初めて台湾を旅したのは今年2月。
友人一家に誘ってもらって訪ねて以来...
もう何度か旅している台湾。
行けば行くほど好きになっていき、
目下... 絶賛!台湾偏愛中♪
初・台湾旅リサーチの時に知って以来、
ずっとずっと行きたかった...!!
『 臺灣花磚博物館 』
(台湾マジョリカタイル博物館)
幾度目かの台湾旅で叶えることが出来ました♡
↓ 台湾マジョリカタイル博物館 全景。(真ん中)
阿里山の桧で建てられた材木商の古民家。
長年手を入れられず朽ち果て取り壊す運命だった建物を
この博物館の現館長が購入して再生。
台湾花甎博物館 として生まれ変わらせたそうです。
↓ 建物の歴史が書いてありました
↓ 建物近景。
( インターホンを鳴らして入館するシステム )
入館料を支払い靴を脱いで入館。
博物館と名がついているので、
大きな規模を想像していると、
少し拍子抜けするかも。。(笑)
...ですが!
中に入るとマジョリカタイルで埋め尽くされた空間に圧倒!
おお~って素直に感動します♡
さてさて...まず、
マジョリカタイルとは?
マジョリカタイルとは...
( ※ ざっくりと要約することお許しください )
西洋生まれ。
表面に凹凸のあるレリーフが施された装飾タイル。
台湾建築に使われたマジョリカタイルには
日本から輸入されたものも多いとのこと。
その和製マジョリカタイルの成り立ち...
明治期にイギリスから日本に伝わり
ヴィクトリアン様式の建築に使用。
日本での生産を望まれタイルメーカーが量産に成功。
和製マジョリカタイルは日本より海外にニーズが有り、
輸出先のニーズに合わせた柄が作られ
アジア各国...当時統治下にあった台湾にも輸出されたそう。
↓ マジョリカタイル博物館での台湾タイル文化の説明パネル。
全てが日本からの輸出タイルではなく、
日本から素地のタイルを輸入して絵付けした
手描きタイルもあったようですね!
他...
・ 別注タイル( フルーツ柄の意味などが説明 )
・ 日本からの輸入タイル
・ ヨーロッパからの輸入タイル
↓ 上記のタイルがこのパネルで説明されていました。
台湾では吉祥な図柄(幸福・子孫繁栄・長寿)が好まれて、
建物の玄関や屋根の装飾に使用。
インテリア...浴室、暖炉周りにも使われていたそう。
とっても興味深く観ることが出来る展示で、
マジョリカタイルの歴史を知ることが出来ました。
台湾マジョリカタイルも
古い建築が壊されていくと共に失われていったようですが
この博物館館長さんら有志が解体現場からタイルを救出し、
保存再生する活動を行って集められたタイルが
この博物館に展示されているようです。
↓ マジョリカタイルの保存再生についてのパネル。
マジョリカタイルの保存、調査、再生。
伝統的な台湾様式の家から
タイルを救出する作業やタイル自体を修復する過程が
詳しく説明されていました。
エントランス近くには実際の建物から
レスキューしてきたタイルたちが並んでいます。
絵付けタイル
日本柄タイル
ヨーロッパタイル
時間を経たからこその、
色褪せた感じ...
貫入が入った感じ...
が、また素敵でした!!!!
話は少し脱線しますが...
利を追及して(...と感じる)
古いものをあっさり壊していくようになってしまった日本。
再開発されて似たような街が出来て街の個性が失われていく様、、
歴史ある建築物や並木道があっさりと無くなっていく様。。
( 銀杏並木、日比谷公園野外音楽堂等々... )
本当にどうかしている?と腹立たしく悲しい。
名もなき古い建物...
その価値を見出して保存し活用していく術
来年はそんな勉強をしようと心に決めています!
そんな自分の想いがあるから、
余計にこのマジョリカタイル博物館は響きました。
↓ マジョリカタイルの製作過程。
こうして復刻されたタイルを
館内インテリアにつかっているようでした。
復刻版タイルを新たに流通させている働きかけもしているようで、
素晴らしいなぁと感じました。
私達はリノベされた空間にも興味津々!
