南雄三先生が主宰するBB研究会に入っています。
2ヵ月に一度、セミナーがあるのですが、
先週、そのセミナーに参加してきました。
前回も、凄くオモシロクためになったのに、、
暮のバタバタでUPできなくって…(^_^;)
今回のはぜひぜひお伝えしたいなぁって思ったので、、
何とか一週間以内にUPです^^
題材は、 「 通風トレーニング 」
南先生の新しい著書を読み解きながら進められていきました。
今、通風シミュレーション出来るソフトも世の中に存在。
でも、すごく高いもので、一般の設計者には手が出ない。
ただ、例えソフトを使えて設計したとして、 結果を読むにしても、、
通風に対しての、” 感覚 ” を宿さないと読めないもの。。
まして、ソフトを持たない設計者たちは、
その 感覚 を宿して、通風に対する眼力を鍛え、
設計することがとても大切になってくる。
と、南先生は力説。
通風感覚を宿す ← トレーニングが必要
「 眼力を育てる → 絵を描く → 迷いが出たら → シミュレーション 」
そう、あって欲しいと。。
通風テクニックには様々な手法があり、
それも紹介されています。。
▽ ウインドキャッチャーの効果的な位置
▽ 高窓・地窓、、窓の配し方
▽ 吹抜けの活用
なるほど…納得というコトが多いです。
ただ、風向き・風速・開口の位置・大きさ・高低差など、、
時と場合によって条件が変わるため、、
無限の通風テクニックが考えられるからこそ、
トレーニングが必要なのだと仰っていました。
著書内では、
→ 中盤で、
計算式を知り、解析ソフトの結果を観て、
Q&Aでドリルを解くように、、風の流れを読むトレーニング。
→ 後半で、、
南先生流の 通風計画~通風設計 が提案されていきます。
通風の考え方は万人共通ではないので、
各々の通風設計を考えて行ってほしいと、〆られ、、
セミナーが終わりました。
編集された本だそうです。
難しいことばが連なる長文を駆使しない構成なので、
( これ↑ ↑ 恥ずかしながら、、
数学脳 を持たない私にとって、、重要ポイント☆ (^_^;) )
私自身、風通しの良い家が大好き。
幼いころの原風景が、まさに、、’縁側でスイカ’の世界^^
だから、風通しの悪い家が大嫌い。。
多分、多くの人が好きじゃない筈なのに、、
どこどこで設計中の図面ですと見せられる家に、
その配慮がされていない。。ことが残念ながら多い。。
アドバイス差し上げても通じないコトがありましたね。。(^_^;)
あと、デザイン優先で作られたと思われる立派な家で、、
換気をきちんと施主さんが理解していないと、、
住んでからしばらくすると、大抵かび臭いことが多い。
また、窓をあまり開けない前提で、
換気システムなどが完備されていても、
20年以上経過した家などでは、、
その換気システムも壊れたまま放られていることが多く、、
しかも、窓を開けて風を通すような設計になっていないから、
淀んで湿った空気はカビやダニの温床をつくり、、
かび臭い家になりがち。。。
風通しの悪い家って、、
どっか無理している家な気がするんですよね。。
そして、無理している家は、家の中の ”気” も淀むと感じます。。
これまで、今までの経験や自らの感覚を基に、、
「風通しの良い家」 を、、設計してきたつもりですが、、
この本をもう少し読み込んで、眼力を鍛え、、
テクニックを得たいと思いました☆
もうひとつ、、この本の設計事例の、
南先生が基本設計をされた狭小パッシブの家、、街弁Ⅱも、
すごく良かったです♪ ( 完成見学会がすっごく楽しみ~^^ )
設計者の頭には、間取りの組み立て時にも、、
使い勝手を踏まえながら、通風・採光・構造・インテリアetc…
施主さんには、その時点で見えてこない間取り以外のコトを
インプットしながら、考えているモノなのです^^
この事例での、南先生の設計過程を聞いて、改めて実感。
間取りの組み立て方、、
最近、特に回遊動線についての質問をよくいただきます。
間取りの組み立て方、、回遊動線の設計のコツ、、を、
記事としてまとめていますので、
また、ご紹介したいと思います(^_-)
読んでくださった皆さまにとって
素敵な ’いいひ’ が訪れますよう…
家での暮らしが心地よいことが
住む人の幸せに繋がります!!
心を込めて♪ (出美)
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