えますが、、
夜の灯りの下だと、強調されて見えることもあるので、、
この光の感じのとき、派手すぎる模様にすると、、NGかもしれません。

ktei20110317kabetameshinuri.jpg
コテの引き残しがあり、、あまりうるさすぎない、、
温かみのある生クリームのコテむらテイストの、、
杉並の家K邸バージョン!と、、工務店さんによって命名されました。
ここ、杉並の家は、吹抜けもあり、大変ですが、、
職人さんやる気ムンムンでした♪ 頼もしいね!!

珪藻土、、漆喰、、シラス壁、、etc。。
塗り壁の素材は様々な選択肢がありますが、、
実績の多い、このエコクイーンを採用する方が多いです。

珪藻土は、壁の表情を色々工夫できます。
塗りむらをつけない漆喰風にすることもできますし、、
フランスやイギリスの田舎家のように、、
ポッテリ厚く塗りこめることもできます。
ご自身のインテリアテイストに合わせて、愉しめる素材です。

それに、、
↑ ↑ らせん階段のある吹抜けを通じて入ってくるこの陽の光。。
旗竿状敷地で、東側・南側・西側境界すぐに家が在るなんて、、、
想像できない明るさを得た1階の午前11時過ぎ。。
太陽のチカラに感謝です♪

そして、Kさまは、コロニアルチェックのファブリックを採用予定♪

ktei20110317rinenblog.jpg 光に透かせながら、、ファブリックも検討されていました。
ナチュラルな雰囲気がとてもこの家に合います。

+ 無垢のフローリングと、珪藻土の壁の空気感。。
玄関ドアの塗装、、オリーブグリーンも実にいい感じなので、
完成が楽しみです!!

と、順調なのですが、、
実は、杉並の家、現時点でのお引き渡しの目途が立ちません。。

理由は、、、
住設品(キッチン・トイレ・洗面ボウル)の納期が確定されないため。
東電の申込みができないため。
段取り済みの引越し日を延期していただくことになってしまいました。
 
こればかりは、誰のせいでもなく、仕方ないこと。
被災地を思えば、、こうして日常を生きて居られるだけで有り難い。。

でも、もし私が施主さんの立場だったなら、、
引越しの目途がたたないことに、凹むでしょう。。きっと。。
賃貸の家賃とか、、色々、、いろいろ、、あるから。。

でも、工期のことを話すと、、
「 無理をしないで完成させてくださいね。ウチは大丈夫ですから… 」
と、笑顔。。

何だかホントその笑顔に救われた想いでした。。

進行中のお客さまには皆さんに、
家づくりの状況と見通しをお伝えしているのですが、、
皆さん、冷静に、協力的に受け容れてくださいます。。

あたりまえなのかもしれませんが、
そのやりとりをさせていただきながら、
それぞれのお客さまの事情が在りながらも、
皆さんの冷静さと優しい想いに、胸があつくなりました。。

被災地のこと。。
余震のことや放射能のこと。。
情報だけを追っかけていると、、
あたりまえに仕事をすることが良いのかしら?と、
感じる空気感も、ここ東京にもあります。

けれど、協力してくれるそんな施主の皆さんを前に、
つくり手側の私たちは、、、
普通に家づくりを進めていくことが、
在るべき姿、、自然なのだと思います。

昨日出先でiphone見ていたら、、
Twitterでの、ある落語家さんのツイート。
 
 いまは、みんながみんな、なんだか使命感みたいなのを
 しょいこんじゃったように錯覚してるけど、ぜんぜんそんなんじゃない。
 落語家だから落語やってる。ただそれだけ。

シンプルですね。
いいひもそう。
腹据えて、、自然体で居ようと思います。

 建築屋だから、いえをつくっている。それだけ。

こんなときだけど、普通に、、、
できることを真摯に頑張っていきます♪

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「 玄関ドアの色選び♪ 」

2011年02月04日


玄関ドアの色選び♪

BLUEDOOR20110114B.jpg 外から帰ってきて、、
我が家の玄関ドアが見えてくると、、
‘ ほっ ’としますよね♪

どんなに疲れていても、、
扉を開けた瞬間、、
張りつめていた神経が緩むような感じ。。

自分だけの空間があって、、
自分の好きなものがあって、、
安心できる匂いがして、、
そんなくつろげる家があることが、どんなに幸せなことか。。。

家づくりをされる方々には、、
そんな安心感ある、、愛着ある家をつくっていただきたいなぁと、、
常思うワタシです。。

いいひの家の玄関ドアは、、スチールか木製のどちらかが多いです。
家の雰囲気によって、、、防火の法規制によって、、、選ぶようにしています。
既製品の玄関ドアは、片引き扉以外は、あまり使うことがありません。

木製の場合は、 水に強い 「ひば」 を、
竪羽目貼(たてはめばり)にして使うことが多いです。

スチールの場合は、シンプルなフラッシュドアに、ペイントで色をつけますが、、
お客さまの好みの色を入れて、色を愉しんでいます♪

doorcolor20110204.jpg
新宿の家は、、深い赤、、
葛飾の家は、、少し渋めのオレンジ、、
目黒の家は、、ウェッジウッドのパッケージのような水色、、
( 当初イメージしていたかもめ食堂の空色とは違いますが、、可愛い水色になっています )

↑ 上の写真のような色見本帳から、何色か好きな色を選び出し、、
A4サイズくらいの色見本をつくり、、必ず現場の光で、色を確認して決めます。

色見本にはない微妙な色のニュアンス、、
例えば、、この本のこの帯の色が素敵、、といった色選びもOK。
葛飾の家のオレンジは、そうやって、これっ!とハマる 「色」 を探しました。

今、進んでいる杉並の家、千葉稲毛の家も、スチールドア。
悩ましくも楽しい、、「 色選び 」 が待っています♪

杉並の家の色候補は、既にあって、、明日、その打合せをする予定です。
いくつか目星はつけていますが、、
私的には、、お客さまが選んだ候補のなかにある、オリーブグリーン。。
これが合いそうだな~とイメージしているのですが、、どうなるでしょうか?
楽しみです!!

