パリ、コルビジェ巡りの午後は晴天なり(*^-^*)
素敵なものに、たーーくさん出合えるパリだけれど、
パリに行ったなら、コルビジェ巡りをしよう!!
どぉ?と聞くと、珍しく...(笑)
夫との意見がぴったり合った旅程。
( と、云っても、ふたつしか行けませんでしたが... )
私だけ2011年に訪ねていて、
夫とも一緒に見たかったので...再訪です!!
パリ滞在最終日、午前中は、、
夫、ROME通りにある楽譜屋さん...
私、ラスパイユのビオマルシェ...
と、お互いに好きなところへ行き、パリを満喫。
アパートメントで合流して、、
サヴォア邸のあるパリ郊外のPoissyという街へ♪
前回に続き、
2017年初夏、フランス~イギリスを巡った、旅の記録Vol.18 です!!
アパートメントからサヴォア邸までは、
電車を乗り継いで、1時間10分くらい。
Odéon駅でメトロに乗って、RER(高速郊外鉄道)に乗り換え。
Poissy(ポワシー)駅下車。
駅から、バスで、15分位。
↓ ポワシー駅ホーム。
2011年にスピカさんとも訪ねた時も、
どのバスなのかウロウロしていると、
サヴォア邸詣でする日本人が多いせいか?
地元の方が親切に教えてくれ、
すぐにバス停が分かりました!(今回も)
けれど、バスだと待ち時間を入れて30分以上かかりそう。
今回、私達には時間が無く...
( もうひとつ、ラ・ロシッュ=ジャンヌレ邸を、どぉしても観たいから^^;)
次のバスを待つより、先を急いだ方が賢明だなぁと判断し、Uberを呼んで、待つこと3分。
ピッカピカのベンツが現れました。
モチロン、冷房完備で快適!(^^)v
車だと、10分かからずに到着します。
↓ サヴォア邸前の通り。
↓ サヴォア邸のサイン。
↓ 敷地を進んでいくと、道沿いの木立の向こうに、サヴォア邸。
この木々たちの木蔭...
鳥たちがさえずり...
パリの喧騒が嘘のようで♪(*^-^*)
暑い日だったのですが、日蔭に入ると、嘘のように心地よかったなぁ。
↓ 配置図。
まず、外周をぐるり。
教科書で習ったコルビジェ。
連続した横長窓...ピロティの上に浮かぶ箱。
↓ 上手に撮れていませんが、
↓ 動画も宜しかったらどうぞ♪
当然、初めて出合う方が、感動も強いわけで...
夫が飽きずに眺めていました。
「 ハイハイ時間が無いよー 」と、
ガイドさんのように彼を促し内部へ。
↑ 美しいらせん階段。
↓ 伸びやかに二階へといざなうスロープ。
光と影の美しさにうっとり。
↓ リビング。
テラスに向かって大きく開かれて...
テラスにも、横長の開口が連なり、
周囲の緑を切り取る額縁のよう。。
↓ テラスからリビング方向。
家との繋がりがあり、
緑と空を感じられる空間って、
堪らなく好きだなぁ(*^-^*)
いつかもしも自分達の家を建てる時が来たら、
ゼッタイに、インテリアとアウトドアの中間...緩衝地帯として、
屋根付きテラスとかカバードポーチとかを設けたいなぁと妄想。
↓ 屋上庭園へと続くスロープ。
スロープ前の開口に真っ青な空が臨めます。
此処に佇んだ感覚を...
別荘として建てられたこの建築。
家に居ながらにして、緑と空と繋がれるような、
非日常として愉しめる仕掛けを意図したのかなぁと、感じました!
↓ 目の前に立つと、こんな景が広がります。
今は学校のグラウンド、
その向こうにセーヌ川が臨めますが、
その昔は森とセーヌ川だけだったのでしょうね。
↓ 屋上庭園。
↓ スロープを見下ろして。
↓ 下へ戻って、主寝室に繋がるバスルーム。
タイルで造られた寝椅子。
その向こうに水色のタイルづかいの浴槽。
天窓からの光が美しい♡
今、公開されている映画...
