カテゴリー:家づくり 学びの記録

2011年11月27日


イギリス人の住まい観と不動産事情_リノベーションセンター①


今日は、英国の不動産事情とイギリス人の住まい観についてのお話を。。

― イギリス人は、家の話が大好き ―

今回参加した視察ツアーのバスの中で、
ロンドン在住のガイドさんが、話してくれた興味深い話題に、
思わず、耳がダンボになったワタシ(笑)。
( わーい!参加して良かった~♪ と、メモメモ …笑 )

家にかける情熱は世界一と、、本では読んでいたが、、
やっぱりそうなのか。。で、、なぜ???
なぜなら、、イギリスでは 「家」=「資産」だから。。

当たり前じゃない!、、と、笑わないでくださいね。
そこには話の続きがあって、、、
「家」 が自分の資産を増やしてくれる
「 資産運用 」 としての役割もあるから。。
なのだそうです。

houseproudukhouse2010summer.jpg
( ↑ 写真は、2010年夏、、コッツウォルズでの一枚。)
( 庭の佇まいもと~っても素敵なはちみつ色の家に売り家の看板が…! )
( こんな家を見るたびに、、イギリスのお家事情が知りたくて、ウズウズしていた私 )

▼ イギリスの中古市場とイギリス人的理想の住まい遍歴 ▼

ただ、そう簡単に新築できるようなお国柄ではないので、
当然、中古市場が活発。
その市場、、日本が16万戸に対し、、イギリスは80万戸。

家の評価価値も、、
日本:25年に対して、、

米:50年(日本の2倍)
英:75年(日本の3倍)

と、違うそうです。

またイギリスは、古くから、国民に貸家より持ち家に住むことを推奨していて、、
借りるより、、所有していた方がお得になるようなシステムになっているとか。。

若者も、働きはじめるとすぐに親元を離れ、、自活。
そして、、自分が手の届く範囲の ‘フラット’(マンション)購入。
結婚、、子供誕生、、という人生の転機に、 「家」 を住み替えていく。。

子供が巣立つと、夫婦ふたりでは広くなった家をまた売却して、、
最終的には、、カントリーサイドに小さなコテージを持ち、
売却益で得た資金をもとに、のんびりと暮らすというのが、、
イギリス人的な理想の住まい遍歴。。

▼ イギリスの住宅ローン と イギリス的住まい観  ▼ 

( ↓ 写真、ヒッドコットマナーガーデン近くの、可愛らしいコテージ )
( こんな、美しいカントリーサイドの古くて小さな家ほど人気が高い! )
ukhouse2010summer2.jpg
― 住いというものは、そう急速に変化するものではない。
― 同じ屋根の下で何世代もが生活し続けるのである。
― もしイギリスを象徴するものが何かと問われれば、
― 人はただちにこう答えるに違いない
― それは古いイギリスの民家だ。

( 上記、 イギリスの田園生活誌 デイヴィッド・スーデン著 
                  山森芳郎・山森喜久子訳 より抜粋 )

上記の文章に現れているように、
家は世代を超えて住み継がれて当たり前なもの。
その感覚は、現代においても、同じらしいので、、
日本人の家に対しての感覚とは、大きく違うことを実感します。

そして、日本のように、人生をかけてのローンを組み、
一世一代の大仕事として、家づくりをするようなお国柄ではないよう。。

住宅ローンも、
イギリスは、「 土地+家 =不動産としての価値 」 に対しての融資。
対して日本は、「 人としての信用=返済能力 」 を評価して融資。

言い替えると、、返済能力を人に背負わせないというのでしょうか。。
今は、不動産の価値に対して3倍の融資をつけてくれるそうです。

だから、借りやすく、家に対しての評価も崩れないので、
長期の展望が立てやすい、、という特徴があるそうです。

▼ 古い家ほど価値が高い訳_ヴィクトリアン様式が人気 ▼

あと、、
イギリスでは、、家を持つなら古い家!
古い家に投資するのが利口!
そう、云われているそうです。

なぜなら、、
古いものは、無くなっていく運命で、決して数は増えないこと。
そして古いものには、時を重ねたモノにしかない味わい、、美しさがあり、
そこに、イギリス人は価値を見出すから。。。

なので、新しい家が古い家より価値が上ということは決してなく、
イギリスでは新築の家より、
お金がかかっても住みにくくても、、
古い家の方が、断然、、依然、、人気が高いそうなのです。。

なかでも特に人気なのが、ヴィクトリアン様式の家。

ただ古ければ良いと云う訳ではなく、、
素晴らしい変身を遂げるには、、
元々の土台が良いものであることが、
云うまでもなく、物件を選ぶ大切な選ぶ基準というのは、日本と一緒。

( ちなみに、住宅ローンの融資を受ける際に、
 ‘サーベイヤー’という家の調査をする職業の人に、
 徹底的にその素生を調べてもらうことが必須条件。。
 このあたりのことは、また別な機会に詳しく書きますね )

ヴィクトリア時代は、英国が地球の1/4を征服した時代。

富…豊かさが凝縮された時代だったので、
建物もシッカリつくられ、、素材も上質、、
間取り空間もよく、、天井が高いのが特徴。

いわゆる素生が良いというのでしょうか…
古くてもリノベーションしやすく人気が高いらしいです。

▼ イギリス的 住宅バブル_ 誰もがディベロッパー?! ▼ 

近年、イギリスにおこったバブル期には、、
それこそ人生すごろくゲームのように、、
一見、廃屋のようなヴィクトリアン時代の住まいを購入し、
そこをDIYリノベーションして価値ある家に変貌させ、、
驚くような高値がつき売却。。

その後も、、‘ 住み替え ’で 着実にステップアップし、、、
なんと!!最終的には、南仏にワイナリー付の邸宅を持った。。
と、いう一般人が居たとか。。
しかも、そんなに珍しい話ではない!というから驚き☆

そう、イギリスでも、バブル期には不動産価値はどんどん上昇。
そのバブルの10年間、、誰もがディベロッパーで、、
とにかく、家を転売すれば倍になって売れていったそうです。。

バブルがはじけた今でも、、
ロンドン五輪が終わるまでは、家の値段は確実に下がらないとされ、
まだ、不動産投資は活発。。。
と、ガイドさんは、近年のイギリスの不動産事情を語ってくれました。

▼ 家を愛するイギリス人_家は資産!趣味と実益のDIY ▼ 

ただ、バブルに乗じた投資 としてではなくても、、
家にこだわって手を加える人はホントに多い!!

家を愛すること、、家での暮らしを愉しむことに関しては、、
イギリス人は、ホ~ントに素晴らしく上手。。

まず、家や庭を愛する心があり、、暮らしを愉しむ基盤がある。。
インテリアを飾り、、庭を手入れし、、メンテナンスを施し、、
誰もが憧れるような家に、価値を高めていく。。
そして、自分に必要な次のステージが来たら、、
価値の上がったその家を手放し、ステップアップしていく。。

と、いうスタイルは、定着しているお国柄のようです。

私が憧れてやまない姿は、こちらですねー♪
イギリスに来るたび、、、いいなぁ~と片想い。。
そのエッセンスを日本の家にも!!と、、、
密かに発奮して帰国するのが常。。(笑)

脱線しましたが、
イギリスでは、人生のステージに合わせて、
住み替えていくのが、当たり前という感じなので、、
当然、次の売却のコトを常に考え、
お金を生み出してくれる‘資産’である‘家’を、
大切に大切に、維持するそうです。。

イギリス人は、家は住み継ぐものとして捉えているようですし、、
普段の家の住まい方が、イコール、家の価値にも直結するので、、
当然、家の手入れ、、メンテナンスには積極的。
( 実利と趣味を兼ねての家好きな人が多いのも納得! )

なので、日本よりも、ずっとDIYが盛んで、
DIYの指南書も、、ビックリするくらい、本格的。
( ↓ 写真、イギリスのDIY参考書☆ 床貼、壁紙貼はモチロン、電気配線まで! )
ukdiybook1.jpg ukdiybook.jpg
▼住まい丸ごと学べる! リノベーションセンター という施設 ▼

だからなのでしょうか。。。
こんなスゴイ施設があるのは…!

「 The National Self build & Rinovation Centre 」
( ↓ ↓ 写真 ザ・ナショナルセルフビルド&リノベーションセンター! )

UKrenovationcentre.jpg 家を修繕する、、リノベーションする、、家を建てる、、
そんな人々が、建築そのものを学べるセンターがあるのです。

ビックサイトのような展示場に、、
地盤、、基礎、、床、、壁、、屋根、、配管、、外装、、インテリア、、
全てに、実物大の模型や実物展示、、
材料・素材の商品としての情報があり、、
ひと通り見ていくと、どんなふうに家が作られているのかが一目瞭然!
教科書と現場が一体になったような、、羨ましい施設。。

一般の人が、ここで情報を集めて、、技術を学んで、、
DIY、、セルフビルドを実践していける施設なのです!!

このリノベーションセンターの中がどんなふうなのか、、
英国建築病理学の第一人者、レディング大学マイカ先生の講義内容、、
イギリスにおける住まいと健康の密接な関係、、
そんなことも、またご紹介したいと思います!!

(  ふぅ…ことイギリスの家のこととなると、、
  書きたいこと山ほど有りすぎて、、
  まとめるのに、時間がかかります~ 
  まとまりきらず読みにくいのは ご勘弁くださいね。。  汗 )


読んでくださった皆さまにとって、
素敵な ‘いいひ’ が訪れますよう、、感謝をこめて♪


家での日々の暮らしが心地よく、、
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2011年02月23日


管理建築士講習へ♪_ひとつ年を…

Small-spring-of-the-garden2_1.jpg 春らしい気配が少しづつ感じられる今日この頃。。

きれいなうぐいす色をまとった愛らしい鳥、、
庭先の蝋梅の枝が指定席。。
朝のきらきらした光のなか、、
とっても愛らしい姿を見せてくれました。

↑ 先週、牛尾(夫)の実家に行った時、、
朝、メジロ夫婦が仲良く蜜柑をついばんでいるのを見つけてパチリ♪
( ピンはボケボケですが、、朝のキラキラ感がでてる?! …笑 )

私がしつこく憧れる暮らし、、
大きな木があり、、花が咲き、、鳥が遊びにくる庭があって、、
猫が居て、、心地よい小さな家があるそんな暮らし。。
年を重ねたいつかの時、そんな暮らしが叶うと信じています♪

さて、、東京での私の現実。(笑)

textbook20110223_1.jpg  
昨日、 管理建築士講習を受けてきました!