以前、新宿の家で赤いドアを入れて、、その写真をブログに掲載したのですが、、
コメント以外にもお問合せを数件いただきました。

「 どこに売っていますか?」
「 幾らぐらいですか?」
「 色を教えてください!」 等々。

既製品ではなく制作モノであること、、
実際につかった色番号をお伝えしたこともあります。

お伝えした方々からお返事は、、

「 以外とリーズナブルなのですね~。。。」
「 色を自由に選べるなんて知りませんでした!」
「 既製品以外の選択肢があるんですね 」

と、こんな感じでした。

何故、玄関ドアに既製品を使わないのですか?と、
打合せのとき、お客さまに聞かれることも多いです。
私の考えを少しだけ…

既製品の玄関ドアも素敵なものが沢山ありますが、、
ひとつだけのドア、、我が家だけのドア、、
愛着ある家、、そのお顔のドアに、、
住まい手の個性を ‘さりげな~く’ 現わすのって、
何だか素敵なことだと、個人的には思っているのです。。
( モチロン、既製品の素晴らしさもあるので、ケースバイケースです )

実は、我が家も玄関ドアの色を変えようと思っています。
この住まいも4年目。少し気分を変えたくなりました。
マンションなので、、内側だけの塗替えですが、、どんな色を入れようか思案中。

西側なので、、風水的には黄色なのかな~、、黄色だったら、
ゆでたまごの黄身色を優しくしたようなニュアンスが良さそう。。とか、、
玄関入ってすぐが事務所なので、、仕事運をUPさせるブルー系かしらとか、、
カラーサンプルを観ながらイメージングするのも最近の楽しみ。
色選びって楽しいですよね~!!!

でも、我が家のことはいつも後回し。。
狼少年的ダメダメさ加減に、我ながら呆れますが、、
風水的に良いとされる11月には塗りたいな~と、
呑気なスケジュールで構えているのできっと実現すると思います。。(笑)



  家での日々の暮らしが心地よく、、
  住む人の幸せに繋がりますように、、
  心を込めて ♪ (出美)


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2010年12月18日


軽やかに暮らすきっかけ♪

20101218-_2.jpg まだギュッと縮こまっている蕾。。。
でも、、確実に春の香を閉じ込め、、花ひらくときを待っている、、
ヒヤシンスの鉢植え。。
暖かい朝の光が射し込む窓辺にて、、
心地よさそうに佇んでいます♪

整体帰り、、中野駅前の花屋さんで出合いました。
クリスマスっぽい鮮やかなポインセチアの鉢の隣に、
ひっそり佇んでいるのを見つけ、嬉しくなって連れてかえってきました☆

軽やかに暮らすきっかけ、、今日はそんなことをお伝えしたいと思います。

昨日、昨年マンションリフォームをしたOさまが、お友達と遊びにいらっしゃいました。
一年ぶりにお会いしたのですが、、お顔が生き生き!!
開口一番、、
「 リフォームして良かったよ~♪ 私、家が大好きになったもの 」
「 あんなに片付け下手だったけど、、スッキリしたら、、
               家に居ても、全然 飽きないものね  」
と、ニッコリ。

Oさまがリフォームに踏み切られたのは、、
とにかくスッキリ暮らしたいと思われたから。。
リフォーム前の住まいには、ご自身だけの荷物だけではなく、、
亡くなられたご両親の荷物もギッチリ詰まっていました。

リフォームをきっかけに、ご自身の身の回りを整理して軽やかになる・・・
住まいが変わると、、心持ちまで変わり、、日々が愉しくなる・・・

住まいを変えると、、(新築でもリフォームでも、、)そんな効果が現れますが、、
Oさまにも、その効用がバッチリ効いたようで、、とてもとても嬉しく思いました!

oteikansei.jpg ↑ Oさまのリフォーム後のお住まいです。
女性一人暮らしのマンションを、自然素材でリフォーム。
桜の無垢フローリングと珪藻土をつかった優しい住まいです。

ご一緒されたお友達も、、今年定年退職をされて、、
今の住まいをスッキリさせたいと思っていらっしゃるそうですが、
色々なところにご相談されているうちに、迷ってしまわれたそうです。
Oさまの住まいを見て、、色々とお話を聞くうちに、、
自然素材でのリフォームに興味を持ち、、、
Oさまの家を設計した私のところも、参考になれば、、と、いらしてくださいました。

リフォームをするときの苦労や楽しさ・・・新しい暮らしを語るOさまのお話。
私も、なるほど~と、、聞き入ってしまうくらい、、熱く語ってくださいました~。
ご友人にとっては、おそらく一番参考になっただろうと思います。

猫ちゃんが2匹居ること。。
同じ江東区民なこと。。
モノが多くて悩んでいること。。(私も経験あり)
そして、、なんとなく波長が合ったこと。。

そんなこんなで、Oさまのお友達にも、すっかり親近感を覚え、、
私も仕事を忘れて、、何がその方にとってベストなのかを語ってしまいました。
ホント、ウチに頼む頼まないは、全く抜きにして、
ご友人のリフォームの成功を心から願いたいと思います♪

ブログで、迷いも多いと書いたリフォームですが、、
Oさまのお蔭で、、
在るものを活かし新しく住まえる・・・とても素敵なことだと改めて実感。
そして、都会のコンクリートの箱住まいこそ、、、
自然素材のチカラが大きく働くことをOさまの暮らしを通しても実感。。。

まるで、私が迷っていたのを励まし応援してくださるかのようなOさまの訪問☆
心から感謝です。。

迷いにも向き合い、、問答しながら、、

自分の出来ることを精一杯すること・・・
  = 設計を通してお客さまの住まいを豊かにすること・・・
    = 住まいでの暮らしの愉しんで幸せに繋げていただくこと・・・

私自身は小さな力ですが、、
住まいを通して、シアワセ・ヨロコビの連鎖を繋げていく。
学ぶべきこと・やるべきことが判ったので、、後は頑張るだけ。
( 風邪が長引き、何だか弱気だった自分が恥ずかしくなります 苦笑 )

モチベーションが復活!Oさま、ありがとうございました☆

あと、、
モノを整理すると、人生の流れが変わるといいますが、、
それは本当かもしれません。
生き生き暮らしていらっしゃる いいひのお客さまが実証してくださっています。

新築での住み替えや リフォームやリノベーションが、
軽やかに暮らすきっかけのひとつにはなりますが、、
工事をしなくても、、、住まいをスッキリさせ、、軽やかに暮らすことは可能です!!

