バラ日和_薔薇に纏わる物語ふたつ。

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ー 薔薇が一年を通して咲くならば、
ー 人はこんなに魅了されないだろう。。

とにかく、薔薇を愛する人は多いですよね^^

今日は、薔薇に纏わる私の好きな物語をふたつご紹介します^^
よろしかったらお付き合いください♪




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蕾をふくらませ、、
花びらをひらかせるその姿。。

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だんだんと咲き誇る姿。。

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一番美しい時を生き、散ってゆく姿。。

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その様、、その香り、、

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全てが美しい。。

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ひとつめは、、
薔薇の季節を控えた4月に、NHKで再放送された、、
素敵なドキュメンタリー番組をご紹介^^



もう、オンデマンドでも観れなくなってしまったのですが、(^_^;)
イタリアでも有名なローズガーデンを持つ老夫婦の物語。

30周年の結婚記念日に、、
ご主人から贈られた30株のオールドローズがきっかけで、
薔薇に魅せられ、、それから20年。。

今、1,600株が咲く薔薇園を夫婦で作り上げたという。。

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薔薇園でのご夫婦の一年。
そして過去も振り返る構成。

晩秋の夜の庭の映像から始まるのですが、
グッと惹きつけられます。

映像が美しく、、それだけでも保存版マストなのですが、、
ご夫婦の人間像も素敵でした。。

もう、、、奥さんLOVEの!!
優しいご主人が良い!いいなぁって^^

イタリア人だから??
 ' 愛してる ' を臆面もなく微笑ましい位全開で。。^^

奥さんへ贈ったラブレターの山...
そこに添えられているメッセージ。。

" 幸せは小さなところに隠れている " 
と、フランス語でラブレターに添えたり...(*^_^*)

バスの運転手をリタイア後は、
オールドローズの花図鑑を広げ夢膨らませる、、
奥さんのイマジネーションを具現化することに労力をいとわない。

お互いに文句を言い合いながら、、庭作業をしているふたり。
でもお互いをきちんと見つめて、、愛し合う姿に感動しました☆

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友人・知人・孫がふたりについて語る場面もあるのですが、
そこも素晴らしかった。

- 冬の庭はふたりの楽園 
- 薔薇の実は 人生をともに歩むふたりの成熟した愛の証
- ふたりは心通わせ 新しい命を育む
- かつては激情に憧れた 
- 高ぶる感情こそ愛だと
- 平穏とは人生を諦めること 情熱を失うことだと
- でも今ならわかる 
- 平穏は喜びをもたらし心を満たしてくれる
- それは暖かい色の愛
- 満ち足りた心 たゆみない努力の賜物


ね~。。素敵でしょう。。
一編の詩を読んでいるようで。。

エンドロールで夫人が語ったことも心に残りました。。

- 薔薇の花は長くは持ちません。
- 長く待ち焦がれるほど、手に入った時のヨロコビは大きいもの。
- 薔薇は一年中咲いていたなら、これほど魅力的ではなかったでしょう。
- よろこびやしあわせ美しいものがみんなそうであるように。


もし機会があれば、ぜひご覧になってみてください (*^_^*)

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ふたつめは、、大好きな一冊のフォトエッセイを♪

↓ 2007年頃、、タイトルに惹かれて買った一冊。

晴れたらバラ日和 晴れたらバラ日和
松本 路子

淡交社 2005-04
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 -  都会のマンションの小さなルーフ・バルコニー。

 -  60鉢のバラがいっせいに花開く5月、著者にとってそこは最高のバラの園となる。
 -  晴れて気持ちの良い午後には、ミルクティーを味わいながら、
 -  バラたちの姿にレンズを向ける。ただうっとりと眺めるように撮るだけだ。
 -  バラたちもきどらず、媚びず、素顔のままでそこに在る。


( 上記、紹介文を抜粋させていただきました。。 )


