家一軒丸ごとセルフペイント!_ルナファーザー+ペイント壁の特性など♪_日光の家

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日光の家!
いよいよ仕上工事に突入。

いいひの家...ふだん塗り壁が多いですが、
今回は...
ルナファーザー(壁紙)の上にペイント仕上。

Pさん達が住んでいらした、
13年前に建てた家と同じです!

前の家は二層分の吹抜けがあったので、
そこだけはプロに頼まれましたが、
他はセルフペイントをされていました。

今回は、施主さん自ら、
家一軒丸ごとセルフペイントします!!

今日は素材としてルナファーザーのことと、
セルフペイントの様子をご紹介いたします♪


いいひの家では聞き慣れない素材
『 ルナファーザー 』 とは...
( ↑ メーカーのサイトにリンクします )

いいひブログでも少しだけ抜粋。

ルナファーザーは、
紙と紙との間に木片を漉きこんだ、
いわゆる紙クロス。

↓ 梱包に入っているもの。

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↓ ルナファーザー施工中。

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日本のクロスと違い、
働き幅(寸法)が違うので、
施工も大変らしいです。。(^-^;

日本の家は尺貫法...
建材も尺貫法で歩留まりが良いようなサイズ。
施工しやすいようになっていますが、
ルナファーザーはドイツ生まれなので、
仕方がないですね。。

ふだんの倍は人工がかかると嘆いていらした。。
職人さん泣かせ...なのかもしれません。

↓ こんなトコロは特に大変そうでした。

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それでもこの素材を使いたーい!!
と、思わせるメリットは...

ビニルクロスと違い、『 長持ち 』 すること。

Pさん達の家での13年間が証明してくれます。

汚れてしまった部分を、
パッチワークのように張り替える部分的な補修も可能。

Pさんも、以前の家では、
継目の浮きや小さな割れ等、
気になったところを、
水で濡らしてローラーで押さえるという方法で、
きれいに補修されていました!
( 猫さん同居のあるオウチにお薦めしたら良かったのかも...; )
( でも粗相だと難しいかなぁ...ムズカシイ問題です(>_<) )

↓ メーカーさんのHPから商品説明を抜粋 ↓

- ヨーロッパで100年以上にわたり愛用されているルナファーザーは、
- 紙のパターンとお好きな色の組み合わせで、
- お部屋のインテリアを思いのままに演出できます。

- また、自然素材の持つ通気性や透湿性に優れ、
- 結露やカビの発生を抑えます。
- メンテナンスやリフォームは、そのまま塗り重ねるだけでOK。
- もちろん、他の色に塗り替えも可能です。

- 再塗装は7~8回程可能で、
- 長期間にわたり張り替える事なく使用できます。
- そのため、従来の壁紙のように改装時の張り替えによるゴミの発生が無く、
- 長期間にわたり廃棄物の減量に貢献します。


確かに、Pさん達が13年間住んだ家を売却するにあたり、
買い手である次の住まい手さんが気に入り、
リフォームもせずに入居となった理由も...

「 ルナファーザー + ペイント 」仕上だったから、
古びた感じが全く感じられなかったからなのかも!!!

経年劣化ではなく、
経年変化しても良さが活きる素材。

欧米の方々は家をメンテナンスして価値を高めます。
そういった意味での素材択びにも適しています。。

資産価値として評価される家には、
そういった目線での素材択びは、
必須なのかもしれませんね。

話は戻って、日光の家。

↓ ルナファーザー貼り上がったところ。

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この上に、水性塗料を塗っていきます。

↓ 水性塗料は、Sherwin-Williams(シャーウィン・ウィリアムズ)社のもの。
( ↑ カラーワークスさんのHPにリンク )

カラーワークスさんへ行き、
サンプルをもらい、イメージ。

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GreenRoom
BlueRoom
等々...

