旅の記憶を辿って...
旅日記という形式でUPするのは、本当に苦手で...(>_<)
どの旅も最終回まで行かないのですが...(^_^;)
その中でも忘れらない感動は残しておきたいし...
皆さんともシェア出来たらいいなぁと思うのです。。
なので、'旅の記憶' として、
思い出を綴ってゆくカタチで。。
今日は、2014年7月に旅したイギリス...
ベス・チャトー ガーデン を...♪
旅する前に、「 ベス・チャトー奇跡の庭 」 を読みました。
巻末、ベスさんへのインタビューでのある一節...
↓ ↓ 日本の読者に向けてのメッセージ ↓ ↓
- 人生には つらいことや悲しいことがたくさんあります。
- ガーデニングは私がそんな時期を乗り切るのを助けてくれました。
- いつも乗り越えさせてくれました。
- 同じように、ガーデニングが、
- 日本の方々にとっても時に慰めとなり、
- また人生の喜びの源になりますよう、心から願っています。
この一節が、私の心に響いて離れませんでした。
1960年から、彼女の半生をかけて、
イギリスのなかでも最も雨の少ない地域の、
しかも、荒れ地だった土地に、
池をつくり、森をつくり、
水遣り不要のグラベルガーデン(砂利の庭)をつくり、
さも '元々その場所に在った' かのように 自然に、
美しい庭に生まれ変わらせた...その情熱。。
彼女の人生が垣間見えてくる前述の文章に心動かされ、
ベスさんがご存命のうちに、
どうしても、そのお庭に佇んでみたいと思い、
初参加したガーデン巡りツアーの後、
ひとりドライブで行こうと決めました!!
... 遡ること、2014年7月14日の朝に。 ...
ツアーの疲れを吹き飛ばし、
5時前にはシッカリと起き...(笑)
ヒースローへ。
ピカピカのお天気が、このプチトリップを祝福してくれているようで...
ひとりドライブという 緊張感 より、
ワクワク感が勝っていました!!!
過去何度もイギリスで運転はしているのですが、
ひとりは初めてなので旅立つ前、
夫からきちんと責任とれるように準備しなければダメと言われ...
イロイロと準備して臨んだので、不安は無。
( この辺りの準備のコトは機会があればまた... )
5回目の利用で、勝手も分かるヒースローのハーツから、
いざ、ベスチャトーガーデンのあるコルチェスターへ♪
身動きが、自分の意のままということは、、
まるで、羽が生えたように自由!!!
その開放感ったら堪らなく嬉しくって。
車窓に広がるカントリーサイドの景にワクワク。
ヒースローからだと、北東方向...
市内を突っ切る方が距離は短いですが、渋滞が凄いと聞いていたので、
ロンドン市内を迂回して、車で約2時間。
順調なドライブで、無事に到着しました!!!!
無事に到着した安堵感。
憧れのお庭を前にした高揚感。
この時、旅っていいなぁ...と、
つくづくと感じていたのを覚えています。。
さてさて、、
入るとすぐに、グラベルガーデンが迎えてくれます!
↓ 写真で見ていましたが、グラス類が美しくって。
私の写真じゃ伝わらないですが...(^_^;)
まず、ココだけで感嘆符の連続。(笑)
ベスさんの本からですが、
敢えてオーナメンタルグラス類を使うとすれば、
このスティパ・ギガンテアを選ぶそうです。。
写真では伝わりにくいですが、
光を受けるとキラキラ輝いて...
他の草花たちを映えさせています。
ツアーで訪ねたスペシャルプランツナーサリーでも、
グラベルガーデンに出合い、その魅力を存分に感じていたので、
ここでも興味津々に観ました。
ベスさんは図面にデザインを描くよりも現場主義。
このグラベルガーデンの島状のアールも、
ホースを使って、その場で描いていったそう。
↓ 個人的に、この景がすごーーく好き♡
このお庭は、殆ど水遣りしないそう。。
乾燥に耐える草花たちが、
実に活き活きと美しく其処に在ります。。
ここだけでも見ごたえ十分ですが、まだまだ入場前。。
この日は、グレートディクスター近くまで移動するので、
遅くても2時過ぎには出発したいので、先を急ぎます。
↓ 入園ゲート脇の、この大樹。。
大きな樹って大好き!!
包まれるような安心感。。抱きつきたい♡
↓ 入ってすぐに出合うウォーターガーデン。
足を踏み入れた途端の空気感が違う。。
鳥の羽音...
風がそよぐ音...
まだ朝露の残る葉からは、、
澄んだ緑の匂い...
此処は特別な場所だぁ...と。
涙ぐんでしまうくらい。。
だって、こんな美しい庭に出合えたから。
木々も草花も、
よそよそしくなく、
活き活きと瑞々しく存在していて...
