「リフォーム」と一致するもの

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青空を一直線に

つきぬける

白いひこうき雲!



何だかスカッと

こんなキモチに

なりたい今日この頃。















いいひ住まいの設計舎は2月より東陽町に移転いたします。

移転に関してのお知らせは改めてさせていただきます。



28日の移転に向け引越し準備&事務所業務が重なっています~。。。

なにやら慌しくなってきてしまいました(焦)。



昨年後半より、牛尾(ダンナさま)も一緒に事務所をやっているのですが

手狭になったので引越しすることに。

まだまだと思ってのん気に構えていたら

色んなことが同時進行で、少々クタビレモード(苦笑)。



それに、今まで日々の暮らしを支えてくれたこのマンションともお別れとなると

今まで不満に思っていた欠点を忘れ、少し寂しい想いもあるのが本音だったり。。。

家を建替えたり、リフォームしたりして

古い住まいを手放すお客様のキモチをチョッピリ実感しています。



少しばかり?(う~ん、、かなり!?)大変ですが、

新しいところでの心地良い毎日の暮らしに想いをはせ

このバタバタを乗り切りたいと思っていま~す!(出美)

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ケーススタディVol.2

「第二の人生を愉しむ家」

をUPしました~!

 

何度か、このいいひブログ

の中でもご紹介していた

K邸リノベーション事例です!



是非ご覧になってくださ~い!!













先月K様宅に伺ってから 早、一ヶ月。

UPするのが、こんなに遅くなってしまいました。。スミマセン。。K様。



リフォーム前の家も、不満を持ちつつ”小さいながらも楽しい我家”で過ごしておりましたが、リフォーム後は完全な”楽しい我家”となりました。



↑ UPしたことをお伝えしたとき、K様からいただいたメールの一節です。

改めて安堵のキモチを覚えました。。。楽しくお住まいになってる様子が

ケーススタディを見てくださった方に伝わればシアワセです。



朝晩の冷気に、冬の匂いを感じはじめる季節になりました。

一年の締めくくりの時期も、もうすぐそこですね~。

今年も、いい出会い と いいご縁に恵まれたこと、、ココロから感謝です!(出美)

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 お客様と話していると、

 最近よくイケアのことを

 耳にします。

 どんなことかと云うと、、、











「吊戸棚や収納が充実していて、安いんです~!」

「設備はダメでも、小物(収納棚など)はイケアで揃えていいですか?」

「イケアのキッチンって、どうなのですか?」

など等。。。



分かります~!!そう云いたくなるのも~。

私も、イケア、大好きです。



初めて私が、イケアに出会ったのは、まだイケアが日本上陸する前。

私が大好きな尊敬する作家のK先生。

このK先生のお宅にイケア商品が結構あったのです。



そして、その先生のお宅のプチリフォームをさせていただいたとき

造り付け家具のデザインを打合せしていたところ、、、

「イケアみたいなホームセンターは日本に無いのかしら?」

と仰っていたのです。そこでイケアとは何ぞや、、と初めて知りました。

どうやら、便利でデザインが良くて安いモノがふんだんに揃えているお店らしい。



そして、日本上陸したとき、早速行ってみたのです!



日本にもハウスメーカーや設備機器メーカーのモデルルームやショールームは

沢山ありますよね。モチロン家具のショールームも。

でも、イケアのように、手ごろな金額でお洒落で暮らし感溢れる展示の仕方を

しているところって、そんなに無いんですよね。

ちょっと大げさだったり、生活感が無さすぎたりして。。。



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 比べてイケアは

 見せ方が上手!



 小物の使い方、

 空間の使い方、

 棚や照明の使い方で

 インテリアが

 グッと可愛くて、

 しかも使いやすくなる。



 お洒落でありながら、

 身近に感じられるスタイルが、

 ワクワク感を高めてくれるのです。



 

 

コレでは、若い子育て世代で、スタイルのある暮らしをしたいと

思っているファミリーに受けいれられるハズです!



でも、イケアの商品は全て自分で段取りして購入します。

これまで、家具屋さんでの手取り足取りの買い方に慣れている人には、

購入自体が、大変なことかもしれません。。。



なぜなら以下の手順を踏まないといけないからです。



モデルルームのような実際の展示ブースで夢を見されられたあと

マーケットホールといわれる大きな倉庫のようなところへ行き

自ら、商品を探し出し、ワゴンに載せ、レジへ。

持って帰らない場合は更に配送カウンターへ。

そして、家具は、ほとんど組み立て式が基本。

有償で組立も依頼できますが、商品が安い分お高く感じてしまいます。



ウチは、ダンナさまが頑張って組み立ててくれました。

附属の工具で組立可能らしいですが、かなりの時間と根気が必要です。

電動工具が無ければ、酷かもしれませんねー。



我が家も、仕事に使っている机、ワゴン、書類ケースなどはイケアで購入しました。

ホントは、ビスレー(BISLEYCOMBO)が欲しかった~~。



でも、、、ビスレーのワゴンひとつのお値段で、

机 諸々最低限必要だったモノはイケアで揃ってしまう。。。



ソコソコお洒落だし何よりお安いし。。。

起業したてとしては、やはり無理出来ないところもあり、、、(苦笑)

安いモノで飽きるかな~??と心配しましたが、

シンプルな白い家具なので、大丈夫そうです。



リーズナブルで、尚且つデザインが洒落たモノを望む人には、良いと思います。



また、イケアでは、工務店さんとお施主さんであろう組み合わせによく遭遇します。



印象的だったのは、

ある年配の男性のお施主さまであろう方と

作業服姿の工務店の監督さんであろう方とのやり取り。



お客様 「私が云っているのは、コレ。コレでいいんだよ!

      何も高いお金かけて作ってくれって望んでいない。

      お宅で作れないなら、今日コレを買っていくから、取付だけやってよ」



工務店さん 「・・・・苦笑」



、、、、こんなやり取りを、収納家具売り場付近で見かけたことがありました。

わぁー、、、あんな風に云われたら、工務店の方、大変だな~。。。

ってダンナと苦笑してしまいました。



でも、イケアを自分の家に取り入れたいって気持ちはよ~く分かります。

だって楽しいんだもん。

(イケアの戦略にまんまと乗っていると、ある友人に指摘されましたが、、、)

私自身も好きなので、、、(笑)



ただ、購入する前に、工務店さんに相談しないと、色々大変そうですよ!

