東京は雲ひとつない冬晴れ♪
新しく始まる現場の解体工事がスタートしました!
昨年から設計させていただいた新築の家、、
カテゴリータイトルは、、
「 二世帯が集う軒の深いシンプルナチュラルな家_三鷹の家 」
取り壊してしまう家は、戦後すぐに建てられた昭和の家。
60年以上、まめなメンテナンスをし続け住んでこられたので、
傷みも少なく、、住む人に愛されてきた家だけが醸し出す雰囲気のある家。
この昭和な風情…ワタシ的に、たまらなく好きです♪
既製品など、なかった時代の家なので、、
大工さんや建具職人さんや左官屋さんの手間ひまがかかった家。
材料の乏しかった時代だったのでしょうが、、簡素にセンス良く設えてありました。
打合せの度に訪れると、な~んだかとっても心地よく、、好きな家でした☆
← こちらは、、
玄関を外観。。
赤いポストが可愛いのです!!コレ、施主さんのお手製。
マメなお父様で、物置も、おひとりでつくってしまう程、DIYもお得意!
この家がいい状態で、今も残っているのは、、、
このご主人と日々の手入れをキチンとしてこられた奥さまのお蔭だと感じます。
今の時代、、この風情の板張りの家を東京で建てようとすると、、、
かなり贅沢なことになってしまうのがもどかしいですね。
新しい家は、モチロン今の建材やアルミサッシをつかいますが、、
シンプルで風情のよい家を完成させたいと願って設計しました。
↑ 縁側の4間通しの桁丸太。
40年~80年生位の丸太を磨いて使ったと思われます。
4間分の窓、、毎日開け閉めする雨戸、、さぞ大変だったことでしょう!!
でも、、板戸の雨戸だからこその風情。。木製窓だからこその風情。。
アルミ雨戸にリフォームしてしまう方も多い中、、
よくぞこの佇まいを残してくださったなぁ…と、、
初めて、打合せでお宅に伺った時、ホント嬉しくなったのを覚えています。
( でも、、その手間は現代では受け容れられないことも理解できます )
どんどん便利に、、どんどん手間をかけず、、ピカピカメンテナンスフリー、、
快適を求めることは、決して悪くないんですが、、
ともすれば、どこかはき違えてしまいそうな家づくりの価値観。。
設計中感じたのですが、この家のお父様は、メンテナンスという面で、
しっかり、素材や材料をご覧になり選ぶ眼を持っていらっしゃいました。
新しい便利そうなモノでも、、本質を見抜きながら、選ばれていて、
う~ん!!さすがだな~!!と、感じることが多かったです。
練馬の家を設計しているときも、同じような意味で、、
80代のお父様のご意見が的を得ていて、、
とても参考になったことを思い出しました。。
どんな便利なモノが出てきても、、
家を建てることは、その日から維持管理が始まるということになります。
メンテナンスしてこそ価値の上がる家になる。。
家づくりには色んな要素が詰まっていて、、
同時に色んな選択肢を選んでいくことになりますが、、
三鷹の家、、練馬の家のお父様方のような目線を忘れずに、
しっかりと家づくりをコーディネートしていきたいなと思いました☆
三鷹の家は、2世帯の家です。
ボリュームが大きいので、コスト調整も難しいところもありましたが、、
住みよく回遊性のある間取りで、、いいひの家らしい素材づかいで、、
進めさせていただくことができて、とっても嬉しく思っているのです♪
こちらの家づくりの様子も、お施主様に了承を頂戴し、
いいひブログに記事を掲載させていただくことになりました。
( A様、この場を借りてお礼申し上げます!! )
また、徐々にUPしていきたいと思います♪
60年以上、、三鷹の家のご家族を支えてくれたこの昭和の家に感謝!!
家での日々の暮らしが心地よく、、
住む人の幸せに繋がりますように、、
心を込めて ♪ (出美)
最後まで読んでいただきありがとうございました
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