英国ナショナル・トラストの存在とワイルドフラワーの咲く丘_イギリス庭めぐり旅2014 Vol.11

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イギリス庭めぐり旅2014 Vol.11 です♪

ワイルドフラワーの咲くメドウが広がる丘陵地、、
DEVIL'S DYKE デビルズ・ダイクの朝の景。。

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イギリスらしく、、ちょっと霧のかかった朝。

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7月の庭めぐりのツアー...Y先生の計らいで、
思いがけず予定になかった、、
ナショナルトラストのプロパティ(所有地・所有建造物)を訪ねることが出来ました!

↓ 詳しくは、、ナショナルトラストのWebページでどうぞ♪
↓ 素晴らしい写真も観ることが出来ます~^^( ↓ リンク貼っています )

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今日の記事は、旅レポというよりも、
ナショナルトラストのことをご紹介したいなぁと思っています(*^_^*)

英国ナショナルトラストとは、
今から120年ほど前に、三人のイギリス人によって発足された、
歴史的遺産と自然環境を守るための民間の組織。

ピーターラビットの作者、、ビアトリクス・ポターも、
印税をつぎ込んで得た4000エーカーにも及ぶ湖水地方の美しい土地を、
遺言でナショナル・トラストへ託していますよね。。

そんな、、自然景観を守ろうとする人々の想いが、
ナショナル・トラストという活動をこんなにも広げたお蔭で、
イギリスには、昔からの自然や田園の景が本当に美しく残されています。

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歴史的な建物や庭にとどまらず、
野原、森、海外線に至るまで、ナショナルトラストが所有。
人間が手を入れながら、昔ながらの田園風景や、
自然の景観を残す活動をしています。

随分前ですが、、
インテリア雑誌 PLUS1 1996冬号のイギリス大特集で、
初めてその存在を知りました。

そこでの文章が、印象的だったので、ご紹介します。

- 社会が成熟して経済が行き詰まり
- 公害や貧富の差などの問題が取り残されたとき、
- イギリスはナショナルトラストを思いついた。
- 豊かな暮らしとはなんだろう?と
- 100年かけて今のイギリスの姿を取り戻したんです。
- 現在も失業率が高く、地方間の対立など、社会問題は多い。
- でも、豊かな自然とユーモアも残った。
- イギリスは賢く老いた国だと思います。

- イギリスでは、住宅は人より長生きするもの、
- 公共の財産という意識が高い。
- 家の中から庭へ、外へと一貫した意識があるから、
- イギリスの家は美しいといわれるのでは... 

と、フォトエッセイストの土屋守氏が撮られた美しい写真と共に、
インタビューが掲載されていました。

私がイギリスの '暮らしと家と庭' に魅せられた発端は、
この雑誌だったかなぁと思える位、刺激を受けた一冊でした^^

そう...手つかずの自然に見えて、
実は、人が手を入れ守っている景が、
イギリスのカントリーサイドの豊かな風景なのですね~^^

↓ その証拠に、ゴミ箱が置かれていたり。。

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でも、つくづく、ゴミ箱一つとっても、
景観を邪魔しない素敵デザイン。。

私がイギリスっていいなぁって思えるトコロ^^

↓ 愛犬を連れ散策するご夫婦。

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イギリス人は自然のなかに佇むのが本当に好きなのですね^^

イギリスには、フットパスと呼ばれる...散歩コース、、
私有地のなかでも誰でも歩ける道というのが、たくさんあります。

↓ こんなふうに、牛さんなど家畜が逃げないようなゲート。

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ここも、歩く人が通る時だけ開けられ、
牧草地のなかを歩くことが出来るのです♪

↓ 朝のデビルズダイクを散歩するおじさま。

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愛犬を連れ、林檎をかじりながら、
この素晴らしい景を、歩いている姿。。

とっても、いいなぁと感じて、パチリ。

↓ こんなに近くに牛さんが居るトコロを歩けるのです^^

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↓ しっかり装備してトレッキングするカップルも見かけました♪

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私が初めてイギリスのカントリーサイドを旅したのは、新婚旅行の時。

さっき触れたプラスワンというインテリア雑誌、、
1996年の雑誌に誘発された旅ゴコロがその時まで残っていて、(^_^;)
コッツウォルズ~ウエールズまでドライブ旅をしたのですが、
その時に、ナショナルトラストの活動の意味をつくづくと実感したのです^^

それ以来、イギリスカントリーサイドLOVE!!
熱は冷めませんねぇ(^m^)

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野の花を愛でる心。
自然を愛する心。

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人間にとって、自然と触れ合うことがどんなに大切なことなのか...
イギリスの人は知っているんだろうなぁと、感じます。。

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これまで見てきた庭にも、メドウが必ずと言っていいほどありました。

↓ リアルメドウ^^

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自然におかれた野の花、、
ワイルドフラワーに触れられたのも、
庭めぐりの旅にふさわしい経験でした^^

アテンドしてくださったY先生に感謝♡

ここ、デビルズダイクは、パラグライダーのメッカでもあるようです♪

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そして、、野ウサギさんにも遭遇♪

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花と庭を愛するツアー参加のお仲間は、、
動物好きな方も多く、、みんなで大歓声^^

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しばしモデルを務めてくれたあと、、
逃げる姿も何とも可愛い♡♡ ( ↑ ピンボケですが(^_^;) )

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バターカップの花が咲く丘で出合た、、
デビルスダイクのピーター君、、ありがとう^^

とても素晴らしい朝時間を堪能したのでした♪

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この後、庭めぐりの旅3日目...アランデル城へ。
ココも素晴らしかったぁ♡♡

時は経ち、、記憶は薄れていくばかりですが、(^_^;)
写真を見返すと、あの時の感動が蘇ってきます。。

旅レポ、、カメのようなUP頻度で、、
いつまで続けるんですか??という声も聞こえそうですが、、
この旅のことは、全部UPしたいです(*^_^*)

少しでも役立つコトや、感動したモノを伝えられたら...
拙い文章と写真ですが、ガンバリマスので、、
またお付き合いくださると嬉しいです!!!

最後になりましたが、
旅好きな方向け、、
ナショナル・トラストを知る本でおススメなのをご紹介。

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何故イギリスは美しいのか。
その背景にあるナショナル・トラストの存在...
その歴史を紹介しながらの紀行文。
写真も多くて、旅している気分になれる一冊です。

久しぶりに読み返し、、
ワイト島や湖水地方やコーンウォールなどを訪ね歩く様子に、
いつか、私も、カメラを片手に旅したい!!と、
次の旅ゴコロ...かな~り、そそられています。(笑)


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プロフィール

写真:牛尾 出美

一級建築士
牛尾 出美
(ウシオ イズミ)

1973年2月生まれ。暮らしと家が大好きな女性建築士。東京都江東区のリノベーションしたSOHOマンションで住宅設計事務所を運営。
シアワセを感じるコト&モノは、猫・カメラ・旅・花・珈琲・映画・読書♪

いいひ住まいの設計舎 一級建築士事務所

代表:
牛尾圭一、牛尾出美
資格:
一級建築士2名
構造設計一級建築士1名
一級施工管理技士1名
住所:
東京都江東区東陽2-3-1-106
電話:
03-3648-5711
FAX:
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