カテゴリー:お宅訪問

2008年10月10日


裏庭に続くキッチンのある家 in London

mon.JPG


旅が好きです。

海外での宿泊先は
ホテルより、、
その街に住まう
人の暮らしに触れる
B&Bがたのしい!
言葉も怪しいのに
図々しいですね(笑)。

お宅訪問、、今回は
旅先で出会う編です。






↑ ロンドンの南西部にあるB&B。
つる状の樹をアーチに這わせた玄関が素敵です。
B&Bとは、、Bed&Breakfastの略。
一般家庭の一室(ベッド)と朝食(ブレックファースト)を提供する民宿ですね。
でも日本の民宿とは大違い!プチホテルのような素敵な家が多いのです。。

イギリスというと、、庭。
そしてロンドンというと裏庭。。(そんなイメージありませんか?)
立ち並ぶ長屋の街並みの奥に佇む庭。。。
旅人には決して見ることのできない庭。。。
見てみたい~!暮らす庭と家。
以前、行った時にそんな好奇心が芽生え、、次回は絶対に
インテリア好き・ガーデニング好きのオーナーの
B&Bに泊まろうと決めていたのです。

それが実現したのがこの旅。

イギリスらしいカントリーテイストが少しだけ入ったホームリーなインテリア。
でも甘すぎず、、可愛らしすぎず、、、大人可愛い家。
アンティーク収集を趣味にしている女性オーナーの家でした。

このお宅はキッチンが裏庭に続いていて、、、動線的にも使いやすそう。
1日目は、時差ボケ気味の頭で、、朝食をサーブしてくれるオーナーの動線観察。
2日目からは、、、インテリアチェックも忘れませんでした。

訪れたのが冬だったので、草花は咲いていませんでしたが
季節の良い頃は、、、クレマチスがたくさん咲きそうな、、しっとりした庭。
そして窓辺のコンテナには、ハーブが植えられ、、キッチンガーデンとしても活用。。
暮らしを想像すると、、ワクワク!素敵でした~~!!

(↓ キッチン廻りの間取りです。クリックするとPDFがひらきます)
jilly`shome_1.jpg

kitchenzenkei_1.JPG door.JPG
   ↑ 裏庭に続くキッチン全景               ↑ ダイニング入口ドア
  ↓ ハンドペイントした壁               ↓ 室内窓辺にカフェ風オーニング
wall.JPG diningmadobe_2.JPG




kitchen sink_1.JPG  ←キッチンシンク側。
Uの字型レイアウト。

ダイニングとの
間仕切り側に
洗濯機と食器洗機が
設置されています。
gasrenji.JPG
←ガスレンジ側。

White&Green
がベースカラー。

吊戸棚の高さも
使いやすそう。。




yuka.JPG ←キッチンとダイニングの境目の床。
あくまで、、ホワイトが基調。
ぶ厚そうな、木の床板にも
白いペイントが施されています。

あたまからの釘打ちで
日本的には、あり得ないほど
ラフな仕上がりでしたが
それが、、またいいんですよね~。





ちなみに、このお宅は土足ではありませんでした。
玄関で靴を脱ぎ、室内履きに履き替えます。

dinigtable.JPG
照明も、
手許を明るくするための
スポットライト以外は
小さなダウンライトがあるだけ。
ダイニングテーブルの上には、
ホンモノのキャンドルの燭台。

日本でよく見るシャンデリア
のような形ですよね。。。





白々と明るくない空間、、、オレンジの明かりひとつにな~んだか和むんです。
影ができる暗さにホッとできて、、、
夜の時間がゆっくり過ぎていったような気がしました。

行ってから知ったのですが、
このお宅、Country Homes & Interiors という雑誌に
リフォームの実例紹介として掲載されたそうです。
オーナーから片言の英語と筆談で、、、教えていただきました。
ペイント使い、、ファブリック使い、、カラーコーディネーションが上手。
記事にもそんなふうに、紹介されていました!

日々、手を加えて「家」を魅力的にしているそうで、、
今度は、階段まわりを改装するの・・・とのことでした。

インテリアのことを話しはじめると、こちらが英語分からなくても
どんどん色んな情報を教えてくれようとするオーナーさん。
家とインテリアへの深~い愛が感じられました~!(笑)

写真を撮らせてもらうのも、、最初気が引けたのですがお願いすると大歓迎。。
泊まれなかった別の部屋も見せてくださいました。感激!感謝。。
慌てて撮ったのでキレイに撮れず、、少し残念でしたが、、、
ホントに大人可愛い家だったのです。
ありがとうございました~!!