ちなみに管理建築士とは、、
建築士事務所に置く専任管理者の建築士のことを云います。
小さな個人事務所でも、、大きな事務所でも必ず必要です。。
いいひ は、私が先に独立したので、、牛尾(夫)ではなく、私がなっています。

法改正で、管理建築士には必ずこの受講が義務付けられ、、
その猶予期間が今年までなので、、
毎年何だか忙しいこの時期だったのすが、
メンドクサイことをまず終わらせてしまおうと、、行ってきました。

西新宿の総合資格学院にて丸一日。。
講義のあと、修了考査(テスト)を受けて、終了。ふう。。

テストと聞いて、、、マーカー片手に必死(笑)。
テキストを参照しながら問題を解けるので、、付箋もビッチリ。
若き日の法規の建築士試験を思い出しました♪

でも、、講義は、、想像以上に、ためになったことは確か。
あたりまえに知っていると思っていたことでも、、
改めて知識を深めることが出来たので、行って良かったです☆

法改正されたポイントはモチロン、、
国の施策の方向性、、事務所経営、、紛争の予防や契約ごとに至るまで、、
時流に沿ってまとめられたテキストは、ふと疑問に思った時の参考書になりそう。

余談ですが、、私の席のお隣、前、後、、かなりの大先輩(ご年配)。
あらためて幅広い層がいらっしゃるんだなぁと感じました。。(当たり前ですが…)
世代間にある価値観の相違を均せるということにも、意味がありそうです。。


あと、、何かと忙しく過ごしていたら、、、
先週、牛尾(夫)も私もいっこづつ年齢を重ねました。
( 我が家は誕生日が一日違い )

今年は特に、一日、一週間、一ヶ月が早く、、、
ホント時間泥棒が居るみたい。。

日々、些細なことでも歓びを感じていないと、、、
ただ毎日が過ぎ、、
アットイウマに人生の残り時間が過ぎていってしまうようです~(焦)

オソイホドハヤイ、、亀さんのように、しっかり歩みたい。。
自分の時間の大きさを改めて認識し直してみよう☆
毎年、誕生日になると、そんなことを思っているかも。成長しない?(笑)


杉並の家、、目黒駒場の家、、三鷹の家、、千葉稲毛の家、、
各現場も、日々着々と順調に進んでいます。
工事の様子、、またブログへUPしたいと思います♪


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2011年01月24日


木の家リフォームを勉強する本_出版記念セミナーでの学び

2011012124.jpg 東京早稲田にある、赤レンガ組石造の建物、、スコットホール。

ヴォーリズの設計原案によって、1921年に建設された建物。
多くの人の寄付や協力によって、耐震補強や外観の全面改修保存が行われ、、
当時の美しい佇まいが現在に残っているそうです。

先週の金曜日、ここで開催された
「木の家リフォームを勉強する本」の出版セミナーに参加してきました。

この本での「 木の家リフォーム 」 とは、
一戸建て、集合住宅に関わらない、木を使ったリフォームを指します。

一般の方々向けに出版された本ですが、分かりやすく書かれていて、
プロでも、大変参考になる本でした。

多分、ここまで分かりやすく、
色んな事例と共に、どう実践したらいいかを掲載されている本は、
今までなかったのではないでしょうか。。。

そう!「暮らしと家」 共同主宰者の、オンドさんも、
全国の木の家リフォームの達人達として紹介されているんですよ♪
このセミナーも、オンドさん、スピカさんに誘われて行ってきました☆

2011012123.jpg
この本ができたきっかけの背景になっているのが、、
英国の建築病理学の存在。

建築病理学とは、、
「建物の劣化を診断し、評価する、、、その技術を体系化すること」

イギリスでは、古い家に住むことが当たり前で、、
新しい建物を一般庶民が建てるようなことはまず無いそうです。

人が住まいを得るためには、、、
新築ではなく、リフォームが、基本。
その際、どうリフォームするかの指針がきちんと整備されている。。。

加えてイギリスには、良質な住宅を提供することを目的とし
住環境の改善を目指す 法制度の取組みが あります。
( 以前、いいひブログでも紹介しましたが…)

【 BRE:HHSRS 】 
「 Housing Health and Safety Rating System 」の略。
「健康」から バックキャスティングして 施策を決め 制度をつくること。

段差、寒さ、湿気、カビ、防犯、設備、火災、、、
もろもろ家を取り巻く危険性を排除すること。

この施策は、、
国民の健康にも繋がり、医療費の増大も防げるという目論みがあること、、
らしいのですが、
このコトを知ってから、建築と健康という繋がりを意識すること、、
あたりまえなことだけど、まだまだ認識されていない日本でも、
今後必須なことになってくるだろうなぁ…と心に留めていました。。

20110121.jpg この本のプロジェクトチームも、
日本でも、その建築病理学を採り入れ、、
「住宅医」 の育成を目指し活動している方々です。

住宅医とは??聞き慣れない言葉なので、少し説明をさせていただきますね。

人間でいえば、具合が悪くなること = 建物が劣化して修繕が必要になること

悪いところを治し健康になるために、医者にかかり治療をすること
    =悪いところを修繕し、住みよく改修することがリフォームにあたること

住まいも、リフォームをする前に、どんな状態になっているか、、
いわば健康診断をする必要があること。。
住まいのお医者さん的存在が 「住宅医」という感じらしいです☆

セミナーでは、
建築病理学から住宅医ネットワークへの繋がり。。
この本が出版されるきっかけ。。
この本に事例紹介されている、、つくり手の方々の、
リフォームへ取り組む際の姿勢と想い。。

目一杯な2時間。
とっても勉強になった2時間でした。

中古住宅を買って、リフォームして住まうこと。
その判断基準をキチンと示せるプロの存在。。
不動産屋さんでもなく、、リフォーム屋さんでもなく、、
診断できる建築の専門家の存在が、「住宅医」にあたるのだと思います。

 ☑ 地震に対しての安全性 (耐震面)
 ☑ 劣化に対しての対処方法 (耐久性)
 ☑ 暑さ・寒さへの対処方法 (温熱環境)
 ☑ 加齢への対応 (バリアフリー)
 ☑ その下に、、設備の入替、、内装の美装など、、

毎週のように入ってくるチラシには、、
リノベーション済マンション公開中!!と謳われています。
新築同様、、でも、ビニルクロス、、ピカピカの床、、最新設備入替!!
それだけじゃない選択肢、、

例えば、、
木のぬくもりや塗り壁といった、、素材感のある住まい、、
素材のチカラで、結露がしなくなる室内、、
ヒートショックがなくなり、温熱環境がよくなること、、
これを叶えることが、古い家では、はなから無理だと思っている方も少なくありません。

こうしたリフォームの方法論が、世に示されたことは、
住まい手にとって、選択肢が広がることに繋がって、、
とても素晴らしいことだと感じました。

いわゆるリフォームを言葉を変えていうと、
「住み継ぐ」、、「再築」、、
言葉的にも美しく、素晴らしいことに聞こえます。

ただ、古い家ならではのリスクがあることを理解することも必須!!

実際に、キチンと不具合をあぶりだし、
検討を重ねたうえで、どうするかを決めて、手を施さないと、、
結果、中途半端になってしまい、、
我慢して住む … 美学 のようになってしまいます。
( それだけ、古い家を維持していくことは大変!!! )

そうならないため、、判断する時の助けに、
設計事務所の存在が活きてくればいいなぁと感じます☆

新しく建てる家も、リフォームを知っていると、
どんな風に建てなければいけないのかが、自ずと判ってくる。
ここのところ、ずっと考えてきたループに、意味が見出せたセミナーでした!

どんどん世の中が、これまでとは違う価値観を大切にして、、
良い方向に目を向けていくように感じるこの頃です!

  
  家での日々の暮らしが心地よく、、
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2010年10月12日


木に関する都市伝説_土曜日の学び

inaryousen.jpg 山里に広がる紅葉、、朝もやの稜線。。
木のことを学んできた土曜日。。
何だか2年前の伊那での森林塾を思い出して、、
その時の朝の一枚を・・・♪

今年も、近山スクール東京が始まりました。
先週の土曜日、第一回目がスタート。

タイトルは、、現代木造住宅の問題と 「目利き」 の方法  、、
講師は、芝浦工大の蟹沢教授と、、
協同組合フォレスト西川理事長の大河原さん。。

一昨年の、蟹沢先生の近山スクールの講座の後、、、
有志が集まって、開いてくださった勉強会で広げられたテーマが、
今年の講座に繋がっていて、、とっても興味深い内容でした☆

蟹沢先生の講座のなかでの話で、面白いなあと思ったのが、、
木に関わる都市伝説 の話。

都市伝説とは、、Wikipediaによると、、
- 近代あるいは現代に広がったとみられる口承の一種である -

口承、、とは
- 歌いついだり、語りついだりして、口から口へと伝えること、あるいは伝えられたもの -
とされています。

国交省林野庁の委員会が中心となって、
この、木に関する都市伝説を集めているとか。。

少し抜粋しますね~


 木に関する都市伝説 ≪抜粋≫

 ・ ( 材木になっても )木は生きている
 ・ 家は、建てる地域の木を使うと長持ちする
 ・ ( 国産材は外材より長持ちする )
 ・ 天然乾燥材は人工乾燥材より優れている
 ・ 節だらけの木の方が自然でよい・強い
 ・ 割り箸は木材資源の無駄遣いの典型である 
 ・ 芯持材は、芯去材より強い。芯去材は構造材には使えない
 ・ 集成材・合板の接着剤は剥がれる
 ・ 集成材・合板は水に弱い
 ・ 集成材には調湿作用が無い
 ・ 広葉樹は虫害に弱い
 ・ 法隆寺には釘が一本も使われていない
 ・ 昔の家は丈夫で長持ちである
 ・ 大工の設計した家は耐震性が高い
 ・ プレカットの継手は弱い
 ・ 技能は数値化が不可能である
 ・ 技能を教えることは不可能なので、見て覚え、盗むしかない
 ・ 一人前の職人になるには10年かかる
 ・ 工務店を仲介すると搾取される
 ・ 直営は安くできる
 ・ 宮大工は家大工より優れている

 ※ 上記は都市伝説なので、、違う考え方だったりデータもあるということ
 ※ 例えば、、工務店を仲介すると搾取される…なんてことないです。。
   当然の経費を支払って、現場管理をしていただくわけですから、、
   搾取とは違いますよね(^^;) ( 2010/10/13追記 )




まだまだあるのですが、、一部だけ抜粋してみました。
都市伝説と言われていることなので、、
上記に書かれていることは、口承でしかないこと。。

と、いうことは、上記をクイズ形式で、
YES or NO の二択として答えなさいとなると、、答は、NO。。
え??そうなのぉ?!と思われる項目、、有ったのでは?実は私も。。(笑)

ただし、すべてが一文章だけで、
白黒ハッキリつくことばかりではないのですが、、
思い込みだけで、違う考え方や見方もあるってことに気付いていなかったこと、、
有るんですよね~。

木を使う側が、きちんと紹介していないために、、
様々な木にまつわる誤解などもあるそうで…
ひとつひとつの都市伝説を、データや実験結果などで裏付けして
木のホントを伝えようとする取り組みらしいです。

そういえば、、蟹沢先生の研究って、、、
曖昧模糊とした都市伝説に裏付けを与えるよう、、と感じました。

今、こんな研究をしているんですよー。。
と、さわりだけお話を近山スクール東京で毎年聞くのですが、、
一年後とか、、二年後とかの、後日の講座で、、、
データも集まり、裏付けもとれた結果を基に、
研究結果の意味を教えていただくと、、、
なるほど、コレを先生は伝えたかったのか…という感じで分かります。

もうひとつ興味深く感じたのが、、
プレカット工場にくる実物件のデータで、
構造的な検証を行っているという研究。。

四号建物でも、コレはホント大丈夫なの??というような
アクロバットな家が実際に建っていたりする事例を見せていただいたりすると、、
家の設計をするうえで、、
少なくとも押さえておかなければいけない知識って絶対に在るなぁ。。
ってコトを再認識させられます。。

家づくりをするときって、色んなことが初めてで、、
とにかく自分が乗った家づくりの流れのなかで、
疑問に感じることが無ければそのまま到着してしまうモノ。。
アクロバットな家をオモシロイ!素敵!と思って建てても、、
法的にクリアしている建物であれば、、
家が傾いてきたりしたときに、、結局一番泣いてしまうのは施主さん。。
に、なってしまう怖さがある。。

うーん。。。。ザワザワとしますね。。

久しぶりに勉強会のような場に顔を出したのですが、、
日々学ばなければいけないことだらけだなぁと、、、
頭がザクザク耕された一日でした☆

次回の近山スクールも、、
瑕疵の怖さを知り…長持ちする家ってどんなこと??
平たく言うとそんなテーマなので、、、
そこでもまた色々学べそうな気がします。

実務のなかで、学んで得たことを活かせるよう、、
改めて心掛けたいと思います。


  家での日々の暮らしが心地よく、、
  住む人の幸せに繋がりますように、、
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  ありがとうございました!

