ノンレールサッシと通風電動シャッター
2009-02-16 (Mon)
家づくりのこと
外廻のこと(庭・外構・窓)
書庫と吹抜けリビング 練馬の家K邸
今、計画を最終的に詰めている練馬区K様の家。
今回の設計では、色々な機能サッシをつかっています。
同じサッシでも、、メーカーによって違いが多々あるんですよねー。
今回、翻弄されてしまったのは、、、
ノンレールサッシと通気タイプの電動シャッターの組合せ。
カタログでは、その組合せが無かったのですが、、、
T社のショールームで取付可能かを確認したところOKだったので
採用したにも関わらず、、見積をとったら、その組合せがNG!
以前にもそんなことがあったので、気をつけていたのですが、、、
改めて調べた結果、ダメでした。。
理由を調べると、、、
電動シャッターに付いている障害物を感知するモーターが原因らしいです。
通風できる電動シャッターのモーターは、通常の電動シャッターのモノとは違い、
ウッドデッキを障害物として反応してしまうから使えないとの答えでした。
なるほどです。シャッターの取付方とか形状が原因ではないらしいので納得。
でも、どうしてもその組合せに設計意図があったので、使いたい。
他メーカーを調べました。。でも、使えるのは、サッシの色の関係で一社のみ。
頼みの綱のYKK。調べたら、、、
ノンレールサッシに組合せる通気タイプの電動シャッター、ありました!
その名も「ウェルシー」。詳しくはPDF参照(YKK WEBカタログより抜粋)。
よかったぁ~と一安心。(笑)。今回のサッシはどうやらYKKになりそうです。
ちなみに、、なぜこの組合せに拘ったのか、理由も少しご説明いたします。。。
←「ノンレール引き違い窓」。
(写真:YKKWEBカタログより)
写真のように、ウッドデッキに面している掃出し窓でも、
部屋の床とウッドデッキがフラットで段差なく出入り出来る優れもの。
普通は、サッシ下枠に段差があり、↑ このようにフラットには出来ないのです。
庭に続く掃出し窓は、何かあったとき、、屋外とつながる大切な箇所。
何かあった時というのは、、車イスをつかうような状態になったときなど。。。
ご家族が要介護状態になったお宅のリフォームを何度かやったことはありますが
車椅子で外へ出るルートをつくるのに、、、結構苦労するのです。
外部と家の中には、約50㎝程の段差があるのが普通。
玄関とホールには20㎝~30㎝の段差。それにポーチと道路の段差が同じくらい。
でも、、玄関廻りは、大抵スペースが少ないお宅が多く、、、
段差を解消するのも、スロープをつける工事もなかなか大変な場合が多々。
そんなとき、逆に発想を変えて、、、、
庭へ続く掃出し窓に、ウッドデッキ+スロープ又は段差解消機等をつけて
表に出れるようにした方が工事的にもずっと安価に済むことがありました。
そんな事例も踏まえて、、K様の家でも採用することにしたのです。
家の設計って、将来を見越すことも必要ですが、、
最初から車椅子をつかう設計までは出来ない場合が多いです。
そんなときでも、将来のバリアを極力取り除く設計の工夫は可能。
庭にウッドデッキを設けて、ノンレールサッシをつけ、、、
部屋とウッドデッキとの一体感を楽しみながらも、、そこを車椅子動線としてもつかう。
モチロン、ウッドデッキと地面との段差解消方法も設計視野に入れることが大切。
こんなことも、設計時に考えられる間取りのヒントになるかもしれません!
プラス、、加齢すると段々エアコンの風が不快になること。
シャッターを閉めながら風を通せたら、エアコンに頼ることも少なくて済みます。
もうひとつ、、、機能サッシで気付いたことがあったのですが、
それも軍配がYKKにあがってしまいました。
(別にYKKの回しモノではございませんが。。。笑。。。)
そのことは、、、また今度ご紹介いたしま~す!!(出美)
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