納期にしても、希望通りの日程に入れるのに、お金がかかったり、、、

建築との取り合いの部分に必要な部材の注文が面倒くさかったり、、、

配管の位置、下地の位置などを、かなり聞き込まないと

現場に商品を入れてから、苦労しそうですね。。。図面も出ませんから。。。



イケアでは日本のメーカーさんのような、親切丁寧な対応を望めません。

普通使っている新建材の家具やシステムキッチンとは勝手が違うので

工務店さんは、かなり戸惑うはずです。

家づくりやリフォームで取り入れる場合は、以下の点に注意するといいと思います。



■ 工務店さんには、予め、モノを知ってもらうこと。

 (建築との取り合い部分で、必要な部材を購入しなければいけないかもしれないから)

■ 納期を必ず、工務店さんとイケアさんと打合せすること

 (支払日によって、部材の保管代がかかったりする、また期日指定でお金がかかる)

■ イケア商品を使う分、工務店さんの手間代が余計にかかる場合がある

 (コレも事前に要確認ですね)



DIYが発展しているイケア発祥の彼の地に比べ

日本はまだまだ、DIY発展途上の国。

でも、これからの若い世代のお客様は違和感無くドンドン取り入れてくるんでしょうね。

そういった世代との家づくりも、もう遠い将来ではないと感じます。



また、実際にイケアを取り入れて家づくりをしている人も、既にいらっしゃるんですね。

↓ ブログを発見しました~。

二重屋根涼房システムのエクセルギーハウス

先週末、時間が合えば、是非見学会に行きたかったのですが、、、行けず。。

残念でした。。。チャンスがあれば、リベンジしたいですね。



ともあれ、今更ですが、イケアは楽しい!!

船橋、港北に続き、どうやら有明にも出店するらしい。

ウチは近くなって嬉しいですね!

行かれる方は、はしゃぎすぎてグッタリしないようご注意です(笑)  (出美)

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 ある現場のため

 最近色々なメーカーさんの

 キッチンを見て歩きました。

 

 そしてキッチンに関する本や

 写真集を大量にAmazonで

 買って、参考にしています。

 





今までは、ずっ~と、システムキッチンを使ってきましたが、今回は、、、



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ちょっと古っぽい2ハンドルのグースネック混合水栓。

憧れのロジェールのコンロ。

ポッテリとした白い陶器製のシンク。

タイルを張りこんだカウンター。



単体でみると、可愛い~!!好き~!!

そんなものを組み合わせた、

「大人可愛い」 云わば、Rオリーブ少女的好みのキッチンを

システムキッチンではなく、つくってみようかと思いました。



でも、日本人の生活スタイルを考えると、難しい~!!

いえ、造るのは簡単ですよ。プロですから。。。でも、、、



魚を焼かないんですか?

(ロジェールは仏生まれ。サンマは焼かないのですね)

中華鍋をガシガシ洗わないんですか?

(陶器の白いシンクは小さめで、下手すると割ってしまいそう)

魚をおろした時、タイル目地に汚れが残ったらイヤじゃないんですか?

(そんなにマメな掃除できますか?)



と、心の内なる部分(本心)からのツッコミがイチイチ気になります。



モチロン、デザインや見た目が可愛いもの。これは絶対条件。

でも、やせ我慢して使うには、キッチンは毎日の暮らしに関わる要素が大きすぎます。



まあ、魚焼きロースターや焼き網で、魚は焼けばいいんでしょうけどね。。。でもね。。。

シンクもデザイン優先で尚且つ機能も満たす代替品として、色々あります。でもね。。。

陶器のシンクの何が好きかといえば、ポッテリとした白い質感なので、

流行のカラーシンクでいいや!とは、いきませんからねー。

なかなか難しいです。



シンプルなデザインで、機能も満足して、

飽きがこないトラディショナルな可愛らしさのモノって

日本製で見つけるのは大変な感じがします。

キッチンに限りませんが、普遍的に永く愛されるべきデザインって

外国製のモノに多いですよね。



手持ちの10年前のインテリアの雑誌を見ているとつくづく感じます。

その頃は最先端の流行のキッチンだったはずなのに、今じゃ野暮ったい。。。

日本製って割とそんなモノが多いです。



でも、その頃の雑誌にも、お手本とされていた外国の洋書のキッチンの本は

今でも、インテリア雑誌に、参考書として載っている。

どうやら、海外製品が愛される理由ってそこにあるように感じます。



最先端なものばかり追いかけるのも良いけど

普遍的な美しさを頑固に守ってもらうのも

使い手側の要望としては大きいような気がしてなりません。

(ニホンノメーカーサン、、ソオイウノヲツクッタラ、ニッチダケド、ニンキガデマスヨ!キット!)



でも、ひとつひとつをとっていくと、キッチンってホントに小宇宙。

排水口の深さや、シンクの材質、カウンターの材質、水栓の形状、コンロ形状。。



システムキッチンを絶対に使いませーん!!という先生方もいらっしゃいますが

それは、お客様の選択肢。

つくり手の私たちがとやかくいう範疇ではないと感じます。。

お客様が気に入ったモノ、これが一番です(笑)。



日本人が満足する機能性を追及すればこうなりますよね~!!

と、いったシステムキッチン優等生は、私の中では、今はクリナップさん。

小賢しくもなく、程よい気配り具合が、

いいひ住まいの設計舎のお客様にも人気があります。



そして、実際の暮らしの中で使われているのを見せていただいても

やっぱり使いやすそうです。



そういえばキッチンって、新築では他に決めることが多すぎるせいか、

さほどお客様の要望が細かな部分までにはいかないことが多いです。

でも、、、リフォームだと皆さんよ~く吟味されますね。

やっぱり今までの不満を、解消したいわけですから。。。



ただ、シンプルな昔ながらの流し台と置き型コンロでも、

美味しい料理は出来るし、可愛くイイ感じに使っている方もいるんですよね~。

住まい手のセンス次第ってところもあるし、、、

うーん。ますます小宇宙ですね。(笑) (出美)

金木犀日和

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  金木犀の香りが

  秋の涼やかな空気に

 漂ってくると

  季節が秋へと変わったな~と

  感じませんか?



 今年一番に

 あっ!金木犀咲いたんだ~と

 気付いたのは、、、

 7日の日曜日でした。

 

 

 





その日は4ヶ月前にお引渡ししたリフォームのお客様

K様のお宅へお邪魔したとき。

その後どんなふうに暮らしていらっしゃるか、

ケーススタディ更新の取材も兼ねて伺ったのですが、、、

イヤハヤ、とっても癒され、感謝の気持ちでいっぱいになった休日でした。



リフォーム後や家づくり後の暮らしを見せていただくと

設計段階では予測していないことも、多く発見できますね~。



またひとつ、勉強になったな~と、忘れずに次に活かさせていただきます。

暮らしをざっくばらんに見せてくださり、色々教えてくださる

いいひのお客様の皆さんいつもありがとうございます!!