≪ 近山スクール東京 次回は… ≫
次回の近山スクールは、、11月13日(土)。

- トラブルから学ぶ「長持ち」する家の基本 -

 講師: 篠塚重夫氏( 住宅保証機構 保証審査部長・相談室長)
 講師: 近江戸征介氏( 建築事務所 徒 代表 )

詳しくは 近山スクール東京HP へ。
こちらから どうぞ。

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「 近未来の住宅_2025年の家を考える講座 」

2010年03月29日


古きを愛でるイギリスの「家と健康」最新事情

enjoy-the-living-in-the-hou.jpg  
古いモノを愛で、
大切にする。。

自然体系や
環境を守る。。

庭づくり、、
インテリアDIY、、
暮らしそのものを
愉しみ慈しむ。。

捨て犬、
飼育放棄された馬、
行き場のない動物達、
弱い立場に居る生を
尊重する社会性がある。


聞きかじり、、読みかじり、、そして少しだけの体験だけど、、
↑ は、私がもつ、イギリスのイメージ。。

写真は、いつか旅したB&Bのベッドルームの朝の窓辺。

そして↓の文章は、イギリス人の住まい感について書かれていた本からの抜粋。
この一節が印象的でメモに残してました。

どんな荒涼とした土地に住んでいても
住まいに満足できれば 人は幸せなんだ


( メモだけ残して本のタイトル、忘れました。。たぶん井形慶子さん著 )
人が住まいを満たそうとする根源的な動機を現しているなぁ、、と感じます。

先週の金曜日、南先生に誘われて、BB研究会の勉強会に参加してきました!

建築側から健康・快適性を考えてみるという興味深いテーマ。
早稲田大学の田辺新一教授が講師で南雄三先生がナビゲーター。

イギリスという国の健康と家への取組み、、
最先端の省エネ・エコハウスへの取組み、、
その最新レポートが主な内容で、
イギリス好きな私はかなり興味深く聞けました。

勉強会の内容を少しだけ。。

イギリスでは、無料医療。だからなのか 、、
「 どんな家に住むと健康に影響があるのか? 」ということを
国が医療機関と連携して統計をとっているそうです。

その統計結果に基づき、、、良質な住宅を提供することを目的とし
住環境の改善を目指す 法制度の取組みが 【 BRE:HHSRS 】 。
「 Housing Health and Safety Rating System 」の略。

これは、、住宅の健康面・安全面を評価するシステム。
環境保健師とよばれる検査員が依頼のあった住戸を一件づつ訪問し、、
29のHazard(ハザード)項目で、家の危険度を判定するというもの。

面白いのが、賃貸住宅の借り手でも、自分の住む部屋の調査依頼をできること。

判定してもらって基準以下だと、大家さんは改修の義務を課せられるそうです。
大家さんに立入りを拒否する権利はなく、
改修しないと罰金措置もあるキビシイもの。。
でも、その評価が家賃相場にも反映されているそうです。

家での事故による死亡が、交通事故による死亡より多いという事実。
( これは日本も一緒 。改めて知るとオドロキです )
また、どんな家に住むと事故が起きやすいかを、
明確に統計が取れている国だからこそ実施できる法制度ですよね!

「健康」から バックキャスティングして 施策を決め 制度をつくること。

段差、寒さ、湿気、カビ、防犯、設備、火災、、、
もろもろ家を取り巻く危険性を排除することは、
結果、国民の健康にも繋がり、
医療費の増大も防げるという目論みがあることでしょうが、
施策≒国民利益の構図が、スマートだと感じます。(日本じゃ無理なの?)

家が快適ならばイコール健康なのか?
個人的背景や心持ちひとつで、健康は大きく作用されるし、、
人種・地域によっても快適さの度合いは異なります。
なので、「住の快適性」 と 「健康」 の関係は、
研究者にも解明がムズカシイ!とされているとか。。

でも、その因果関係はありそうなので、、
少なくとも事故に繋がる原因や健康に悪影響を及ぼす要素が、
「家」に存在することを認識して、対策することは、大切ですよね。

だって交通事故は防ぎようなくても、家の事故は防ぎようがある。。
例えば、住宅エコポイントの項目にある「家の断熱性を高めること」も、
省エネ目的やポイントで得をするということ だけ ではなく、、
温度差によるヒートショックを防いだり、、結露によるカビを無くすことができたり、、
結果、自分の健康や安全に繋がるという視点もあるんだよ~ということを
ぜひぜひ、リフォームや家づくりをする方には、知っていただきたいです。

あと、イギリスって古い家や景観をことのほか大切にする国なので、、
具体的な工事がどう行われているか…その国民の反応に、興味津々。

ロンドンのオーガニックブーム。。
エコ住宅の需要や取組み。。家と庭。。
最先端のイギリスの家事情を見たい!知りたい!
そんなキモチがむくむく湧いています。
( 理由をつけ旅に行きたいだけ?笑 )

また、勉強会でのBB研究会(ベストバランス研究会)の熱気も素晴らしかった!!

私にとって新しいことを学ぶことは、
時に自分の立ち位置などに迷いも生じさせるので、
自分のなかに落とし込むまでがツライ時も正直あります。

~ 問答しながら設計をしていく。それが人間の限界。
  でも、それがわかっていればいい設計ができるはずです~

上記は、南先生からのメールの抜粋ですが、大いに励みになりました。
偏らず学ぶこと、、そして実務にフィードバックさせることを大切に頑張ろう!!
と、キモチを新たにしたのです。
南先生、BB研究会の皆さま、参加させていただき、有難うございました!!!!

少し咲いた桜も縮こまりそうに寒い東京の月曜日。
水曜日以降は暖かくなりそう。
寒さに縮こまった心身を伸ばし暖かな春を満喫したいですね~。(出美)

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≪ 今回の記事 に関連する情報 ≫
イギリス BRE のサイト。
英文ですが、こちらから どうぞ。
住宅ストックについての取組みについての考え方などが記載されてありました。

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「 裏庭に続くキッチンのある家 in London 」
「 GOOD LOOKING LIFE 」

2009年11月16日


ドイツの森と家_ジャパンホームショーでのセミナーに参加♪

HAF_Anz_ewigjung_A4_148x210[1].jpg
↑ この写真広告はドイツのNaturlich Holz のサイトからダウンロードしました♪ 

イイ感じに経年変化した木の家の前に老婦人ふたりが満面の笑みで佇んでいる。。
Holz ist 、、、「木は、、」
ewig jung、、、「永遠に若い」のキャッチコピー♪

「当然のことながら木を使おう」というコンセプトを
様々なパターンで訴える木のイメージUPを図る政府?広告らしいです。
(私のお気に入りは↑ コレ。永遠の若さ、、の、、ひねり加減が好き♪ )
金曜日に参加したセミナーで教えていただいたモノ。。。


そのセミナーに参加したのは、、、偶然の積み重ね。。
でも、、まるで呼ばれたかのような感じだったのです。

金曜日の朝、メールをチェックしていたら、、、
迷惑メールのところに、、このセミナーの案内が紛れてしまっていました。
行きたいなぁ。。でも忙しいし。。と、気になっていたジャパンホームショーが会場。
その日、最終日だったジャパンホームショー。。。行くことに即決!(笑)
11時のセミナーに今からならまだ間に合う!
急いで家を出て向かい、少し遅れてのセミナー参加になりました。

そのセミナーとは、、、↓ ↓

「 ドイツの建築の分野で進む木材利用 」 
セミナー① 現代木造建築と低燃費社会の構築(講師:小室大輔 氏
セミナー② 森と街をつなぐ木材チェーン(講師:池田憲昭 氏
司会・ファシリテーター:江真コンサルティング 江鳩景子



ドイツでの木材産業と建築分野のお話を同時に聴けるという珍しいセミナー。
林業は林業。建築は建築。。といった感じで、
切り離しての内容の勉強会が殆どです。
両者を水平展開しながらの話を聞ける機会は滅多にない。。。

で、、、聞いてみたら、、、面白い!!参加出来て良かったです♪
( 惜しむは時間の短さ…もっと聞いてみたかった )

ドイツという国の住宅政策、、家づくりの仕組や現状、、
エネルギーの4割を暖房費が占めるという国の省エネ政策、、
温熱環境へ対する取組、、建築的な工夫、、洗練されたデザインの建物、、
木を高層建物や大規模建築に採用すること、、サッシにも木をつかうこと、、
森の資源を活かす循環型社会を国を挙げてつくろうとしていること、、
森林と建築産業の関係性、、木材産業の体系的な話、、
林業の実情、、マイスターや森林官の暮らしぶり、、
木をつかうことがステイタスというかあたり前だよとという社会的な認知度、、
建物の断熱性と不動産価値の話、、などなど。。

同じ森林国である、、少し未来の日本にとって、、
参考になる話題ばかりだったと感じました。 
どーして日本は、それが出来ないのか?池田さんはハッキリとキッパリと語り、、
その力強さには 「逆に出来るコトなのだ」 ということとして受け取れました。


mokuzaiche-n.JPG ↑ これは、、池田氏のセミナー時のスライド。

木材チェーンの経済規模ということで、、(少し見にくいのですが、、)
ドイツでの木材から派生していく経済規模の大きさが見てとれます。
純粋な林業従事者は10万人→ 122万人の職業需要を生みだしているんです。。

それに、、林業従事者がカッコイイ!子供たちに人気の職業だということで、、
お国柄の違いを感じませんか?
日本の林業の話題 (どちらかというと疲弊した話が多い。。。) とは、、
ずいぶん違う内容に驚くとともに、
森林国で工業国、、と、共通点が多いのドイツが先駆けて取り組む政策に、、
林業の未来の可能性を垣間見ることが出来たようで、ホントためになりました。

やはり、家づくりのお仕事をさせてもらっているので、、
その家づくりに必需品である「木」のことには、関心がすごくあります。
他国がどうしているのかも知りたかったし、、、、
うん!ホント幸運。ついていました!!

セミナー参加の後、ジャパンホームショーを少しみて帰ろうとウロウロした途端、、
くうねる設計舎の松田氏にばったり遭遇。
すっごい広い会場でばったり出会うってかなりな確率なのに、、びっくり!

