生まれ育った町に住み続けること。
地方で育ち東京に上京して暮らす私にとって
とっても羨ましい人生の選択肢だと感じます(*^-^*)
まもなく完成する台東の家は、
そんな素敵なことを叶えている家族のお家♪
タイトルにもありますが...
防火地域内で
敷地条件に合わせた自由な設計で
広い木の家を建てる選択肢
↓↓↓ それは
木造耐火住宅にすること。
今日は、台東の家でも採用した
その 木造耐火建築 のこと...
工事の様子などをご紹介いたします♪
台東の家は...下町情緒残る地域での建替え。
防火地域に入っています。
当初、施主さんは、
木造耐火住宅を手掛けるハウスメーカーさんも
検討していらしたのですが、
設計事務所との家づくりに共感してくださり、
家づくりのパートナーとなれたご縁です(*^-^*)
設計事務所として独立する頃...15年ほど前に、
日本木造住宅産業協会 の講習を受講していましたが
それから認定内容や仕様などの変更あったので
再度講習を受けてきていました。
木造軸組み工法(一般的な木の家が採用する工法)
で
耐火建築物
を
つくるための設計を学んできていて
ヨカッタなぁと思いました(*^-^*)
↓↓ 防火地域内に家を建てる時の規制を少しだけ。。
防火地域内で
100㎡( 30.25坪 )を超える規模
もしくは
3階建以上を建てようとすると...
⇒ 耐火構造にする必要が有。
『耐火』構造というと...多くは
鉄筋コンクリート造や鉄骨造という選択肢。
それらは木造に比べると、
コストが高く...
敷地に対して間取りや空間の自由度が低いので、
何とか100㎡以内で木造2階建で設計するか...
3階建以上なら賃貸付の重量鉄骨造ビルで設計するか...
設計事務所として独立する以前の...
会社員設計者時代に
腐心して計画していたことを思い出します(^-^;
けれども...
平成12年、法改正で木造耐火が認められ...
今では 防火地域内 でも、
"広い" 空間の自由度が高い "木の家" を
建てることが出来るようになっています。
長い前置きになってしまいましたが...
つづいて施工現場の様子を。。
↓ 上棟後。
このように、
木造耐火建築物でも軸組みはふつうの木造と一緒。
構造体...(木の部分)を耐火被覆することで、
燃焼・炭化することを防ぐようにします。
( 被覆型/メンブレン型 で設計 )
... といっても、分かりにくいですね。。(^-^;
日本木造住宅産業協会のHPに、
耐火建築物のことが
詳しく掲載されていますので、
☆ ← リンクを張っておきます。
そう...
燃えにくい建物にするのですから...
耐火被覆もスゴイことになります(^-^;
↓ 耐火被覆として使う石膏ボード。
21ミリを二枚重ねて
42ミリの被覆を確保します。
( 木造二階建て... 通常は 12.5ミリ )
↓ 外周り施工中。
上棟後、構造体検査の後は、
ただただひたすらに。。。(^-^;
内外に分厚い石膏ボードを
張り重ねていく作業が続いていました。
↓ 外部、耐火被覆がほぼ終わり。
↓ 室内、二階床部分。
床下地の構造用合板の上に、
石膏ボードを重ねて張っていきます。
↓ 天井。
↓ ボードの粉が舞って...薄っすらけむっている室内(^-^;
↑ 10月初め頃の室内。
この状態、、
断熱され窓が入り耐火被覆が施された室内は、
残暑もシャットアウトし、
外部からの音に対しても静かだなぁ...と感じていた頃。
耐火被覆の終えた室内は、
すか~んと広くて、、
マンションリノベの現場のようでした!
ここから無垢フローリングを貼ったり、
間仕切り壁を作ったり、、
内部の大工工事が本格的に始まります。
↓ 現場で打ち合わせした日のひとコマ
ふたごちゃんの
それぞれのメルちゃん(かな?)が
耐火仕様図面ファイルの上に横たわっている(笑)
可愛い♡ (*^m^*)
木造耐火住宅。
木造耐火住宅ならではのメリット...
コスト面や間取り計画上でのデメリット...
価格感、デメリットを克服する工夫 etc...
工事監理でほぼ週イチで通った現場では、
設計しながら予想していたことを実感したり、
現場を通して学べたことがたくさん有りました!
感謝♡
台東の家、
選んだ素材や仕様のこと、、
またUPしてまいります!!
読んでくださった皆さまにとって
笑顔が生まれる
いいひになりますように♡
家での日々の暮らしが心地よいことが
住む人の幸せに繋がります!!
心を込めて ♪ (出美)
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「 忘れない日_駆け出しの頃 」
↓↓ 台東の家施主さんが見学させてもらった谷中の家、その節はありがとうございました!
「 祝上棟!白梅ほころびはじめたハレの休日に♪_桜見の二世帯住宅@谷中 」
Comments [2]
asakoさん
分厚いボード2枚張り!!
写真でも伝わる壁の重量感!
この上にどうやって無垢材を据えていったのか気になります〜!
続きをたのしみにしてますね♪
いいひから asakoさんへの返信
asakoさん、コメントありがとうございます!!重量感たっぷり。ひたすらにボードを貼る日々な現場でした(^-^;またレポするので読んでいただければ嬉しいです♪