近々、K邸リフォーム「第2の人生のための家」と題して

ホームページ内ケーススタディを更新いたしますので

また覘いてみていただけるとシアワセです。



金木犀というと、久しぶりに読み返した

昔読んだ小説にこんなフレーズが、、



 金もくせいの匂いがする

 甘くて歯が痛くなりそう   ~放課後の音符 山田詠美著 より



大きくなりすぎて嫌われることも多い金木犀ですが

私の家に庭があったら、絶対に植えたいな~。。。

天然アロマ効果がある花の樹って大好きです!(出美)

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 ← 最近読んだ本。



 辰巳 渚さん。

 私、初めて読んでみました。



 代表的な著書は

 「捨てる!」技術 

 有名なようですね。













~快適な住まいをつくるコツ~と副題がついた本。

テクニックが満載というより、家に対する考え方に啓示を与えてくれる本でしょうか。

家づくり最中に、色んな情報に惑わされてパニックになったときに、読むといいかも。。

精神安定剤?みたいな効用がある。。。と思います。(笑)



ざっと内容をまとめると、、、



中古住宅が好き!という著者が茅ヶ崎の中古住宅を購入し

自分らしく心地よく住みこなす実践的なポイントを紹介してくれています。

リフォームや、家づくりにあたって、

何を優先順位にして考えたらいいのか、、、

本来の「家」との付き合い方を思い出させてくれます。



あ~なるほど。。。と感じたところを、以下、本文から抜粋させていただきます。

ちょうどよい狭さに住むと、家が自分の身体と有機的につながり

住みこなせるようになる。小さな家では、どの部屋にも、どの隅にも

どの収納にも―家のどの部分にも目がいきとどき、家と語り合うこと

ができるようになる。心をこめて住むことが出来るようになる。





「広くなる間取りの工夫を!」

「少しでも住みやすい工夫を凝らして!」

「収納をできるだけ取って!」

と、日々考える私たちだけど、、

「ちょうどよい狭さ」って表現もいいですね~。

家づくりの最中だと、つい、もっと!もっと!と望んでしまいますけど、

詰まるところ、広すぎる家って住みにくいのも事実ですからね。。



以下、狭小住宅が流行っていることに対して、辛口なコメントが。。。

最近の流行の家は建築家の「作品」のようになっていることが多い。

住み手よりも、つくり手の腕やデザインセンスを見せびらかす作品。



心をこめた工夫とうっとうしい小細工とは紙一重。

それを工夫として活かすのは

住み手が自分で考え、家を自分の分身としていとおしみ、

自分の住み心地を大切にしようとする姿勢ではないだろうか。



要するに、同じ工夫があっても、住み手が自分で考えたものなら工夫でも

建築家や業者がつくると小細工になるということだ。



狭小住宅を「ここちよい小さな家」にするには、

家に対して深い愛情を持てる住み手であることが、まず必要なのだ。

そして、同時に、その家に住まう自分自身に愛情を注げる住み手であることも。



小賢しいつくり手側の自分を戒められるようでもあり、

どんなに工夫を凝らした家でも、

住み手の愛情がないと「いい家」にはならないよ、

と改めて教えられたのでした。



「いい家」は、つくり手の愛情だけじゃ決して良くはならない。



ならば、私も自らの暮らしに愛情をかけよう。

そして同じように住まいや暮らしに愛情をかけるお客様と出会い

共感する引き出しを沢山持てるようにしよう。

お客様の暮らしや想いを汲みあげて、実際にカタチにするつくり手として

愛される家をお客様と共につくっていくんだから。。。

↑ くさい読書感想文みたいデス(苦笑)



でも、機会があったら読んでみてくださいネ。私はイイ本だと思いました。(出美)

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月曜日
Pさん宅のあと
お邪魔していた
お客様宅での
ことです。






午後のテレビ番組で「お部屋美人」という特集をやっていました。
先日のは、イケアの家具を使って、模様替えをして素敵な部屋に変身する企画。
この番組は以前から知っていましたが、今回はイケアでとのこと。
私もイケアは大好きなので、興味津々で観てしまいました。

番組内では、今回は手持ちの家具のほとんど処分していましたが
確かにビフォーより使い易そうで、オシャレな空間に生まれ変っていました。
ゴルゴ松本さんではありませんが、「技あり!」でしたね!

一緒にお客様と観ていたのですが、ママ友達の間でも
こういった、リフォームまでいかないけど、お洒落に暮らしたい!
という願望がとても多いとのコト。。。
「でも、番組に応募するまででもないしね~」と諦めている方が
ほとんどだそうです。

「え~!!ウチやっていますよ~。。ほらホームページにも載っているでしょう。」
と、云ってインターネットを立ち上げてもらって観てもらいました。

「気付かなかった~。分かんないよ、これじゃあ・・・」とのこと。
そうか、、反省です。。。

いいひのお宅改造計画は、いわゆるお部屋美人のことなのです。(笑)

ただ私が望むのは、一時的にキレイにオシャレにすることではなく
心からお客様が住まい美人になっていただきたいな~ってこと。
だって、日々の暮らしが心地良いことって
外にシアワセを求めなくても満たされて暮らせることですから。。。

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日々の暮らしを
丁寧に営むと
不思議と心が
落ち着きます。

 

 

 








朝のコーヒーをきちんと淹れたり、、
冷蔵庫を覘いて夕食の献立を考えたり、、

グチャグチャでモノに溢れた部屋で暮らしていた頃の私は
ホント身体も悪くダメ駄目でしたが。。。
今も、一杯いっぱいの時は、そうなりかけることもモチロンあります(苦笑)。

でも、日々の生活、とりわけ、きちんと家事をすると
気持ちが落ち着くことを知ったので
不安や焦りは前より少なくなりました。
だって腰を上げ、ともかく掃除や洗濯や料理といった
自分の生活の基本部分を黙々と片付けてしまえばいいのですから、、
やっているうちに、悶々していたキモチが整理され、ほ~んとスッキリしますよ。

自分が経験したので、これは絶対皆さんにも
おススメできると思って企画したのですが、、反応がないのであります。
家づくりやリフォームをきっかけに、
今までの生活スタイルを180度変える方は多いですが、、
そこまでしなくても、模様替えと要らないモノを処分することで
十分にリセットできます。
人の手を借りなくても出来ることなので、まずは、私のおススメの本を
読んでみて実践してみてください。(ホームページ内に紹介してあります)

モチロン手伝ってほしいという方がいらっしゃったら
第一号のお客様として心をこめてやらせていただくのですが、、(笑) (出美)

→ いいひお宅改造計画 を詳しく見る

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去る8月25日。
お子さんが夏休みの間
リフォームをしたK邸の
最後の仕上げの日でした。

←小屋裏収納に昇る
木の階段の仕上げを
お母さんと
下のお子さんふたりで
サンドペーパーを
かけているところです。
三男君は壁塗りも
頑張りました!


