設計した家に再会するヨロコビと不具合からの学び_実にのびのびリラックスな空気感♪@目黒の家

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懐かし~い!!!!

目黒の家、Kちゃんの愛車?(笑)
羊の三輪車...めぇめぇちゃん♪

2010年に竣工した目黒の家、
久しぶりに訪ねて参りました!

実は、ある不具合があって、
その立ち合いだったのですが、
久しぶりにお会いしたご家族とお家!

変わらないご夫婦のお人柄と、
お家の心地よさにホッコリしたこと...
その不具合のことで、学べたことなど、
今日はシェアさせていただこうと思います。


↓ 目黒の家、竣工当時の写真♪

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↑ キッチンの前に佇んでいるのが、めぇめぇちゃん。

旗竿状敷地で、四方向囲まれている敷地。
如何に光を採り入れるか...に悩み、
吹抜けや中庭を設けた広々LDKを
その大きな空間をSE構法で叶えた家でした。

↓ こちらも、お引渡しの日、
↓ リビング前のグレーチングバルコニーにて。

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長女Kちゃん♡

あれから7年。。
すっかりおねえさんになっていて、
でも愛らしさはあの頃のまま。

↓ Kちゃんが作った素敵な作品♡

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感性豊かなおねえさんになってくれて、
ウシオさん達、すっごく嬉しいです(*^-^*)

さてさて、、不具合のことを ...

7月に、キッチンシンクが割れてしまったと、
奥さまから連絡をいただきました。

目黒の家は、Ⅱ型回遊動線のキッチン。

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シンク側は国産システムキッチンを使っていました。

↓ カウンターもシンクも白くて、
↓ モザイクタイルカウンターに良く似合っていますよね。

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シンクと人造大理石カウンターの間に隙間が無いタイプ。
排水口まわりも継ぎ目がなくって、お掃除もしやすい。。

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昨今は、どのメーカーでも多く出していますよね。

人大シンクはインテリアに馴染むので、
いいひの家でも採用事例が多かったです。

さてさて、、目黒の家は、築7年。

事象は、
シンク排水口に向かって200㎜程の亀裂。

一度、メーカーさんが応急措置としてシール処理。
でも、そこから水が漏れてしまったので
カウンターごと交換する必要があるとのこと。

当然、メーカー補償は切れてしまっているので、
自己負担で直すのは仕方がないのですが...
施主さん側のお気持ちとしては、
... こんな風に割れてしまうものなのですか?
と、いう疑問があるのは当然。。

結果としては、
「 使い方が悪かったのでは? 」
というメーカーさんの対応に対して、
「 いやいや、使い方は常識的だったけれど、諸々アナウンス不足では? 」
( モノを落としたわけでもない )
と、やりとりを重ねて、実費をなるべく抑えるよう交渉しました。

そして、カウンターごと交換。
( 何とか納得できる実費範囲で... )

今回、人大シンクの弱点を知りました。

私も良いなぁと思って使っていただいていたので、
とてもショックでした。。

今回のことで学べたこと。。

→ 施主さんが何を求めるか?によって、
→ 選び方の判断基準を見極めること。

書いてしまうと、
何それ?当たり前じゃない!という感じですが...
普段から、設計者としてそう在ろうとしていますが...

家づくりの小宇宙を漂っている時は、
どうしても判断基準を見失いがち。。

そして設計サイドでも、
施主さんが決めたことなら...と、
鵜呑みにしてしまう場面も無きにしも非ず。
( 今回のことではありませんが...; )

今回は、シンクのことでしたが、
↓ こんな風な考え方をすること。。

→ インテリア性 や 清掃性 を重視して、
→ 人造大理石シンクを選ぶならば...
→ 日々の使い方に注意することが必要。

→ そんなのめんどくさーい!
→ 神経つかわず使いたーい!
→ と、いうような方や、
→ とにかく、丈夫さを求めるなら、
→ 繋ぎ目があったとしても、
→ シンクはステンレスがBetterな判断。