けれど完璧に美しく...
その生を存分に謳歌しているよう。。
凄い!すごーい!
すごーーーーい!!
と、ひとり大興奮。(笑)
その時、日本語で 「 おはようございます 」と声を掛けられ、
振り向くと 上品なご夫婦連れがいらっしゃいました。
お話すると、ご夫婦で庭めぐりの旅をされていらっしゃるとか。
Y先生のツアーに参加してきたことを話すと、
奥さまにイロイロ質問され、
巡ってきたお庭のことをお伝えすると、
とっても、羨ましがられました。。
私は、夫婦仲良く旅できるおふたりが、、
とーーーーっても羨ましいです!!と伝えると、
「 次回は、あなたもご主人と一緒だといいですね 」と、
優しい笑顔をくださいました。
そして、「 良い旅を... 」
と、お互いに声掛け合ってお別れ。
そうそう...ひとりで静かに庭を歩いているせいもあるのか...
この旅で訪ねたどこの庭よりも、
生き物たちにも多く出合えて。。
↓ 親子連れのクロウタドリ(多分...)がゆったりと池を泳ぎ...
↓ 水色のトンボが喜ばし気に池の周りをクルクル回遊^^
↓ 低く喉を鳴らして悠々と庭を散歩するキジバト。
↓ 花の周りをせっせと行交うミツバチ。
↓ 木漏れ日に輝く蜘蛛の巣までも美しい。
↓ ベスさん自邸のお庭にいた愛らしい小鳥たち。
眺め良い木蔭のベンチに離れがたく座っていると、
ハリネズミさんにも遭遇。
写真には残せなかったけれど...
何だか嬉しかったなぁ(*^_^*)
勿論、訪ねている私たち人間も。
みんなどこか満ち足りたお顔になっていて。。
ゆったりとこの庭時間を愉しんでいました。
この穏やかな天国のような庭に居る仕合せ。
↓ 作業するガーデナーさんたちにも遭遇。
笑顔で挨拶してくださり、
写真OKか尋ねると、このスマイルをくださいました♪
↓ ウッドランドガーデンへ。
緑が本当に輝いて...美しく...
少し湿り気のある濃い緑の木々の間を、
一歩一歩と歩くたび、心がシンと鎮まって。。
↓ 離れがたかったベンチ。
↓ 牧場柵とゲートの向こうは、明るく拓けたメドウが♪
ひゃーーーここも美しい。
とても心惹かれた景でした。
庭めぐりツアーでは常に駆け足だったので、
自分のココロの赴くまま、時間の許す限り、
気に入った場所で佇める幸せは本当に嬉しかった。
勿論、ツアーでしか得られない素晴らしい学びも多々でしたョ^^
↓ スポットライトのような木漏れ日に照らされて咲く花。
こんな何気ない一瞬を撮ることも、
私にとっては、このうえない幸せで。。
↓ ウッドガーデンを抜けたトコロにある橋のある景。
↓ ほぼ同じペースで歩いていた三人組の奥さまたち。
ずーーーっとお喋りしながら、
草花を愛でていて、実に楽しそう!
お庭好きな友人との女子旅も良いな。
↓ 池の向こうに見えるのがベスさんの自邸。
↓ ベスさん自邸南側に広がるスクーリーガーデン。
グラベルガーデンに植えるには小さすぎる植物のために作ったとか。。
ここでガーデン猫さんに遭遇。
かなり暑かったので、グッタリしていたけれど、
撫でてあげて、水筒の水を少し鼻に付けてあげると、
起き上がって、木蔭へと入っていきました。
頑張って長生きするんだよ。。
↓ ベスさん自邸。
↓ お家の周りのお庭。その向こうに池が臨めます。
↓ バードフィダーに集まる小鳥たち。
プライベートなお庭を介してのポンドガーデンの眺めは、
きっと素晴らしいのだろうなぁと想像。
↓ ナーサリーの温室。
↓ ナーサリー。植える適所を看板で示してあるようです。
お庭を堪能して、此処で植物を連れて帰れるなんて、最高ですねぇ。。
↓ 売店入口
↓ 売店を抜けてカフェ方向を臨む。
↓ カフェの前には、アイスクリームの屋台。
お姉さんが素敵な笑顔をくださいました♪
↓ 清潔感ある北欧風インテリアなカフェ室内。
グラベルガーデンを眺めながら、美味しい食事が出来ます!