いいひにご相談にいらしたお客さまで、、色々とお話させていただき、、
ご自身の暮らしを見つめなおされ、、長年の荷物を整理したら、、
スッキリ軽やかに変わられて、リフォームに至らなかったこともありましたので。。
私にとっては残念という気持ちより、このエピソードは、とても嬉しいことでした☆

私も、要らないモノを整理して、新しいモノが入ってくる居場所をつくって
新しい年を迎えたいと思います♪
大掃除に向けてのモチベーションも俄然UPしてきました(笑)


  家での日々の暮らしが心地よく、、
  住む人の幸せに繋がりますように、、
  心を込めて ♪ (出美)


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2010年10月12日


木に関する都市伝説_土曜日の学び

inaryousen.jpg 山里に広がる紅葉、、朝もやの稜線。。
木のことを学んできた土曜日。。
何だか2年前の伊那での森林塾を思い出して、、
その時の朝の一枚を・・・♪

今年も、近山スクール東京が始まりました。
先週の土曜日、第一回目がスタート。

タイトルは、、現代木造住宅の問題と 「目利き」 の方法  、、
講師は、芝浦工大の蟹沢教授と、、
協同組合フォレスト西川理事長の大河原さん。。

一昨年の、蟹沢先生の近山スクールの講座の後、、、
有志が集まって、開いてくださった勉強会で広げられたテーマが、
今年の講座に繋がっていて、、とっても興味深い内容でした☆

蟹沢先生の講座のなかでの話で、面白いなあと思ったのが、、
木に関わる都市伝説 の話。

都市伝説とは、、Wikipediaによると、、
- 近代あるいは現代に広がったとみられる口承の一種である -

口承、、とは
- 歌いついだり、語りついだりして、口から口へと伝えること、あるいは伝えられたもの -
とされています。

国交省林野庁の委員会が中心となって、
この、木に関する都市伝説を集めているとか。。

少し抜粋しますね~


 木に関する都市伝説 ≪抜粋≫

 ・ ( 材木になっても )木は生きている
 ・ 家は、建てる地域の木を使うと長持ちする
 ・ ( 国産材は外材より長持ちする )
 ・ 天然乾燥材は人工乾燥材より優れている
 ・ 節だらけの木の方が自然でよい・強い
 ・ 割り箸は木材資源の無駄遣いの典型である 
 ・ 芯持材は、芯去材より強い。芯去材は構造材には使えない
 ・ 集成材・合板の接着剤は剥がれる
 ・ 集成材・合板は水に弱い
 ・ 集成材には調湿作用が無い
 ・ 広葉樹は虫害に弱い
 ・ 法隆寺には釘が一本も使われていない
 ・ 昔の家は丈夫で長持ちである
 ・ 大工の設計した家は耐震性が高い
 ・ プレカットの継手は弱い
 ・ 技能は数値化が不可能である
 ・ 技能を教えることは不可能なので、見て覚え、盗むしかない
 ・ 一人前の職人になるには10年かかる
 ・ 工務店を仲介すると搾取される
 ・ 直営は安くできる
 ・ 宮大工は家大工より優れている

 ※ 上記は都市伝説なので、、違う考え方だったりデータもあるということ
 ※ 例えば、、工務店を仲介すると搾取される…なんてことないです。。
   当然の経費を支払って、現場管理をしていただくわけですから、、
   搾取とは違いますよね(^^;) ( 2010/10/13追記 )




まだまだあるのですが、、一部だけ抜粋してみました。
都市伝説と言われていることなので、、
上記に書かれていることは、口承でしかないこと。。

と、いうことは、上記をクイズ形式で、
YES or NO の二択として答えなさいとなると、、答は、NO。。
え??そうなのぉ?!と思われる項目、、有ったのでは?実は私も。。(笑)

ただし、すべてが一文章だけで、
白黒ハッキリつくことばかりではないのですが、、
思い込みだけで、違う考え方や見方もあるってことに気付いていなかったこと、、
有るんですよね~。

木を使う側が、きちんと紹介していないために、、
様々な木にまつわる誤解などもあるそうで…
ひとつひとつの都市伝説を、データや実験結果などで裏付けして
木のホントを伝えようとする取り組みらしいです。

そういえば、、蟹沢先生の研究って、、、
曖昧模糊とした都市伝説に裏付けを与えるよう、、と感じました。

今、こんな研究をしているんですよー。。
と、さわりだけお話を近山スクール東京で毎年聞くのですが、、
一年後とか、、二年後とかの、後日の講座で、、、
データも集まり、裏付けもとれた結果を基に、
研究結果の意味を教えていただくと、、、
なるほど、コレを先生は伝えたかったのか…という感じで分かります。

もうひとつ興味深く感じたのが、、
プレカット工場にくる実物件のデータで、
構造的な検証を行っているという研究。。

四号建物でも、コレはホント大丈夫なの??というような
アクロバットな家が実際に建っていたりする事例を見せていただいたりすると、、
家の設計をするうえで、、
少なくとも押さえておかなければいけない知識って絶対に在るなぁ。。
ってコトを再認識させられます。。

家づくりをするときって、色んなことが初めてで、、
とにかく自分が乗った家づくりの流れのなかで、
疑問に感じることが無ければそのまま到着してしまうモノ。。
アクロバットな家をオモシロイ!素敵!と思って建てても、、
法的にクリアしている建物であれば、、
家が傾いてきたりしたときに、、結局一番泣いてしまうのは施主さん。。
に、なってしまう怖さがある。。

うーん。。。。ザワザワとしますね。。

久しぶりに勉強会のような場に顔を出したのですが、、
日々学ばなければいけないことだらけだなぁと、、、
頭がザクザク耕された一日でした☆

次回の近山スクールも、、
瑕疵の怖さを知り…長持ちする家ってどんなこと??
平たく言うとそんなテーマなので、、、
そこでもまた色々学べそうな気がします。

実務のなかで、学んで得たことを活かせるよう、、
改めて心掛けたいと思います。


  家での日々の暮らしが心地よく、、
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≪ 近山スクール東京 次回は… ≫
次回の近山スクールは、、11月13日(土)。

- トラブルから学ぶ「長持ち」する家の基本 -

 講師: 篠塚重夫氏( 住宅保証機構 保証審査部長・相談室長)
 講師: 近江戸征介氏( 建築事務所 徒 代表 )

