満足できる家_家づくりのバランス感覚

purple-dusk-sky.jpg

住みかえて
新しく家を
建てるとしたら

満足できる家
って、、
どんなもの?

と、ふと思う。


↑ 写真は、暮れていく山の稜線と暮れ空。
天の広さ、穏やかさ、包容力を感じ取れるような紫色に、、
ほんのひととき 変わった瞬間をパチリ。。
( 走る車窓から撮ったのでピンぼけていますが )

で、、満足できる家ってじゃあどんなだろうと考えを巡らせてみる。。

 家族が暮らしやすい間取り。。
 しっくりとくる理想の間取り。。

 無垢の木の床の質感、、
 素足で歩くときに感じるサラリとした足触り感。。

 忙しい日々を支えてくれる、、
 使いやすくて便利な設備機器。。

 湿気っぽい季節、、
 他の家と比べると、サラリと空気が軽い…
 塗り壁がもたらす効果。。

 太陽が容赦なく降りそそぐ夏、、
 日射しを遮って、風を呼び込む、、
 緑の葉がこんもり茂る南庭の落葉樹。。

 一枚の絵が映える壁。。
 趣味の道具や本をしっかり仕舞える屋根裏の小部屋。。
 夜になると、オレンジ色の灯がともる我が家に帰る幸せ。。

こんなことが叶えられて、、

 家族それぞれが、、それぞれに、、
 仕事場や学校や近所付合いや、、
 色んなことに外の世界で関わって過ごし、、
 帰ってから、ホッとくつろげる家。。

 たまに家族でケンカしたりしても、、
 自分の居場所が確実に在って、、
 ここなら安心って思える場所。

こんな家だったら、満足できる家っていえるのかな??
いえますよね??!!!!(笑)

前述のことが家を住みよくする要素だとしたら、、
それを予算内でいかにして納めるかで、満足する度合いも変わってくる。
( 前述のコト以外に大切にしたいことは、人それぞれだと思いますが・・ )

何より、家づくりは、バランス感覚がとっても大切。
何をコンセプトに据えるかを決めて、
それだけは絶対外さない、、諦めない、、軸心をぶらさないことも大切。。
だと、つくづく思う今日この頃なのですが、、
そのバランス感覚をとること、、意志を貫くことって、
実は、一番大変なことですよね。。

家づくりは、ちょっとした小宇宙で、、
あらゆるものの取捨選択をほぼ同時に進めていく。。

( うーん 胃がキリキリしてくるかも。。)
( 我が自宅SOHOリノベで経験済で 、、笑 )
( 仕事と自分ではこうも違うのかと唖然とした経験有なのです 苦笑 )

それに家づくりでは、、、
その時によってフォーカスするポイントが変わりますよね。

 間取りを考える時期だったら、、
 もう間取りのことしか考えられない。。
 広さや使い勝手を重視して理想の間取りを完成させる。。
 だけど、全部叶えちゃうと、
 心地よく暮らせるための要素を、、
 採り入れる予算がなくなってしまうこともある。。

 素材にこだわると、小さな家にして、ボリュームを抑えて、
 予算をコントロールしていかなければいけなくなる。。

 仕様だったら、、最新型の設備品を前にウーンと悩む。
 費用対効果がキチンと得られるものだろうか??と。。。

 外観デザインを優先しすぎて、、
 窓の少ない風の通らない家になることもある。

 構造美を追求しすぎて、、
 間取りの自由度が狭められることもある。

予算が無限にあれば全部をこだわりぬいていくことは出来るけど、、
人生は、家づくりのためだけに在るわけじゃないし、、
お子さんの教育だったり、、余暇だったり、、趣味だったり、、色々。。

と、いった 人生設計まで、思考のなかに入ってくる。。
そうなると、、ホント大変。。

あっちを立てればこっちを立たず。。。トレードオフの関係。
だけど、妥協じゃなく、、納得して、、ひとつを選びとる。
その作業の ひとつひとつの工程?を、、
俯瞰的に捉えて、全体をまとめる。。