「 ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ 」
を、スピカさんと観に行った折、知ったのですが、
サヴォア邸は、雨漏りで施主に訴えられたり...
住み心地的にはあまり良いものでは無かったそう。
美しさと相反する悩ましい問題ですねぇ。。。
そして、この映画を観ると、
人物像としてのコルビジェって...??と、
疑問符が沢山浮かんできてしまいます。(^_^;)
↓ 洗面方向から浴槽と寝椅子を臨む。
↓ キッチン。
すべすべの白いタイル天板♡
横長に切り取られた窓から臨める緑と空が美しい。
二回目の訪問でも変わらず心惹かれたのは、
光と影が作り出す陰影。
そして、インテリアの色づかい。
↓ 特に好きな色がこの青色。
↓ 部屋の入口の真上に天窓。
そこからの光が、
より、この廊下を美しく見せて...
↓ こちらも。。美しいですよねぇ。
↓ 2011年に訪ねた時の写真。
↓ 色づかいがホント美しい(2011年の写真)
当時のは、心なしか床が新しくみえます。
↓ 今回の旅での、床の写真。
このくらいの古びた質感も大好き♡
たまにサンディングして、
フローリングをよみがえらせるのでしょうか。
それが叶うのは、
無垢の木ならではのことですよね(*^-^*)
この家は、別荘として、1931年竣工。
その後、戦争で接収され、廃墟になりかけたりしたこともあったそう。
建築的価値が認められて、財団で管理運営され、一般に公開。
様々な歴史を経てもなお私達がこうして訪ねることが出来てヨカッタな。
↓ 当時の映像が流されていました。
この家での暮らしが伺え、
興味深く見入ってしまいました。
↓ 動画もアップしてみました。
途中から撮ってしまったので、見辛いですよね。
スミマセン(^_^;)
下りるのは、階段で。
ホントに美しい螺旋。
↓ 売店。
↓ オリジナルグッズやポストカードなど。
↓ 扇子までありました。
ここはチラリと観るだけに。
↓ ゲストブック。
日本語のメッセージもありました!
私達も来て良かった!
ありがとうございます(*^-^*)
名残惜しいけれど、次があるので、出発。
けれど、あまりにも良いお天気のお散歩日和。
Uberは時間がかかりそうで、調べると歩いても20分位。
セーヌ川も近そうだったので、
川辺に出て駅まで歩こうということになりました!
↓ 住宅街で家ウォッチング♪
↓ ポプラの木の向こうに、教会が。。
↓ ポワシーの、ノートルダム大聖堂らしいです。
り、立派ですー(^_^;)
↓ 中へお邪魔してみました。
美しいですねーー(*^-^*)
モダニズム建築を観た後で、
伝統建築の素晴らしさも堪能。
↓ 駅に近付いた頃、川辺が見えてきました!
公園もあるみたいで、かなり良さそうでしたが、
ジャンヌレ邸もどうしても行きたいので、
此処は諦めて、ポワシーを後にしました。
サヴォア邸もさることながら、
街歩きも、ホント楽しかったなぁ(*^-^*)
次回 も、コルビジェ巡り。
パリJasminにある、ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸へ♪
今回も、長い記事、最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました(*^-^*)
→ 2011年に訪ねた際の記事 ↓ ↓
「 フランスの色_コルビジェ巡り旅のお土産 」
↓ サヴォア邸の位置情報。
→ コルビジェ財団HPは こちら から♪
→ ヴィラ・サヴォア こちら から♪
素敵な 'いいひ' が訪れますよう...
家での日々の暮らしが心地よいことが
住む人の幸せに繋がります!!
心を込めて ♪ (出美)
≪ 今回の旅記事一覧はこちらから♪ ≫
→ フランス&イギリス旅_2017初夏 一覧