一緒に見に行ったブースが、これまたドイツ繋がり。
ドイツ人の方が開発された太陽光利用の温水式薪ストーブ床暖房のシステム。
都内ではなかなか使えないけれど、、
計画がスタートしたばかりの「共生のすまいプロジェクト」 に使えそうではないか?
と、、目論見中。

そちらは、またあらためてご紹介したいと思っておりま~す♪
何か、、アンテナにピンとくるものがあるような日って動いてみるものですね。。
目に入ってくるモノ、、聞こえること、、ふらりと進む足どり、、
全て繋がる。。不思議です。。。
自由に動いた後の仕事のシワ寄せが大変ですが…(笑)。 (出美)

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Natuerlich_Holz_2005[1].jpg  






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「 KOA森林塾 通年コースに行ってきました! 」

2009年10月20日


近山スクール東京_週末の学び

kiyosunakuresora.jpg
清砂大橋の暮れ空。

紫を帯びてきた
空に向かって伸びる
橋のフォルム。。。

灯りはじめた街灯に
チョコンと鳥が佇む様。

左端に東京タワーが
ちっちゃく観えて
オレンジ色の太陽が
東京を照らしながら
沈んでいくひと時。。

この眺めが大好き。

この橋が出来てから、、いつも運転しながら美しいなぁと観ていて、、
この日は助手席に居たのでカメラを取り出しパチリ。。。
東京での日常の私は、、こんな時、、ここに居る仕合せを感じています。(笑)

土曜日は朝から、練馬のK邸のお引渡に向けての打合せでした。

ほぼ仕上がっているのですが、、まだまだ工事が残るなか
K様とご一緒に出来上がったところを見てまわり、チェック。

その日きっと忘れられないちょっとしたエピソードが・・・
南側のベランダに居た時、、手摺越しに下を眺めていると、、
笑顔でご主人が小柄な奥さまを抱き上げる仕草をされていて、、
な~んだかとってもいいなぁ~と、、心が温かくなりました♪
K様ご一家の和やかな雰囲気。。
私達もそんな夫婦・家族で居たいって思えました。
( でも私を抱き上げてもらうのは重量的に無理かも…笑 )

今回も、ホント色々なことを学ばせていただきました。。。
いただいたご縁にとにかく精一杯チカラを注いできましたが
最後、、(もちろん住んでからも)
喜んでいただけたら。。。と心から思いました。

そのあと、近山スクール東京へ。何とか参加出来てホッ。
リピーターの方よりも新規受講の方が多く、どんな反応かドキドキでしたが
皆さん4時間にもわたる長い講座を真剣に聞いてくださっていました。

蟹澤先生の講座では、、最後に、
鎌継手(顎の寸法を変えて) の強度試験結果など、、
興味深いデータを示してくださったことが受講者の皆さんに大好評!!!
大工道具の合理性と継手の形状と強度との繋がりを実証されているようなデータ。
もっとその話を長く聞きたかったとの声多数でした~!

その後、3年ぶりの松村先生の講座。
長期優良住宅に絡めて、今までとこれからの時代背景を考えた時
どんな視点が必要なのか?もぉ~!そんなヒント満載!!!
どちらかというと今の長期の制度には疑問視があって・・・
ウン!やっぱりね~!と納得。
蟹澤先生とのお話ともリンクしていて、総括で当日の講義を捉えると
日常を過ごし目の前のことで精一杯になりがちな実務者に
時代をサキヨミできるヒントを与えてくださいました。。
あっという間の時間。。
素晴らしく楽しい講義で、受講者の方も満足してくださってホント良かった!

講師の両先生を囲んでの懇親会には
多くの方が出席していただき、新しい出合いもあり、、
非常に実り多き一日でした!!

日曜日も、ある先生の新築された自邸を見学させていただく機会に恵まれ
これまた、、、、、、、素晴らしい!!!!!!!!!!
東京で国産の無垢の木で洗練されてしかも合理的なデザインの家を建てること。
ひとつの答を学ばせていただきました。

頭がザクザクと耕された週末。
肥沃になったその土壌に、、私はどんな種を蒔けるのでしょうか。。
またじっくり腰を据えてそのことを考え、自分に落としこみたいです♪

今週はK邸のお引渡もあり、、目黒の家S邸も着工にむけ色々な調整が必要。
新しいお客さまへのご提案資料も作成が終わっていないので、、
気を引き締め頑張っていきたいと思っていま~す!!!(出美)

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「なりたい自分」「住みたい家」の種蒔き

2009年10月13日


近未来の住宅_2025年の家を考える講座


今週末、10月17日に近山スクール東京の講座があります。
事前の資料をチラリと覗かせていただいたら、、
( 運営をお手伝いしていますので…役得…^^; )
非常に興味深い内容だったので、、、
皆さんとシェアできればいいなぁと思いご紹介いたします♪♪


≪ 近山スクール東京2009 10/17(土)今週の講座 ≫ 

「 近未来(2025年)の住宅 ~家づくりのいまと未来~」 

◆第一部【 本物の木造住宅を考えたい人のための実践講座 】
講師 : 芝浦工業大学工学部建築工学科 教授 
      工学博士 蟹澤宏剛 氏
≪ 概要 ≫
本物の木造住宅って何?という視点から
理念や基本思想、性能面の評価、法改正や様々な制約条件を基に
建築というものづくりの特質をとらえ
どう実践的に学べばいいのかといったヒントを得られそうです。
また蟹澤先生は、職人の技術・技能についても詳しく研究されています。
日本的な職人さんの技能が支える木造住宅の未来像についても
興味深いお話をしていただけると思います。

◆第二部
【建築再生の時代「200年住宅」を契機に考える明日の産業と技術】
講師 : 東京大学大学院 工学系研究科建築学専攻教授 
      工学博士 松村秀一 氏
≪概要≫
松村先生は、おもに長期優良住宅に絡めてお話くださるようです。
法制度、社会の動き、世界における日本の住宅業界の位置付けなど
グローバルな目線で観た200年住宅についての、
お考えや研究結果が聞ける講座になりそうです!!

◆ 日時: 10/17(土) 芝浦工大 豊洲キャンパス 午後1時~5時
※ 近山スクールの講座は全6回ですが、この講座だけでも受講可です
 ( 1回 6,500円 事前申込が必要です 詳しくはリンクをご参照ください)



タイトルが 「近未来(2025年)の住宅」 というのが興味深いですよね。

今、建築を取巻く法規制や制度が新しくなってきています。
それに対応する勉強会や講習会も数多く開催されていて、、、
学ぶ場、機会はとても多いと思います。

でも、、、知識としてそれを得ることが出来ても
その全体を見渡した視野で、、、大きく包括して、、、近未来を見渡してみること
コレって、自分じゃなかなか難しいなぁと感じます。

自分の目指したい家づくりの理想像的姿があったり、、
コレという自分の家づくりのスタイルを既に確立されていたり、、
コレと思いながらも、、業界を取り巻く様々な要因で迷ったり、、
きっと色んな方々がいらっしゃると思います。

私自身、、迷い多き人間で、、まだまだスッキリしていませんが、、
2006年の近山スクール東京の講座で松村先生のお話を聞き、、
「 そのときの住宅業界の今 」を 客観的に捉えることが出来たこと。。
そしてそのとき自分の中に撒いた種が、2009年の今までに芽吹いて
私にとって素晴らしい収穫になったように感じています!!

その時の講座では、、
自分が居て体験してきた業界の実態が、事実として客観的に示され、
パワービルダーさんの台頭、、、ハウスメーカーさんの目指す家、、
その頃から、、長期優良的な国が目指す施策の話も出ていて、、
対してシアワセな工務店像の目指す方向性を示しながら、、
木造住宅が辿る将来の極論を聞けてすっごく面白かった!!

金物でガチガチに固め、構造用合板でバチバチ留めて耐力を確保する家
それが日本の普通の在来木造となっている今、、
このままじゃ日本の木造住宅は柱と梁の必要性がなくなって
2×4住宅になってしまうといった極論に私は成程と膝を打ちました!
その話は余りに極論すぎて、残念がる声もあったようですが、、
その時、私はビビッときたのです。。。

施策は施策。。。でも求めるのは消費者。。。
当時「カワイイ」ブームが来始めた頃、
消費者の求める声に耳を澄ますことが必要だとも先生はお話されてた!

だったら、その声に耳を澄ませてみる。。
木と自然素材をつかった家、、住む人の暮らしを満たす仕様の家、、
小さな単位の工務店&設計事務所の家づくりでしか実現しない家があること
これに気付かせてもらえたのです♪

だから、、、2009年あれから3年後のこの講座も是非聞きたい…!
なので、、、参加するため今週末までの色んなお仕事頑張らなければー(焦)(笑)
慌ただしい週末が終わり、、
そして色んな〆切がある今週、、一日少ないんですよね(焦)。。
ブログもきっとご無沙汰になると思いますが、、今週も頑張りましょうねー!!
土曜日の講座で、お会いできたら嬉しいです♪♪ (出美)


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≪ 近山スクール東京 2009年講座 受講について ≫
講座内容、日程、受講料、申込みの方法など、、
詳しくは近山スクール東京HPに詳細が載っています!
こちら をご参照くださーい!

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「 秋からスタート♪近山スクール東京の講座 」

2009年08月31日


秋からスタート♪近山スクール東京 

  chikayama2009_1.jpg   
この秋、10月から全6回、木造を学ぶ講座、、
近山スクール東京2009講座がスタートします!

近山スクール東京は、木造住宅を多角的に学べる数少ない講座。

家づくりをするとき、どんな視点を持ってつくるべきなのか?
どうやってこの変化の時についていけばいいのか?
木の家づくりに携わる人が忘れてはいけない、、
軸心のような大切な視点を見出させてくれる講座ではないかと思っています。

今回も興味深い講座が。。。。
詳しくは、、近山スクール東京のHPを参考にしていただければいいのですが、、
個人的な視点ですが、、楽しみにしているポイントは以下の感じです。

☑ 第1講 家づくりのいまと未来 
  芝浦工業大 蟹沢教授 と 東京大学大学院 松村教授の講座
   
  住宅業界を取り巻くアレコレ、、が変わる今、、
  コレ!私が、すっごく興味のある講座のひとつ。
  2006年の東大 松村先生のお話に大きく心を動かされた私。
  あれから3年。。。。
  時流が変わりそうな節目の時、未来を見据えるために必聴!だと、、
  楽しみにしているのです。。

☑ 第2講 木造住宅の構造
  近山ではおなじみ!山辺豊彦先生の講座
  
  4号特例廃止がいずれ施行される今、、、
  木構造を意匠設計者も理解するのは必須
  基本を知りたい方にとって、役立つと思います

☑ 第3講 省エネと環境負荷  
  芝浦工業大学 秋元教授
  
  省エネ法改正、自立循環住宅やCASBEE、、、
  法整備をしてこられた側からの興味深いお話
  どう家づくりの現場で活かしていくかに繋げる基礎知識を学べそう。。

☑ 第4講 木の家と長寿命住宅 
    
  長期優良住宅 ~ 長持ちする家の仕様と実践例
  法だけではなく、長持ちする家にするためにはどうしたらいいのか?
  実際に長期優良住宅を建てている
  設計事務所さんや工務店さんの実践例が楽しみです!