施主さんだけで、対、つくり手相手に、、
頑張れば出来ないことではないけれど、、大変なこと。

そんな時役立つのが、バランス感覚のあるつくり手の存在。

私は設計事務所なので、設計事務所としての立場しか語れませんが、、
基本、設計事務所は、施主さんの100%の味方。。代理者。。
そして、全体をコーディネートしてまとめていくのが、設計者の役割。
工務店さんと折衝したりすることも仕事のひとつ。

間取りさえ理想のモノが出来ていたら・・・後は工務店さんと、、、
こんな、遠方からのご相談を受けることも、最近は増えてきました。
とっても有難く嬉しいことなのですが、、
その度にやっぱり感じるのは、全体のバランスが大切だということ。。

家づくりには、色んな考え方があるし、どれもが正しい。
施主さんの要望を汲みあげて、基本的な設計をまとめたとしても、
工務店さん主体の家づくりだと、
工務店さんのコンセプトを十分理解した設計じゃないと
意味をなさないのかもと思うのです。。

家づくりでは、ある意味で、誰かが主導をとり、
その家のコンセプト、、絶対外しちゃいけないポイントを、、
周知させながら進めないと、ぶれてしまう。非常に重要な役割。
安易に間取りだけ…と請けられるものではないのかもしれない。

それを どうしたら伝えられるのか…しばらく悩んでしまって、、
思い切って今日こんなコトを書いてみました。(まとまっていませんが・・)

設計者って、予算の中で良い家を建てるために知恵を絞るのが仕事です。

今回の記事は、、自らの仕事を得たいがための記事ではなく、、
いわゆる住宅業界での家づくり、、つくり手主導の家づくりに疑問を持ち、
ご相談くださるお客さまがとても多いので、、、
ひとりでも多くの方が、家づくりの過程で幸せになってもらえるよう、、
こんな家づくりの視点もあるんだとお伝えしたくて、、書いてみました。。。

もし、家づくりで悩んでいらっしゃったら、
ご自身との感性が近い方であり、、バランス感覚のありそうな、、
設計事務所さんに是非相談してみてはいかがでしょう?
建築家のセンセイ・・・じゃなく建築士。(笑)
設計事務所は、もっと身近な存在なので!!!

大変なコトも多いですが、折角の家づくり、
一生に何度もない、贅沢で楽しめることでもあります。。。
どうぞ前向きに、愉しんでくださいね。

西日本での大雨・・・被害がこれ以上広がりませんように。。(出美)


にほんブログ村 住まいブログへ にほんブログ村 インテリアブログへ 人気ブログランキングへ  


↑ にほんブログ村、人気ブログランキングに参加しております

  最後まで読んでいただき 
  ありがとうございました!

≪ 過去ブログも宜しかったらどうぞ♪ ≫
「 「暮らしと家」女性建築士サイトOPEN♪ 」
「 愛されていない家愛されている家 」
「 土地のレベル決め_土地探しからの家づくり 」

Comments [6]

いいひさん、こんにちは。

いいひさんが言いたいコト・・・わかります。
そうなんですよ。

>誰かが主導をとり、
・・・実は、ココが1番謎なのです?

個人でも会社でも、家を造る流れは同じだと思うのですが、
最近ますます、考え方の違いを感じてしまい、
正直、まとまりません。と言うか、
まとめる気がなくなってしまった。
と、ちょっと投げやりな気分でしたが・・・

いいひさんのブログを読んで、
ホッと胸をなで下ろしています。
痒いところに手が届いちゃいました。そんな感じです。


これから、梅雨明けして、身体も大変になりますが
お互い、また、頑張って行きましょう。

先日はメールありがとうございました。
バランス感覚のお話、私もそう感じることが多くって、またひとつ共感です。
同じ間取りでも仕上げやディティールが違うと違う家になってしまうと思います。でもそれは設計者だからこそ分かることで
経験しないと分からないことなのだろうなと思います。
そのことを分かりやすくお伝えできればいいなといつも思います。
バランス感覚のお話を読ませていただいて、私の次の記事を書いています。リンクさせていただきますので、ご都合が悪い場合は遠慮なくおっしゃってください。

たかさん様

おはようございます!

