段差を活かした畳コーナーのインテリア考_@高砂の家



今日は、段差を活かした畳コーナーのインテリアのヒントを!



リビングの一角に畳コーナーを設ける。。

続き間としての利用ではなく、、

あくまでリビングの一角という場合に、

どう造り込んでいくかという、お話です♪



畳ってやはり日本人は落ち着きます。

一部屋和室を取れなくても、リビングの一角に、

せめて畳を!!そんなご要望が、多いです。



- 畳は欲しいけれど、、リビングのインテリアのテイストと合うのかしら??

- 全体のインテリアがしっくりこないかもしれないかしら??



そんなご心配をされる方も多いです。



ちなみに、いいひの家のインテリアの素材づかいは、、



造作材と床は、、無垢の木。

壁は、、珪藻土。

建具は、、桐突板を使うことが多いです。。



家づくりをするとき、、

コレっ!という好きなテイストが定まっていない時は、

あまり造り込み過ぎない方がいい。



- 普通なのに、、でも、、な~んか素敵ね…



こう、、感じられることを大切にしたい。

例えば、無印良品が人気なのも、、、

そんなところがビンゴだからだと思うワタシ。。



ホンモノの質感がありシンプルナチュラル。

そんな空間は、インテリアを選びません。。

置き家具、、ファブリック、、雑貨etcで、、

その人の個性を現せるし、テイストを演出できます。



で、、畳コーナーですが、、

リビングの一角にあり、オープンとして使う場合には、

特に、場を区切るために、、

段差を設けることを、おススメすることが多いです。



畳コーナーの高さは、ちょうど椅子の高さ(400mm)。

そんなに段差があって大丈夫なの???

と、いうご心配をされる方もいらっしゃいますが、大丈夫です!



中途半端な階段くらいの段差より、断然安全。

いったん腰かけて移乗するという動きができるので、

バリアフリー的な住宅にも敢えて、

このようなスペースを設けることがあります。



そして、、こちら ↓ ↓ は、実例。。

高砂の家のリビングの畳コーナー。

3帖の畳スペースを設けました!!

tatamicornertakasagohouse.jpg
ご覧いただいてわかるでしょうか?



基本、洋な空間ですが、、

畳がしっくりと馴染んでいます。



そのポイントは、、



☑ 畳は縁なしをつかう。。

( 琉球畳ではなく目積畳がお求めやすい。。)



☑ 廻縁(天井・壁との見切り)や

畳寄せ(巾木のようなモノ)を見せない。。



☑ 壁の仕上はリビングと一体。。

( 高砂の家は珪藻土エコクイーン )



☑ 天井は、塗装です。。

( 和室だからと云って、板張りなどにしない方が良い )



☑ 段差を活かし、床下を有効利用。

→ 引き出し前板面材も、扉と一緒の桐

→ 奥行きは畳コーナーの半分

欲張って奥行き全部を引き出しにすると、、

荷物が重くて動かしにくいというデメリット有

→ 予算が許せば、2つの引き出しを連結

( 今回は、畳を上げて、床下地合板に手掛けをつけ収納スペースに。)



☑ 窓… 今回は障子を採用しました。

和紙ブラインド、、よしず風ローマンシェードなんてのも合う



☑ 照明も、高さを出さないダウンライトを採用



モチロン、木部を着色して、

レトロな古民家風にしてみたりという空間づくりも有りますが、、

予算がタイトな場合、木部着色までコストが回らないのが実情。。



でも、、頑張れば自分でできるし、、

新築~15年位は、この木地感を愉しみ、、

将来、、木部を塗ってイメージチェンジを図ればよい。。



高砂のお家もそんなコンセプトで、インテリアを考えていきました☆



畳コーナーの使い心地、、高砂の家施主さんからお話を聞けました!

ダイニングとは別のスペースなので、、

お昼寝OK、主婦的スペース的利用(ミシン掛など)にもOK。

と~っても使い勝手よいスペースで大活用だそうです♪



皆さんの家づくりのヒントのひとつにしていただければ幸いです♪





読んでくださった皆さまにとって

素敵な ‘いいひ’ が訪れますよう…

感謝をこめて ♪





家での日々の暮らしが心地よく、、

住む人の幸せに繋がります。。

心を込めて ♪ (出美)





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プロフィール

写真:牛尾 出美

一級建築士
牛尾 出美
(ウシオ イズミ)

1973年2月生まれ。暮らしと家が大好きな女性建築士。東京都江東区のリノベーションしたSOHOマンションで住宅設計事務所を運営。
シアワセを感じるコト&モノは、猫・カメラ・旅・花・珈琲・映画・読書♪

いいひ住まいの設計舎 一級建築士事務所

代表:
牛尾圭一、牛尾出美
資格:
一級建築士2名
構造設計一級建築士1名
一級施工管理技士1名
住所:
東京都江東区東陽2-3-1-106
電話:
03-3648-5711
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