小屋裏空間を活かす都市型の家♪

nteikoyaura.jpg
小屋裏空間の利用は、、都市型住宅にとっては非常にありがたいもの。。

↑ 今、工事中の葛飾の家N邸にも、、小屋裏空間があります♪
兄弟ふたりの子供室についたそれぞれ3帖と、、
収納のための6帖、、通路も入れて合計13帖の空間。
固定の階段でも上れて、、、
子供部屋それぞれからもハシゴで上れる回遊性ある2wayの小屋裏空間なのです。

駆体の状態では、一番高いところでご主人が立てる高さがありますが、、、
もう少し工事が進むと、残念ながら天井高さが1.4Mになります。
あくまでも、2階建て+αの空間なので、居室としては、原則利用不可。
これ以上の天井高さだと、、3階建の扱いになってしまいます。

でも、小屋裏ってなんだかわくわくするものですよね♪
N邸長男のK君もこの日、初めて小屋裏まで上ってみて、やっぱりニコニコ!
子供部屋の平面的広さは4.5帖×2(本棚で間仕切)で9帖ですが、、
勾配天井(屋根なりの斜めの天井)と、この小屋裏ロフトのおかげで
空間的な広がりはかなり違います。

Nさんも、4.5帖じゃ狭いのではないかと心配していらっしゃいましたが
この日、屋根がかかり、周りが囲まれてきた空間をご覧になって、
「 最初心配していたけど、、思ったより広いですね~ 」とコメント。
そうなんです。。
敷地に地縄を張ったときより、、基礎が出来た時より、、上棟した時より
段々と周りが囲まれると広く感じるモノなのです♪

自治体によっても、
小屋裏空間の利用については扱いが違うので確認が必要ですが、、

■ 下階の面積の1/2
■ 天井高1.4m以下
■ 窓の大きさの制限など有 (あくまで換気程度)
■ 上る手段:固定か可動か指導有。(梯子か階段か…)
※ 上記 自治体によって指導が異なりますので事前に要確認!!



ならば、、、容積率にも、、階にもカウントされず、、小屋裏空間を使えます。

Nさんが別のところで家づくりを考えていらしたときは、、
メーカーならではの制約がかかり、かなりなコストUPになるとのことで
この空間を諦めていらっしゃったそうですが、、
いいひでやらせていただくことになり、、
この小屋裏空間が叶えられることになったのが、
何より嬉しいことだったとお話くださいました。

自治体によって可・不可はありますが、、
出来るなら、、天井からカパッと下ろす収納梯子より、、
固定の階段で普通に小屋裏にアクセスしたいモノ。。。
断然モノの出し入れの便利さが違います。
階段でひょいとアクセスできれば、、要らないモノを押しこむ空間ではなくなる筈。
そして窓を設けられることができれば、、風も抜けて「気」の通りもよくなります。

先月完成した練馬の家K邸も、、小屋裏空間を利用した書庫があります♪
広さは9帖大。( ↓ 写真 )
小さな本屋さんくらいの書籍があるKさん宅には、必須な空間です。

kteikoyaura_MG_1023.jpg
こちらも固定階段で上ってこれるので、、ココはちょっとした隠れ家的空間。
Kさんは建替える前につかっていたソファを入れられていました。

南の小窓からの光と風、、のんびりと休日の午後を過ごす。。
本棚から目についた本を取り出し、、
ソファでコロリ~ンと横たわり、、ひねもす読書に耽りたい。。
本好きには堪らない空間です♪
漫画もあるので、、子供だったら、、もう!1日そこで遊べます♪
私が子供だったら、真剣にここの家の子供になることを望むでしょう(笑)

限られた空間で工夫しなければならない都市型の家には、、
小屋裏等余剰空間を上手に配置して計画することが多いのですが、、
そのオマケのような空間を活かして快適に暮らしていただけると嬉しい♪

寒くって冷た~い雨の1日からうって変わってお天気の朝。
お陽さまの光ってホント嬉しいモノですね~。。

プチ不調だったこの頃、昨日は久しぶりに熱を出して寝込んでしまいました。。
眠りに眠ったせいか今朝は大分下がったので、風邪ではなさそうです。解毒?(笑)
寒暖の差が激しい今日この頃。。晩秋の東京11月。
皆さんも気をつけてくださいね~♪ (出美)

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  ありがとうございました!

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プロフィール

写真:牛尾 出美

一級建築士
牛尾 出美
(ウシオ イズミ)

1973年2月生まれ。暮らしと家が大好きな女性建築士。東京都江東区のリノベーションしたSOHOマンションで住宅設計事務所を運営。
シアワセを感じるコト&モノは、猫・カメラ・旅・花・珈琲・映画・読書♪

いいひ住まいの設計舎 一級建築士事務所

代表:
牛尾圭一、牛尾出美
資格:
一級建築士2名
構造設計一級建築士1名
一級施工管理技士1名
住所:
東京都江東区東陽2-3-1-106
電話:
03-3648-5711
FAX:
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