IKEAキッチンリポート_1 「改めてIKEAのキッチンってどうなの?」

kanbanikea.jpg

先日、日本住宅新聞の本誌、、、&D(デザイン&データ)号で組まれる
キッチン特集の取材に同行させていただきました♪

IKEAのキッチンは約2年前に我が家のリノベーションで採り入れたことがあり、、
その時から、どう変わったのかも興味津々!

ワクワクしながら、行ってきたのですが、
今回も期待を裏切らず、あの頃のトキメキが蘇ってきました。
キッチン・・・暮らし廻りのことって、、女子的に、やはりそそられますね~(笑) 

ikeashuzai fuukei.jpg

↑ IKEA船橋にて。
PRマネージャーO様と、キッチン&ダイニングセールスリーダーK様に
最新キッチン情報を取材。

ショールームのキッチンコーナー展示の一角でお話を伺いました。

IKEAの店内には、実際の部屋を再現したショールームがあります。

スカンジナビアスタイル、、カントリースタイル、、モダンスタイル
スタイルに合わせて、トータルコーディネートされているのが特徴。

展示してあるモノは全てIKEA製品。
気に入ったモノを、その日のうちに持って帰れるのが嬉しい。

IKEAが日本に来て早くも三年。

世界基準のIKEA。
ヨーロッパ諸国多くが家に関してはDIYが基本。

なので、キッチンも自分自身で組立てることもいとわない。。
車で行き、自分で選び、商品を購入して、持ち帰り、その日のうちに組立作業開始!
なんてことをやってのけるのなんて、当たり前。
それ故に、、、日本の住宅業界にまだ馴染めない一面もあることも事実なのかな。。
海外に対して、日本的家づくりは、「プロ任せ」が当たり前ですものね。。

IKEAは、日本再上陸して店舗数も増え、、
かなりポピュラーな存在になった今、、
家具を見に行ったついでなど、、キッチン展示を横目で眺めて
その存在を知っていらっしゃる方もいらっしゃいますよね?!

☑ 改めて、、、ずばり!IKEAのキッチンってどうなの?
☑ 他のメーカーと何が違うの?
☑ 海外製品は日本のモノと違ってつくりが悪いんじゃない?
☑ 保証がつかないんじゃない?
☑ 壊れたら対応ってどうなるの?
☑ どうやって我が家の家づくりに入れたらいいの?
☑ IKEAキッチン最新情報


というところが、きっと皆さんの知りたいところなはず。
それを回を分けてご説明していきたいと思いま~す!!

今日は、IKEAのキッチンってどんなモノか特徴を、、、
そして他との比較をしてみたいと思います。

ikeaweb1_1.jpg

↑ 上記写真IKEA HPから抜粋いたしました。
特徴を探してみてくださーい!

・ 木製ワークトップ
・ 陶器の白いシンク
・ グースネック水栓
・ スタイリッシュなレンジフード
・ 照明を仕込んだ吊戸棚2段づかい
・ 洋書に出てくるようなレイアウトと北欧っぽいデザイン
・ キッチン本体とダイニング側ベンチ収納の天板・キャビネットが実は一緒


上記のようなことがみてとれます。

例えば、これを日本製システムキッチンでやってみようとしたらどうでしょう。
そもそも日本のシステムキッチンのレイアウトは、、
I型、L型、アイランド型が一般的、、いわゆる「標準仕様」です。
写真のような自由なレイアウト 、、コの字型、、二の字型などを
つくろうとすると、「特注仕様」となってかなりお高いモノになりがち。。。。

そもそも陶器のシンクや木製ワークトップ等といった選択肢はナシ。
ソレらを実現させたいと思ったら、、
オーダーメイドのキッチンという選択肢がありますが
それも、、目玉が飛び出るほど高い!300万円は軽く超える。。。

新築で、そんなに出せる方、、なかなか居ません。。

こだわっても、予算的に80万円~100万円上限位が現実的。

レイアウト・予算を優先すると、
大工さんの手づくりキッチンという選択肢もありますが、、、
これまたセンスがイマイチだったりする可能性も否めない(ゴメンナサイ)

以外に思われるかもしれませが、
新築時のキッチンには、みなさんそんなに費用をかけない方が殆ど。。
シンプルなI型キッチンのレイアウトを対面型にしたり、、アイランド型にしたり、、
+ パントリースペース等、、間取りの工夫で、機能を充実させ、
コストを抑えなお且つ使い勝手の良いキッチンにすることを目指します。

キッチンリフォームなどで、長年使い勝手の悪さに困りながら
新しく素敵なキッチンをつくるのが夢で、、
比較的予算に余裕のある方でもない限り、、、
上記写真のようなレイアウトを採用することは少なかったように思います。

はじめての家づくりには、キッチンだけじゃなく、
それこそ色~んなコトが待ち受けているので、、
余程の意志を持ち続ける強さがないと
写真のようなレイアウトと洋書っぽいデザインを叶えることは、ムズカシカッタ。

わたしも家づくりの仕事を通して
そんなジレンマに向き合ってきた経験がありました。

そんなとき、IKEAが日本に進出!
海外の知人から聞かされたり、本で読んだりして、
前から知っていたので、ワクワクしながら行ってみると
今まで難しかったこの夢が現実的に叶えられるではありませんか~!!!