お宅探訪、、、旅先で出会う建物&インテリア 編。
そんなに行けないので、少ないのですがまた時折UPいたしま~す。(出美)

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  最後まで読んでいただき
  ありがとうございました!

2008年08月04日


梨の木の家 見学会記-2

natuniwa-1.jpg 先先週末、伊那へ行ってきました!
またまた信州へ、、、(笑)。嬉しいご縁が続きます。
森の建築家 アトリエARK 竹内恵子さん設計の「梨の木の家」見学会へ。

実は、去年の12月にも実はお邪魔している私。。。(詳しくはコチラ

伊那谷がとても素晴らしいところで、、、
そこで家づくりをしながら畑を耕し暮らしを紡ぐ
自然と共生した竹内さんの暮らしがこれまたとっても素敵で、、、
是非また行きたいと思っていたところに、、案内をいただいたので
今回は弟と牛尾と三人でお邪魔してきました。

nashinokigenkan.JPG ←玄関内観。
(写真は12月当時)

木の香が伝わって
きそうな優しい空間
ですよね~。

木の玄関ドア、、
把手のデザインも
腰板の高さも
いいですよね~。






nasinokimado.JPG 窓辺のインテリア
もとっても素敵。。

松ぼっくりを
アクセントにした
紐タッセルが
良いですよね~!

夏バージョンも
インド綿のショールと
突っ張り棒を使った
シンプルなモノでしたが
とっても素敵でした。
(写真がなくて残念)

こんなふうに、恵子さんの家づくりは身近にある自然を存分に活かしています。
インテリアコーディネーションも然りです。

nashinoki senmen.JPG  ←洗面室
某メーカーさんの
セットもの洗面化粧台の
陶器ボウル部分だけ
つかったオリジナル品。

恵子さんのご自宅で
試されているので
使い易さは実証済み。

お客様にも大人気
なのだそうです!


主婦の目線で使いやすいモノを追求しながらも
どこかオシャレな雰囲気に仕上げるテクニックはお見事!

nashinoki ri-su.JPG

 

↑ この壁は建て主さんが家族で全部!塗られたそうです。

タナクリームという漆喰に、ご自身の田んぼのワラを練りこんだモノ。。
塗り感が残るラフな仕上がりが、とても優しい風合いでした。

恵子さん設計の家では、、建て主さんが何らかの形で(漆喰塗や塗装など)
必ずと言っていいほど家づくりに参加されるようです。
自分達が住む家を、家族で手を掛けることによって
「家を買う」のではなく「家をつくる」ことに変わる。。。
永い間住まう家は、建ててそれで終わりではありませんものね。

建て主の奥さまともお話できたのですが、、、
建てる前は正直、木の家は不安だったそうです。
育った家が合板で出来た家だったのでメンテナンスが出来るのか?とか色々。。
でも下のお子さんをおんぶしながら、漆喰壁、、外壁の塗装をやり遂げて
お住まいになった今は、、このような自然素材の木の家にしたことを
心から良かったと思っていらっしゃるよう!

梨の木の家のご主人は、脱サラして、農場を営まれています。

見学会のとき出していただいた、胡瓜といんげんが忘れられない美味しさでした~!
アンナプルナ農場 (農薬や化学肥料を一切使わない特別栽培の野菜づくり)
アンナプルナとはネパール語で「豊穣の女神」という意味だそうです。

私が訪れたのは寒さの厳しい冬と暑い夏。
夏は風が心地よく通り抜け、、冬には暖かいペチカが家中をほっこり暖め、、
外がどんなに厳しくても、、家に帰ってくると、、、
家族を優しく包み込む巣のようなお宅でした~!

ウチの弟は牛尾に 「こんな家に住みたいね~!」 と話していたそうです。
きっと彼は素直にそう感じたから、そんなふうに云ったのだろうと思います。

伊那 森の建築家竹内さんの周りには素敵な人が沢山いらっしゃいます。
そして竹内さんの家もまた素敵なお宅なのです。。。
見学会の合間をぬって、素敵な森にも案内していただいたことなど。。。

また、いいひブログでも紹介させていただきま~す! (出美)
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2008年07月24日


お宅訪問「ルーフバルコニーを愉しむ家 11年目のH邸」

hteikoraju.jpg    
家づくりを終えた後、、
悩んで決めた間取りが暮らしに活きているのか?
設計者としては、とっても気になります。
(これから建てられる方もきっとそうでしょうね。。)

特に、、、非日常的な空間を提案したものの
利用されなかったらどうしよう、、とか(笑)。
なので完成してからの暮らしを垣間見させていただくことが
とても勉強になるのです。

そこで、、、過去に設計したお宅の間取りや使い勝手の感想等を
アップさせていただこうと思いました!!