☑ 第5講 森と木と家の話
  
  木を知ること、、そして山の木が家になるまでのお話
  山の木を使いたい消費者や設計者が、その木と出合うには?
  そんな素朴なところで戸惑っている実務者も多いハズ。
  木を知り尽くしたフォレスト西川の大河原さんに
  木の見方調べ方選び方を学び、、、
  日本の森と山の今を積極的に取材されている作家の浜田久美子さん
  木を使って森林をつくろう!と奮闘されている佐藤和歌子さん
  おふたりのお話から、、
  人ゴトには出来ない日本の山の今と木をつかうことの意味と
  木をつかう家づくりの楽しさなどが聞けるはず、、、
  多くの方とシェア出来たらと思いま~す♪

☑ 第6講 木の家づくり実践テクニック
  
  地震に強く、火にも強く、環境に優しい木造住宅の実践例
  都心部で木の家を建てるのには、、
  防火・高さ等様々な規制や制限があり容易ではありません。。。
  そんななかでも、、木のいい家を建てていらっしゃる
  設計事務所さん工務店さんのお話が聞けます!



2008年の講座には、若い女性の受講者も多く、
いい木の家をつくりた~い!と熱き心をもった方々とお知り合いになれました。
そんなふうに、仲間ができることで、出来ることも広がってくるはずですね!!
学びの秋、、、新たなお仲間と、ご一緒できたら嬉しいです~!!(出美)

≪ 近山スクール東京 2009年講座 受講について ≫
日程、受講料、講師の先生方のプロフィールなど、、
詳しくは近山スクール東京HPに詳細が載っています!
こちらをご参照くださーい!

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「 家づくり学びの記録 」 

2009年07月29日


改めて家の不具合「瑕疵」のことを学ぶ


わたしが家づくりの仕事に携わってから、丸13年。
初めて手掛けさせていただいた家は、、12年生。
その間、色んな現場を経験してきました。

年月を経た家を実際に見て、、常々思うのは、、
流行りの建材、、つくり方、、素材、、
メーカーさんが、素晴らしいモノとして売るモノに対しても
「ぶれない眼力」を持つことの大切さを忘れちゃいけないな~ということ。

なぜなら、、皆がつかっているから、、「いいよ~」とされていたモノの中にも
後年にきて、、問題になっているモノがたくさ~んあるから。

えらそーに云う訳では決してありませんが、、、自戒も込めて(^^;)、、
私たち、つくり手側は、、情報に踊らされずに、平らな目線で
家づくりに取り巻く諸々を見ていかなければいけないと思います。。

お施主さん的には、、、
「 丈夫 ・ 安全 ・ 強さ 」 というコトは、
家を建てる上で、ある意味、、当たり前なこと。
満たされていて然るべきな要素として捉えていらっしゃるので。

その上で、住みやすさやデザイン性を求められるわけで、、、

デザイン優先の雨仕舞の悪さや、、
間取り優先の構造的な弱点や、、
はかなく朽ちやすい素材の選定、、

↑ ↑ これらは、ある訳ないことだと思っていらっしゃる。
( でも以外とそうではない実情もあるようですね )

お客さまの希望を叶えるため、そのようなことを選択せざるを得なくなったら
きちんとそのデメリットを説明した上で、選択してもらうのが
つくり手としての立ち位置だと思っています。
ここにきて、法改正が続き、新しい法を学ぶと同時に、、、
改めて、「家」を取巻く色んなコトを考えなおすきっかけにもなっています。

さて、前置きがいつものように長くなってしまいましたが(苦笑)

前置きで書いたことに関することを学べる講座を
今日はご紹介したいと思いま~す!

近山スクール東京、、
私が独立するきっかけのひとつを与えてくれた家づくりを学ぶ場です。

毎年、10月から翌年3月までの全6回で講座がありましたが、、
今年から、、更に踏み込んだ内容の実務者向けの講座として、、
6月~9月で、計三回、、芝浦工大蟹澤研究室との合同勉強会が開かれています。

その第2回目が、今週土曜日に開催されます。
今回は、、、、

近山スクール東京 
~木造住宅の不具合を未然に防ぐための実務者向け講座~
「 瑕疵の実態とそれに対応する新法の考え方 」

◆ 場所 ◆ 芝浦工業大学豊洲キャンパス
◆ 日時 ◆ 2009年8月1日(土) 午後1時~5時
◆ 講師 ◆ 中野 忠 氏 
        ( 保証審査部保証審査課長補佐、相談室課長補佐兼任)
         篠塚 重夫氏  ( 保証審査部長、相談室長を兼任 )
↓ ↓ こんなことが学べそうです ↓ ↓
☑ 気密、断熱工事に伴う漏水被害の実態
☑ 地盤の不同沈下による事故事例
☑ 伝統構法の雨漏れが保険の対象外になる理由
☑ 施主への瑕疵保険内容の重要事項説明の義務



法で課せられる瑕疵保険は、セイフティーネット的レベルのように思います。
コレは、、工務店さんだけではなく、より施主さんに近い私たち設計者も、
理解しておくべき内容なのだと感じました。

10月に法が施行され瑕疵保険が義務化されるにあたり
既に瑕疵担保履行法について、様々な講習会が開かれていて、、
建築系雑誌でもかなり特集が組まれていて、、
いいひ住まいの設計舎自体、設計事務所ですがJIOに加入していましたし、、
( JIOへの加入の訳はいいひHP内のコチラをご覧ください )
今さら、瑕疵について学ばなくても…と正直思いましたが、、(^^;)

今回の講座では、実際に保証機構内部で、実際に起こった
瑕疵や不具合の事故事例の調査にあたる講師の方々を招いての勉強会。
人数も小規模なので、、普段、、文字にすることのないお話をしてくださるよう!
それが、、ためになりそうで期待していま~す♪♪

今回の勉強会でのわたし的目標、、(^^)

① この法律の本質を改めて知る、、、
② 事故事例から瑕疵が起こる家はどんなかを改めて学ぶ、、
③ 保険と保証の違いを改めて理解し間違いなく
   施主さんへの説明を出来るようになる、、

この3つをマスターしてきたいと思いました!
また、行ってきたら、ご報告したいと思っています! (出美)


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≪ 近山スクール東京 今回の講座申込について  ≫
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「 木の家をつくるためにこれだけは知っておきたいこと 近山スクール東京の本 」

2009年06月18日


KOA森林塾 通年コースに行ってきました!

akamatsu.jpg 先週末長野県伊那市KOA森林塾に参加してきました!

昨年11月に集中コースに参加。
充実した3日間での気付きや得たモノが沢山ありました。

でも東京に戻った暮らしでは全く活かせる場も勿論なく、、、
このまま忘れてしまうのはしのびないし、、、
もっと森を知りたいというキモチが湧きおこり、
今回の通年コースに参加を決めました!

今回は 12日(金) 植林・下草刈り、、13日(土) 伐木造材、、という内容。
一日目は午後から参加で植林は体験できませんでしたが下草刈りから参加。
普段のダラシナサも手伝って数時間の作業でしっかりいい汗かけました(^^)。

その後、、
森の建築家 竹内恵子さん 森の作家 浜田久美子さん
飯能でご一緒したおふたりとも久しぶりに再会。
お言葉に甘え、、浜田さん宅で一晩お世話になりました!!
色~んなお話が出来てホント時があっという間。楽しかったぁ~。。

h'shome.jpg
←窓辺越しの
初夏の庭。。。

家の
空間構成も、、
インテリアも、、
お庭も、、
とっても
素敵でした~。。









雑木林のような温かさを持ち合わせた木の家ってイイですね~!
心身ともにリラックスすることが出来ることを実感。。深い眠り。。シアワセ。。
久美子さんありがとうございました!!

  masuminomori2009.jpg
2日目午前中は
チェンソー実習。
使い方を練習。

ますみの森では
市民の方々が
森のウッドデッキを
制作中でしたので
お昼をご一緒させて
いただきました。

梅雨なのに、、、
この木漏れ日。。
森の気の爽やかさ!
。。良いです。。





午後は山に入って実際に伐木造材の実習。
実際に市場に出される木と知って、、倒すのも造材もドキドキでした。(^^;)

実際の作業でチェンソーを動かすコツ等も細やかにご指導いただきました。
他の山仕事塾では、なかなかこんなに細やかに教えてもらえないそう。。
別のところに参加された方が教えてくれました。
使いなれない筋肉をつかっての作業。
筋肉痛というお土産はできましたが、ヘンな疲れはありません。不思議ですね。

そのあと、、
竹内さんの手がけられている現場を色々見せていただきながら長~くお喋り。。。
これまた楽しくって時間を忘れてしまい、、夜8時過ぎ伊那を後にしました。(^^;)
とっても充実した2日間を過ごせたことに感謝です!

昨日もテレビで、間伐材を活かす企業の取り組みが特集されていました。
日本の木がいいカタチでつかわれることを願いたいです。
森から家へ繋がれて生き続ける木のこと。。。
国産材を使おう!という時代に代わる新しい流れのなかで
私もあらためてシッカリ考えて何か出来ることをしていきたいと思っています。

アッという間に木曜日。。。早いですね。。。
雨に悩まされながらも各現場も順調です。色々頑張ります!!(^^)(出美)

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「 KOA森林塾体験記-1 ~動機編~ 」 
「 森の恵みをいただく暮らし 飯能でのトークセッション 」

2008年11月12日


KOA森林塾 体験記-1 ~動機編~

ina_1.JPG 伊那から帰ってきました!
先週木曜から土曜日まで3日間、KOA森林塾に参加。

とにかく、、、、充実した素晴らしい3日間を過ごしてきました~~!!
戻ってからバタバタしており、ブログのUPが遅れましたが。。。

出会う人、伊那谷の自然、、接した全てに気付きを与えられ
このタイミングで、参加できたことに感謝カンシャで、、東京に戻ってきたのです。
想うこと沢山。。お伝えしたいこと沢山。。
少しづつ、伝えていけたら、、、と思います。
今日は参加した動機編。

森林塾に行った理由のひとつは、私自身のルーツを確認したかった。。。

子供の頃、ウチは、材木の製材をやっていました。
ひいおじいちゃんは「木挽き」。
おじいちゃんの代で製材所を始め、父へと続いたのです。(今は違いますが)
4代目の私も、なぜか「木」にご縁のある仕事をしています。
余談ですが、、、私の旧姓は坪木。土地を表す「坪」に材木の「木」。
よく、お客さまに、ピッタリの名前だねと云われてきました(笑)。

それに、、、(誤解を恐れずに書くならもうひとつの理由も・・・)
どうやら、もっともっと以前からもご縁があるらしい。。。と知ったのは今年の冬。
イギリスで、ある方に前世をみていただいた時に、そう云われたのです。
(ある方とは、日本人作家の方で、、、今はロンドン在住、、
        是非一度お会いしてみたいと思っていたら実現したのです)
全く自分の今の情報を知らせたわけではないのに、、、
何度も繰り返される、、木や森との繋がりの深さにビックリさせられました。

ただ、実際に山仕事の経験はないし、材木のことも仕事として学んでいない。
これまでの仕事では、山まで知ることはなく、、、
製材された木を材木屋さんで見ることしかありませんでした。
「木」は、家づくりにとって、大切な大切な材料です。
その「木」のことを、木を育む森や山のことを知っておきたい!!
ずっ~とその想いをあたためてきたのです。これがふたつ目の動機。

等々、、、という理由で参加したのでした。

11月6日(木)初日、、、

朝5時に東陽町出発。
明ける前に都心を抜け、中央自動車道へ。
バックミラー越しに、だんだんと明けてゆく東の空。
薄紅色の雲間から、太陽が昇るさまを感じながら、、、爽快にドライブ。
残念ながら、双葉SA付近で富士山は臨めませんでしたが、、
長野県に入ると、山々の稜線がくっきりと青い空に映えて、、、
運転しながらも、その美しさに感動してしまいました。

午前8時10分頃、伊那市ますみが丘にある島崎山林研修所到着。
伊那谷の美しさに息をのみ、、、車を降りた途端の空気の清々しさにまた感動。

masuminomori_1.JPG

←ますみの森
鳩吹公園の
時計台の屋根

森林塾とは、、
長野県伊那市の
電子部品製造会社
KOAさんが
運営されている塾。

森林塾OBで
近山スクール東京の
お仲間でもある
森の建築家、、
アトリエARKの
竹内恵子さんから
ご紹介いただきました。


秋の集中コース。
講師2名、、、参加者4名。
意識の高い個性ある方々との出会いも面白かった~!!
そして森林塾で実際どんなことを学んだか、、、それは次回。

さあ今日も一日 いいひ でありますように。頑張りましょう!!(出美)


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KOA森林塾 もっと知りたい方は、、、こちらからどうぞ。

2008年10月26日


エコラの森 近山スクール東京フィールドツアー

ekoramori.jpg
昨日土曜日
長野県原村
エコラの森へ。

近山スクール東京
のフィールドツアー
に参加しました!