ダラダラとまとまりきらない記事に
コメントいただき、ありがとうございました!
ニュアンスが分かっていただけて嬉しいです。
同業者の方なら、同じ葛藤のなか
皆さん頑張っていらっしゃいますよね。

出来ることは目の前のコトだけなので、、
頑張っていますが、、
少しだけ、設計者のホンネも伝えたいなぁなんて
思ってしまいました。(笑)

何にしても、一番大切なのは、
施主さんとつくり手の信頼関係ですよね。。
そこさえ築けていたら、どこでつくられても
きっと良い結果が生まれますものね。。。

湿気の多い梅雨も身体きつかったですが
猛暑の夏もまた身体に堪えます。。
頑張りましょうね♪

ありがとうございました!!!

lime+様

おはようございます!
こちらこそ、ありがとうございました。
共感しあえる方と繋がれて本当に嬉しい。。
これからも、色々と宜しくお願いいたします!!

>でもそれは設計者だからこそ分かることで
>経験しないと分からないことなのだろうなと思います。

そうですよね。。確かにそうなのだと思います。。
そうなのに、まとまらない記事を書いてしまって、、
施主さんの立場の方が読んだら、、
さらに混沌としてしまいそうですが、
私も、また日々のブログのなかで、
分かりやすく色んなコトをお伝えしていけたらいいなぁと思います。

>バランス感覚のお話を読ませていただいて、私の次の記事を書いています。リンクさせていただきますので、ご都合が悪い場合は遠慮なくおっしゃってください。

全然都合悪くなんかないです。
むしろ嬉しいですので、是非ぜひ!
その記事のUP楽しみにしておりまーす!!!!!

ありがとうございました!!!

初めまして。
二世帯の家を建てることになってからいろいろ探してて
定期的に読ませてもらっているものです。

今、7月の着工に向けて
焦って焦っていろいろ進めているところ。

いいひさんの作るおうちがすべて
私のストライクゾーンに入っていて、
関東にいたら絶対にお願いしたかった!!といつも
思うのです。

この記事がすごくヒットしたので
コメントさせてもらいました。

そうそう!バランス感覚!

義父母の決定でハウスメーカーを選んだ時点で
無垢・漆喰は無理になるだろうなぁとは思っていたものの
ほんと違うものですね。

ハウスメーカーさんの強み・弱みもありますが
人によって好みが違うから当然なのですが
私が「こうしたい!」と思っているものが
近くの人に「それ、いいね~」と思ってもらえるわけではなく
それが高価なものになればなるほど
選択肢から外していかないといけないような雰囲気に。

一人わがままを通しているみたいになってしまって
妥協していくと

何がしたかったんだっけ?

とゴールが見えなくなる時があるんです。

今も着工迫っているので、
営業さんも余計な手間がかかるような提案はしてくれないし
でも今になって気が付いて
あれやりたかったんだー!ってことも出てくるけど
なんだか言いにくいし。

そんな時に設計士さんがいてくれたら
とこの記事見て思ったんです。

そう。
絶対に迷子になってしまう人っていっぱいいると思うんです。
いいひさんはその人たちを
うまく導いてあげられてるんだなぁと思うと
ほんと、その人たちがうらやましい!

ほぼ愚痴ですかね・笑
でも
とても素敵なことだなぁと思って
どういったらいいのかわからないけど
伝えたくて
で、コメントしてみました。

とりあえず
私はもう少し闘います。
頭がいたーい・・・では。

コメントする

※ コメントは認証されるまで公開されません。ご了承くださいませ。

公開されません

プロフィール

写真:牛尾 出美

一級建築士
牛尾 出美
(ウシオ イズミ)

1973年2月生まれ。暮らしと家が大好きな女性建築士。東京都江東区のリノベーションしたSOHOマンションで住宅設計事務所を運営。
シアワセを感じるコト&モノは、猫・カメラ・旅・花・珈琲・映画・読書♪

いいひ住まいの設計舎 一級建築士事務所

代表:
牛尾圭一、牛尾出美
資格:
一級建築士2名
構造設計一級建築士1名
一級施工管理技士1名
住所:
東京都江東区東陽2-3-1-106
電話:
03-3648-5711
FAX:
03-3648-5712