K邸は、お子さん4人とご夫婦の6人家族。
3LDK二階建ての一戸建てにお住まいです。
下ふたりのお子さんの子供部屋をつくるのが今回のリフォームの大きな目的です。

冬は底冷えのする寒さ、、、布団を置いておくとカビてしまう
家のなかでも一番居心地の悪い部屋を子供室にします。

色々な案を提案させていただき紆余曲折の末
床は東亜コルク社、天然オイル仕上げのコルク材
壁は湿度コントロールしてくれる珪藻土
日本ケイソウド建材 エコ・クィーンを使うことにしました。

出てきた見積は全体予算からオーバー気味。。。うーん。

オーバーした分を抑えるため子供室の仕上げを
安価なタイルカーペットやクロスの張替えで全体をキレイにして終わらせたら?
という工務店さんの意見もありました。

ですが!!そこは私が絶対に譲れないところ。
確かにキレイになり、体裁はつくのでしょうが
その部屋が居心地悪くては、下のお子さんたちが
せっかく自分の部屋を持てるのに可哀想です。
部屋を持っても、寄り付かなくなってしまったのでは
本末転倒。リフォーム全体の意味がなくなります。

居心地の良さを求めること
これが大前提だと踏ん張りました。

K様にそのことをご理解いただいたのですが、当初の予算内で納めるため
ご自身で珪藻土の壁塗りを仕上げに挑んでもらいました!

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末っ子くんも
頑張りました!

自分の部屋の壁仕上げ。
見て!この真剣な眼差し。。
 
綿が水を吸い込むように
教えたことを吸収し
上手にビス穴処理を
しています。






IMGP1247.JPG  











途中から長男君も参加。





  IMGP1245_1.JPG










こちらは次男君。




お子さんにとっても自分の住まいを、自分の手で関わることは
どんな夏休みの宿題より、有意義なものになったはず?!
ですよね?(今度感想を聞いてみましょう)

壁塗りの最後には、普段は仕事で忙しいお父さんも参加し
家族全員で、リフォーム工事を締めくくりました。。。
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最後に家族全員の手形と塗った日付を入れたそうです♪
(写真、見えますか?)
今日、奥様からメールをいただきましたので早速UPしました~!

DIYでチャレンジする方も多い、壁塗り。
今回、日本ケイソウドのエコクイーンを使ったのは初めてでしたが、
素人にも扱いやすい硬さにあらかじめ練れていました。
ファイバーテープでの下地処理が少々面倒くさいですが
そこをしっかりやれば、後は塗り手次第
個性ある塗りの表情が現れる壁に仕上がります。

さて、仕上がりと住み心地は?

興味のある方、壁塗りをご自身でやってみられてはいかが?
人数が集まればワークショップで塗り方講座も出来ますね。
ご興味あればお気軽にコメントくださいませ。段取りいたしま~す。(出美)



ナイスわくわくフェアという展示会を見学したことを

8/6のブログでお話させていただきました。今日はその続きです。



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 松下電工 

全自動お掃除トイレ アラウーノ。

これはテレビCMでも既に頻繁に出ていたので

実物を見てみたかったのです。

陶器じゃない素材で、お掃除いらずのトイレ。。。

どんなものなの~?と半信半疑。

早速、実演?を見学しながら、メーカーの方に色々教えてもらいました。











3ヶ月に一度、台所用の中性洗剤を、洗剤タンクに入れるだけ。

ブラシでの掃除もそのときにすればいい。

普段使用後の大のほうの「泡」洗浄で、毎日の汚れを落とすそうです。

墨汁を垂らして、流すと、確かに泡がすごい~!! キレイになっています。



私 「これだけでホントに汚れが落ちるのですか?」



松下電工さん 「落ちますよ」 と にっこり。



「でも、最初だけなんじゃない?」 



「表面をコーティングしてあるわけではないので、効果は変わりません。

 陶器だと、お掃除しやすいように表面コーティングしてあるので

 それが時と共にはがれるので、 汚れがつきやすくなりますけど

 このアラウーノは、素材自体が従来と違いますし、汚れをつきにくく

 してあるので。。。」



「ふーん。でもこれってガラス繊維を使ったプラスチックみたいなものですよね。。

 劣化しやすいんじゃないですか?変色もしそうですね。。」



という意地悪な質問なんて、松下電工さんは既に想定済み。

劣化に対しても変色に対しても20年相当の経過試験をしているそうです。



陶器と違いリサイクル(サーマルリサイクル…燃料化して再利用)が可能ということ。

台所用洗剤を使うのですが、洗剤使用量も、ブラシ洗浄に比べ半分。

少ない水で流す節水方式。使うときだけ温める方式で節電もしっかり。

環境にも極力配慮している点が、今どきの新商品だな~と感じました。



「新発売からしばらく経っていますが、クレームや欠点はありますか?」と伺うと、



「クレームとはいえないかもしれませんが、このトイレにしてから

 キレイなのが気持ちよくて、以前よりトイレ掃除にかける時間が長くなった

 とのお客様の声がありましたね。ふちの裏や蓋の隙間など

 自動洗浄してくれない部分も 掃除しやすいようになっていますから、、、」



「ひとつだけ欠点はあります。トイレで煙草を吸ってそのまま流してしまう方は

 このトイレは使えません。 陶器と違って、火には弱いですからね。」



なるほど~。。かなりの自信作なんだと感じました。

皆さんはどう感じられますか?



私はサイズが小さいこと、自動開閉蓋が標準設定なこと。

(↑ 介護リフォームの視点からトイレを考えると、この機能は便利なんですよ!!)

あとは、台所用洗剤という身近なモノで、お掃除効果を永遠に出せること。

以上が気に入りました。でもまだ半信半疑。どーなのでしょうね?



あと、便器といえば、TOTOさん、INAXさんがシェアの大半を占めているところに

主婦の視点でどーんと勝負に出た松下電工さんの意気込みが気に入りました。



実際に使ってみた方いらっしゃいますか?

ぜひ感想をお聞かせください!



