仕事でくたびれて帰り着き、、
自然体でくつろげる部屋があること。
日々の暮らしを心地よく過ごせることは、
人生のヨロコビのひとつですよね^^
高級嗜好仕様だったマンションを、
自然素材づかいのシンプルナチュラル空間に、
リノベーションした事例。
以前、Beforeと引渡し時の記事 を、
UPしたままになっており...
何だか慌ただしく日々が過ぎていました。。(^_^;)
マンションリノベを考えていらっしゃる方から、
その先を知りたいとリクエストもいただきましたので、
ビフォーアフターPHOTOをUPいたします。
( 少し長い記事ですが、お付き合いくださいませ<(_ _)> )
↓ 玄関ホールBefore。
床とカウンターが赤御影石...高級な素材なのですが、
お好みに合わなかったので、チェンジ。
↓ 玄関ホールAFTER。
木のカウンター、框に交換。
取っ手レス・手掛け掘り込みの扉のシンプルな玄関収納。
玄関収納下は間接照明を入れ、
( ↑ なぜ撮る時、灯りONしないのかワタシ(^_^;) )
その空間はちょっと靴を仕舞ったりできるように。
↓ キッチンBefore。
閉鎖的で暗かったキッチン。
↓ ダイニング側からキッチン方向Before。
↓ リビング側から見ると、キッチン側はこんなに凸凹な壁でした。
広い住戸なのに、あまり広さを感じられなかったのは、
こんな間仕切りのせいだったのでしょうね。
施主さんのご要望は、出来れば対面キッチン。
難しいようであれば、この壁だけでも外したい。。とのこと。。
↓ キッチンAFTER。
壁が無くなるだけで、この開放感♪
シンク側2550、コンロ側2550。
かなり広いキッチンになりました。
コンロ右脇の収納は既存を活かし、食品庫に。
シンク脇に、冷蔵庫置場があります。
玄関ホール~キッチン~LDと、回遊動線が叶っています。
事前に、竣工図面で配管ルートを確認し、動かせる範囲を想定。
換気ダクトを動かすと、天井高諸々影響があるので、
コンロ側は壁付のままとし、
シンク側を対面レイアウトに変更。
↓ シンク方向AFTER。( 写真ピンボケ(^_^;) )
シンク側は、パナソニックシステムキッチンLクラス。
シンク下ゴミ箱...食洗機...収納を確保。
ステンレスヘアライン天板。グースネックタッチレス水栓。
対面なので、インテリアにあまり響かないトコロ。
排水口の形状、、お手入れの良さを優先しました。
↓ コンロ側は、IKEAキッチン。
扉は、イエデル。
ステンレスヘアライン天板...水返しが無いタイプ。
コンロとオーブンは、この時は既存。(後日、交換)
レンジフードは、アリアフィーナ。
ステンレスのフィルターレスなデザインフード。
パーツパーツの角が丸みを持ち、お手入れしやすい形状。
デザインもカッコつけ過ぎない...でも素敵に馴染むので好きです。
↓ キッチン~ダイニング方向を臨む。
コンロ側の壁は、タイル貼りに。
ふたごくんの家 で使った、平田タイルメイプルブリック。
施主さんがとっても気に入っていらしたので、
今回も採用させていただきました!
窓周りインテリアとの相性もGoodかと。。♪
出窓カウンターのところは、FEDEのローマンシェード。
レースは、ひだを少なくしたフラットカーテン。
↑ manas-TEXのフェリス。
大人可愛いレース♡
実は、我が家にも入れたいと思っていたモノ♪
レースにしては少々お値段張りましたが、
予算のメリハリをつけて、採用していただきました。
レースを見せる時間の方が長いので、
レースを素敵に魅せるよう選ぶのも、
素敵インテリアづくりには役立つポイントかと考えます!
↓ 最初の写真再登場。リビング方向からキッチン方向。
昨日も初めてお会いしたお客さまと、
このIKEAキッチンをインテリアに活かすことを話しました。
インテリアに影響するトコロを、
イケアづかいするといいですよーって、
以前にもブログに書いていたことを読んでくださっていて。。^^
そう、対面側がオープンなアイランドタイプでなければ、
カウンターで隠れてしまう、自分が立つ側に、
システムキッチンを使っても、影響ないですよね^^
↓ リビングBefore
折り上げ天井がデコラティブでしたので、
一段減らすことに。
印象が全然違いました!
↓ またまた再登場写真ですが、リビングAFTER。
↓ 対面キッチンからの景はこんな感じ♪
テレビを置く造り付け家具は、、
大工さん&建具屋さんで製作。
壁面をアクセントウォールとして、色を入れました!
↓ アクセントウォールとドレープカーテンとの色合わせ。
↓ 繭玉のようなタッセル。
紫の上品な色合いが、アクセントに♪
基本...シンプルナチュラルな空間は、
住まい手の好み次第で、
どんなテイストの味付けも映えます♪
実に、Tさんご夫妻らしい空間になったなぁと。。^^
↓ 寝室は和室をリクエストいただきました。
敢えて障子を入れ、敢えて縁付の畳を入れました。
↓ 和室の前は、リビングと繋がるインナーテラス的空間。
主に室内物干し場として利用します。
目隠しにロールスクリーンも設えました。
↓ 無垢フローリングは、木魂さんのシルキーメイプルを採用。
↓ ご主人の書斎には、ラフタイプを採用。
同じメイプルですが、また表情違うモノですよね^^
ご主人は、このハードボイルド感を気に入ってくださり採用。
そうそう!
