アイアン細工の面格子や手摺。。
鉄という金属素材なのに、どこか温かみがあり、、
経年を変化しても、古びない良さに魅力を感じていて、、
いつか採用してみたいと思っていました。
現場が順調に進んでいる石神井台の家。
外壁には、スイス漆喰…カルクウォールを塗り、、
道路側に面した上げ下げ窓に、面格子を取り付けます。
やはり、見えるところなので、味気ないアルミ面格子よりは、
木製などを採用したいと思っておりましたが、、
今回、施主さんからご要望をいただいたことで、、
積極的に、アイアン面格子を採用することになりそうです!
昨日は、オーダーメイドのロートアイアン細工を手掛ける工房へ。
質感の確認や、デザインの相談をしに行ってきました♪
ステンドグラス工房もあるので、、
色んなモノがたくさん展示してあって、
とっても興味深く見学させてもらいました!!
( 実は、、我が家のすぐ近くの工房なのです♪ )
アイアンとひと口に云っても、
仕上によって随分表情が違ってくるもの。。
黒の三分艶、、古色仕上(↑写真)、、緑青風、、
でも今回は、シンプルに黒の三分艶。。
格子部分も、ただの角や丸、、ねじり、、を組み合わせたり、、
途中に、↑ 写真のようなモチーフを入れてみたり、、色々。。
今回は、シンプルな中に、アイアンならではの表情が出るように、
3パターンほど、デザインを依頼してきました。。
アイアンだと、、階段手すりや門扉や花台など、、
他も鏡のエッチングやステンドグラスなどの、
オーダーメイドも請けている工房さんなので、
今回よかったら、リピートしちゃいそうです^^
既製品はお安くて便利ですが、、
今回のように、、フォーカルポイントとなるような場所には、
ホンモノで、少しだけ贅沢するのも良いですよね♪
さて、、よく面格子ってどうなのですか??
と、設計の過程で質問されることもあるので、
少し書かせていただきます。
面格子を取り付けることは、、
防犯上というのが最も大きな採用理由ですが、
防犯目的を考えて付けた雨戸、、シャッター、、面格子、、
狙われてしまったら、どんな手段を使っても、開けられてしまうようです。
実際に、サラリーマン時代ですが、、
設計した家で、、雨戸を閉めていたのに侵入されたお宅もありました…(泣)
よく、最大の防犯は、「ご近所の眼」 だと云われます。。
入られそうな窓を、死角にならない配慮をすることがイチバンの対策。。
あと、、コノイエハメンドクサソウダナァという、、
心理的プレッシャーを与えることも大切だと、
何かの雑誌か本で読んだことがあります。。
防犯への設計配慮のことは、
書き始めると長くなってしまうので、、またいずれ。。
後少しだけ。。
最近は、防犯ガラスを採用して、面格子を付けない家も増えましたが、
ガラスの向こうにひとつ防御があるということで、
住む人が心理的な安心感を得られることも、物凄く大切なこと。。
面格子 or 防犯ガラス
どちらを採用するか、、価値観は人それぞれなので、、
自分だったらどうだろう??と、
これから家づくりをされる方は、考えてみても良いと思います!!
防犯という大きな目的のある面格子ですが、、
家のお顔となる玄関廻りは、やはり、気を配りたいですね☆
( ↑ 写真は、三鷹の家、、親世帯玄関アプローチ。。
ここに面した窓にヒバの面格子を配しました )
既製品がまだ出回っていない頃の古い家には、
家々のお顔があり、、玄関周りにその家らしい風情がありました。。
今、設計の打ち合わせをしている施主さんとも、
そんなメールのやりとりがあり、、
皆さんもそう感じていらっしゃるんだなぁと、実感していたところ。。
平成の今、家づくりをする私たちが、
古き良き家の全てを真似ることはできませんが、、
シンプルナチュラルなつくり方のなかにも、
そういった心遣いは残せるように配慮していきたいなぁと思います♪
石神井台の家のアイアン面格子、、また、ご報告いたしま~す!!
読んでくださった皆さまにとって
素敵な ‘いいひ’ が訪れますよう…
家での日々の暮らしが心地よく、、
住む人の幸せに繋がります。。
心を込めて ♪ (出美)
最後まで読んでいただき ありがとうございました!!
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