詳しくは 近山スクール東京HP へ。
こちらから どうぞ。

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2010年07月21日


梅雨~夏の住み心地_目黒の家_寝室の仕上

  21JUNE-2010-3_1.jpg  
↑ 窓辺の花瓶。。ガラスを通した朝の光の様にも夏を感じます☆

先日、目黒の家のS様からメールをいただきました。
6月に引っ越されて1ヶ月が経ち、、
その住み心地をお知らせくださいました。

目黒の家は旗竿状の土地に建てた三階建ての家。
明るさを得るために、、コの字型のレイアウトの家です。
中庭部分、、1階はウッドデッキ状のバスコート。
2階はFRPグレーチングのリビングテラスになっています。

ブログへの掲載にご了解をいただきましたので、、
ぜひシェアしたいと思います♪

以下、S様のメールより抜粋です。

引っ越して1ヵ月が過ぎ、だいぶ落ち着いてきました。
梅雨時も蒸し蒸しすることなく、珪藻土効果を実感しています。

天気の良い日は、テラスが大活躍しています。
先週末はテラスでホットプレートを出して焼きそばを食べたり
子供のお友達を呼んだ時は、
テラスで思う存分ボール遊びをしたり、
思っていた以上に楽しんでいます♪

また、寝室は暑い日でも涼しいので助かっています。
(前の家では、2F南側の部屋が寝室だったのでムワッとしていました。)

それから、ダッチオーブンも使ってみましたよ!
+doコンロのホームページにレシピが載っていて、
「キッシュ」と「ラタテュイユ」をつくりましたが
どちらもカンタン!美味しくできました。
いろいろ試してみたくなります。
ぜひぜひ、お勧めです!

それではまた、気付いたことなどお知らせします。



メールを読ませていただいて、まずホッとしたのは、、
1階北側寝室の居住性の良さ。

↓ ↓ 1階寝室の写真です。

shousebedroom2010_3.jpg 全体に明るいS邸ですが、北側のこの部屋のお籠り感も、私は好きでした。
天井高も2.2mと他より低めですが、、、閉塞感はない。。
また、隣家の庭の借景を期待してひらいた窓からの緑の気配がいい感じ。。

何より、、寝苦しくなく過ごせる寝室っていいですよねーー。
コストカットのため、寝室の仕上をクロスに…という話もありましたが、、
珪藻土仕上にして正解だったのでしょう♪
居住性が不利なお部屋こそ、、
素材や仕上選定をしっかりしなければいけないなぁと改めて感じました。

あと、、何よりも良かったなぁと感じたのは、、
S様らしく、日常を愉しんでくださっていること。
先日いただいたメールには、、、
ご主人の趣味の巨大な水槽も設置されたとか☆

家は建てて終わりじゃなく、、
そこから始まる暮らしをいかに愉しめるか。。
手許を離れた後は、もう、こうして見守るしかできませんが、、
こうして、お客さまからいただく折々のメールが何より嬉しい私です(笑)

しかし、、とろけそうなこの暑さ。。
早くもバテ気味な私です。。トホホ。。でも、、ガンバリマス!!!(出美)


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2010年04月23日


無垢の床を選ぶ理由_ひと冬越して・・・

stei2ffloor_1.jpg
目黒のS邸、
順調に工事が
進んでいます!

← 2階床板、、
スペーサーをかませ
一枚づつ貼って
いるところ。

ガス温水床暖房
+ チーク無垢








実は、ここからだいぶ工事も進んでいて、鉄骨階段も入って着々と進行中。

普段の春だと、この時期、床暖房のコトなんてピンとこないほど暖かいハズですが
今年は、まだまだ話題にしてもいい位寒い日が訪れます。。
今日の東京も寒い~!!!春らしいうららかな陽気が恋しいですね。

 無垢の床板は、、早めに現場に入れ梱包を解き、仮置き。
 現場に馴染ませたのち、施工します。

 床暖房に無垢の床板の取合せ、、

自分のところで、床暖房対応じゃない無垢床板を使って実験しているので、
必ずお客様にはその事実、、欠点、、
住んだみてのありのままの姿を見ていただいています。
かなり隙間はあいていて、その良し悪しの感じ方は様々です。

チーク無垢フローリング ユニタイプ。
ミニチュアダックスのパルちゃん同居のSさん宅、
色んな選択肢がありましたが、、この無垢フロアを選定。
今回採用した床板は、練馬の家K邸でも実績があるモノ。
Kさまのお宅がどうだったか?
ひと冬を越して、見せていただいたところ、
隙間は少しありましたが、想定していたものより少なく、ホッとしています。

欠点を目の当たりにしても、これが好きって思える素材がいい・・・
基本そうですが、欠点が味とは言えないですね。。
暮らしながらの傷や凹み、、それも含め、、
出来るなら、美しく経年変化しながら、いい味に朽ちていってほしい。

何回かこのブログでも書いていて重複して恐縮ですが、、
チークは材自体に、油分があるため、無塗装でも良く、、
お手入れも水を硬く絞った雑巾で拭くだけでOKですし
ペットの爪あとも、少々の傷も気にならない風合いがGoodです。

ウチの仔たちも、ガシガシ爪を立て走り回っていますけど
爪あとが目立つことはありません。
程よく爪がたって滑らないし、走りやすいみたい。。

noluyuka.jpg ↑ 我が家の現在の床。
コロコロころり~ん♪
catnapという玩具に夢中な、のるです。

yukakameido.jpg
↑ 以前住んでいたマンションでの一枚。
手前右は、あま。奥でころりんしているのは、のる。

写真で、見えるでしょうか??
キャプション通り、、この床についたこの仔たちの爪あとで
資産価値下がりました(笑)。

無垢はお手入れが大変だと一般的に云われていますが
住み比べてそんなことはないと感じます。
ズボラなくせに、お手入れしていないとストレス感じるような私ですが
以前の住まいより、今の方が家事ストレス減ってます。(暮らしてみての実感)

ピカピカのウレタン塗装してある風合いや
傷つかないコーティングをしてある床もいいですが、
経年変化を愉しめる無垢の床と足触りの良さが、個人的にはやっぱり好き。

どうして肌触りが暖かく感じるのか・・・
科学的データ等を知ると、なるほど~と納得できオモシロイ。
長くなるのでまたいつかそのことはご紹介しますね。

人それぞれ好き嫌いがあるので、何がいいとは言い切れませんが、、
デメリット、メリットを十分検証して、ご提案していけたらな~と思います。

愛される家をつくることが、ホントの意味での住宅の長寿命化で、、
出来た時が一番美しい素材づかいばかりが選択肢ではないこと。。
今回の事例が、色んな選択肢から選びとるなかでの、
ひとつの判断材料になれば嬉しいと思います。
( モチロンコレが全てではないです )