やはり、主婦は水周りモノが好き。皆、つい目が行ってしまうようですね。

そして掃除が楽になるというキャッチに惹かれるのだな~と実感。

しかし主婦の目は厳しいことも事実。

お客様が自邸に選ぶ基準になる決定打は何だろう?という視点でも見ていましたが

これは、かなり好感触でした。リフォームのお客様が選ばれそうですね。



次回は、キッチン。

次々回は使えそうな自然素材の床と壁。



そういえば、トイレ掃除といえば

小さいころからおばあちゃんに口煩く言われていたことを思い出しました。

お便所掃除をすると、美人になって丈夫な子供を産めるから

しっかりお手伝いしなさいと、、、

意味も分からず、言うこと聞いていたな~。



こんな風に進化していく色々なものたち。

昔の人がいう言葉の裏に隠された美徳精神みたいなものも

時代と共になくなっていくのでしょうか。。。ね。。

ではでは、また覗いてみてもらうと嬉しいです!(出美)



参考サイト 松下電工

 



晴れ渡った夏休み日和の土曜日。

ナイスわくわくフェアという建材会社の展示会に行ってきました!

とっても充実した一日でした~♪



リフォームを考えていらっしゃったり、

既に一度リフォームを経験されていたり、

これから家づくりをされる方がいらっしゃったり、、、

皆さん興味深々!

「家のことって楽しいよね~!」と笑顔で仰る奥様に、私も同感でした。



色んなメーカーの新商品やイチオシ商品が目白押し。

主婦の目で気になったモノを、会場でチェック!

ブースの担当者の方を捉まえて色々教えてもらいました~。



早速目に入ったのは、ノーリツ おそうじ浴槽。

 
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 食器は、食器洗い乾燥機。

 じゃあ、お風呂掃除も自動で!

 という発想らしいです。



 専用給湯器とセットで使用。





お風呂をあがって、風呂蓋さえ閉め忘れなければ、

掃除~お湯はりまで給湯器リモコンひとつでお操作可能。

マジックリンを専用投入口から週に1回入れるだけ。

給湯器からの水圧の高いお湯で浴槽を自動洗浄してくれます。

気になる1回あたりのお掃除にかかる値段は19円とか、、、



共働きのお子さんがいらっしゃる忙しい主婦の方に人気なのかしら?

と思いきや、意外と男性の方が足をとめられていた。

もしかして、世の中の家庭のお風呂洗いは、ダンナ様の仕事だったり?(笑)



実際に、主婦の方に聞いても浴室掃除で

浴槽洗いにお悩みを持っている方は以外に少ないかも。。。

と思って横にいらっしゃる方に声をかけたら、やっぱり同意見。



ドア脇のコーキングや排水口まわりのカビやヌメリ

を嫌がる方のほうが圧倒的に多そうです。

でも、このお掃除浴槽、あれば「便利だろうな~」と思う新商品のひとつでした。



私自身は、普段手の届きにくい、ウッカリした時には手遅れ、、、みたいな

見えない所の汚れがストレスになることが多いですね。

ドアの沓づりに入り込むホコリやカビとか、、、



そんな観点から「使えるかも~!」と感じたのは、



INAXの くるりんポイ排水口付ユニットバス でした。



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コマーシャルでも最近よく見かけますね!



ブースでも実演していたので、見せてもらいお話を聞きました。







ヌメリまで取るには、残り湯をある程度の量を流さないとダメだそうです。



「残り湯を洗濯モノに使ったり、掃除に使ったりしているご家庭では

 効果的に使えませんね。。。」 と思わず言ってしまいましたが、

掃除しやすい形状になっているのは確かでした!

排水口周りのお掃除はこれまでより楽になりそうです。



大げさなデザインや押し付けのライフスタイルの提案より

こんな、ちょっとした工夫に私は好感が持てました。



皆さんはどう感じられましたか?



まだまだ、気になるモノがたくさんあったので

また次回ご報告いたします。 (出美)



参考サイト ノーリツ お掃除浴槽 INAX  くるりんポイ排水口

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暮らしを心地よくしてくれる

わたしの好きなもの



フラワーエッセンス

小さな緑と花

アロマオイル



夏が苦手なわたし、、、

腕白な息子さん4人いらっしゃる大家族のお宅のリフォーム現場も

今日から始まり、クラッとする暑さの中、バタバタ奔走していました。



仕事を終え「ふう~っ」と家でのくつろぐひとときに 

↑ から元気をもらっています!



airaromaのラベンダーパインのアロマオイルは

ここ一年くらいのお気に入りで

お徳用ボトルを買い求めています。



外出時にも、ハンカチに一滴。

ちょっとした瞬間に、深~く息をすって、はいて。。。

カリカリしていた頭がリセットされます。



夏は生花が長持ちしませんが、きのう駅の花屋さんで

とても活々とした白いリンドウとユリを見かけたので買いました。

ユリはつぼみが、ひらきかけてほのかですが、いい香りを漂わせています。



最近、素敵な出会いがあり、フラワーエッセンスも

暮らしのなかに取り入れました。

果たしてその効果は、、、?

初めて約1ヶ月。かなり、いいことは確かだと思います。

それはまた今度ゆっくりお話させてください ♪

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どうぞまた覗いてみてくださいね♪ (出美)





8月に入ってしまいました。早いですね~。



ここのところ、例の建築基準法改正後の確認申請などで

思わぬ時間と労力がかかり、少々クタビレ気味。。。



プラン中のお客様にも、お待ちいただき

ご迷惑をかけてしまって申し訳なく思います。



この改正にも、慣れるまでの辛抱、、、と思い(多々?は募りますが、、、)

数々の指摘に対応すべく、その度に奔走しております。

ブログ更新もご無沙汰してしまいました。(反省です)



久々の更新で、私の周辺も色々変化があったのですが

皆様に少しでも役立つことを、、、と思い、今回はこのお話にしました。



日経ホームビルダーという雑誌を購読しています。

プロ向けの雑誌ですが、実際に家づくりをするお客様も

役立つ記事が多いので内容を拾いあげてお知らせします!