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著者の薔薇園に咲いているバラに纏わる
それぞれのエピソードで構成。

私が好きなのは、、

ロンドンのオープンガーデン を綴っている章。

次に、 バラの伝言 という章。

ご友人のパートナーが亡くなった時のことが綴られています。

深い悲しみを知っている女性だから、
薔薇のチョコレートのエピソードにあるような、
優しさを現わせるんだろうな。。



そして、終章。
終章が一番、グッと胸に残ります。
著者のバラに纏わる想い出の原風景と思い出が綴られています。


著者にとって、薔薇育ては、当初、
植物を愛して、自由であることを何よりも尊ばれたお父様、、
そして、、先立たれた
最愛のパートナーへのレクイエムで。。

同時に、その薔薇育ての時間は、、
著者自身の再生の時でもあったと、描かれています。。

そして、今も、薔薇を通して出合う人々とのエピソードが、
著者に、愛と情熱を与えてくれると。。



写真もモチロン、本当に素敵で魅入ってしまいます。

写真を眺めているだけでもいい。
著者が愛した薔薇たちだから、、余計に愛に溢れた写真なんですね^^

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バラの名前も、、こんなに在るって知ったのは、この本が最初。。
色んな薔薇のなまえを知ると、そのエピソードも知りたくなります。

なかなか 花のなまえ って覚えられないけれど、
薔薇のなまえって、マリアカラスとか著名な人の名前をつけることも多いから、
薔薇の姿と共にインプットされる^^

エッセイを通して透けてくる著者の人間性、、
素敵な女性だなぁって、憧れます。。

年をとって、もしも、ひとりになってしまったら、こんなふうに生きていたい。
そんなふうに思えました。。


おススメの一冊です^^

実は、、月曜日の午后は、仕事を休みました。
( ワタシだけですが...(^_^;) )

丘の家を訪ねて、3年目のお庭を拝見したのですが、
ホントに素敵になっていて。。
モチロン、インテリアも相変わらず素敵で、、
お家のなかが堪らなく心地よくって。。

ワタシ、丘の家と庭にずっと居たかったくらい。。

今度、写真をしっかり撮らせていただくので、、
それは、またご紹介できたら、いいなぁと思っています。。

今日は一枚だけ。。

↓ ハニーサックルが絡まるベンチ。。もぅもう!!うっとりです~


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心が満たされ、頭のうしろ側が幸せ感で満たされましたよ^^

薔薇が美しい季節は、なるべくカメラを手放さず、、そわそわウキウキ。

薔薇に限らず、お花を撮っているとき、、
ふっと心に響くものが下りてきてパチリとする。
その瞬間のホントにすご~い幸福感。。^^


だから、カメラとお花が好きなのかも。

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丘の家のあと、またまたガーデンカフェへ。
今シーズン3回目。(^_^;)

と~っても素敵でしたよ(*^_^*)

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その時、庭をご一緒に巡りながら、、
お茶しながら、、施主さんと色んなお話をして、、

このふたつの物語のことを想い出していました^^

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かなり満開なガーデンカフェだったけれど、
次の週のほうが、見頃だってオーナーさんは仰っていました。
また、行ってしまうかも~^m^

今日の東京は雨模様の肌寒い一日。

明日は、晴れるといいですね^^

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プロフィール

写真:牛尾 出美

一級建築士
牛尾 出美
(ウシオ イズミ)

1973年2月生まれ。暮らしと家が大好きな女性建築士。東京都江東区のリノベーションしたSOHOマンションで住宅設計事務所を運営。
シアワセを感じるコト&モノは、猫・カメラ・旅・花・珈琲・映画・読書♪

いいひ住まいの設計舎 一級建築士事務所

代表:
牛尾圭一、牛尾出美
資格:
一級建築士2名
構造設計一級建築士1名
一級施工管理技士1名
住所:
東京都江東区東陽2-3-1-106
電話:
03-3648-5711
FAX:
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