前回 からの続き。
旧軽銀座裏手のお寺に車を停め、
旧軽井沢銀座から徒歩で行ける、、
古い別荘建築を散策することにしました♪
最初は、室生犀星の別荘。
旧軽井沢銀座から少し入った森の中に佇む...
苔の美しい庭と簡素な家。
以前、時間が無くて訪ねられなかったので、今回再訪しました!
昭和6年築。
昭和36年まで室生犀星が夏を過ごし、
戦時中はここで疎開生活もしていた家。
↑母屋と ↓離れ がありました。
お庭の手入れをされていた方が説明くださったのですが、
この家は、当時の軽井沢中で出た建築廃材を集め、
杉皮などの自然素材を使って建てられたそう。
歩留まりが良いようにだと思いますが...
高さも低く抑えられた空間は、
こぢんまりと落ち着き、潔さに溢れていました。
↑ こちらが離れですが、敷地内にある楓の木を避けて建てたそう。
この記念館は、室内には入れず、外から内部を見学します。
↓ 母屋の書斎。
元々は畳だったようですが、
雨漏りがあった時に、今の床と天井に張り替えられたと、教えていただきました!
机や椅子は、当時のまま。
ここで室生先生は原稿を書いていらしたそうです。
頭上には青々とした楓の葉、
足元は深い緑の苔むす庭。。
しっとりと、美しかったです(*^-^*)
書斎は、小径沿いにあるのですが、
お向かいの建物は、旧サロモン別荘。
先生は書斎から、隣家の賑やかな様子を観るのがお好きだったとか(^m^)
その別荘ですが、作家の森瑤子さんも所有者だったそう。
今は国の登録有形文化財(建造物)に指定され、
新しいオーナーさんの元、カフェとして生まれ変わっています。
↓ 建物の由来が書かれている立て札。
NHK Eテレ 「ふるカフェ系ハルさんの休日」で紹介されたと、
室生犀星記念館で教えていただきました(*^-^*)
↑ ↓ こちら。
去年の秋、友人と訪ねたことがあり、
素敵だったので再訪しました!!!
↓ 庭からの景。
これこれ!!!この風情が大好き♡
屋根のかかったテラスや、
ベンガラ塗り下見板張りの外壁。。
うーーん大好き!萌えてしまいます♡
↓ 薪ストーブのある間。ピンぼけでスミマセン・・(^_^;)
前回は、窓辺のソファでしたので、
今回は、テラス席側の間にしてみました!
↓ ソファ席からは、バードフーィダーが見えて、バードウォッチングを愉しめます!
小鳥好きにはたまりません(*^-^*)
そして、珈琲はおかわり自由。嬉しいです♪
テラスのカウンター席を臨める窓辺。
軽井沢の森の雰囲気を愉しみました♪
新建材も使われていた室内でしたが、
一見だけじゃ気付かないような使い方。
昔の風情を上手に残していました。
↓ 屋根のかかったテラス。
屋根のあるテラスというのは、いいですねーー!!
以前、海辺のカフェでこんなテラス席でランチしたのを思い出しました。
またそんなお家を作りたいなぁと夢の種蒔きを...(*^-^*)
追分に持っていた小さな家でも、
テラスでの朝食を愉しんだっけ。。
次に向かったのは、ショーハウス!
避暑地軽井沢の発祥の地。
カナダ人宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーが、
明治21年に軽井沢に初めて別荘を建てて、
それがきっかけで、避暑地として軽井沢が栄えたそう。
↓ ショー記念礼拝堂
室内は撮影禁止ですが、
午後の木漏れ日がさしこむ様がとっても美しく...
心静かに座っている時間に、幸せをおなかの底に感じました(*^-^*)
↓ 教会の奥に、復元されたショーハウスが建っています。
築20年経つのかな。。
久しぶりに訪ねましたが、やっぱりこの風情好きです。
↓ リビング、窓辺のベンチ収納。
↓ ダイニングルーム。
↓ 対面ハッチでダイニングと繋がるキッチン。
↓ 階段ホール。 ほぉっと...(*^-^*)
↑ ↓ 窓辺の緑が本当に美しい。。
築20年でこうなんだねぇ...
等々、窓周りの劣化具合もチェックしつつ、、
この風情を堪能しました。
旧軽銀座のデリカテッセンを覗くと、
お徳用切り落としセットが売っていて、ラッキー♪と、購入。
フレンチベーカリーのパンと、中山のジャムを買って、
旧軽井沢を後にしました!!
軽井沢の古い別荘建築...本当に大好きだということを再認識。
次は、追分の御影用水とフラワーショップへ。
こんなに引っ張るつもりはなかったのですが、、
次回につづきますm(__)m
≪ 今回訪ねた場所の情報まとめ ≫
▽ 室生犀星記念館 ( 軽井沢町HPにリンク )
▽ カフェ 涼の音 ( 軽井沢WEBにリンク )
▽ ショーハウス記念館 ( 軽井沢町HPにリンク )
読んでくださった皆さまにとって
素敵な 'いいひ' が訪れますよう...
≪ 別冊いいひブログはこちらから♪ ≫
引き続き、おさぼりモードで更新していないです(^_^;)
猫たちは元気いっぱいです♪
↓ 昨日と同じ過去記事リンクですが...
「 秋のダリアとヴォーリズの窓辺@軽井沢タリアセン 」
≪ 過去ブログもよろしかったらどうぞ♪ ≫
「 ショーハウスの窓辺_簡素な家の美しさ 」
「 古い家のノスタルジー_佇まいを残すこと 」
「 海を眺めてカフェランチ♪_海辺の町の家を... 」
「 築200年古民家再生の素敵インテリア@片品村ECOLO Villageエコロヴィレッジvol.2 」
Comments [2]
渡辺洋子さん
軽井沢は 非常に湿気が多いところ 一見よさそうに見えて 住むには不適(そうはっきり言ってもよい)もし住むなら二重廊下が要ると思う 苔は美しいけれど湿気の多い山の中に生えるもの 別荘は高床式に 除湿器は年中稼働用と即日用と二種類要る 勿論換気扇も、冬は寒さでコンクリートもタイルも割れる 雪かきも個人の仕事 町の中の別荘地で管理人を置ける人はよい、高い天井や常時 薪をくべて乾燥させられたらよいが 4度Cからカビが増殖する所 なにしろ地下には浅間水脈が通っているのだから 水の付く名前がごろごろ だからみどりが美しいのだ
いいひから 渡辺洋子さんへの返信
渡辺洋子様
はじめまして コメントありがとうございました
お返事が遅くなってしまい申し訳ございません
軽井沢にお住まいでいらしゃるのでしょうか
とてもためになるお話を教えてくださり ありがとうございました
旧軽井沢の辺りは特に湿気が凄いと聞いており 西の方追分に小さな小屋を持ちました
今は手放してしまいましたが 当時やはり除湿に苦心しました
でも不便なところがあっても なお 通いたくなる家と土地でした 懐かしく思い出します