無垢フローリングについて、、
よくご質問をいただくので、こちらで補足を。。
マンションでは、音の問題で、、
無垢フローリングが使えないと、
思っていらっしゃる方もいらっしゃいますが、
管理組合の規約を守る遮音対策をすれば、採用可能です。
ただし、規約は、各々違うので確認したうえで。。
無垢が使えるか使えないか、
中古マンションを購入する判断基準にもなるかもしれません。。
既存の 床下地&仕上材、床の高さ が、、
部屋によって異なっていた今回の事例。
解消できる 段差 は、今回の工事で 解消したい。。
そのため、どこに基準を合わせて作るか...悩みました(^_^;)
既存を全て撤去するのが、、実は一番楽なのですが、
費用も 嵩む ため、、
既存を 活かしながら どう手を加えるかに腐心。
今回基準にした床は、リビングダイニング。
既存温水床暖房&遮音材を活かし、
下地調整の上、無垢フローリングを貼りました。
それに合わせて低い部分は嵩上げして床をフラットに。
直貼りだった部分は、アトピッコハウスのわんぱく応援マットを採用。
( ↑ メーカーHPの詳細頁へリンク )
↓ 工事中の様子です。
続いて水廻りを♪
↓ 洗面Before。
もともと、ホテルライクな洗面化粧台で、、
十分に活かせると思ったのですが、
腰痛の心配があるご夫婦には高さが低すぎるため、、
こちらも作り変えました。
↓ 洗面脱衣室AFTER
幅広い陶器の洗面ボウルに木のカウンター。
サンワカンパニーのホテルミラーボックス。
ティッシュを入れる工夫がされていたりの優れもの。
カウンター、人大やメラミンで迷われましたが、
時を経た時の劣化より、
メンテしながら美しく使うことができる木製カウンターをチョイス。
足元はオープンにしてあるので、
つま先を入れて屈んだり、体重計を置いたりするのに便利。
↓ 室内ドアは既存を利用して白くペイント。
レバーハンドルやツマミは、
当初は全部入替る予定でした。。
ですが、白くペイントしたドアに映え、
マンション共用部分でも、、
この取っ手を使っていることもあり、
既存ハンドルを利用しました。
なので、造作家具(洗面・リビング・玄関収納)は、
敢えて 取っ手レス に。。。
↓ トイレAFTER。
リノリウムの床。壁は珪藻土。
便器は交換、手洗いカウンターは既存を利用。
扉などをペイントしました。
トイレは、敢えて柔らかい色調の薄桃色の珪藻土に。。
鏡などは既存のままですが、
既存のエレガントなエッセンス...
シンプルナチュラルな空間にも、上品に馴染んだと思います^^
↓ 施主さんご夫婦(右)、いいひ、楚山工務店さん(左)
三者力を合わせて完成した素敵な空間。
暮らしが落ち着くまでは、しばらく時間がかかりますが、
この空間が、施主さんご夫婦の暮らしを、、
心地よくする助けになりますよう。。
心から祈っております(*^_^*)
中古マンションをリノベすること。
既存工事の状態を把握することからスタートし、
施主さんの新たな暮らしにカスタマイズしていく設計。
大変だけれど、やりがいのあるお仕事です(*^_^*)
今年は少し時間を取って、
'住宅医' の勉強をすることに決めました。
リフォームやリノベーション設計、
以前から手掛けておりましたが、
更に良い設計ができるよう、学んで行きたいと思います!!
読んで下さった皆さまにとって
素敵な 'いいひ' が訪れますよう...
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!
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この後、久しぶりにUP。宜しかったら覗いてくださーい<(_ _)>
「 (ほぼ)365日カメラが好き♪猫ときどき旅・花 」
Comments [2]
すみれさん
こんにちは。
中古マンションのリフォーム計画中のすみれと申します。
いいひ様のブログはとても勉強になり更新を楽しみにしております。
さて、壁の仕上げのことで質問なのですが、マンションのリフォームで珪藻土などの漆喰を施す場合、壁の下地はどうなっているのでしょうか? 既存はビニールクロスなので、工務店さんからはその上から施工することを提案されました。 クロスは経年と共に継ぎ目が浮いてくるので使いたくないなと思っています。
あと、珪藻土で壁を仕上げた場合、天井はどうされていますか?
床もそうですが、壁は部屋の印象だけでなく居心地を決める一番のところなので納得した仕上げを選択したく思います。
お答えいただけると嬉しいです。
すみれ様
はじめまして♪
コメントありがとうございます!!
夏風邪をひいてしまい、、
お返事が遅くなってしまい、申し訳ございませんでした・・(>_
基本、マンションリフォームでは、
既存のビニールクロスを剥してから珪藻土を施工するようにしています。
ただ、既存クロスをキレイに剥すとなると、かなり大変で費用もかかるため、
予算が無い時には、クロスの上から珪藻土を施工することもあります。
でも、予算が調整できる時は、
クロスを剥いでからの珪藻土塗施工をお勧めします。。
やはり、クロスの浮きなどが仕上げに影響することもあるので…
天井は、塗装が多いです。
ただし、こちらも予算が無い時は、クロスにすることもあります。
皆さんそうですが、予算を念頭に置いての取捨選択の場面は多々出てきます。
すみれさんも書いてくださっているように、
壁は部屋の印象と居心地を決めるトコロなので、妥協せずに行っていただけたらと思います。。
天井を塗装にするかクロスかで予算が浮くならば、
壁の方に予算を割いてあげたほうが、全体的な満足度が高くなると思います。
素敵なマンションリフォームを叶えてくださいね(^_-)
コメント、ありがとうございました!!!!