建物自体はかなりアクロバットに修繕されていますが、
これでいいのね?これでいいのだ!的な
割り切り方が勉強になったりしました!(笑)
台湾レトロなペパーミントグリーンが塗られたシャビーな窓枠。
柄の違うレトロガラスが嵌め込まれている感じ♡
↓ 階段の蹴上にマジョリカタイル♡
↓ 2階。
↓ 水差しで水を溜めて洗う...的な昔の洗面台でしょうか。
台湾の花柄がとっても好きなので、
このキッチュな古いボウルが気に入りました(*^-^*)
↓ 水周りインテリアのタイルづかい♡
現代のブリックタイルにマジョリカタイルボーダー。
↓ おそらく昔の台湾家屋のインテリアを再現したコーナー。
欄間部分にはめているのも素敵♡
マジョリカタイルを家具にあしらっていたり...
↓ 天板のタイルは、現代版な感じかな。
↓ 1階に戻って。
↓ 壁いっぱいのマジョリカタイルに再び萌え♡
「 どのタイルが好き? 」
「 自分だったら、どう使う? 」
等々...
設計者的視点、住まい手目線で、一枚一枚を眺め、、
みんなで盛り上がりました♪
( 夢中になりすぎて写真クオリティが低くスミマセン )
↓ エントランス方向を臨む。
1階はタイルの展示と売店。
マジョリカタイルモチーフの雑貨など、
ワクワクするものが沢山ありました♡
マジョリカタイル柄のエコバックとか♪
可愛い雑貨に、来館している女子たち釘付け♡
↓ 動物柄のタイル。
↓ 台湾客家柄の封筒♡
これ素敵で迷ったのですが我慢しちゃいました。
以前、台北の油化街で売っていた
マジョリカタイルマグネットも
ここにもありました( 写真失念 )
初めての台湾で連れて帰ってきていたので
機会があったらご紹介しますね(^_-)-☆
↓ 日めくりカレンダー。
これすごく良かったです!
来年のだったら欲しかったなぁ。
この日は台南まで移動する必要があったので、
後ろ髪を引かれましたがこの辺りでおいとま。
帰国後振り返ると...
写真の出来にガックリきたり、、(^-^;
もう少し展示をゆっくりと観たかったなぁと思ったり。
振り返ると、かなり心残り有り!!
ただ...
台湾マジョリカタイル博物館...
なかなか行きにくいです~
⇒ 行き方 ⇒
台湾マジョリカタイル博物館は、
台湾の中部より少し南よりの
『 嘉儀(かぎ)市 』にあります。
↓ 台湾の地図で位置関係を...
桃園国際空港 や 松山空港がある
台北 から 台湾高鐵(新幹線)で、約2時間半。
台北駅 ⇒ 高鉄 嘉義站(新幹線・嘉儀かぎ駅)
≒ 1時間半
高鉄 嘉義站(新幹線・嘉儀かぎ駅)⇒ マジョリカタイル博物館まで
バス+徒歩 ≒ 50分
車 ≒ 30分
私達は先を急いでいたこともあり、
新幹線の駅から博物館までUBERを使いました!
現地タクシーだと中国語しか通じない場合が多く
行き先を伝えたりするのがきつかったりしますが、
UBERだとアプリ上で行き先を指定し、
事前に料金も分かるので安心。
運転手さんも良い人で、
他にも観るべき観光スポットを、
アプリ翻訳を使って一生懸命教えてくれましたョ。
台湾の方は日本人に対して友好的な方多いです(*^-^*)
↓ Googlemapのリンクも貼っておきまーす♪
台湾は古い建物を残すのが本当に上手だと感じます。
私の台湾偏愛の理由のひとつに、
そんな建物が残る街並みに惹かれることも大きい。
台湾の味・食材に胃袋をがっちり掴まれているという
食いしん坊的要素も大ですが...(^-^;
また折々に台湾で訪ねた
素敵なトコロをUPしていきたいです(*^-^*)
阿里山にもいつか行ってみたいので、
マジョリカタイル博物館には機会があれば再訪したいな。
読んでくださった皆さまにとって
笑顔が生まれる
いいひになりますように♡
家での日々の暮らしが心地よいことが
住む人の幸せに繋がります!!
心を込めて ♪ (出美)
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≪ 編集後記・近況 ≫
ひとり暮らしの娘さんの家が無事完成、月島タイニーハウスも順調に工事が進んでいます!設計中の家々もだんだん煮詰まってカタチを現わそうとしています。そんなこんなをUPしたくて...時間をみつけ、こつこつブログを書いていました(^-^;プライベートではホントにいろいろ色々有りますが(>_<)それに呑み込まれないように!!我が人生を前向きに楽しむこと!それをモットーに頑張っています。大好きな朝ドラカーネーション再放送が日々の楽しみ♪
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