設計事務所の役割

家づくりの依頼先

家づくりの依頼先は、大きく分けて、三種類あります。

ハウスメーカーさんで建てる家...
設計施工の住宅会社さんで建てる家...
設計事務所と建てる家...

それぞれにそれぞれのメリットがあります。

ハウスメーカーさんならではの安心感。
住宅会社さんならではの値ごろ感。

ご自身の価値観で、
信頼できるパートナーを選ぶことが、
家づくりが成功する第一歩になります。

もし、設計事務所との家づくりを考えられている場合、
何が他と違うのかを、これからご説明させていただきます。

家づくりにかける時間

設計事務所との家づくりで、他と一番大きく異なるのは、
「標準仕様」や「間取り集」といったものが無いことです。

その土地、住むご家族が必要とされる仕様や間取りを、
施主さんと設計者が共に選び考え作り上げていきます。

それゆえに、時間がかかります。

家づくりにスピードを求める方には、
設計事務所との家づくりは向きません。

いいひ の家づくりでは、
初回のご面談から完成までは、
1年~1年半の時間が、かかっています。

その時間を長いと感じるかどうか...

ご依頼くださる前に、ご検討してみてください。

約1年半。

これからの人生を営む器としての家づくりにかける時間、
一生のうちでは、わずかな時間だと思います。

家づくりは、これからの人生をどう生きていくかを
指し示すものでもあります。

その時間を大切に考えられる方との家づくりに、
いいひ は誠心誠意を尽くしたいと考えます。

設計事務所 の立ち位置

もうひとつ、設計施工一体の家づくりと違うことがあります。

それは、私たちは、基本的に100%、施主さんの立場に立つこと。

建築士としての目線で、施主さんの立ち位置で、
家づくり全般をスムーズにナビゲートする役割です。

設計事務所は、たんに家を「設計」をするだけではありません。

 設計...
 仕様(素材・設備)選び...
 工務店さん選び...
 見積依頼~予算調整・折衝...
 工事監理...

全てにおいて施主さんをサポートします。

家づくりは、色々な選択肢を選びとる連続です。

お金のこと、構造のこと、断熱のこと、
間取り、デザイン、素材、仕様、

挙げていけばキリがないほど、
様々なことを同時に考え、
取捨選択をしながら決めていくプロセスを経ます。

施主さんの意図を知り、そして汲み上げて、
プロとしての眼力を働かせながら、
最大限良い選択肢を選びとるためのお手伝いをしていきます。

土地を読み解く役割

もうひとつ、設計事務所と家を建てるなら、
土地選びから相談されることをお勧めします。

暮らしやすい家をつくるためには、
土地の状況を読み取ることがとても大切になってきます。

土地が決まっていないと、
設計事務所に相談が出来ないと思われている方が多いですが、
土地探しの段階から、ご相談をうける場合も多いです。

施主さんが、どんな暮らしを営む家がいいのかをお聞きして、
見つけられた土地が、それにふさわしいかどうかを、
判断する材料としてのラフプランをご提示します。

不動産屋さん的価値観でみると、
悪条件の土地でも、
設計者的目線でその土地を見ると、
実は好条件の土地である場合もあるのです。

設計の工夫次第で、住みよい家を叶えられること。

「 土地を読み解く役割 」として、購入前に設計事務所に相談することをお勧めしております。

まっさらな土地から、あなたの頭のなかで描く夢の家を、具現化していきます。