↓ ビュッフェのような感じ。
胸がいっぱいで...とりあえずサラダと炭酸水をいただきましたが、
シッカリとした野菜の味で、実に美味しかったです♪
もっとイロイロ試してみても良かったなぁ。。
↓ ベスさんの写真が飾られていました。
ここまで素晴らしい庭を作り上げたこと。
成し遂げる強さ。
強さの裏側を支えたのもきっとお庭。
自ら手をかけるお庭が、
人生を生きる辛さや悲しみを和らげ癒し、
至上のヨロコビを以て、きっと支えてくれたのでしょうね。。
此処に来ることが出来て、本当に良かった。。(*^_^*)
↓ ナーサリーにたなびく煙のなかのアガパンサスたち。
↓ 青空にサンジャクバーベナとアガパンサス。
大幅に時間オーバーしてしまったベスさんのお庭。
本当は、一気にライ辺りまで走って、
チェックインする前に、アンティークを観る予定だったけれど、
このお庭の魅力には勝てませんでした。
今振り返っても、
心ゆくまでこの庭を愉しめたこと、
本当に良かったなぁと思うのです。。
この後、、
ベスさんと文通仲間だったという、
グレート ディクスター・ガーデンを翌朝訪ねるため、、
南東部にあるファームハウスまで移動。
ココも実に素敵だった♡
次回の記事は、そのファームハウスでの滞在のことをUP予定。
また、不定期ですが、旅の記憶を辿ってみたいと思います♪
長い記事にお付き合いくださり、ありがとうございました!!!
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「 イギリス庭めぐり旅_2014夏 一覧 」
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「 旅のきっかけは一冊の本から♪_イギリスレンタカー旅のススメ 」
「 秋色のガーデンカフェへ♪ 」
「 シテ島の小鳥市と花市@パリ 」
Comments [6]
ぎんさん
こんにちは!
ベス・チャトーガーデン、待ってました~!!
このところ雨続き・・我が庭の色も沈みがちのところ、
この圧倒的な美しいお庭を見せていただいて、
元気が出ました^^
おおらかで、植物たちがほんとうに生き生きしていますね。
そういうお庭って、生き物たち(人間も含め)にも
とっても居心地のよいお庭なのだなぁと思いました♪
いいひから ぎんさんへの返信
ぎんさん
こんにちは♪コメントありがとうございました!!
また不具合もお知らせくださり、本当にありがとうございます
私の写真じゃ伝わりきらない位、素敵なお庭でした。
いつか、カメラリベンジも兼ねて、また再訪したいなぁと夢見ております(^_^;)
おおらかなお庭…本当にお庭はお人柄が出ますよね。
ぎんさんのお庭も、私は大好きです!!!!
カラメルさん
いいひさん、こんにちは。
イギリスの旅での、ひとりドライブワクワクします。いつもながらいいひさんの行動力には本当に感心します。
写真も構図の切り取りがとてもいいですね~
植物の深い色、イギリスの豊かな環境を感じます。ガーデナーのお庭を作り上げる情熱も熱いですね。
またイギリスのお庭に浸りたくなってきました~
いいひから カラメルさんへの返信
カラメルさん、おはようございます♪
コメントありがとうございました!!嬉しいです(*^_^*)
ツアー後だったからこそ、ひとりドライブも楽しかったですが、
やはり旅の相棒が居てくれて感動を分かち合えるって素晴らしいことだなぁと、
あの2012年の旅を思い出していた旅でもありました。。
ホント、あの世界に浸りたいですよね~。。
ぜひぜひまたご一緒したいです!!!!
shoko さん
こんにちは、お久しぶりです *^-^*
お変わりないですか?
来週からの英国の旅に先立って今回の予習をしていたところ、この記事に出会いました。
素敵な写真がたくさんで、あの時の良い思い出が蘇ってきました。
こんなに良いお天気に恵まれて、旅を続けられたんですね。
今回は東イングランドの庭園を旅するツアーに参加します。
車での旅もチャレンジしたかったのですが、安全第一で…。
ロンドンではTate Modern を観て来るつもりでいます。
また、ご一緒したいなぁー、と思います。
いいひから shoko さんへの返信
shokoさま
おはようございます♪
えーーーshokoさん!!??
コメント残してくださり、嬉しい♡♡ありがとうございます♪
そして、お久しぶりですーーーー(*^-^*)
2014年の旅では、本当にお世話になりましたm(__)m
お蔭さまで、あの後も、本当に素晴らしい旅を無事に続けられました。
でも、shokoさんやnaokoさんとご一緒だったら…と、何度も思いましたよ。
素晴らしい感動は、分かち合う仲間がいてこそ、倍増しますものね。。
shokoさん、今年はチェルシーフラワーショーに行かれたとばかり思っていましたが、これから旅立ちなのですねーー。
いいなぁーーー(^m^)とっても羨ましいです!!!!!
東というと、シシングハーストとか有名ドコロも周るのかしら??
どうぞ思いっきり楽しんでいらしてくださいね(^_-)-☆
ホント、いつかまたご一緒できたらいいですね(*^-^*)
いや、しましょう(^^)v
その日を夢見て、頑張りますーーー(笑)