事務所プロフィール

カテゴリ

サイト内検索

最近の写真

  • PC110088s.jpg
  • IMG_7261s.jpg
  • DSC04969s.jpg
  • 20180601nanfutsutabidaily_vol3s.jpg
  • PB280030s.jpg
  • nhouse20181124s.jpg
  • bhouse20181114s.jpg
  • DSC04941s.jpg

アーカイブ

  1. 2018年12月
  2. 2018年11月
  3. 2018年10月
  4. 2018年9月
  5. 2018年8月
  6. 2018年7月
  7. 2018年6月
  8. 2018年5月
  9. 2018年4月
  10. 2018年3月
  11. 2018年2月
  12. 2018年1月
  13. 2017年12月
  14. 2017年11月
  15. 2017年10月
  16. 2017年9月
  17. 2017年8月
  18. 2017年7月
  19. 2017年6月
  20. 2017年5月
  21. 2017年4月
  22. 2017年3月
  23. 2017年2月
  24. 2017年1月
  25. 2016年12月
  26. 2016年11月
  27. 2016年10月
  28. 2016年9月
  29. 2016年8月
  30. 2016年7月
  31. 2016年6月
  32. 2016年5月
  33. 2016年4月
  34. 2016年3月
  35. 2016年2月
  36. 2016年1月
  37. 2015年12月
  38. 2015年11月
  39. 2015年10月
  40. 2015年9月
  41. 2015年8月
  42. 2015年7月
  43. 2015年6月
  44. 2015年5月
  45. 2015年4月
  46. 2015年3月
  47. 2015年2月
  48. 2015年1月
  49. 2014年12月
  50. 2014年11月
  51. 2014年10月
  52. 2014年9月
  53. 2014年8月
  54. 2014年7月
  55. 2014年6月
  56. 2014年5月
  57. 2014年4月
  58. 2014年3月
  59. 2014年2月
  60. 2014年1月
  61. 2013年12月
  62. 2013年11月
  63. 2013年10月
  64. 2013年9月
  65. 2013年8月
  66. 2013年7月
  67. 2013年6月
  68. 2013年5月
  69. 2013年4月
  70. 2013年3月
  71. 2013年2月
  72. 2013年1月
  73. 2012年12月
  74. 2012年11月
  75. 2012年10月
  76. 2012年9月
  77. 2012年8月
  78. 2012年7月
  79. 2012年6月
  80. 2012年5月
  81. 2012年4月
  82. 2012年3月
  83. 2012年2月
  84. 2012年1月
  85. 2011年12月
  86. 2011年11月
  87. 2011年10月
  88. 2011年9月
  89. 2011年8月
  90. 2011年7月
  91. 2011年6月
  92. 2011年5月
  93. 2011年4月
  94. 2011年3月
  95. 2011年2月
  96. 2011年1月
  97. 2010年12月
  98. 2010年11月
  99. 2010年10月
  100. 2010年9月
  101. 2010年8月
  102. 2010年7月
  103. 2010年6月
  104. 2010年5月
  105. 2010年4月
  106. 2010年3月
  107. 2010年2月
  108. 2010年1月
  109. 2009年12月
  110. 2009年11月
  111. 2009年10月
  112. 2009年9月
  113. 2009年8月
  114. 2009年7月
  115. 2009年6月
  116. 2009年5月
  117. 2009年4月
  118. 2009年3月
  119. 2009年2月
  120. 2009年1月
  121. 2008年12月
  122. 2008年11月
  123. 2008年10月
  124. 2008年9月
  125. 2008年8月
  126. 2008年7月
  127. 2008年6月
  128. 2008年5月
  129. 2008年4月
  130. 2008年3月
  131. 2008年2月
  132. 2008年1月
  133. 2007年12月
  134. 2007年11月
  135. 2007年10月
  136. 2007年9月
  137. 2007年8月
  138. 2007年7月
  139. 2007年6月
  140. 2007年5月

このページの上部へ

このページの上部へ