IKEAでは、展示品は全て店頭で購入できて
しかも、「特注」という言葉は存在しません。
モチロン規格のパーツを使うことが前提ですが、
それを組み合わせる、、カスタマイズする、、オーガナイズすることは自由!

発想さえ膨らめば、、アイデアさえあれば、、リーズナブルな予算で、、、!
素敵なデザインと使い勝手よいキッチンの夢を叶えることができる。
( それが分かったときは、嬉しかったなぁ~!笑 )

写真のレイアウトだったら、
おそらく、設備機器を入れて、配送費や組み立て工賃を入れて合計120万円位。
新築時に入れる標準的キッチンが30万円位。
カップボードや家電カウンターを買うための予算が30万円あればそれをまわすと、、
「 120万円-30万円-30万円 = 差額 60万円 」
家づくりの諸々の項目で、頑張れば何とか調整がつく金額かもしれません。

IKEAは、デザインの良いモノをリーズナブルに提供すること、、
誰もが心地よい住空間を手に入れられる努力、、
これらに注力している企業なので、、、、
予算内でお洒落なモノを導入する際には、まず候補に入れてみてもいいかも。

あと、IKEAの良さは、収納部分、雑貨部分の全てが同じテイストで揃うので
トータルデザインでキッチンを使い勝手良くカスタマイズできることが魅力。
調理器具を引っ掛けておくバー、、モダンテイスト・カントリーテイスト色々。
調味料入れ、、包丁挿し、、etc、、
こう使えばいいんだ~!というアイデアが展示コーナーに満載。

この特徴は、日本のキッチンメーカーでは決して無いこと。
ショールームでは、おおよそ現実感の湧かない、お洒落な展示は見かけますが
そこから使い勝手や「暮らし」を想像できない展示が殆ど。。食指が動かない。。

対して、、初めてのIKEAでは、、私など、、アドレナリン大放出。。
もぉ~!見ているだけでホント楽しかった。暮らし好き女子魂には堪らない。(笑)
なので、、私自身がまず使ってみようと思って自宅で試してみたのです。
(でも細かい部分のつくり込、暮らしながらやればいいやと、未だ未完成。。苦笑)
実はしばらく、IKEA熱は冷めていたのですが、やはりいいね~と感じた取材。

IKEAの良さは分かった!でも、、、

☑ 海外製品は日本のモノと違ってつくりが悪いんじゃない?
☑ 保証がつかないんじゃない?
☑ 壊れたら対応ってどうなるの?

ということが気になりますよね。。。
そのあたりもキッチリIKEAさんにお話聞いてきましたし、、
自分自身のIKEAキッチン導入体験も交えてお伝えしたいと思います。

でも、長くなりがちないいひブログ。(苦笑)
またまた長くなってしまうので、それは次回にUPしますねー!(出美)

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最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

≪ 過去ブログも宜しかったらどうぞ~♪ ≫
「 Let'sイケア!家づくりでの取り入れ方 」
 

Comments [4]

お世話になります

我が家にもう少し予算があればキッチンの選択肢が
増えたんですよね
嫁の要望を満たすキッチンを造ろうと思ったらイケアでさえ厳しかったんですよね(笑)
近々ロールスクリーンを買いに行こうかな

m様

おはようございます!
IKEA、トーヨーキッチン、トステム、、
色々と見に行きましたよね。。

でも結果、奥さまがご満足いただくキッチンが入れられてよかった!
ホントそう思います。

mさんのお宅は、IKEA近いからイイですよね!!
また変化するmさんの家を見させていただくのが楽しみです。

コメントありがとうございました!!

確かに!
質が良い、悪いとかを考える以前の問題で
IKEAに行くと、アドレナリン大放出!!分かります。
やっぱり、ステキなんです。
テンション上がるんですよね。
いろんなご意見、勉強させて頂きます!

みゆう様

おはようございます!
みゆうさんもIKEA好きなんですね!!
何だか嬉しいです~~~!
IKEAに関して賛否色々ありますが、、
あの、、「ステキ」「アドレナリン大放出」の感じを
共有出来てシアワセです♪

偏らないように、、平らな目線で、、
リポート続編まとめていきたいと思います。
またぜひご感想お聞かせくださーい。

ありがとうございました!!

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プロフィール

写真:牛尾 出美

一級建築士
牛尾 出美
(ウシオ イズミ)

1973年2月生まれ。暮らしと家が大好きな女性建築士。東京都江東区のリノベーションしたSOHOマンションで住宅設計事務所を運営。
シアワセを感じるコト&モノは、猫・カメラ・旅・花・珈琲・映画・読書♪

いいひ住まいの設計舎 一級建築士事務所

代表:
牛尾圭一、牛尾出美
資格:
一級建築士2名
構造設計一級建築士1名
一級施工管理技士1名
住所:
東京都江東区東陽2-3-1-106
電話:
03-3648-5711
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