「お宅訪問 第1回 ルーフバルコニーを愉しむ家 築11年目 H邸」

24歳の頃初めて個人住宅を設計させていただいたHさん宅です。
築11年のお宅は、木造3階建 3SLDK+ビルトイン車庫付。
リビングの隣にはルーフバルコニー(9帖)があります。
部屋にしたらという意見も出たのですが、
当時の私は(今もですが)宮脇檀先生の本に影響を受け
「外部空間での食事の愉しみ」、、、
「家に居ながらして外部と繋がれる空間」、、、
そんな、、、「家+α…」を、どうしても取入れていただきたかった。

結果それは大正解!!

夜風が心地良い季節には、よくそこで夕食をとるそうです。
(今の時期の夕涼みなんて最高ですよね!)
キャンドルを置いて、音楽をかけて、、、
家に居ながらにしてレストランでの食事のよう。。。
(私もご一緒させていただいたけどとっても素敵♪)
それに、お子さんが小さい頃は、ピクニックランチを楽しんだりして
そこは今でも家族のお気に入りの空間なのだそうです。
 
↓↓↓ 間取り。。クリックしていただくとPDFがひらきます。
madori1-3.jpg
間取りを改めてみると、、クルクル回れる動線。(2階は特にそうです)
回遊性のある間取りがこの頃から好きだったのですね~(笑)。
敷地が変形でしたので、、凸凹も多いです。

間取り的にお客様がこだわられたのは、2階LDKでしたので
キッチンにサービスバルコニーとらせん階段をつけましたこと。
勝手口的要素が確保でき、ゴミ出しや配送時に重宝しているそうです。

◎キッチンDATA:トーヨーキッチン幅2550㎜、奥行750㎜、人工大理石トップ
            背面調理カウンターW1200㎜にモビルコンテナ(作業台)付
            家電収納庫、ユーティリティ収納庫(掃除用具もしまえた)
            食器洗い乾燥機付

料理上手のHさんの希望で、キッチンの奥行が通常より150㎜広い
トーヨーキッチンを入れました。
扉色はパステルイエロー、キッチンパネルは木目で、ガス廻りはステンレス。
今はどこも似たようなキッチンがあるけれど当時はダントツに新しかったんですよ。

キッチンの不満は、食品庫を増やしたいこと。。。
バーンと収納部屋として設けるのも「有」だったのでしょう。           

新築当時、、予算の都合で入れられなかったモノも
暮らしながら、その必要性を見極めて徐々に入れてくださいました。

 ◎ バルコニーのオーニングテント、庇 
 (西向きは猛烈に暑いそうです)
 (↑ コレは新築当時から入れるべきだったと私は反省、、)
 ◎ ガスオーブン
 (7年目位?コンロがダメになったときに交換と一緒に。確か。。。)

Hさんに伺った、、、こうすればよかったと思うこと。
◎ 食品庫をもう少し大きく作っておけばよかったこと、、
◎ 主婦机か、奥様専用の趣味の小部屋が欲しかった、、
◎ 庭の樹の種類を吟味すべきだった (成長しすぎて手入れが大変)
◎ 子供室を仕切っておけば・・・ (でも小さい頃は良かったそうです)
などなど。

あとH邸で、思い出深いのが、、、外壁のこと!

当時消費税が3%→5%に上がる前の駆け込み需要で
決めていた外壁材が全然入らなかったのです。。
気に入ったものはことごとく納期がかかり、、、断念。
、、、結局、高価でしたが、INAXの乾式タイルを頑張って導入。
(高いから在庫があったのでしょうね~)

10年過ぎた今の家を見ると外壁のメンテナンスが全然要らず、、
ちょうどお子さんの学費もかかる時期でしょうから、、
Hさんにとっては nicechoice!良かったのかもしれません。

家づくりは建てて終わりではないことを実感させられます。
Hさん、ありがとうございました~!!

間取り大好き、、家での暮らしが大好き、、
これからも自己研鑽を積んで、いい住まいをつくっていきたいですね。(出美)
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