部屋ごとに色を変えます。

↓ カラーコーディネート。

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黒のPタイル。
オークの無垢フローリングに合わせて、
壁と天井の色をイメージ。

Pさんは色が大好きなので、
楽しまれてコーディネートされていました♪

さぁ!実践です!

牛尾が必要な㎡数を拾い、ペイントも発注。

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Pさんは前の家でも経験済みでしたが、
カラーワークスさんでのレッスンにも行かれ、
道具も揃えて、準備万端。

↓ まずは、木部をマスキングテープで養生。

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パートナーのYさんが、
頑張っていらっしゃいました!

が、これが実は一番大変でムズカシイ!!

私達も先日お手伝いしてきましたが、
綺麗に貼れたかなぁ...
少し心配ですーーっ(^-^;

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私だったら、
目立たないトコロから始めますが、
Pさんは、流石に経験者!
LDKからスタート!!!

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美しいブルーがキッチン背面に塗られました!

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濃い色は一度ではムラができるので、
二度塗りが必要とのこと。

↓ GreenRoomの濃い壁も二度目。

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↓ GreenRoomは完成!

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2トーンで塗り分けられました。

助っ人の私たちは、
養生をしたり...
棚板や棚柱を外したり...

↓ 作業2週目の初日終わり。
↓ 塗り進められたLDK。

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おふたりともかなり疲れていらっしゃいましたが、
自分達の手を掛けたところは、
やっぱり愛着もひとしおになるものですね..^m^

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塗り終えたところを愛でてしまいます。

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そして家がL型なので、
リビングから個室エリアが眺められるのも素敵!
此処に佇むといつもニマニマしてしまいます。

あと気付いたのは、ペイントの色が入ったら、
新築の家のよそよそしさが一気に消えて...
あゝ...おふたりの家になったなぁ...と
ホントに感じ入りました!!!

そしてそして、
この時期の施主施工でも救いなのが、
日光が涼しいこと!!

この作業...灼熱の東京では
やりたくないですねぇと笑い合いました。

作業の後、食事に誘っていただきましたが、
次の日打ち合わせが二件入っていたため、
泣く泣くお暇。。

ビールで、くぅっと喉を潤したかったです(涙)

↓ 外観を撮るのを失念して、一週間前の写真。

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昨日時点ではポーチ壁の左官も仕上り、
足場も外れていました!!

↓ 庭側の外観はiphoneで撮っていました。

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そうそう、
食事をご一緒出来なくて残念だったねと、
東京へと車を走らせていましたが、
良いこともありました!

この夜は隅田川の花火大会だったので、
帰りの荒川沿いの首都高から、
隅田川の花火とスカイツリー...
コラボ夜景が見られたこと♪

少し靄がかかっていましたが美しかったです。

いよいよ夏がやってきましたね!!

日光の家...
だんだんとカタチが現れていくことは嬉しいことですが、
現場が終わってしまうのだなぁという、
寂しさを感じることもしばしば。。

でもでも、気を引き締めてシッカリと監理すると共に、
二軒目をご依頼くださった大好きなおふたりと、
家づくりのこの時を最後まで楽しみたいと思います!!!

またレポいたします♪



  読んでくださった皆さまにとって
  素敵な 'いいひ' が訪れますよう...

  家での日々の暮らしが心地よいことが
  住む人の幸せに繋がります!!

  心を込めて ♪ (出美) 



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プロフィール

写真:牛尾 出美

一級建築士
牛尾 出美
(ウシオ イズミ)

1973年2月生まれ。暮らしと家が大好きな女性建築士。東京都江東区のリノベーションしたSOHOマンションで住宅設計事務所を運営。
シアワセを感じるコト&モノは、猫・カメラ・旅・花・珈琲・映画・読書♪

いいひ住まいの設計舎 一級建築士事務所

代表:
牛尾圭一、牛尾出美
資格:
一級建築士2名
構造設計一級建築士1名
一級施工管理技士1名
住所:
東京都江東区東陽2-3-1-106
電話:
03-3648-5711
FAX:
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