間取りのヒント「LDK続き間和室編」



家のことをほぼ毎日考え、

色んな家に住まう方々に会ってお話することも多い私達。

「間取りのヒント」今回は 「 LDK続き間和室を心地よくする工夫 編」です!



都内近郊だと敷地の制約が大きく、、、

理想の間取りを取れずにジレンマを感じてしまうことも多いですね~。



LDKに続く和室というのは、、、

あるときは客間、、

あるときは居間、、

あるときは寝室、、

という具合に、フレキシブルに用途を変えて使えるため

使い勝手良い間取りの配置といえるかもしれません。



とってもスタンダードな間取りであるからこそ、、少し工夫するだけで

もっと心地よく住まえるように出来る工夫があるので、、、参考にしてください~!



「和室の広さは6帖以上で、押入、床の間をつけたい」

「リビングから続くので、間仕切戸を外して一体で広々使いたい」

「続き間で使うので、インテリアも違和感なく使いたい」

「風通しを良くしたい」



こんな要望をいただくことが多いのですが、、、 

普通にレイアウトする間取りにありがちなデメリットを挙げての

間取りのヒントを載せました。

解決策のひとつとして ↓↓↓ PDFと 間取りのヒント 参照してみてください!




tsudukimawasitu.jpg
   




いつものようになぐりがきで見えにくいかもしれませんがご勘弁願います。。。

暮らしやすい間取りのヒント → LDK続き間和室

 

 間取り名:和室(LDKに続く場合)

        LDKに続く和室はフレキシブル用途で活用できるメリット有。

        客間、家族がくつろぐ居間、場合によって寝室としても利用可。

 

 ≪形状のおススメ≫

 ◎LDKと一体で使うので、間仕切り戸は

  フルオープンにできるような引戸を使うといい。

  (4枚引き違い戸、引き込み戸) 

 ◎通風のため窓を2ヶ所確保。

  片方は地窓を取り、上部を吊押入にし  スペースの有効利用を!

  地窓には、面格子をつけておくと、開けたままでも安心できます。

 ◎床の間スペースは、飾るモノによりますが

  幅4.5尺(1,365㎜程度)あれば十分でしょう。

 ◎収納は、一間の押入と同等の収納量を確保するなら

  吊押入幅を7.5尺(2,275㎜)取るといい。

 

 ≪インテリアのおススメ≫

 ◎リビングと一体になるので、、、長押は回さない。

 ◎建具の内法(うちのり)を洋間と合わせる。

  障子は使わずに、よしず風ブラインドや和紙風ロールスクリーンを

  使うと、リビングと続き間でも違和感なく見える。

 ◎吊押入や間仕切り戸は、タイコ貼のふすま(縁が無いモノ)

  又は 桐などのフラッシュ戸を使うと、洋間と一体でもおかしくない。

 ◎リビングと同じ壁・天井仕上げにする。

  ラフな塗り壁がおススメ(珪藻土、、漆喰、、など)

 ◎吊押入下と床の間に間接照明を入れると、、夜の雰囲気が2重丸!



※ ただし和風っぽい家、、民家風の家だったら、、インテリアヒントは

  また違ったモノになります。この場合はナチュラルな洋風リビングを

  想定しています。 



今の時期、、エアコンじゃない地窓から吹き抜ける風が心地いいんですよね~。。

和室の真ん中にゴロンとして自然の風を感じ読書しながらまどろむ、、、

な~んて、、イイですよね~(笑)。

過去やらせていただいたお客様からも、、地窓の効果は評価が高いです!



暮らしやすい家にするため「間取りのヒント」を生かしていただけると幸い。

「LDK続き間和室 編」 でした。(出美)




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最後まで読んでいただき

ありがとうございました!

Comments [7]

坪木さん。こんにちは。
いつも楽しく拝見させていただいています。

私も仕事柄、日々間取りの勉強をしています。
インターネットで間取りについて勉強している際に、こちらのサイトを見つけました。

住まいの情報に限らず、ほっとするようなブログなので最近では仕事中にこっそりアクセスさせていただいてます(^o^)

でわでわ、これからもお邪魔させていただきます。ブログがんばってください☆

久々に登場しました。
この間取りは最高ですね!
和室の用途ってかなり実用性があり日本人に馴染み深いはず。
洋間(LDK)との一体感があればかなり質の高い空間になると思います。
画像右の壁が引き戸(一枚)になって回遊できれば尚いいと思いました。
表動線、裏動線が取れ本当に使い勝手良し、質の高い空間、言う事ないですね。
間取りのヒント。。。楽しみにしています。
それでは。

こんばんは、いいひさん。
突然ですが。
いいひさんは、勤め人から経営者に変わりましたが
切っ掛けがあったのですか?
正直、私は悩んでおります。心が痛いのです。
私の考え方と会社側の考え方は
全然違います。このまま続けて行くのでは・・・
私は疲れてしまったのです。
この胸の内を思いっきりぶつけたいとも思うのですが
会社側では・・・・・やはり自分が可愛いようです。
すみません。内容が良く分かりませんよね。
また、お邪魔します。

間取りプラン様。コメントいただきありがとうございます!とっても嬉しいお言葉、、、ブログって結構孤独で、、、(笑)こんな風にコメントいただけるとホント励みになります!!
御社のHP拝見させていただきました~。すごいですね!!私も勉強させていただきたいと思いました!

間取りって楽しいですよね~。住宅情報タウンズ(間取り付不動産情報誌)を片手にベッドに入る位、、好き(笑)。

また是非遊びにいらしてくださいね~。ありがとうございました!!

その男さま~!お久しぶりです。

そうですね。。間取りの全体像を出していないので、分かりずらいかな~?と思いましたが、、この続き間の間取りって使い勝手良いですよね!でもリビングと一体になってインテリアの一部として見えてくるので、和風じゃなくオシャレに暮らしたい場合、結構気を遣わないと、、アレレ、、となりがちなのです。参考になれば幸いです。

コメントどうもありがとうございました~!!

たかさん、コメントありがとうございます。

そうですね~。。。きっかけはありました。想像でしかありませんが、、多分たかさんのジレンマと同じように、、私も随分悩みました。身体が悪くなるくらい(笑)。それが一番のきっかけ。。。でも、とてもいい経験をさせてもらったと今では感謝しているんです。(やっとかな?、、笑) たかさんも今はツライと思いますが頑張ってください!きっと無駄にはならないはずです。。。

また遊びにいらしてくださいね。ありがとうございました~!!

そうですね。「いい経験」なのかもしれませんね。
おかげで、私はやっぱり建築が好きなんだ~と
はっきり認識してしまいました。(^.^)
ありがとうございます。

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プロフィール

写真:牛尾 出美

一級建築士
牛尾 出美
(ウシオ イズミ)

1973年2月生まれ。暮らしと家が大好きな女性建築士。東京都江東区のリノベーションしたSOHOマンションで住宅設計事務所を運営。
シアワセを感じるコト&モノは、猫・カメラ・旅・花・珈琲・映画・読書♪

いいひ住まいの設計舎 一級建築士事務所

代表:
牛尾圭一、牛尾出美
資格:
一級建築士2名
構造設計一級建築士1名
一級施工管理技士1名
住所:
東京都江東区東陽2-3-1-106
電話:
03-3648-5711
FAX:
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