← 切り株の
チェンソーアート
の、森のくまさん!

森の入口に
佇んでいました。




今回のフィールドツアーは、自分で手を動かし、森での作業を通して「木」を知ること。
唐松の間伐、枝うち、玉伐り、搬出作業をやってきました。

エコラ俱楽部は、心ある工務店さんが、発足させた
森の保全活動支援を行う内閣府認定 特定非営利活動法人です。

家づくりに欠かせない「木」。
日々「木」を使っている工務店さんが、それを育ててくれる「森」を守るため、
責任を持って山を育てようと活動されています。

長野県原村にあるエコラの森は、15haの唐松の人工林。
これを5年計画で、整備し、広葉樹が豊かに繁る混合林に戻すそうです。

エコラ倶楽部の方々のお話を作業前に聞かせていただきました。
実際に森に居て、作業をしたからこそ、「腑」に落ちてきたのかな、、
とっても、心に残りました。

一度手の入れた人工林は、手入れをし、守っていかないとダメ。
間伐を行い、計画的に植林することで、
日本の山にある豊かな森林資源を保つことができるそうなのです。

私達東京で暮らしていると、また家づくりの仕事に携わっていても、、
お刺身でいうと、切り身になってスーパーに並んだ
ソレに値する「木」しか目にしない。。。
素材として当たり前に使っているモノの、トレーサビリティーを知ること。
つくり手として、忘れてはいけない姿勢だと改めて感じました。

昨日は、かなり真剣に作業をしてきたので
帰りのバス車中で早くも筋肉痛。。(泣)。(日頃の運動不足が祟る。。)
今日大丈夫か?と心配でしたが、、、
帰宅後、お風呂でゆっくりとアロママッサージをしたので
重症にならずに済みました~!
森の清々しい気も吸い込みリフレッシュしたのも良かったのでしょうね。

準備、指導をしてくださったエコラ倶楽部の方々、
原薫さん、近山スクールの北島さん、平山さん、
本当にお疲れさまでした。ありがとうございました!!
色々学べた素敵な一日に感謝です。

作業の様子、、、教えていただいた日本の木のこと、、、山のこと。。。
また後日、UPさせていただきま~す!(出美)
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  ありがとうございました!

↓ エコラ倶楽部 ekorakurabu.jpg さんのHPです。興味のある方は、こちらをご参照ください!


















(画像はエコラ倶楽部さんのHPより引用させていただきました)

2008年10月06日


NCN SEASすまい塾 卒業式

sumaijuku.JPG
土曜日に、赤坂で
NCN すまい塾の
卒業式がありました。

←写真は
卒業証書。
木の額に入った
南雄三先生の
コメント入 証書。

NCNのU様が
夜を徹して
つくられたそうです。
事務局のN様、U様
本当にありがとう
ございました~!




卒業式には、南先生はモチロン!なんと播先生までいらっしゃっていてビックリ。

播先生に、先日の講習会での感想をたどたどしくお伝えすると、、、
SE構法をコアとして使い、屋根などの設え(しつらえ)で
地域材をつかって端正な家をデザインしたらどうか、、、という
素晴らしいヒントもいただきました。

NCNの田鎖社長さんの話も大変興味深かったです。
トレーサビリティを重視した材料調達をするための企業努力。
勝手にイメージしていた先入観が崩れました。
(先入観ってダメですね。。。物事をみるレンズを曇らせます。反省。。
              でも、そのことに気付けて良かったです~!!)

↓ 南先生がこんなコメントを書いてくださいました。

よい家とは、常に住み手に愛されて、常に住み手の健康を守り
結果的に街をよくし、住み手に経済的な負担をかけない家のこと。
「理由あって美しい家」を目指して長期的に価値を失わない家を
勉強しました。。。中略。。。
日本の人と家と街を豊かで美しいものに導いてくれることを期待します。
                      
                 卒業証書から、、抜粋  南雄三先生の言葉


ここ数回、「すまい塾」のことを書かせていただきました。
色々なことを学んでホントお腹いっぱい。すぐには消化できませ~ん。(笑)。
ただ「知った」だけで満足せず、南先生が仰るように、、
これからの家づくりに活かし、自分のモノにしていこうと思うのです。

また、先日いいひブログで書かせていただいた、受講者の
プチハッピーの鈴木さまとも、お話できました。
穏やかな優しい方、、想像通りの方でした。
デザインスタジオ バオバブ を主宰されていらっしゃいます。

漁師から建築士になられたという アトリエTIDA の藤井さま
ご自身のブログでも書かれていましたが、ファンキーで明るい方で
お話できて楽しかったです!

近山スクール東京 も同日から始まったようです!
私は12月から参加ですが、、、すまい塾で知り合った方も参加されるとのこと。
いい家をつくるために日々頑張っている方々とこうしていただいたご縁に感謝して、
何かに繋いでいけたらシアワセです。(出美)
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2008年09月30日


すまい塾最終回 構造家 播繁氏 特別講演 

masuminomori.JPG
先日参加した
NCNすまい塾
最終回で、
播繁先生の
特別講演を
聴講しました。

 

 

 










長野オリンピック会場「エムウエーブ」、
「出雲ドーム」を手掛けられている日本を代表する構造家の先生。
どれもその地方を代表する建築物です。

素晴らしいと思ったのは、、
講演のなかで紹介されているそれらの建築物には、
その地方の木をつかっていらっしゃったこと。
流通出来ない間伐材も利用。
それは、地域の山にその時ある木。
木取りのいい寸法を山側に聞いて、材成を決めて使われたそうです。

「捨てるような間伐材も利用して構造材にする技術」
構造デザイン、、、技術力なのですね~~。。。感動しました!

この日の締め。
今回のすまい塾で一緒だった、おふたりの女性建築家の方と
最後でしたので、終わった後居酒屋へ行って色んなお話を。。。
おふたりも、同じように感じられていらっしゃることもあり、、
話は多岐にわたり盛り上がり、、、楽しい時間も過ごせました。
この勉強会に参加した収穫は、もちろん色々ありますが、
女性の同業者である このおふたりと知り合いになれたことが大!

  アトリエオンドの大島さん!(SOUPというインテリアオンラインショップも運営)

スピカ建築工房の滝川さん!

お財布を忘れたドジな私でしたが、、
おふたりに、快く誘っていただいて、感謝カンシャの夜だったのです。
スイカを持っていると、目的地までお財布ナシで辿りつける。。
便利さであり、、オソロシサでもあり、、、気をつけましょう。ハイ。。(苦笑)

急に涼しくというか、、寒くなりましたね。
だらしないことに少し風邪気味の私。。
この気候の激しい変化ってついていくのが大変ですが、、頑張りましょう!(出美)

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2008年09月25日


理由(わけ)あって美しい家 すまい塾最終回

akiyuukei.JPG
現場帰り
信号待ちの
車から
きれいな
夕暮れ空が!

荒川土手沿
帰り道をいそぐ
自転車の
シルエットも
何だかキレイ。。。

今日の私の
「ちょっと幸せ」
自分へのご褒美!





前置きが長くなりましたが、、
今日は、その「ちょっと幸せ」がキーワード。

昨日は、半年間参加したNCNすまい塾の最終講義がありました。
自立循環型住宅、CASBEE、南雄三先生の家族論etc、、、
学んだことを、卒業制作としてまとめ発表。

「理由(わけ)あって美しい家 長期高価値住宅」 がお題目。。。

色んな作品を見ることができて、とっても勉強になりました!
3分間で発表する、、短い時間なのですが
みなさんとても上手にご自身を表現されていらっしゃいました。

その中で印象的だったのが、事務所名を忘れてしまったのですが
鈴木さまという建築家の方が発表されていた内容。

「日々の暮らしのなかの、ちょっと幸せ、、プチハッピーを感じられること」
の写真をコラージュして、お題目のテーマでの論文を添え
まとめていらっしゃったのですが、、、その内容が私の琴線に触れました。

うまく説明はできないかもしれないのですが、、、

例えば、、
雨上がりの青い空に浮かぶ雲、、木漏れ日溢れる緑の木立、、
通りがかりに出会う犬の表情、、季節をささやかに教えてくれる道端の草花、、
香ばしい一杯の珈琲、、味わいがある寂びれたベンチ、、
(これは鈴木さまの写真からイメージした文章で、、直接関係ないかもしれません)

こんな日々の暮らしの中で発見すると
「プチハッピー・ちょっと幸せ」的なことってありますよね。

そんな感性をもった人が住まう家って、
きっと永く愛される佇まいのよい家なのではないか?
だから、そんな価値観を共有できる人が暮らすコミュニティは
町並みも美しくなり、誰もが住みたくなるような価値ある住宅地
になっていくのではないか?

と、、、そのようなことを仰っていた。はず。
(ニュアンスが違っていたら鈴木さま、、ゴメンナサイ!)

そう!分かる!わかる~!って感じたのです。
(イギリスの湖水地方、、コッツウォルズ地方の町並みもそうですよね。)

もし家を建てるなら、こんな価値観を共有できる建築家さんに
頼みたいだろうな~と、、、私がお客様ならそう思うはず!!
私自身もそうでありたいと思いますが、、、(笑)。

と、色々想うことあり、、学ぶことあり、、反省すべきことあり、、で
かなり 「お腹いっぱい」 で帰ってきました。

あと、昨日は、播繁先生(長野オリンピック会場のエムウェーブを手掛けられた)
の講演もあり、、、その内容もとっても心に残りました。
長くなるので、、それはまた次回。。。でも聞けて良かったぁ~。

梨農家のI邸も、無事完了検査に合格。(ホッとしております)
日々色んなことに感謝です!(出美)
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2008年08月07日


近山スクール東京 秋からの講座のご案内

ki_1.JPG
近山スクール東京

秋から始まる講座
の案内が来ました!

今日は
そのお知らせを。。

「木を知り、木を使う」
日本の木をつかった
実践的な家づくりを
学べる講座です。

テレビ朝日の
素敵な宇宙船地球号
に出演されていた
宿谷教授の講座も
あります~!!


