家のことをほぼ毎日考え、
色んな家に住まう方々に会ってお話することも多い私達。
「 間取りのヒント 」 今回は、、、「 家事室&主婦机を考える 」です。
実際の間取りも載せましたが、、まずはどうして、、これらが必要なのか?
少し前置きにお付き合いくださーい!
家事をしないダンナ様方にとって、家事動線のいい家とか、、家事室とかのお話は
実は、取るに足らない詰まらないお話なのかもしれません。。。
間取りの打合せをしていて、、
女性陣から使いやすい間取りにしたいとアレコレのご要望には
「 わざわざそんなことしなくて、いいんじゃない? 」
「 広くなれば、スペースあるんだからどこでも出来るよ 」
等など、、、、冷めたお言葉をいただくことも、実際にあります。(笑)
でも洗濯・料理・掃除・アレコレ、、、日常の些事に取られる時間って
以外と馬鹿にならないモノ。
朝の10分が貴重なように、家に居る10分を大切にしたい筈ですよね。
動線が整理された間取りの方が絶対にイイ!
そこを大事にした動きやすい間取りって、
住んでからの家族の生活を心地よく助けてくれるようになるので
決してダンナさま方にとっても悪いことじゃないハズ。
男性も家事を一緒にやることだってあるんだし、、、
奥さまがキモチ良く(機嫌良く)過ごしてくれる家の方が居心地いいですよね?(笑)
例えば、カルトナージュづくりを趣味とする奥さまいわく、、
「 リビングの一角に、食事の度に片付けなくていい
自分の机が置けるコーナーがあったら、すっごく良かっただろうなぁ~。
しかも散らかしていても気にならない位置で。。。。 」
確かにそうなんですよねー。
ながら仕事が得意な女性に、一部屋個室があっても使いにくいかも。
、、、ということで、主婦机・家事室の意味を改めて挙げてみたいと思います。
≪ 家事室&主婦机 を設ける動機 ≫
☑ 家事をしながら、、自分の好きなことにうちこめる机・スペースが欲しい
☑ やりっ放しでも、他のコト(料理・食事・来客etc..)に影響させたくない
☑ アイロン掛け、ミシン掛けのスペースが欲しい
☑ 子供の学校のプリント等、、家族のモノ・コトを管理できるところが必要
☑ 表舞台(リビング・ダイニング)をキレイに保つための裏舞台的存在
こんな感じでしょうか。
家のどこか、、出来ればLDKの近くに設けられると嬉しいですね!
事例は、9年ほど前にやらせていただいたUさん宅の間取り。
ご夫婦(40代)とお子さん一人のご一家。
1階:ビルトイン車庫、寝室×3、浴室・洗面脱衣室
2階:LDK+家事室、和コーナー
といった間取りの構成。
北側道路接道のため 暮らしのメインは2階にしたいとのご要望で
洗濯もキッチン併設がいいということでした。
実際のキッチンのレイアウトは若干違いますが
こんなカタチも使いやすそうだと思ってプランしていたモノをUPします。
←画像をクリック
していただくと、
PDFが開け、
大きく間取りが
見られます。
この事例で、キッチンに併設した家事室を設けた意味。
キッチンはオープンタイプのため、、
いわゆる散らかしっ放しにできる裏舞台が必要。
また、洗濯好きな奥様だったので、このような部屋を設けました。
■ 主婦机(いいひ通称ママデスク)を設置
■ クロークを設置
■ パントリーを兼ね 浅い棚の収納を完備
■ アイロン・掃除用具も収納
この間取りでは、PCコーナーの机も主婦机として使えます。
些細なことのようですが、「暮らし目線」を大切にした間取りは
やっぱり住み心地よく女性にとって嬉しいモノ。。。
是非、ご自分の暮らし目線を大切にして、、いい家をつくってくださいね~~!!
いい家にするため、少しでもヒントになれば幸い。
間取りのヒントでした~!(出美)
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ありがとうございました!
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