日経ホームビルダー2007年8月号記事

「竜巻でも飛ばない瓦屋根」より抜粋



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 記事では、アメリカで開発され

 20年間の実績を持つ施工方法として

 ハリケーンや竜巻にも耐える屋根の

 接着方法が紹介されています。











瓦を接着する一般的施工方法は、瓦を桟に引っ掛けて釘やビスで留めます。

ここで紹介されている接着方法は、釘やビスに代わり

硬質ポリウレタンフォームの「ポリフォーム」を使っています。



特徴をまとめました。

従来工法のデメリット:

下から吹き上げる強い風では、テコの原理で

瓦を留める接着部分の釘に大きな力がかかり、瓦の飛散や破損がおこる。

それに配慮した「防災瓦」という瓦もあるが

瓦同士を噛み合せて釘やビスで固定するため

補修時、一部瓦だけ外すのに手間がかかる。

代わって、ポリフォームは一部をカッターで切り取るだけで済むので

施工面の面倒な点が大幅に解消。

ポリフォーム工法のメリット:

釘やビスに比べ、接着面が広いので

強風時には接着面全体で耐えること。

また、土、モルタルなどの代替品として使えるため

 屋根の軽量化につながる。

(屋根の軽量化は地震にもメリット大)

瓦以外の屋根材にも対応可能。

実験では、従来工法の約2倍程度の強度。
気になるコスト:

従来工法より、㎡あたり200円のアップ。

一般的な規模の住宅で2~3万円程度。

気になる耐久性:

ポリフォーム硬化後は-30℃~70℃の環境でもほとんど膨張収縮しない。



紙面上で紹介されていた、神戸の住宅会社「日本住販」さんでは、

この施工方法を知って、すぐに標準仕様に採用されたそうです。

大震災の経験もある神戸では、より実感を持って

強い屋根を実現されたかったのでしょうね。



素早い判断力、素晴らしいと思いました。





私も、住宅会社勤務時代は、台風のたび、どきどき。

足場のシートをはずしに現場を回ったりしました。



また台風では、普段と違った影響を受けるので、思わぬお宅から

雨漏りの被害の報告があったりして、とても平常心ではいられませんでした。



これからの台風シーズンに向け、被害も心配されます。



建物をつくるときに、被害を少しでも未然に防ぐ方法がある。

家づくりをする技術者として、いつもアンテナを張っていたいと思います。



台風、地震にもメリットがある屋根工事の方法で、取り入れやすい価格。

これから建てられるお客様には是非お勧めしてみたいと思います。 (出美)



参考HP 株式会社 神清


新潟にまた地震が起こってしまいました。

私も新潟県上越市の出身。高校卒業まで過ごしました。友人も親戚も多く残っている地の災害は他人事ではありませんでした。

知人は幸い皆無事で、家屋にも被害はうけなかったようです。けれど話を聞くと震度6弱の揺れは、相当凄かったようです。棚の上のものが全て落ちたり家具が倒れたり、、、古い家屋に住む親戚も居るのですが、今後が心配になります。連続してこんなに大きな地震が起きるとは思っていなかったようなので、、、

テレビのインタビューでも流れていましたが「一度大きな地震があったから、ハア後30年は大丈夫だと思っていたのにねゃ、、、」被害を受けた家を片付けながら切ない表情で語っていたおばあちゃんの言葉に胸が詰まりました。

古い家の耐震性。

今回の地震でも300棟以上が崩壊してしまったと報じられていました。普段リフォームなどで古い家に関わることも多い私です。実際、古い家屋の耐震性を上げるにはかなりの費用がかかります。そしていつも予算との兼ね合いで悩みます。いつ来るか予測できない地震についての対策工事はリフォームの時、お客様の意識によって大きく変わります。

でも完璧といえないまでも何かしらの策を講じることは絶対に必要なことだと改めて思いました。

同じく設計事務所を主宰する友人も云っていました。「建築の町医者的存在として身近なお客様と向き合って悩みを解決していきたい」と、、、私も同感です。

お医者さまに例えるなら、お客様の身近にいる町医者として大手術は出来なくても、応急措置を、専門家の立場で行うということですね。

しかし原発の問題などテレビで見ていると今の自分の暮らしが何を持って支えられているのかを改めて考えさせられますね。

久しぶりの更新になってしまいました。

新潟にこれ以上被害が広がらないことを心から願っています。(出美)

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  蒸し暑い。。。



エアコンの除湿スイッチに

手が伸びてしまう今日この頃ですね。



でも、、、

少しすると、寒い。。。

で、オフにする。



でもしばらくすると、、

「蒸し暑い~!息苦しい~!」との声。





夫婦でも好みの温度が違いますよね。

お互いの我慢の限界が来るとスイッチを入れたり切ったりを繰り返す。

そんなシーズンが今年もやってきました。



このシーズンはいつでもエアコンを気にして暮らしているような気がします。

そして夫婦の間も何だかイライラモードに入りやすい!?(苦笑)

しなくていい喧嘩の種になってしまうこともあります。。。



皆さんもそんな経験はないですか?



エアコンの風が苦手。

夏になると冷えすぎて肩こりがひどくなる。

私自身もそうですが知人にもそんな悩みを持つ人が多いです。





うちの猫も夏になると何だか調子が悪そう。。。

genkannolu.jpg






 エアコンの風を避け

 玄関のヒンヤリした

 タイルの上で

 寝そべっていること

 が多いです。









今住んでいるマンションには熱交換型の24時間換気がついています。

どこに居てもある程度一定の温度で、換気のために窓を開けなくても大丈夫な環境。

エアコンで室温をコントロール。

快適なはずなのに、、、でもずっと家に居ると何だか息苦しさを感じてしまいます。



もっと人に優しい室内環境をつくるものは無いのかしら?

先日、ずっと前から気になっていた

ふく射式冷暖房システムのメーカー PSヒーター に行ってきました。



ふく射熱で室内を快適に保つこのシステム。

冷房そして除湿効果もあるという。。。

さてどんなもの?仕組みはいたってシンプル。

ふく射式のパネルに冬は温水、夏は冷水を流すだけ。

夏は氷室や土蔵に入った時のような

冬はサンルームに入ったようなそんな快適性があるようです。



私が行ったその日は

ちょうどそのシステムが体感できるショールームで

自然環境に寄り添った建築を得意とされる

建築家アンドレア彦根さんの講演会が行われていました。



彼女のお話から伝わる仕事への情熱、

環境への建築家としてのアプローチにもいたく感銘し

同じ建築をやるものとして身が引き締まる想いがしました。



それと驚くほどの快適さにびっくり。。。

50人以上の人が居たのにもかかわらず、室内は快適!

外は梅雨特有のジメジメと湿気たっぷりの空気。



よくパーティー会場などでは、大勢の人の熱気による不快感を消すために

エアコンをガンガン回すために寒くなることもありますね。

でもそこではそれも無く、ふく射式冷暖房のシステムだけで

何の不快さも感じることなく数時間を快適に過ごせました。



うーんかなりいいかも~!と感じた私。



ゼロからの家づくりでは、色々な方面から

住み心地よい空間を実現すべく方法はあります。

そして一戸建ての家ならお客様の気持ちさえ決まれば

断熱効果を上げるために構造に手を加えたり、

庭に木を植えたりと色々な方策を考えられます。



でもマンションリフォームなどでは

温熱環境を良くしたくても構造はいじることは出来ません。



窓の外に緑を、、、と考えても

周りの環境を一戸建てのように自分で変えることが出来ません。



このシステムなら条件の悪いマンションでも快適に暮らす環境をつくれるかも、、、?!



