家のことをほぼ毎日考え、
色んな家に住まう方々に会ってお話することも多い私達。
「間取りのヒント」　今回は、、、「家事動線のいい間取り」　
季節柄という訳ではありませんが、、「洗濯動線　編」をUPいたしま～す！！

お客さまの家をプランするとき、、、
その方の暮らし勝手をイメージ出来るまで間取りを煮詰めます。
例えば、、、共働きで子育てしているママにとっては日々時間との戦い。

☑　家事動線を短くすること、、
☑　手抜きが手抜きに見えない工夫をすること、、
☑　ながら家事が出来ること、、

こんな工夫が間取りで出来るなら、、　是非採り入れたいモノですよね！！
私は片付け下手なくせに、意外なところが神経質なので、、（イヤな性分です）
楽チンになれること、、心穏やかに過ごせることを、、
積極的に家に取り込むことを考えるのが大好きです。。（＾＾）

今ならばちょうど梅雨。
お洗濯モノが乾かなくって何だかワケもなくイライラしてしまいがちな季節。

間取りを考えるときに、洗濯モノについても
ご自身のスタイルをまとめるようにしましょう！！
最後に実例の間取りもUPしていますので最後までお付き合いくださいね♪

間取りのヒント　「　洗濯動線のいい家をつくるためのチェックリスト　」

STEP.1　　自分の洗濯スタイルを知る

☑　洗濯機をどこに置く？
　・　洗面脱衣室　　・　キッチンに併設　・その他　（洗濯室を設ける等）
☑　残り湯を洗濯に使うか？
　・　使う　　・　使わない
☑　洗濯機の種類
　・　全自動　・　国産ドラム式　・　海外ドラム式　・　二層式
☑　乾燥をどうする？
　・　天日干し、雨の日は室内干し
　・　乾燥まで全自動ドラム
　・　天日干し　+　乾燥機併用
　・　天日干し　+　浴室換気乾燥暖房機
☑　洗濯の時間帯は？
　・　朝洗濯派　・　夜洗濯派　・　不定期
☑　室内干しの場所を想定
　・　浴室　　・　洗面脱衣室　　・　部屋内　

STEP.2　洗濯モノをどう仕舞うか？

☑　洗濯モノの居場所、収納場所の確認

・　乾いたらすぐにたたんで仕舞う
・　取り込んだ洗濯モノはスグにはたたまないので一時置き場所が必要
・　取り込んだ洗濯モノを　一時的に室内に干しておいて時間を見て仕舞う
・　洗濯モノは乾燥機から各々取り出す
・　洗濯モノは次の洗濯まで干しっ放しで各々そこから必要なモノをつかう
・　その他

→→　これによって他の部屋との動線の繋がりが検証できます

STEP.3　　洗濯機廻りの収納リスト

☑　洗剤置場　・　オープンタイプ　　・　収納タイプ
☑　汚れモノ置場　（ﾗﾝﾄﾞﾘｰﾎﾞｯｸｽ置場）　が必要か？
☑　洗濯物干しグッズ（モノ干しピンチ等）　収納場所があるか
→　干す場所によって、収納場所も変わるハズ
　　・　ベランダ付近なのか　　・　洗面脱衣室で干すのか？
☑　アイロングッズ収納場所
→　アイロン掛けする場所の近くにあると便利　
　　リビング？　和室？　寝室？　家事室を設ける？etc…

上記の3STEPをチェックしていくと
自分の洗濯スタイルが分かり、、間取りに反映させられま～す！

あと、、、室内干しをする部屋に施す工夫を挙げると。。。
☑　湿気対策　→　仕上材の工夫　（　調湿効果のある珪藻土　）
　　　　　　　　　 →  除湿機用のコンセント＆置場
☑　室内物干し金物の設置　→　ホスクリーン　（　川口技研　）　等
☑　浴室の換気乾燥暖房機の設置　（　乾燥機がないとやっぱり便利　）
等々　配慮できることは色々ありますね！

上記のようにアプローチしながら考えた間取りの成功した事例、、
洗濯モノ干について工夫した事例をUPいたします。

「　インナーバルコニーを設けた家　」 
二世帯住宅で１階が親世帯　、2～3階が子世帯。
２階にLDK・浴室・洗面脱衣室、３階は寝室と子供室
といった間取りの構成。。
 
洗濯干しは陽あたりの良い３階を希望、共働きのため　夜に洗濯する習慣が有。

→→　この動線を考慮すると、、、

夜　2階で洗濯をして、、、寝る前に　3階に運び干しておく。
朝　晴れていたらバルコニーに干して出勤。
3階に室内物干しスペースが欲しいことが見えてきました。

忙しい働く主婦にとって　家事動線を短く楽にすることも重要なこと！
ｲﾝﾅｰﾊﾞﾙｺﾆｰを設け室内干しの洗濯モノの居場所と設定。
併設してﾌｧﾐﾘｰｸﾛｰｸを設け　乾いた衣類をすぐ仕舞えるように配慮。
忙しい時は、、、取り込んだ先から家族が衣類を取っていけばいいし。。（＾＾）
夏場の夕立が心配な季節には、陽あたりの良いｲﾝﾅｰﾊﾞﾙｺﾆｰで
洗濯はカラカラに乾きます。

↓　↓　そんなことを踏まえた間取りの事例で～す！
（画像をクリックするとPDFが開きます）

 
















たかが洗濯じゃないという方もいらっしゃるかもしれませんが、、
些細なことのようですが、「暮らし目線」を大切にした間取りは
やっぱり住み心地よく女性にとって嬉しいモノ。。。

是非、ご自分の暮らし目線を大切にして、、いい家をつくってくださいね～～！！

暮らしいい家にするため、少しでもヒントになれば幸い。
間取りのヒントでした～！（出美）
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