→ デメリットを知ってもインテリア性を重視したい...!
→ ならば、人大シンクで行きましょう。

そんな、シミュレーションを、
施主さんの代わりになってして、
アドバイス差し上げること。。

設計した家は、それで終わりではなく、
施主さんの暮らしを通して、答え合わせが出来、
失敗も見えてくるし、成功も見えてくる。
色んな学びを得られるものだから、
経験を通した設計者としての知恵にも繋がる筈でして。。

今回の学びを活かしていこうと思った次第。。

無事に、交換が済んだ目黒の家!
先々週、およばれして参りました(*^-^*)

ご近所の超美味な居酒屋さんでご馳走になり、
そして、お家でも二次会!

↓ 旗竿状アプローチ庭から玄関の灯り。

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そうそう!

KちゃんがMinecraftというゲーム内で、
目黒の家を再現したのを見せてもらったのですが、
ホント素晴らしかった!

スケール感や空間が見事に表現されていました。

家の記憶がKちゃんの中に生まれているんですねー(*^-^*)
何だか嬉しい出来事。

設計当時、ご主人が広々LDKにこだわられていたのですが、
その甲斐あって、ホント!!!
広々してのびのびとして、いい感じなのです(^m^)

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↓ こんな遊具を吹抜けに設置されていたり、

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お子さん達、まさにのびのび!!

あと、この家が完成した後、
赤ちゃんの時会ったきりの長男Kくん。
わんぱく盛りです(^m^)

会えてうれしかったなぁ(*^-^*)

ご主人の趣味の水槽。
ハンモックが置いてあったり。。

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チーク無垢フローリングも、色が濃くなり、
イイ感じに経年変化しています♪

すっかりご馳走になって、酔いも回っていたので、
写真がイマイチですが...(^_^;) 伝わるかなぁ。。

何というかなぁ...
家全体が、ホントにリラックスした空気感なのです♪

それは、おふたりのお人柄でもあり、
実に、Sさん夫妻らしい家で居てくれたのが、
本当に嬉しかった(*^-^*)

3階の子供部屋空間の仕切り方など、
これからも関わらせていただく筈。。

不具合があっての再会でしたが、
再会できたこと、感謝なのでした♪

Sさん、また遊んでくださーい。(*^-^*)
そして、本当にありがとうございました!!m(__)m



  読んでくださった皆さまにとって
  素敵な 'いいひ' が訪れますよう...

  家での日々の暮らしが心地よいことが
  住む人の幸せに繋がります!!

  心を込めて ♪ (出美) 



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「 家の記憶 '続'最後から二番目の恋 最終回に。」

Comments [2]

いいひさん、おはようございます^ ^
今回の記事、思わずコメントせずにはいられません。
人造大理石シンクって、本当に割れるんですね!? どうして割れてしまったのでしょう… 常識的に使っているのに??
ゆっくりペースの我が家の建築ですが、そろそろキッチンをどれにするのか、決定しなければならず… 以前質問した、シンク下の食洗機など、色々迷いながらも、タカラスタンダードキッチンで、人造大理石シンクに決めた!!と思っていたので… またまた迷ってしまいます… 困りました〜〜(^^;) 常識の範囲内の使い方でも、かなり雑な扱いをしそうなので、シンクだけはやっぱりステンレスの方がいいのかな… むむむ…です〜(^^;;

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プロフィール

写真:牛尾 出美

一級建築士
牛尾 出美
(ウシオ イズミ)

1973年2月生まれ。暮らしと家が大好きな女性建築士。東京都江東区のリノベーションしたSOHOマンションで住宅設計事務所を運営。
シアワセを感じるコト&モノは、猫・カメラ・旅・花・珈琲・映画・読書♪

いいひ住まいの設計舎 一級建築士事務所

代表:
牛尾圭一、牛尾出美
資格:
一級建築士2名
構造設計一級建築士1名
一級施工管理技士1名
住所:
東京都江東区東陽2-3-1-106
電話:
03-3648-5711
FAX:
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