もう少し勉強をしてみて、果たしてそのシステムが本当にいいのか?

どんなものなのか?

またご報告したいと思います!



7月初日の空はずっとドンヨリ。

こんな日は気持ちも沈みがちですが今月も頑張って行きましょう!(出美)

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K邸リフォームがもう少しで完成です!
その過程でも色々なことを学ばせていただきました!!


ひとつは、自然素材を使うことの難しさ。。。です。


自然素材は、その材の性質や状態によって、
出来上がりの表情を大きく変えます。

そのことは分かっていて細心の注意を払っても、
仕上がり具合が状況によって変化します。

同じ木、同じ仕上塗材でも、例えば選択した色によって
想定外の仕上がりの不具合が出てくることが今回分かりました。

なるほど、つくり手側(施工者)が
極力自然素材を使いたがらないというのも頷けてしまいます。
私も前職の住宅会社では新建材の家を多くつくってきました。
でも 「何かが違う」 と、ずっと思っていました。

新建材は、日本の家づくりを大きく変えたと思います。

 狂わない
 反らない
 メンテナンスフリー
 工期短縮
 均一の品質

多くは、家づくりの背景にあるクレームを解消すべく出来たもの。
「早くて安い家づくり」には欠かせない便利な建材でした。

でも、万能なはずの新建材の家も、結局クレームは出るのです。。。
なぜなら新建材の床・建具・造作材は、出来たときが一番美しく
その後はどんなに気をつけていても、後は朽ちていくしかないからです。

例えば、前職では、現場監督もしていたので、
クレームがあるとお客様に呼ばれます。

新築後たった5年で、建具のシートがはがれる。。。
床に傷がつき、下地の合板までえぐれて、水を含み膨れてきてしまっている。。。

たった5年普通に暮らしているだけで、
こんなにも朽ちてしまうものを使うのはおかしいのではないか??
お困りになるお客様を前にそう疑問に思っていました。


KICX4841.JPG

↑ 無垢フローリングと複合フローリング (断面の違い)

仕上に使う新建材は傷がついたら最後。

補修することで元の姿に戻すしかありません。
補修のプロを呼んで、一箇所に数万円のお金をかけて
新築当時の状態に戻すべく補修するのです。。。
( 確かに彼らは上手!でも高すぎる、、、)

だから傷つきにくいフローリングや、
30年保証のコーティングなるものも、
世の中に次々と沢山出ていますね。

まるで、クレームとのいたちごっこのように。。。

結局お客様も、建てる当時は、新建材という選択肢しかなかったから選んだだけ。
もし違う選択肢があったなら、そちらを選んだのかもしれない。
という後悔のお気持ちをクレーム処理に伺った際に伝えられたことがありました。。。

でも私は今でも、新建材を使います。
やはり便利なものですし、欠点だけではない長所も多々あります。
予算とのバランスや、新建材を使ったほうがいいところには採用しています。
今回のK邸でも水周りは、水に強い新建材の床を使いました。

どちらが良いとは云えないので
偏らず適材適所に使うようにしているのです。。。

でも、ひとが触れる仕上材まで新建材を極力使わないようにしています。

家は、永く住まうもの。

毎日の暮らしの中では、床に傷もつきますし、壁だって汚れます。
そのときに、新建材はワビシイ古び方をします。
同じように自然素材でもモチロン古びますし、傷はつきます。
けれど、その傷や汚れが、時を経たものだけが持つ味のある美しさになります。

上手に新建材と自然素材を使い分けしていけたらいいなと思います。

工期や予算の問題やメンテナンスで使いづらい面が多々ある自然素材。

K様には、そのところをご理解いただいて
今回は、ナラの無垢板。塗り壁を採用しました。

どんなにこちらが自然素材の良さを勧めても
施主様のご理解いただけないと使うことが出来ません。

なので折角自然素材を採用していただいた
K様ご夫婦に「良かった~」と仰っていただけるよう
完成まで頑張りたいと思います!!

理想を貫くことは難しいことが多々ありますが
諦めないで、自分の建築士としての良心を信じていこうと改めて思った1週間でした。
それには、日々勉強ですね♪♪

今度8月から始まる新たなリフォームの現場でも、苦しみ進行中。
予算との折り合い、、、にです。

そのお宅は築13年のお宅。
お子さん4人、総勢6人のにぎやかなご家族です。
新建材をばっちり使ったそのお宅で、一番居心地の悪いお部屋を
下のお子さんふたりのお部屋にすることが目的です。

さあどうなりますか。。。

またお伝えしていきますので覘いていただけるとシアワセです♪ (出美)

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いいひ住まいの設計舎

家づくりに役立つ用語集  1回目

「 キャットウォーク 」













今日から家づくり用語集を、不定期ですが、アップいたします。 何にしようか?あいうえお順?とも思いましたが、芸が無い。 ということで、 今、プラン計画中のW邸。 2階建て住宅に設ける予定がありましたので、、、 1回目は「 キャットウォーク 」  です。



キャットウォークとは、  高所に設けられる設備の点検や、清掃作業のための狭い通路のことをさします。



住宅では、吹抜けに面して設けられることが多いです。

吹抜けに面した窓の清掃、開閉時に役に立ちます。



私の設計では、人が立てる巾、大体300㎜以上は取るようにしています。



実際に、ニャンコも大好きな場所になるようです。(↑写真と過去の事例が証明しています!)

我が家のニャンコにも是非いつか作ってあげたいと思います。。。

家づくりをされる猫好きの方には、吹抜けの要望が無くても、よくおススメしてしまいます(笑)



また、梁型のようになるので、下端を利用して

ダウンライトを設けたりすると、壁面に表情が出て、素敵に演出できます。



設計段階で、絵をかける位置を決め、その上部にダウンライトを配置してもいいですね♪♪

ちなみに大きな建築では、体育館の天井面や劇場の舞台上部、などに設けられています。



仮設用吊足場、橋の通路端部に設けられる作業通路も、この名で呼ばれているそうです。



普通の住宅用語集だと、どうしても辞書的な固い説明になってしまいがちです。

ここでは、実務での経験を添えたり、エピソードを入れたりしながら、

口語調に噛み砕いてお伝えできたらと思っています。



みなさんの家づくりやリフォーム、リノベーションのお役に立てると嬉しいです!!