無垢を使えないところに無理してつかうことは、おススメしないし、
その状況によって選択肢は様々なので、
よりbetterなものを選ぶといいと思います☆

目黒の家S邸、GWに壁塗り!!
エコクイーンを施主支給で、Sさまが施主施工にチャレンジします♪

施主施工や施主支給で、工務店さんの工事の段取りを妨げること無いよう
コーディネートするのが私たち設計事務所の役割。
どちらがどうとかではなく、良い家をお互いキモチよくつくりたいです♪ (出美)

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2009年10月29日


床の温もり_床暖房対応チーク無垢フロア

kteiyuka.jpg 肌寒くなってきた今日この頃。。。
床暖房の温かさが嬉しい季節の到来ですね。

写真は先日完成した練馬の家K邸の床。
東京ガスの温水床暖房を入れています。。
床板はチーク無垢材。一枚板ではなくユニタイプという途中で継いであるタイプ。

実はコレ、、床暖房対応の、、無塗装の!無垢フローリングなのです。
普通、、通常、、床暖房対応の無垢フローリングだと、、、
ウレタンピカピカに塗装してあるモノか、
工場でオイル仕上してあるモノが多いのですが、、コレは無塗装。
木の質感を愉しむチークならではの使いかたが出来ます♪
チークって、木自体にオイル成分があり、しっとりした肌触りが特徴。
なので、、無塗装品が嬉しいのです。。

いいひで使う床材の殆どが無垢。
いつも悩むのが、床暖房との兼ね合い。
床暖房用の無垢フロアで、あまりいいモノを見つけられなかった。。

我が家(SOHO)では、基本、床暖房対応じゃないチーク無垢ソリッド無塗装品を
実験だと称してガス温水床暖房を入れて使っています。

、、、が、、、実同士の隙間がかなり空いてきちゃっています(苦笑)。
埃も入るし、、にゃんこが吐くと後始末が大変ですが、、でも良いんです。
猫の爪痕の傷が目立たない、、ヘンに過剰なワックスは不要、、
優先順位を考えると、デメリットよりメリットが勝っていたから。

そして、K様も我が家で、実物を見て( 勿論隙間も。。欠点含め。。 )
チークの表情を気に入ってくださり、、採用することに。。
でも、お客さまのお宅で使うのは、勇気が要ることでした。

なので、、何かいいモノはないかと探していた折見つけたのは、このフロア。

teekfloor1.jpg














≪ 素材情報 ≫
アースフローリング 
118:チーク無垢フローリング90巾ユニ・無塗装品(床暖房対応用)


K邸の試運転でかけた床暖房の温もりはやっぱり嬉しかった。
薪ストーブやペチカにも憧れますが、都会では難しい。。贅沢品になります。。
PS暖房や蓄熱暖房機も良いですがスペースが必要。
都会で割と手軽に、ふく射式の暖房を採用したいとなると、、
頼りになるのが温水床暖房の存在です。
陽当たり条件の厳しい土地では、余裕があれば、採用したいですねーー。

ただこの床暖房用チークも、、
多分、多少の隙や割れは生じてくるだろうことをお伝えしてありますが、、
この冬お使いいただき、どうなったかまたご報告したいと思います♪(出美)

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2009年10月06日


珪藻土「エコ・クィーン」で仕上げ♪練馬の家♪

kteisakan_1.jpg
練馬の家が
仕上の段階に
入っています!

←左官屋さんが
心を込めて
壁を仕上げ中♪











いいひの家では、、、
なるべく経年変化を愉しめる素材を内装に使うようにしています。
ビニルクロスの壁をつかうことは、お客さまの強いご要望がない限り殆どありません。

「ひび割れ」「色ムラ」等など、、、
自然素材の欠点をカバーするように生まれたのが新建材。
でも、、こうしてあらためて現場を見ていると、
クレームを恐れ、パタパタっと仕上り時点で欠点ナシの素材でお化粧してしまうより
クセのある難しい素材を、職人さんが腕をつかい心をくだき、
一生懸命仕上げてくださることが、、どんなに素晴らしいことか実感できます。

永く住まう家に、、つくり手のその真心が残るような家は、例えどんな素材であれ、、
家が持つ「気」を良くし、住む人の深~い「心」の部分を癒すチカラになってくれます。
( いいひの家づくり、実は、、その一点を満たすこと、と云っても過言じゃないです )

壁は、面積を多く占めるところなので、、、
こだわって素材を選ぶと、かなり金額も張りますが
家づくりには、何を選んでも、、千万百万単位の費用がかかります。
ならば、、そのなかで何とかやりくりをして、、何かをあきらめても、
かけた分を体感いただけるような仕様選びをしたいモノ。。

ekokuin.jpg
色んな素材が
ありますが、、

今回、K邸では
日本ケイソウド建材
エコ・クィーンを
つかいました。

調湿性、、
消臭性、、
抗酸化効果有!








都会の室内の悪い要因、、
活性酸素、、ホルムアルデヒド、、等々を
除去して良い方へ換えるチカラがあるそうです。
抗酸化、、健康体を維持するため、、すっごく大切なことですよね~。。。

我が家をリノベーションするとき、、腕の確かな信頼できる左官屋さんに、
「 自分の家だったら何をつかいます? 」
と、尋ねて教えてくださったのがコレ、「エコ・クィーン」でした。
(私はいつもそんな聞き方。。笑。。だって本職が勧めるモノがやっぱり一番だから!)

色々と調べると、珪藻土もピンキリの世界。
エコ・クィーンは100%珪藻土ではないそうですが、、その効果は抜群とのこと。
その左官屋さんは、工務店さんの下で仕事をするだけはなく、、
お客さまのクチコミで、直に請けてお仕事をされていて、、
5年、10年後、、といった永いスパンで、直にお付き合いする
お客さまの家にオカシナモノは使えない。。そんなスタンスの方。。

樹脂入り珪藻土で工務店さんが指定してくると、、
その左官屋さんは、、「金額そんなに変わんないよ。。変えた方がいい」と、
ぶつぶつ云っている姿を何度かお見かけしたこともありました。
不本意でも請けなくてはいけないこともきっと多いなかで、、
だからこそ、自分で請ける仕事では、、、
自分がホントに良いモノを勧めるというそのキモチ、、
すっごくよく分かるのです!!

