「木を見て森を見ず」家づくり全体を俯瞰する役割

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ご縁ある施主さん方々の家づくりに、
設計者として関わらせていただき、
このブログを発信しています。

そんな中、、
直接の施主さんではない
家づくりをする読者の方から
相談をいただくこともあります。。

そのご相談から、
最近、感じることを少しだけ。。

家づくりが始まると、
それまで向き合ったことのないような、
家づくりに関するアレコレを前にして、
ひとつひとつを選んでいきますね。

その答えは幾通りも有。

ことに家づくりに関しては、
''模範解答'' は 
いくつか在っても、
100%正しい ''正解' はない。

なので、どれが正解か見極められず
'迷い'が 生まれるのだと思います。


P4270200S.jpg

仕方がないことなのですが、

施主さんはコダワリが強い方ほど、
ひとつの事柄を掘り下げて掘り下げすぎてしまう傾向があります。。

それは仕方がないですし、、
家づくりに真剣ならば当たり前(^-^)

でも結果...

バランスが取れなくなり、
どこかの段階で苦しむことに。

どこかの段階とは...

大抵は予算調整の時なのですが。。

仕様と価格の調整をする際にも、
コダワリが整理出来ないと、
バランスの欠いた家になってしまいます。。

20180604-P6040842S.jpg

その時、
バランスをみながらまとめるのが、
設計者の役割。

プロの間でも
意見が分かれる
事柄もある。

プロでも 迷いや葛藤 を常抱えて、
実務に真剣に向き合って解き
「答」を導いているものだと思います。

ひとつの家をつくる時も、
その 解・答 に至るまで、

 立地条件
 予算
 趣味嗜好
 暮らし方

 耐震性
 耐久性
 動線のよさ
 空間の心地よさ
 インテリアの見栄え
 etc...

さまざまな要素を咀嚼して、
全体を俯瞰しながら
まとめていくもの。。

そう

設計者 は
俯瞰(ふかん)する
役割。

言い方を変えると...

施主さんの想いや要望を
交通整理する役割かな。。

こだわりが詰まっても、
予算調整も整って
家づくりに成功する施主さん達は、

そのプロのアドバイスを
実にうまく活かしながら
進まれると感じます。

もちろん施主さん自身でも
研究はされているけれど、
プロの意見を聞くのが、とても上手。

聞き上手さんで
大きくモノゴトを捉えていらっしゃる。
と、感じます。。

小さなコトも大切にされるけど、
良い家にするための大きなコトを、
私達プロの意見から汲み取ってくださる。

そう...

「 木を見て森を見ず 」にならない。

この意味は

広辞苑によると...

- 細かい点に注意し過ぎて
- 大きく全体をつかまない

でもでも、

枝葉...細かい点に
こだわるのも、
モチロン有って良いです!!

_IGP8491s.jpg

それが家づくりの醍醐味ですし、
そのお家の個性になります♪

ただアレもコレも...となると、
矛盾が生まれたり、、
そもそも、、その'コト'に、、
そんなにこだわっていらしたっけ?

という風に、
客観的にみているのも私達。

「家づくり」を大きく「森」として
つかんでいるのが設計者です。

R8159348s.jpg

俯瞰する役割がプロ。

- 心地よい家にするにはどうしたらいいか?

選択肢の中から
条件に照らして
答を導く役割をしてくれる筈。

施主さんが目指すところも、
設計者が目指すところも、、
「 良い家にしたい 」
という想いは一緒だから。。

プロをウマく活かしてほしいな。
と、率直に感じています。

意見が噛み合わなくても、
話し合うことで、、
導かれる「答」が、
その時の家づくりにとっての正解。

片方だけのゴリ押しの答じゃ、、
やはりバランスが悪くなることが多いかな。。

施主さんの要望...枝葉を大切にしながら
設計者が、森としてまとめるのが理想的(^-^)

P7140438s.jpg

実は、今、設計真っ只中の家で、
間取り迷子になりそうでした。。

その時、この記事に書いたようなことを、
思い切って、
施主さんにメールで伝えさせていただきました。

書いた後にエラそうだったかなぁとか、
滅茶苦茶...後悔しましたが...(>_<)

でもでも...

施主さんからは、
とても温かさがこもったお返事があり、
こう仰っていただけました。

- いいひさんがいい家だと思わない家は、
- きっと私達もいい家だと思わない筈です

と。
信じてくださるからこその言葉。。
この出合いに感謝だなぁと感じ入りました。

そして...

まだコロナ禍でありましたが...お願いして、
今や大切な友人でもある丘の家を見学。

私達が大好きな家の空間や
暮らしに触れていただき、
とても気に入ってくださいました。

( Mさんホントに本当にありがとうm(__)m )

そして。。

一度、今、プラン中の全てをリセット。
ただこれまでの要望は踏まえ再プラン。

しっくりとくるプランがスッと生まれ...
( 家づくりの神様ありがとう( ;∀;) )

週末ご提示したら、
とても気に入っていただけました!

家の骨子となるプランは、
施主さんと設計者双方の納得で固まったので、
生みの苦しみ は勿論多々ある筈ですが...(^-^;
素敵な家になると確信しています!

DSC_0676s.jpg

何が言いたいかというと...

思い切って本音で語り合えてよかったと思うこと。

夏にお断りしてしまった施主さんには、
その辺りを上手く伝えられず、
第三者の意見を優先されるに至ったので。。

その時にもっと勇気をもって本音でお伝えしたら
何かが変わったかな?と思うことがありますが、
'たられば' はしても仕方がありませんね。

力不足を猛省して経験を糧に変え
今を頑張るだけです!!

その方にも良いご縁が繋がり、
良い家づくりをされることを、
蔭ながらですが心から祈っています。。

あと、、ひとつだけ。。

ネットに溢れる情報に呑まれないで。。

本ブログもイチネット情報なので、
何なのですが...(^-^;

信頼できる人が隣に居るなら、
ホント
その方の意見に耳を傾けてみてください。。(>_<)

リアルを信じて。。

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実は、このブログを書きはじめたのは、
数か月前でした。

UPしようかどうしようか
迷いに迷ってモヤモヤしていましたが、
今、進行中の施主さんとのやり取りのなかで、
やはり、これは大切なコトだと実感しましたので...

緑の木々も色づき始めて秋が深まっていく今、、

エイっと、UPです!

この記事のエッセンスが
伝わりますように(*^-^*)

そして
皆さんの家づくりが
成功しますように♡


  読んでくださった皆さまにとって
  素敵な 'いいひ' が訪れますよう...

  家での日々の暮らしが心地よいことが
  住む人の幸せに繋がります!!

  心を込めて ♪ (出美) 



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プロフィール

写真:牛尾 出美

一級建築士
牛尾 出美
(ウシオ イズミ)

1973年2月生まれ。暮らしと家が大好きな女性建築士。東京都江東区のリノベーションしたSOHOマンションで住宅設計事務所を運営。
シアワセを感じるコト&モノは、猫・カメラ・旅・花・珈琲・映画・読書♪

いいひ住まいの設計舎 一級建築士事務所

代表:
牛尾圭一、牛尾出美
資格:
一級建築士2名
構造設計一級建築士1名
一級施工管理技士1名
住所:
東京都江東区東陽2-3-1-106
電話:
03-3648-5711
FAX:
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