↑ この写真広告はドイツのNaturlich Holz のサイトからダウンロードしました♪
イイ感じに経年変化した木の家の前に老婦人ふたりが満面の笑みで佇んでいる。。
Holz ist 、、、「木は、、」
ewig jung、、、「永遠に若い」のキャッチコピー♪
「当然のことながら木を使おう」というコンセプトを
様々なパターンで訴える木のイメージUPを図る政府?広告らしいです。
(私のお気に入りは↑ コレ。永遠の若さ、、の、、ひねり加減が好き♪ )
金曜日に参加したセミナーで教えていただいたモノ。。。
そのセミナーに参加したのは、、、偶然の積み重ね。。
でも、、まるで呼ばれたかのような感じだったのです。
金曜日の朝、メールをチェックしていたら、、、
迷惑メールのところに、、このセミナーの案内が紛れてしまっていました。
行きたいなぁ。。でも忙しいし。。と、気になっていたジャパンホームショーが会場。
その日、最終日だったジャパンホームショー。。。行くことに即決!(笑)
11時のセミナーに今からならまだ間に合う!
急いで家を出て向かい、少し遅れてのセミナー参加になりました。
そのセミナーとは、、、↓ ↓
「 ドイツの建築の分野で進む木材利用 」
セミナー① 現代木造建築と低燃費社会の構築(講師:小室大輔 氏)
セミナー② 森と街をつなぐ木材チェーン(講師:池田憲昭 氏)
司会・ファシリテーター:江真コンサルティング 江鳩景子
ドイツでの木材産業と建築分野のお話を同時に聴けるという珍しいセミナー。
林業は林業。建築は建築。。といった感じで、
切り離しての内容の勉強会が殆どです。
両者を水平展開しながらの話を聞ける機会は滅多にない。。。
で、、、聞いてみたら、、、面白い!!参加出来て良かったです♪
( 惜しむは時間の短さ…もっと聞いてみたかった )
ドイツという国の住宅政策、、家づくりの仕組や現状、、
エネルギーの4割を暖房費が占めるという国の省エネ政策、、
温熱環境へ対する取組、、建築的な工夫、、洗練されたデザインの建物、、
木を高層建物や大規模建築に採用すること、、サッシにも木をつかうこと、、
森の資源を活かす循環型社会を国を挙げてつくろうとしていること、、
森林と建築産業の関係性、、木材産業の体系的な話、、
林業の実情、、マイスターや森林官の暮らしぶり、、
木をつかうことがステイタスというかあたり前だよとという社会的な認知度、、
建物の断熱性と不動産価値の話、、などなど。。
同じ森林国である、、少し未来の日本にとって、、
参考になる話題ばかりだったと感じました。
どーして日本は、それが出来ないのか?池田さんはハッキリとキッパリと語り、、
その力強さには 「逆に出来るコトなのだ」 ということとして受け取れました。
↑ これは、、池田氏のセミナー時のスライド。
木材チェーンの経済規模ということで、、(少し見にくいのですが、、)
ドイツでの木材から派生していく経済規模の大きさが見てとれます。
純粋な林業従事者は10万人→ 122万人の職業需要を生みだしているんです。。
それに、、林業従事者がカッコイイ!子供たちに人気の職業だということで、、
お国柄の違いを感じませんか?
日本の林業の話題 (どちらかというと疲弊した話が多い。。。) とは、、
ずいぶん違う内容に驚くとともに、
森林国で工業国、、と、共通点が多いのドイツが先駆けて取り組む政策に、、
林業の未来の可能性を垣間見ることが出来たようで、ホントためになりました。
やはり、家づくりのお仕事をさせてもらっているので、、
その家づくりに必需品である「木」のことには、関心がすごくあります。
他国がどうしているのかも知りたかったし、、、、
うん!ホント幸運。ついていました!!
セミナー参加の後、ジャパンホームショーを少しみて帰ろうとウロウロした途端、、
くうねる設計舎の松田氏にばったり遭遇。
すっごい広い会場でばったり出会うってかなりな確率なのに、、びっくり!
一緒に見に行ったブースが、これまたドイツ繋がり。
ドイツ人の方が開発された太陽光利用の温水式薪ストーブ床暖房のシステム。
都内ではなかなか使えないけれど、、
計画がスタートしたばかりの「共生のすまいプロジェクト」 に使えそうではないか?
と、、目論見中。
そちらは、またあらためてご紹介したいと思っておりま~す♪
何か、、アンテナにピンとくるものがあるような日って動いてみるものですね。。
目に入ってくるモノ、、聞こえること、、ふらりと進む足どり、、
全て繋がる。。不思議です。。。
自由に動いた後の仕事のシワ寄せが大変ですが…(笑)。 (出美)
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「 KOA森林塾 通年コースに行ってきました! 」
Comments [4]
spicaさん
こんばんは。
お互い同じ日、同じ時間にビックサイトに居たようです(笑)。
私は偶然、打合せ相手が11時からセミナー講師を務めるので、朝から会場近くで打合せ後、その方のセミナーを聴講。
残念ながら、江鳩さん司会のセミナーは聴けませんでしたが、、、
いいひさんのブログでセミナーの良さが伝わるだけに残念です。
私は代わりに、午後からの「ここまで出来る木造建築」という稲山さんのセミナーを聴いてきました。
こちらも木造の可能性が拡がるお話で良かったですよ。
いいひ
spica様
おはようございます!
spicaさんもいらしたんですねーー。
何故だかいらっしゃるような気がしていたんです(笑)。
余談ですが、偶然にも南先生も違う日の、池田氏のセミナーに参加されていたようです。(通信を読んでびっくり)
繋がるときの面白さを感じています。
spicaさんが聴いていらした稲山さんのセミナーも面白そう!
今度お話聞かせてください。水曜日楽しみにしていま~す♪
テリーさん
いいひ様、こんにちは。
今回はドイツのお話ですね。。
学生時代に1ヶ月半ほど、ドイツ南西部をブラブラしていたので、懐かしさから読んでしまいました。
おばあちゃんの後ろに建っている家は、ドイツ版のログハウスのようですね。
私も現物を見たのは一度だけなので、けっこう珍しいと思います。
「環境先進国」で有名なドイツと、私たちが住む日本ですが、
感覚的には15~20年ぐらいの差があるなーと思いました。
つまりドイツで現在、国の施策などでやっていることが、
日本でも国の施策や一般的なイメージとなるためには、
最低15年ぐらいかかるような気がしたのです。
そうはいっても、森林を持つ国であり、勤勉性やクラフトマンシップがある国など、共通点も多いので、
(労働時間だけは大きく違いますが・・。)(^_^;)
特に森林経営に関することはどんどんドイツのマネをしていけばいいのでは?とついつい期待しています。
今回もおもしろいお話を読ませていただき、
ありがとうございました!!
いいひ
テリー様
こんにちは!
テリーさんはドイツも旅されたことがあるのですね~。
あちらのマイスターは、修行を終えた後、、3年間の放浪の旅(原則ヒッチハイク)に出て、色んな土地で自分の技術を磨くそうです。
そうやったマイスター達は、コミュニケーション能力も高く就職に有利だとか。。。
セミナーの中でのそのお話を聞いて、テリーさんを思い出していたんです。(笑)
>特に森林経営に関することはどんどんドイツのマネをしていけばいいのでは?とついつい期待しています。
ホントですね。私も勉強不足ながらも、昨日の話を聞いてつくづくそう感じました。
そしてそうせざるを得ないような道を歩むんだろうなぁと漠と思いました。
コメントいただきありがとうございました~!!