K邸をやってくださっている左官屋さんはご夫婦。
夏の暑い中、、外の左官も丁寧に仕上げてくださり、、そして内部、、
吹抜や、小屋裏を大きく利用した書庫もあり、、大変な現場だと思いますが、、
ニコニコしながら丁寧に仕事を進めてくださっていてホント安心しました。

今月、24日お引越しに向け、雨の影響も心配ですが
技拓工房さま、、ラスト、、頑張ってください!お願いいたします!!
Kさまご一家に喜んでいただける 「 いい家 」になると仕合せです。(出美)

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「 日本ケイソウド建材 エコ・クィーン 」
「 左官の未来 」  左官屋のヒトリゴト さまのブログ
↑ 偶然見つけた茨城の左官屋さんの社長さんブログ。
漆喰が廃れて、ビニルクロス壁や繊維壁になってしまったアレコレが
書かれていて、とても興味深く読ませていただきましたので、
ご紹介いたします。。他の記事も、素晴らしく、つい読み耽ってしまいました。

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「 新建材と自然素材 」

2009年09月29日


都会の「箱」住まいにこそ自然素材のチカラを♪_芝浦工業大学公開講座のご案内

  ki.jpg

今日は
お知らせです!















芝浦工業大学 港区民大学講座で
「自然素材のマンションリフォーム」という講座が開催されます。
10/3、11/28、12/5の全3回。どれも土曜日。受講料2500円。

実は、11/28(土)の回に、私も講師としてお話させていただくことになりました♪

自然素材をつかったリフォーム、リノベーション。。
いいひ住まいの設計舎でも、手掛けさせていただいていますが、、、
都会で、特にマンションで、無垢の木や自然素材を使った住まいを叶えること。
実は、とても 「自然なこと」 だと思うのです。( 逆説的ですが、、、)

マンションならでは、、都会ならではの、住環境の悪さ。
これは 「利便性」を選んだ分、 我慢しないといけないこと。

風が通りにくい、、結露しやすい、、
中古物件を廻っていると、確かにそんな物件が実に多い。。。
「、、ふぅ、、妥協でもしないと都会に住まいを得ることなんて無理なのよ、、」
と、ちょっと自虐的に諦めてしまうほど、、あんまりよろしくないのが実情。

でも、それは、風が通りにくい間取り、、結露させるような配慮の無さが原因。
住環境的に不利な条件に、更に人為的に加えてしまった条件で
住みにくい環境になってしまっています。

それが、自然素材のチカラ、、設計による工夫によって
風が通る、結露に悩まされない、、心地よい住まいに生まれ変わることが叶う。
まだまだ知らない方も多いと思います。

まだまだリフォームの主流は、「とにかく便利に、、お手入れしやすく、、」。
新建材や色んな設備をつかったリフォームも
住み方によっては「有」なので否定はしませんが、、
リフォーム済み物件で売り出される大半を占める
そんな住まいを望んでいる人って実は、、、少ないと思うのです。。

やみくもに自然素材がいいというわけではなく、、
自然素材の選択は、住み手の理解も不可欠なので、
不特定多数を対象にするリフォーム済物件では難しい実情もあるのでしょうね。。

でもでも、、、住む人、、住む立場からすれば、、
もっと当たり前に、経年変化を愉しんでいけるような素材をつかった
つくり過ぎていないシンプルな箱を提供してくれよーー!って声が
すっごく多いと思うのです。(賃貸にしても、コレしかり)

ここ最近の流れで、良質な中古物件を購入して、
自分好みにリフォーム&リノベーションするスタイルが広がり始めました。
リニューアルしたR社の住宅情報誌でも、そんな特集が目白押し。。
民放の夕方のニュースでも特集されるようになりましたね。

なので、今さらそのことを声高にアナウンスするわけでもなく、、、
認知度が高まった今だからこそ!
施主自身、メリットとデメリットを知った上で、
自然素材の特性を理解している業者さんとリフォームをしないと
結果後悔に繋がることになってしまう危惧もあります。

私自身も、住まい手としてリノベーション経験者のひとり。
プロとしてはモチロンですが住まい手目線でも、
そんなこんななことを、講座ではお話できたらいいなぁと思っております。

当日、ご一緒に、講座に立ってくださるのは、
フォレスト西川の理事長 大河原章吉 氏。
木材産地の「飯能」にある国産材の木を扱う協同組合さん。
無垢の木の知識やそれをリフォームに活かすコツ、
産直素材の買い方などについてお話してくださるそうです!

学びの秋、興味のある方は、聞きにいらしてくださいね♪

≪ 芝浦工業大学 港区民大学講座 自然素材のマンションリフォーム ≫

10/3(土) リフォーム市場の現状とリフォームの可能性
       こだわりのマンションリフォーム
講師: 蟹澤宏剛教授 (芝浦工業大学)
     宮坂公啓氏  (宮坂建築事務所代表)

11/28(土) 無垢の木のマンションリフォーム
講師: 大河原章吉氏 ( フォレスト西川理事長 )
     と、わたし ( いいひ住まいの設計舎 )

12/5(土) 自然素材リフォームというものづくり
講師: 戎居 連太氏 ( 連合設計社市谷建築事務所代表取締役)
     玉置哲也氏 ( ㈱ウィズ ハウスプランニング )

≪ 以下、講座案内から抜粋 ≫

リフォームは意外に難しいものです。
不確定要素が多く、つくる側もユーザー側もリスクがあり、
また見解が食い違うことも多くなりがちです。
ゆえに、トラブルが多いというネガティブな側面があります。

マンションリフォームというと単なる模様替えや
メーカー品のアッセンブルという先入観を持たれがちですが、
実は、大きな可能性を秘めています。
ただし、設計や施工には高度な専門知識が求められます。

※ いいひ注訳 
  【アッセンブル】: 再び組み立て直す という意味

本講座は、プランニングやデザインが斬新であるばかりでなく、
自然素材をふんだんに使うこと、
省エネ性能の向上に寄与するなどの付加価値のあるリフォームを、
第一線で活躍している実務者の実例から学ぼうというものです。

芝浦工業大学 生涯学習センター
( 人気とのことで、、もしかしたら、もう定員かもしれませんが
           ご興味のある方はお問合せしてみてくださいね)



住んでからの永い日々を心地よく過ごしてもらいたいから
できるだけ、自然素材の良さとそのチカラを知っていただきたいなぁと思います。
でも、こちらから無理強いせず、特性を理解して選んでいただくことが大前提。
素材のメリットデメリットをご説明することも設計者としての役割のひとつ。

