埼玉県越谷市在住 子育て世代 Mさんが選んだ家づくりの仕様。
今日は、、断熱編。
ちなみに、Mさんは、無事決済も終え、新しい家で暮らしをスタートさせています。
床の蜜ろうワックス塗、、造作材のオイル塗、、棚板の設置など
まだまだやることが沢山。
でも、ゆっくりと暮らしを整え始めていらっしゃいます。
断熱とサッシ。
日々の住み心地の良さを実感するためには、おろそかに出来ない大切な仕様。
デザイン性や便利な最新設備品などよりも、、
しっかりと考えなければいけないところなのでしょう。
ただし、断熱については、プロの間でも意見の分かれるほど
様々な方法があります。
優先順位をどう考えるか、、、が結局大切。
大切なのは家のトータルな性能に見合った断熱材と断熱方法の選択。。。
モチロン、、コストも大切ですし、施主様が何に重きを置くかを
きちんと話しあって決めるようにしています。
特に、どれが良いかは、考え方が様々ですので、都度仕様は変わります。
断熱を考えるうえで、知っておいたほうがいいこと
◎ 木造住宅工事仕様書(住宅金融普及協会)の断熱工事
を参考にしています
☑ 自分の住む地域がどこに当てはまるのか?
(全国Ⅰ:北海道~Ⅴ:宮崎・鹿児島まで5つの地域に区分)
Mさん→ Ⅳ地域
☑ 断熱性能を決める (大きく分けて3種類あります)
・ 旧省エネ基準 (昭和55年告示) ≒ 性能表示基準 等級2
・ 新省エネ基準 (平成4年告示) ≒ 性能表示基準 等級3
・ 次世代省エネ基準 (平成11年告示) ≒ 性能表示基準 等級4
※ 性能表示の数字が大きくなる順に、断熱性能も高くなる
今、家を建てるなら 「次世代省エネ基準」を選びましょう!
Mさん→ 次世代相当にしました ( 性能表示 等級4 )
☑ 断熱方法の選択
・ 充填断熱 ( 構造体の中に、断熱材を入れます )
・ 外張断熱 ( 構造体の外に、断熱材を入れます )
外壁材によっても、、、選択肢が変わってきます
湿式(モルタル塗)仕上には、外張は適さないです
乾式(サイディングやガルバリウム鋼板貼等)なら外張でもOK
また一般的に、施工コストは 「 充填 < 外張 」
Mさん → 外壁材が湿式 → 充填断熱を選択
☑ 断熱材の種類と厚み
断熱材種類の選択は、対コストや個人的な感覚によって様々。
欲しい性能値 (ex.次世代相当にしたい) から逆算して
種類と厚さを決めていきます。
外張なら硬質ウレタンボード等。
充填ならグラスウール、セルロースファイバー、パーフェクトバリア、羊毛等。
☑ その他注意点
断熱材の考え方で大切なのは、偏った考え方をしないこと。
「選択した断熱材をきちんと施工する」 これが重要です!!
あとは、、設計者や施工者から選んだ断熱材について説明を受け
ご自身の感覚でOKかNGか、、、対価格面が折り合うか、、
を、選ぶ時に気をつけてみてはいかがでしょうか?
今回のざっくりとした説明で、、言葉足りないところは、、、
↓ ↓ ↓ チリウヒーター株式会社さんHPを参照してみてください。
どっちがいいの??
木造住宅における外張断熱(外断熱)と充填断熱(内断熱)
偏りのない情報が書かれていて参考になると思います。
寒い朝ですね。。。
忙しい師走。風邪ひかないよう気をつけて頑張りましょうーー!!
Mさんの家ケーススタディも明日UP予定。また覘いてみてくださいね!(出美)
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最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
Comments [4]
kornさん
お世話になります
断熱も大事ですが結局のところバランスが一番大事だと
思いました
住んでみて感じた事は冬の低い日差しをたっぷり取り込むと
夜暖かいんですよね
でも大開口のサッシから冷たい空気が。。。
夏は1.5mの長い軒が日差しをカット、多分涼しいはず。。
そういえばうちの断熱って次世代省エネだったんですね。
25℃設定で暖かいですよエアコン3基中、1基しか使ってません。
すぎのさん
オープンハウス、とてもとても行きたかったです。(泣)
素敵なお家ですね!
またゆっくりお話をお聞かせ下さい。
お願いいたします。
いいひ
korn様
「バランスが一番大事」
家づくりを終えての含蓄あるお言葉ですね。
ホントにそれが分かるのは住んで実感してから。
バランスの取捨選択をお手伝いするのが私達のお仕事。
大開口のサッシは、、、
ドレープカーテンで暖気の逃げを防げるはずなのですが、、、どうでしょう?
また住み心地教えてくださいね!!本当にためになります。
ありがとうございました!!
いいひ
すぎの様
先日の近山、お疲れ様でした!!
色々楽しい講義でしたね。
またお会いできるのを楽しみにしております。