どうぞまた、覘いてみてください♪(出美)

 

sozai kinohana.JPG
気付けば6月。早いものですね。。。













先週は何だかとってもバタバタしてしまった1週間。

ブログも一度も更新できず、、、(反省です)



しかし先月半ばからからスタートしたK邸リフォームも、山を越えました!

旦那さまが定年を迎えらたご夫婦が住む築23年の住宅リフォームです。



先週、朝のNHKの番組でリフォームの特集をやっていましたが

K邸は番組で特集していた団塊世代リフォームにちょうどビンゴな事例です。



お風呂を広く、段差をなくし、水周りの使い勝手を良くする。

DKとリビングが分かれていたのもひとつにして広く明るくする。

モノをなるべく減らして好きなものだけに囲まれてスッキリと心地よく。



↑がK邸のリフォームコンセプトでした。



打ち合わせの際に、定年を迎えられたとはいえ、お若いKさんに

加齢した将来のことを話すのは気が引けました。



でも家は永く住まうものです。 万が一の不測の事態にも備えなければいけません。

お風呂周りの動線にも、万が一の時、「介護」という視点が必要になることをお伝えしました。 



そして、バリアフリーという視点ではなく

ユニバーサルデザインという視点でリフォームをご提案しました。



バリアフリーとは、段差などの障害を取り除くこと。

ユニバーサルデザインとは、平たく云うと誰もが使いやすいことをいいます。



子供も、大人も、高齢者も、みんなです。

単に面積を広くして、段差をなくすことで、「良し」とされてしまうリフォームが

多いようですが、それは間違いではないかな~と思います。



今回のリフォームでは、浴室の広さは少し広げましたが、洗面所の広さはそのままです。限りある広さの中で、使い勝手が良くなる工夫をしました。



入口と浴槽の位置関係によって同じ広さのお風呂周りでも、随分と動線が変わります。



加齢を想定したリフォームでは

物理的な段差を取る、手摺をつけるといったことにとらわれすぎない

間取りでの工夫がリフォームの勘所になると、私は考えています。

どんな場合でも万全というのは難しいですが、何かあったときに

少しの工夫で使えるように、間取り・プランニングで心を配ることが大切です。



このあたりのことは、「いいひスタイル_介護リフォーム成功ドリル」という小冊子にも

詳しく書いてありますので、もしご興味のある方は、お問い合わせください! 



ブログ上ではお伝えしにくい具体的な対応策が、いくつかの事例を基に書かれています。



そんなこんなで話はそれてしまいましたが、

K邸は、間仕切壁を壊し、新たに壁を新設するといった

大きな山場が2回ありましたが、それも無事終了。



広々とした空間が確保できました。

もう一息、キッチンの取付と壁仕上が次の山場でしょうか。



住みながらのリフォームは、お施主様にとってナカナカ疲れるものなのですが、

Kさんにはいつも「大丈夫ですよ~」とにこやかに笑って協力していただけているので

本当に現場は助かっています!!



先週は他にも本当に色々とあり、想うこと沢山です。

私自身「住み替える」ことにも進展が!! またブログでお伝えしていきますので

覘いてみていただけるとシアワセです。



さあ今週も頑張りましょう~♪ (出美)

 

200705 012.jpg
 昨日Kさんから近くの農家で採れた野菜をお土産にいただきました!

暑かった今日のお昼は、その胡瓜とトマトを使い今年初の冷やし中華をつくってみました。

スーパーの野菜と違って、 しっかりと野菜の甘みがして、とても美味♪ ご馳走様でした!!

 

Kさんは、リフォーム工事のお施主様。

そのK邸リフォーム工事が14日から始まっています。

 

この春ご主人が定年を迎えられたご夫婦の住まいの改修。

これからの人生の再スタートとして、

部屋が分かれて使いにくかった1階の間取りを変更。 キッチン、他水周りも一新。

 

これまでのお住まいも、隅々までKさんご夫婦の手が行き届いた清々しいお宅。

どんなにいい家でも、家人が手をかけていない家は荒んでしまいます。

 

逆に手を掛けられた家の佇まいは、一目で分かる。シアワセそうな家なのです。

ちなみにKさんの家は、築23年だけれど、天井を解体しても埃一つ出てこなかった!

 

普通は防塵マスク無しではいられないくらいが、当たり前なのです。

これには驚き!!と同時に納得しました。

だって改修前に伺った家の空気感がとても良かったから。。。

 

愛着を持って住まわれる家は、こうも違うのかと、

この仕事をしているとつくづく感じます。

 

また、kさんのようにご自身の生活をきちんとオーガナイズされている方の暮らしぶりに

触れるたびに、憧れの想いを抱いてしまいます。。。

 

刺激をいただいたおかげで、

今日は朝から洗濯をし、掃除を念入りにし、5月の風を家中に取り込み

さわやかな気分で休日を過ごせました。(普段はお昼までダラダラしてしまうのですが、、、)

 

さあ、明日からまた頑張ります~♪  (出美)

 

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5月も半ばを過ぎました。
雨あがりの東京の空気は新緑のみずみずしい匂いがたちこめています。
お会いする方々に「楽しみにしているね!」
と云われるホームページですが まだ完成しておりません。。。
ですが日々の仕事や暮らしで想うことも多く 、ブログだけ先行始動させていただきます。

 

これから、どんなことを書こうか楽しみなのですが
旦那さまが定年を迎えらたご夫婦が住む築23年の住宅リフォームのこと。
子育て世代のご家族が建て替えをする新築計画のこと。

 

上記のような進行中の現場のこと、
家づくりに役立ちそうな時事ネタや情報なども分かりやすく噛み砕き
お伝えしていこうと思っています♪♪

 

いいひ住まいの設計舎は本格始動したばかり、、
どうぞお見知りおきください。

 

また覘いてみていただけると、とてもシアワセです!! (出美)

 

プロフィール

写真:牛尾 出美

一級建築士
牛尾 出美
(ウシオ イズミ)

1973年2月生まれ。暮らしと家が大好きな女性建築士。東京都江東区のリノベーションしたSOHOマンションで住宅設計事務所を運営。
シアワセを感じるコト&モノは、猫・カメラ・旅・花・珈琲・映画・読書♪

いいひ住まいの設計舎 一級建築士事務所

代表:
牛尾圭一、牛尾出美
資格:
一級建築士2名
構造設計一級建築士1名
一級施工管理技士1名
住所:
東京都江東区東陽2-3-1-106
電話:
03-3648-5711
FAX:
03-3648-5712

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