今日もそんなキモチで住まいづくりに励みたいと思いま~す♪(笑) (出美)

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≪ 過去ブログも宜しかったらどうぞ~♪ ≫
「 リノベーションマンションを選ぶ理由とチェックポイント 」
「 リノベーション事例として取材を受けました 」
「 中古マンションに新しく住まう形 ケーススタディvol.4 」

2009年08月02日


ペット目線で床材選び

ama-yuka.jpg 8月に突入!
早いです~。

天候は
不安定な感じ
ですが
これからが
夏本番!
暑いのは
やっぱり
堪えます~。。
私は夏が苦手。

猫も夏が苦手。
冷房も苦手。
なので天然に
涼しい場所を
探すのが得意。


風が通る窓辺、、ヒンヤリした床、、
居心地のいい場所を求めて、、
一日の間に何度も居場所を変えて
ひねもす のんびり寛いでいます♪

猫を飼っている家には、、床に傷はつきもの。
爪を立てて家中を運動会する彼らにとってふさわしい床材って?
この住まいをリノベーションするときに
優先順位を高くして考えたことのひとつ。

① 固くて傷つきにくいこと (もしくは傷が目立たないこと)
② すべりにくいこと (爪が立つこと)
③ 表面に塗装をしたくなかったこと (ワックスなど極力使いたくない)

これが選定の条件。

ペット用の傷つきにくい合板フローリングもありますが
ココの前に住んでいたマンションがソレ。コレがダメだったのです(泣)。

5年間住んで、かなりの爪痕が残り、、売却時にネックに。。。。
他はパーフェクトに気に入ってくださった買い主さんでしたが、
床だけは何とかしてほしいと云われました。
でも床暖房付だったため、容易に貼り替えられず、、
その代りとして、かなり素敵な突板のウッドブラインドを残す等の+α条件と
貼り替えられない分を値引きして納得していただきました。

傷つきにくいのと傷がつかないのは全く別モノなんですねー。
表面に爪痕が残り、、ツルツルピカピカの仕上なので
ワックス仕上をすると、目立つ目立つ。。

なので、、猫目線だけではなく人間的都合もだいぶ入っていますが(笑)
今回のウチの床材は、、

チークの無垢床。無塗装。
(実験的にガス温水床暖房を入れてみました)

使いたかった国産のヒノキや杉は柔らかすぎて、、
猫にとっては、、もぉたまらなく最高なのでしょうが(苦笑)
あまりにも爪痕がひどい。。。
(一度、解っていたけど入れられたお客さまがいらして
         やはり後悔されたことがあったのです、、、)

代わってチークは、、 硬く強靭。 耐久性・耐水性がある。

それに天然の油成分があるので、
オイルや仕上塗料で手入れしなくてもいいんです~!
普段のお手入れも、固く絞った雑巾で拭き掃除をするだけ。
素足の足ざわりもよくって、、、
スリッパを履かない我が家の暮らし方にはピッタリです。

朝な夕なに、、舐めなめして身づくろいをするキレイ好きな猫にとっても
その手足が直接触れる床に、薬剤系のワックスなど
かかっていない床の方がいいに決まっていますよね!

見栄えを心配されるかもしれませんが
ワックスをかけていなくても、、全然大丈夫♪
( 半年に一度位はAUROのワックスをかけていますが )

住んで一年半位。
モチロン傷もついていますが、全く気にならない。
同じ傷でも、、、ピカピカのモノについた傷とでは、、また全然違います。
味、、?というのでしょうか(笑)。。古びたなりがいい感じです。

気になるのは、床暖房を入れた故の、、実の隙間。
無垢床で無塗装で床暖房対応ってなかなか無いんですよー。
だから実験したのですが、やはり、キビシイ。
( このことについては、、いいモノを見つけたのでまた報告しますね!)

amanoluyuka_1.jpg
あと
おススメは
タイルの床。

床暖房を
入れること
前提ですが
(冬対策)

この通り、、
夏はヒンヤリ
涼しいので
猫たちには
大好評です♪




リビング等の風通しのいい窓辺の一角に
インナーテラスの雰囲気で、、一部分タイル床をつくっても素敵です♪
以前つくったお宅ではワンちゃんの定位置になっていましたよ~。
犬さんにも好評でしたねー♪(笑)

床材・壁材、、ペット対応商品群もかなりありますが、、
それらの機能商品でも万全ではないということ。
安易な選択では、せっかく選んだモノが活かされないこともあります。

粗相の問題、、匂いの問題、、音の問題、、など諸々、、
好いことばかりじゃないペット同居の家。

でも猫目線、、犬目線の心地よさ。。。モチロン人間の心地よさ!
家づくりの際には是非ぜひ!これを考えてあげたいですね。

工夫次第でお互いにストレス少なく心地よく暮らせる家をつくれます♪
彼らはモノ云えないから、、彼ら目線で叶えたいコトを
設計者が代弁することも、、実はあるんです。。なんて。。?!(笑)。 (出美)

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≪この記事に関連する過去ブログも宜しかったらどうぞ~♪≫
「犬・猫の気持ちで住まいの工夫」 
間取りのヒント 「猫トイレの工夫」

2008年10月15日


M邸 メイプル無垢フローリングを選んだ理由

yukahari2.JPG

 

 

 

 

子育て世代仕様の家M邸。
順調に工事が進んでいます!
↑ 壁下地を終わらせ、今、床材を貼っています。

床材は、、、メイプル(楓)のユニタイプフローリング・無塗装品。
モチロン無垢の床板です!