先日いいひブログでも紹介させていただいた
テレビ番組内でのアルミ箔を使った暑さ対策には大きな反響があったようですね。

ちなみに、、宿谷先生の講義は12月6日(土)。
 「人体が感じる快適さって何だろう?」
    ~湿度放射の変化と快適な温熱環境について~

この講座案内を読むと専門用語が並んでいて 
「湿度放射の変化」とか「温熱環境」というと、、、
何だか少々難しく感じてしまいますが、、(え?私だけ?笑)
難しいことじゃないんですよ~。

とっても平た~く云うと、、、
日々感じる「暑い~!」「蒸し暑い~、、」「涼しい~」「寒~い」「あったかい~」等々は
私達の周りにある空間、、家とか会社とかの建物の環境によっても変わりますよね?

じゃあ不快さは、どんな要素が原因なのか?
テレビだと、、暑さの原因は、断熱材が入っていない小屋裏にありました。
じゃあそれについて対策を施してあげれば (例えばアルミ箔や遮熱塗料)
、、、ホラ!こんなに快適になりますよね~!! みたいな。。

「人の体感」に「何」が影響を与えているのか?
そんなことへの気付きも教えていただけるのです。(平たくしすぎ、、?)

宿谷先生の今回の講座は、実験を通して体感したあとに、講義を聞けるので
更に腑に落ちるモノになるのではないかと期待しているのです!

近山スクール東京の講義全般、
これから家づくりをするかたにとっては、
家づくりの本や雑誌など、、他にはない切り口で
家づくりのことを考える良いきっかけになる講座になると思います。

また実務者にとっても、
実務で知りたいことを相談できる相談相手が出来たり、、
純粋に建築を語れて楽しめる飲み友達が出来たり、、
ナント!素晴らしい師匠に出会えて就職したり、、
そんな場にもなっているようですよ~(笑)。

案内のPDFをこちらにアップしておきます
ご興味のある方はぜひ問い合わせてみてくださいね!(出美)

近山スクール東京のホームページはこちらからどうぞ

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2008年07月08日


信州へ行ってきました!「地元の山の木で家をつくる事をみんなで勉強する会」

narukari.JPG 7月5日、土曜日
七夕イブイブに
信州へ。。。

近山スクールで
共に学んだ
杉野建築店さまが
地元松本市や信州の
有志の方々と開いた
勉強会に参加させて
いただきました。

←写真は、、、
木曾ヒノキの
間伐材を糸ノコで
切り出してつくった
木のオモチャ!

ナルカリクラフトさんのもの。。お土産にいただきました!可愛いですよねー。

当日は、梅雨の合間をかいくぐってとても素敵な晴れの一日。(暑かったですが、、)
会場は、松本市のあがたの森文化会館
大正9年に建築された旧制松本高等学校の建物で、
国の重要文化財に指定された講堂をそのまま保存しつつ活用しているそうです。
レトロ感たっぷり!趣のある木造校舎で、、とっても素敵。
市民の皆さんが教室で色んな活動をされていらっしゃって建物が生きている~!
時代を経ても尚魅力ある木造建築。。。
今回の勉強会にはピッタリの会場だと思いました~!

杉野さんの熱いあつ~い!!想いが込められた勉強会は大盛況。
よそ者の私など座っていていいのか~?と恐縮してしまうほど。。
たくさんの方が、「地元の山の木でつくる家」に
興味を持っていらっしゃることが伝わってきました。

harasan.JPG ←講師のおひとり、、
原薫さん

柳沢林業 勤務の
女性の林業家さんです。

「山のこと木のこと」を
山で実際に働く方の
目線で分かりやすく
語ってくださいました。

彼方此方で講演されて
いらっしゃる原さん。
印象的だったエピソード
があったのでご紹介。

ある時、小学校で講演したときに子供さんに
「木は切っちゃいけないんだよ~」と云われたそうです。
木を伐ること=環境に悪いこと、、、
確かに、守るべき森林はあり、やみくもに乱伐するのはよくないことですね。

でも一度、人間が手を入れてしまった森は、間伐をして手を加えないと
森としても、一本の木としても、機能できなくなる。。。
枝打ちや間伐をしない針葉樹の森は、下草も生えず真っ暗。
表土が流れやすく、土砂災害も起きやすいといいます。
だから木を伐って使ってあげることも大切なこと。。。

適切に木をつかうことを我々がしていければ、、、
木は枯渇することなく使える素晴らしい素材なのだよ~と原さんは語ったそうです。

木の家 → 愛着を持って住まえる家にする → 適切に木をつかうこと

立木として生きるだけではなく、伐ってからも材木としての命を吹き込んで
立木として生きた分使ってあげられるのは、人間の心しだい。。

そんなことを、原さんのお話から得たように思います!!

↓ 近山スクールでご一緒だった方々と会えて、プチ同窓会のよう。
2008matumotochikayama_1.JPG 右からアトリエARKの竹内恵子さん。

近山スクール東京事務局の北島翠さん。

前述の原薫さん。

竹内恵子さんは「梨の木の家」の設計者。
伊那市で活躍していらっしゃる「森の建築家」です。
自然と共生した暮らしをして、、感性豊かで、、女性が好きな「木の家」を手掛ける
生き方も素敵な方で、、憧れています。

他にも素敵な方々と出会え、とっても充実した一日を過ごすことができました~!
またこのブログでもご紹介させていただきます。(出美)

2008年06月27日


自立循環型住宅ってナアニ?


今月も行ってまいりました!
NCNさん主催SEASすまい塾。
今回は、、、自立循環型住宅って何ぞや?という講義でした。

我がパートナー牛尾は護国寺での新規物件の打合せがあり欠席。。。
うーん残念!面白かったのに、、、
でも仕方がないですね。大切な打合せでしたので。。。
講師は南雄三先生。
今回も饒舌な語りで、実に解り易くご説明くださいました。

普段の私ならアレルギー反応を起こす数値を示すグラフも、、
こんな読み解き方をすれば良いのねー!!面白い~!って感じで
ワクワクしながら聞いていると、2時間半弱があっという間に終わり。

「自立循環型住宅」
字面から想像すると、ナンダカ、「エコな住宅」って感じがしませんか?
でも、実は「省エネ」に特化した住宅なのだそうです。
住まいのエコ度をはかるツールはCASBEE。
住まいの省エネ度をはかるツールがコレ、、自立循環型住宅。

とっても簡単に説明させていただくと、、、

この自立循環型住宅を建てるお施主さんのメリット

→ 家全体のエネルギー消費量
ふつうの家:80GJ(ギガジュールと読む熱の単位)を使う。
        それによるCO2排出が3~4t。
それを、ある工夫によって 約1/2(半分)に出来る。
太陽光発電をのせたら、ゼロに限りなく近くなる。。

→ ある工夫とは? = 自立循環住宅のつくり方

 建てる敷地(立地条件)や、
 家の形、しつらえや、つくり方(屋根の勾配・庇・軒、断熱)
 家での住まい方 (空調・給湯・自然光や風の採り入れ)で、工夫します。
 アクティブ(資源エネルギー)を使ってもいいのですが
 自然エネルギーも極力活かすようにします。

それにはいくらかかるのか?心配ですね。

この自立循環型住宅のツールを使えば
イニシャルコストとランニングコストが出てきます。

自然エネルギーを利用したパッシブな住宅を
数値であらわすことって今まで出来なかったのですが、
建てる前に、私達設計者とお客さんが一緒にツールを利用しながら
建てる家をシミュレーションしていけるのです。



うーん大雑把すぎな説明かもしれません。。。
でもニュアンスだけでも感じ取っていただけると幸い。
国がかりで推し進めている200年住宅の取組も大切なのでしょうが。。。

「自然の理に適ったことをする」
コレって、人間が心地よく生きるための必須要素。。

暮らしから家づくりまで、、、出来ることから始めていきたいものですよね!
そのひとつとして、この「自立循環型住宅」をもっと理解して使いこなして
いい家をつくっていこうと思いました~!(出美)

2008年05月22日


SEASすまい塾

seas.JPG NCNさん主催の
「SEASすまい塾」に
参加しています。

←講義後の
懇親会にて。。。
南先生を囲んで。



南雄三先生が講師で全6回のうち、、昨日は第2回目でした。

家づくりを取り巻くお国がかりの事業が次々に始まっています。
CASBEE、NEDO、長期優良住宅、省CO2モデル、etc、、、
補助金が出たり、税制が優遇されたり、そのための評価ツールが出たり
結構盛りだくさんなのです。
平たく言うと -国を挙げて日本の住宅を長持ちさせましょう的な動き-
なのかな。。。

踊らされることなく、これらの施策を読み解いて
日々の実務に活かしていこう という主旨の勉強会。

「200年住宅構想の意図とその足りない部分」についてが第一回目。
「省エネ施策ラッシュを整理整頓」するため 断熱・気密についてが第二回目。

省エネというと、、断熱・気密 抜きに語れないことなのですが、、、
ただ断熱をするといっても、色んな手法があり、色んな本が出ています。
プロですら迷ってしまう断熱談議、、、
ウーンどうなのかしら?と正直腰が引けていたのですが、、、
平らな目線での講義内容は、とても良い復習になりました!
前職では、新しい断熱工法が出ると、度々、、、
色々メーカーさんから話を聞いて実際に試していましたので
改めてどういうモノなのか理解できたと思います。

また、ふたりの女性建築士さんともお知合いになれ、
同業者ならではのお話が色々聞けて、新鮮。。充実した夜でした~!(出美)

2008年02月07日


CASBEEってナアニ?


おととい、NCN主催の「CASBEE戸建評価員養成認定講習」に参加してきました!

casbee-2.JPG 講師は、南雄三 先生
講義の最初に仰った!

「ボクの講義は
堅苦しくないです。
理解して楽しんで
帰ってもらいます」

と。。。(確か)

CASBEEという存在は知っていましたが
そのホントの意味は、私め、恥ずかしながら理解しておらず
「??何の意味があるのだろう??」と、正直斜めのキモチでしたが、、、

南先生のこの講義。。。。参加してホント!!良かった~~!!
このCASBEE(キャスビー)というツールの真の意味が、腑におちました!
先生のお言葉通り、理解できて楽しめた講義でした。

このCASBEE(キャスビー)というのは、
家の環境性能を測るモノサシとしてつくられたもの。

→ 住まいのエコ度 を図るモノサシ といったほうが分かりやすいのかな?

でも、環境・エコの目線からだけじゃなく
家を建てる上で必要な設計上の意図を
建主さんも設計者も両方が確認しあえるツールになるんです!

casbee.JPG ・夏の暑さを防ぐ
・冬の寒さを防ぐ
・犯罪に備える
・静かさ
・自然災害に耐える
・広さと間取り
・維持管理のしやすさ
・使用材料の情報提供
・地球温暖化への配慮
・既存の自然環境の保全
・地域の資源の活用と住文化の継承
などなど。。。

といった、計41項目!全てについて、
こと細かに評価する基準を教えてもらってきました。
(多分、教科書だけ読んでも、ココまで腑に落ちなかったなぁ、、南先生に感謝!)

モチロン設計は、ソコ(41項目)まで配慮して、しかるべきものなのでしょうが
決めることが多いなか、ひとつひとつの問題を掘り下げて
お客様と共有していくことは、結構タイヘンなこと。。。
よしんば語ったとしても、何を基準に考えたものなのか分からないこともある。。。

家を建てた方に、
「あなたの家のスペックは?
          何年持つの?この材料どこの?30年後どうなっている?」
なんて問うても、多分こたえられない。。。

コレを用いることによって(CASBEツールじゃなくてもいいけど)
住まい手にもつくり手にも「建てる家」に対して共通意識が持てる。
要はお客様と一緒に「家」を測る、コミュニケーションツールになるようなのです。

建築基準法にのっとった家が「普通の家」。
それにプラス何を配慮したのか、、、点数をつけられるので
「普通の家」に比べて、「我が家」の点数は?と、、
お客様が知りたいことを、示してくれる良きツールになるのです。
オマケに、難しいことを平らに伝えるというプレゼン術のヒントも
見せていただいたので、早速実践したいな~!!