メイプルは、とても堅い木で、狂いが少ない樹種。
家具や楽器材としても使われ、衝撃や摩耗にも強いので、
バスケの試合をするような体育館にも使われているほど。

Mさまと色んな床材を検討しましたが、、、
お子さんがいる子育て世代の家庭では、床に傷がつきもの。

複合フローリングのように、
表面に薄い化粧板を張ってコーティングをかけてあるような床では、
永い年月を住まう家には、向かないという考えと、、
奥さまが節のある床材が苦手という諸事情で、、
比較的リーズナブルなパイン材や杉材では、ダメ、、
ということになり、、、紆余曲折後、、このメイプルに決まりました。

無垢フロアは、巾90㎜~150㎜×長さ900㎜~1820㎜×厚さ15㎜の材寸。
長さ方向で、継いでいない一枚モノと、
長さ方向で、継ぎ目のあるユニタイプというモノがあります。

今回は、予算がリーズナブルなユニタイプのモノ。
でも、、ユニタイプは、ランダムに色んな木肌が入っているので
床に表情が出て、結果正解だったと感じています。

木肌は淡い白。ナチュラル感あふれる仕上がとても清楚。
経年変化で、黄金色っぽい飴色に・・・。
完成前に、Mさまは、ご自身でオイルを塗られます。

無垢の床板や造作材、左官仕上の壁などを家に採り入れること。

工務店さんが決まる前、見積を出していただいた
ある住宅会社さんの工務の方に、、、
「メンテナンスが大変なのに、何でそんなもの使うんですか?」
と云われたそうです。。

出来上がったときが、一番キレイな新建材。
朽ちてゆくはかなさは、「永く住まう家」には向かないように思うのです。
それに我が家も無垢床や珪藻土をつかっているので、
日々の実感として感じるのですが、、、
ピカピカ最新建材をつかった新築分譲マンションの頃より
絶対に日々のお手入れは楽になんですよ~!
なのに。。。なぜそんなことを云われたのかホントに不思議。

「壊れたら、傷ついたら、、新しいモノに変えればいいじゃないか」 
、、的な考えをする時代ではなくなってきているはず。。なのにね。
でも価値観は人それぞれですので、、、
モチロン新建材も有!なのです。
(材料の質や使い方やメンテをお施主さんも理解してしていれば・・・)

予算がタイトな子育て世代でも、、
ホンモノの素材をつかう意味をご理解いただいたMさまとの家づくり。
原工務店さまも頑張ってくださってホントに感謝の気持ちでいっぱい。

M邸、子育て世代仕様の家。。もう少しで完成です!!(出美)

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2007年06月23日


新建材と自然素材

k_tei.jpg  




 











K邸リフォームがもう少しで完成です!
その過程でも色々なことを学ばせていただきました!!

ひとつは、自然素材を使うことの難しさ。。。です。

自然素材は、その材の性質や状態によって、出来上がりの表情を大きく変えます。
そのことは分かっていて細心の注意を払っても
仕上がり具合が状況によって変化します。
同じ木、同じ仕上塗材でも、例えば選択した色によって
想定外の仕上がりの不具合が出てくることが今回分かりました。

なるほど、つくり手側(施工者)が
極力自然素材を使いたがらないというのも頷けてしまいます。
私も前職の住宅会社では新建材の家を多くつくってきました。
でも「何かが違う」とずっと思っていました。

新建材は、日本の家づくりを大きく変えたと思います。

狂わない
反らない
メンテナンスフリー
工期短縮
均一の品質

多くは、家づくりの背景にあるクレームを解消すべく出来たもの。
「早くて安い家づくり」には欠かせない便利な建材でした。

でも、万能なはずの新建材の家も、結局クレームは出るのです。。。
なぜなら新建材の床・建具・造作材は、出来たときが一番美しく
その後はどんなに気をつけていても、後は朽ちていくしかないからです。

例えば、前職で現場管理もしていたので、クレームがあるとお客様に呼ばれます。

新築後たった5年で、建具のシートがはがれる。。。
床に傷がつき、下地の合板までえぐれて、水を含み膨れてきてしまっている。。。

たった5年普通に暮らしているだけで、こんなにも朽ちてしまうものを
使うのはおかしいのではないか??
お困りになるお客様を前にそう疑問に思っていました。


KICX4841.JPG

 












↑ 無垢フローリングと複合フローリング (断面の違い)


仕上に使う新建材は傷がついたら最後。
補修することで元の姿に戻すしかありません。
補修のプロを呼んで、一箇所に数万円のお金をかけて
新築当時の状態に戻すべく補修するのです。。。
(確かに彼らは上手!でも高すぎる、、、)

だから傷つきにくいフローリングや30年保証のコーティングなるものも
世の中に次々と沢山出ていますね。
クレームとのいたちごっこのように。。。

結局お客様も、建てる当時は、新建材という選択肢しかなかったから選んだだけ。
もし違う選択肢があったなら、そちらを選んだのかもしれない。
という後悔のお気持ちをクレーム処理に伺った際に伝えられたことがありました。。。

でも私は今でも、新建材を使います。
やはり便利なものですし、欠点だけではない長所も多々あります。
予算とのバランスや、新建材を使ったほうがいいところには採用しています。
今回のK邸でも水周りは、水に強い新建材の床を使いました。

どちらが良いとは云えないので
偏らず適材適所に使うようにしているのです。。。

でも、ひとが触れる仕上材まで新建材を極力使わないようにしています。

家は、永く住まうもの。

毎日の暮らしの中では、床に傷もつきますし、壁だって汚れます。
そのときに、新建材はワビシイ古び方をします。
同じように自然素材でもモチロン古びますし、傷はつきます。
けれど、その傷や汚れが、時を経たものだけが持つ味のある美しさになります。

上手に新建材と自然素材を使い分けしていけたらいいなと思います。

工期や予算の問題やメンテナンスで使いづらい面が多々ある自然素材。

K様には、そのところをご理解いただいて
今回は、ナラの無垢板。塗り壁を採用しました。
どんなにこちらが自然素材の良さを勧めても
施主様のご理解いただけないと使うことが出来ません。
なので折角自然素材を採用していただいた
K様ご夫婦に「良かった~」と仰っていただけるよう
完成まで頑張りたいと思います!!

理想を貫くことは難しいことが多々ありますが
諦めないで、自分の建築士としての良心を信じていこうと改めて思った1週間でした。
それには、日々勉強ですね♪♪

今度8月から始まる新たなリフォームの現場でも、苦しみ進行中。
予算との折り合い、、、にです。

そのお宅は築13年のお宅。
お子さん4人、総勢6人のにぎやかなご家族です。
新建材をばっちり使ったそのお宅で、一番居心地の悪いお部屋を
下のお子さんふたりのお部屋にすることが目的です。

さあどうなりますか。。。

またお伝えしていきますので覘いていただけるとシアワセです♪(出美)

プロフィール

一級建築士
坪木出美
(ツボキイズミ)

8年間、住宅会社の設計士として多くのお客様の家づくりに関わる。 その後「いいひ住まいの設計舎」として独立。 東京・神奈川・埼玉・千葉など首都圏を中心に設計・リフォームなど奔走中!

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