私も改めて、いいひスタイルの家 を見直してみるために
CASBEEくんを活用しようと思いました~!(出美)

→ → もっと詳しく知りたい方  CASBEE とは? 

2008年01月26日


近山で得たもの_木造構造講座編


近山スクール東京に通っています。
10月~3月の間、月1回開催されているのですが、
早いもので、残すところ後2回となりました。

先月は、山辺豊彦先生の木構造講座。

ブログに載せるのが遅くなりましたが、、、(笑)
とても大切なことでしたのでお伝えしたいと思いました。
山辺先生は、木構造を専門にされている稀有な先生で
↓ の本も出版されています。

絵解き 住まいを守る耐震性入門―地震に強い木の家をつくる (チルチンびと建築叢書)
絵解き 住まいを守る耐震性入門―地震に強い木の家をつくる (チルチンびと建築叢書) 山辺 豊彦 鈴木 聡

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近山スクール東京の講義内容は毎回、事務局の北島翠さんが
ダイジェストにまとめてくださってホームページにアップされています。
(北島さーん!お疲れ様です~!!いつもありがとうございます)

今回の山辺先生のは、消費者であるお客様も
是非ご覧になっていただきたいな~と思いました。

「確認申請が通れば家は壊れない?」 近山スクール東京HP

詳細は、上のリンク先に譲りますが、山辺先生の講義では
住宅設計に携わるものとして忘れちゃいけない構造の安全に対するモラルと
建築士としてお客様に伝えるべきことが何なのかを思い出させてくれました。

意匠設計者でも、一番要となる構造の基本的な考え方を押さえて設計するのと
そうでないのでは、建物の安全性が大きく変わってくるんです。
どーしてもプランを考えているとき、お客様は間取り重視になりがちですが
構造面+コスト面も配慮したプランニングの重要性をご説明して
理解していただき、いい家をつくりたいと改めて思います!

伝統的な日本の木造を知ったうえで、新しい法律にも対応させようと
日々尽力されている先生方に、直接お話を聞けるので本当に毎回勉強になります。

今月も、防火の規制のかかるところで、無垢の木を現しにした家が建てられること。。。
なども、学んできました~!
今じゃあまり経験することのできない土壁の実体験もしてきましたし、、、
またまた ご報告させていただきま~す。(出美)

2007年10月20日


近山スクール東京 初日

site_logo.gif 10月13日 土曜日から、
近山スクール東京2007の講座
が始まりました。

今年は豊洲の芝浦工大キャンパスです!

ちなみに、このイラストは
事務局の北島翠さん作画。
とっても可愛らしいですよね~。

このブログをUPするのに、もう、一週間経ってしまいました。。。
でも、今回も興味深い内容だったので、是非ご紹介したいと思います!

「木造住宅を基礎から学ぶ講座」 
毎回 13時~17時まで4時間たっぷりと、二人の講師の先生のお話を聞き
さらにテーマについて、、フリートークで色々な側面から受講者含め語り合います。

今回の講義は、、、

「山の仕事と山の恵み・くらし」  講師 原薫 先生
「地域材をまちにつなげる 国産材の規格化と現し型住宅」  講師 戸塚元雄 先生

面白かったですよ~!!

昨年の第1回目の講義 松村秀一先生(東大で工務店研究されている)
から続く内容のお話だったことがまず感動~!!だったのですが、、、そのことは又。

今の日本の住宅業界って、世界でも例がないくらい珍しいそうです。
なぜならアメリカだったら、2×4が主ですよね。
と~っても広い国。気候だって様々ですが、構法は混在していないのです。

変わって日本は、在来工法から2×4。外断熱・内断熱の違い。
それこそ、多種多様な家づくりが混在する国。
(なぜそれが、成立しうるのか、、というところも説明してくださっていました。
このお話も非常に面白いのですが、、長くなってしまうので、また今度。。)

で、日本は一見すると選択肢が多くて、お施主さまの立場からすると、
有り難いような気もしますが、、、、実際には違う。
そのあまりの選択肢の多さゆえ、「家づくりラビリンス」に
はまってしまう方も、多いのです。。。

家づくりを考えて、初めて出合ったところ(ハウスメーカーさんなど)の
家づくりの仕組みに疑問をもつことがなければ、
家づくりのエスカレーターにスウッ~と乗れます。
完成まで、きっと楽に進めるはずです。
(モチロンそれなりの大変さはありますが)

でも、一度疑問を持ってしまうと、もうその疑問を解消しないと前には進めません。
そして、家づくりに対する純粋な探求心が芽生え、自ら納得したくなるんですよねー。
決められたレール(ハウスメーカーさんや住宅会社さん)からそれてしまうと
家づくりがラビリンスになってしまう。。。

前職から、そんな方々が抱える悩みや不安と併せ持つ家づくりにかける夢を
随分と見てきました。
木の家を建てることが、ある種特殊なことになってしまっています。
本当はそうではないと思うのですが、、、

で、その摩訶不思議さの、要因は何なんだろ?という理由が分かったのです。

それは、、、、

「多種多様な家づくりの構法があるゆえ、材料が規格化されていない」 こと

どうやら、これが諸悪?(、、、ですよね) の根源らしいのです。

規格化されていない  品質が安定しない → コストが下がらない
→ 家が建てにくい (住み手) → 木を使ってもらえない (山側)

設計者の自由意思のもと設計し使われていた材料選択が、
実は、山側や住み手に多大なシワ寄せを与えていた。。。

多分、一般の方からみると、
「え~。。。そんな理由?規格化しているのが当たり前でしょ~」 と
思うかも知れません。
また、もしそのことが原因で、
木の家が手に入りにくいモノ、高いモノになっているんだとすれば
「そんなふうに頼んだ覚えはないよ~。経済的に建ててよ~」
っていうのが、お施主さまの本音でしょう。

でも、現実は、違うんですねー。
「材を規格化して使う」 という
当たり前のことが、当たり前として成り立っていない。
こんな現実があるのです!!

そして、山側の現実をありありと語ってくださったのが、
林業素材生産者として、山に生きる原薫さん。
女性ながら、実際に山で木の伐採をされています。
(とってもナチュラルで素敵な女性です)
去年の講座に参加されていて、今年は講師を勤められました。
彼女の平たい視線でみる山の現状は、本当に理不尽で、、、
何とかしなければ~~!!と声を大きくして、皆さんに伝えたくなる内容でした。

近山スタイル(近くの山の木で家を建てよう!) 的な家を建てたい。
単に、木をふんだんに使った家に住みたい。
出来れば、国産材の木の家がいいな~~。。。と思っても、、
大半の方が、コスト面が合わなくて諦めてしまう。
または、つくり手と出会えないで諦めてしまう。
残念ですが、、、それが、現実です。

戸塚先生のまとめられた「れいほく規格材」は
それを解消するために、木の規格化をルールとして共有して
エンドユーザーの住まい手に、いい家を安価で提供しましょう!という趣旨。

構造材のみならず造作材も、新建材のような分かりやすさで出回れば、
もっともっと国産材が当たり前に使われていくんでしょうね。。。
(だって新建材の家づくりに日本中が慣れてしまっているんですもの)
(私もそうですが、、、)
一般の工務店が、国産材を使わない理由のひとつに、
手に入れるルートが分かりにくいという問題点も大きいと思います。

戸塚元雄先生 国産材プロデューサー・一級建築士
国産材プロデュースのための「木庸社」を立ち上げられた方です。
既にルールは作って、つくり手側・素材生産者側に示されました。
後は、いかに、一般の建築利用者(住まい手)にその情報を伝えていくか?
「伝わる努力より伝わる工夫を」
それがこれからの課題だと、仰っていました。

講義の後の、懇親会の最後で、ちょっぴりお話させていただきました。
素晴らしい取り組みです!!
分かっていても誰もがやらなかったことをまとめられた。。。
この功績って凄いんじゃないでしょうか??!!

とにかく、先生のお話がストーンと腑に落ちたことをお伝えしたくって、、、
私の文章じゃ伝わらない?(笑)

最後に、講義のプリントの中にあった文章から抜粋。
内田祥哉 著 「現代建築の造られ方」 より

建築家が自分の個性を最大限主張するために
束縛を嫌うのは当然ですが、どんなに厳しい約束や規格があっても
建築家の個性が発揮できないことはないのです。

一般の建築利用者は、建築家の個性を多少束縛しても
多様で、フレキシブルなほうがよいと考えています。
この規格材の話をすると、必ず、建築家サイドから批判的な意見が出るそうです。

でも、上の文章が全てを語っていますよね。
どんな視点で、家づくりをするべきなのか、、、

そこまで、見越した戸塚先生のロジカルな講義は本当に面白かったです!!
 
こうして、学んでいることを少しでも実務に活かせる日が来るように
頑張りましょー!! (出美)

追記: 近山スクール東京の北島さんが、この講義内容を
分かりやすくホームページ内でまとめていらっしゃいます。
是非、ご覧になってみてくださ~い!! 
→→ 近山スクール東京 ニュース

2007年07月20日


近山スクール東京

  chikayama.jpg

昨年2006年「近山スクール東京」という近くの山の木で家をつくる運動がベースにある
 「木造住宅を基礎から学ぶ講座」 に参加しました。

(この写真は、その講座で飯能の山で木の伐採現場を見学したときのものです)

その講座で良き出会いがあったことが、今の私の大きな力になっています!


受講者にはこんな方がいらっしゃいました。

工務店の社長さん、
林業の現場に立つ女性、
ハウスメーカーに勤務しながらも「木の家」をもっと勉強したいという方、
本物の木の家を建てたいと思って参加した30代の施主さん、

多方面から色んな方と交流できたのが面白かったですし
実務で分からないことを、気軽に相談しアドバイスいただけるのも
ホント助かっています。。。


木の家が多様化している今、家づくりを生業とする私たちでも
迷ってしまうほど、色々な情報に溢れています。
そんなとき、近山スクール東京の講座を通して
家づくりをする正しい尺度は何だったのか?を改めて思いなおさせてもらえました。

今回その「近山スクール東京」のホームページをつくることになり
私も微力ながらお手伝いさせていただきました。
そのホームページが7月15日にオープンしたのでお知らせします!

木の家づくりに興味のある方だったら きっと興味深い内容だと思います。

~森林を知り、木を知り、木の家をつくる~

シックハウスをつくらないための材料選びは?
日本の木を活かした自然素材の家づくりをしたい方
身体から建築を考えたとき、快適な室内環境をつくり方法とは?

等など、ご興味がある方は是非覘いてみてください!!

近山スクール東京

いいひのホームページにも「同じ志を持つ仲間」というコンテンツがあります。
こちらも良かったらご覧ください。 (出美)

プロフィール

一級建築士
坪木出美
(ツボキイズミ)

8年間、住宅会社の設計士として多くのお客様の家づくりに関わる。 その後「いいひ住まいの設計舎」として独立。 東京・神奈川・埼玉・千葉など首都圏を中心に設計・リフォームなど奔走中!

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