「リフォーム」と一致するもの

toyosu201007.gif
 

夏ですね~!!



運河を渡る風に

涼を求めて、、

散歩したある日の

暮れかけ直前の

空をパチリ。。。

























アッという間に8月に入ってしまいました。

最近猛烈な忙しさで、、いいひブログもおサボリ気味でしたが、、

いいひOBのお客様に、お元気ですか?と電話をいただく始末。。。

夏休み前の追い込みで、、バタバタとしていますが、、

ハイ!元気です~!!!(笑)



中央区のマンションリフォームも無事終わり、、

進行中のお客様方との設計も順調に進んでいます☆



中央区のO邸マンションリフォームは、、

身障者のお子さんの水廻りの介護動線を良くするために行いました☆



今回ご縁を繋いでくださったのは、、

お子さんが通う養護学校で配られた冊子、、

( 子どもといっしょに育てる住まい という

  障がいのある子どものための住環境整備研究グループ監修 )に、

サラリーマン時代手掛けたリフォームが、実例として載っていたらしく、、

それがご縁で、いいひに ご相談くださいました☆



kodosumai_1.jpg
← これが

配られた冊子。







































yteisiryou_1.JPG
← 当時手掛けた

リフォーム実例。



良い例として

掲載されていて、、

ホッとしました(笑)



懐かしいです!!

























肢体不自由のお子さんがいらっしゃるお宅では、、

お子さんの成長と共に、住まいを見直す時期がきます。

今回のように、既に広いお住まいであっても、、

介護動線には使いづらかったりする場面も見受けられます。



今回のお客様のお住まいは、超高層タワーマンション。

割と複雑な間取りなうえ、、PS(パイプシャフト)の場所が干渉して、

水廻りの間取りを変更することが、、何をどーしても!!難しかったため、

今あるスペースで住みよくするための工夫を施してみる方向性に決まりました!



 
bathdansa_3.JPG


← リフォーム前

浴室入口。



段差があり、、

やはり狭いです。































bathbeforeotei_3.JPG
 

← リフォーム前。





































一番の問題は、入口がドアのため、介護動線に支障があること。。

出来れば段差も解消したいこと。。

これらを解消するために、以下を採用しました!



  ☑ TOTO 超低床JP1418プラス

   → 同じスペースでも、内寸が50㎜広い!

   → 2枚連動引戸を採用 (入口幅を広くできます)

   → 超低床なので、、入口段差を解消できる!( スラブ~床147㎜でOK )

   ( ※ 排水口が、洗い場水栓下にくるため、その部分は段差有 )

   → シャワー水栓は、クリックシャワータイプ

   ( 手許ボタンで操作でき介護に便利です )





oteiUB.jpg
 



← リフォーム後。



浴室入口の

引戸を開けると、、

こんなに広々感が!

























介護のためのリフォームでしたが、、

結果、ご家族も使いやすく住みよくなったと

とても喜んでいただけました~♪



大きく間取りを変えなくても住みよくする工夫ができる。。。

 → 水栓や入口形状、、仕様の選び方次第で使い勝手がグンと増す

 → 結果、費用も抑えられるし、、リフォーム工期も短くて済む



設計者なので、、間取りを変更すれば、、

簡単に住みよくできると分かっているために、

つい、色々と工夫を考えてしまいがちですが、

まず、シンプルに考えてみて、、、

今あるもの、、スペースを活かして、、

どう暮らしやすくなるかを検討してみることも大切!



そんなことを改めて学べた現場でした!

O様、ありがとうございました!!!!

また、後日、住んでみた感想などもお伝えできたらと思います。



新築の時の設備機器の仕様選びにも、

こんな目線を入れるといいと思います!



お客様との住まいづくりに日々学ばされること多々。

実践しながらの学びは、次に必ず役立つので、ホント、幸せ!!



暑い毎日ですけど、、夏休みに向けて頑張りましょうね♪



家での日々の暮らしが心地よく、、

住む人の幸せに繋がりますように、、

心を込めて ♪ (出美)



≪ 夏期休暇のお知らせ ≫

いいひ住まいの設計舎は、8/12~17まで夏休みをとらせていただきます。




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「 エアコンに代わる冷暖房設備とは? 」

violet-flower-july2010.jpg


梅雨が明けて、、いきなり真夏の東京。

朝から眩しいお陽さまがサンサンです。



↑ 青みがかった紫色が涼しげ。。でも花の名前が分からない。。

ネギ坊主のような、、あざみのような、、

とげとげしているんですが、ボンボンのような愛らしさ♪ 



こうして、何でもない日常をパチリとするのが大好きなのですが、、

カメラのコトを少しづつですが、仕組みを理解するにつれ、、

今よりもスペックの高いカメラ&レンズが欲しくなりますね(笑)。

夏旅に向け、リサーチ中。(今年は久々の海外♪そのことはまた・・・)



あと、仕事には欠かせない、PC環境も今までと一新する予定。

材料(?)は揃ったので、、後はセッティング。

人に頼ると結局分からなくなるので、

理解すべく、本など買い込み、ボチボチ整えてます。



それから、、三鷹で、2世帯住宅をやらせていただくことになり、

春以降、打ち合わせを重ね進めていたのですが、

ほぼ基本設計も終わりに近づきました☆

三連休最後の日、今日は三鷹の家のAさまとショールームへ行ってきます!



中央区で、マンションリフォームも始まり、、色々な事が同時進行中。

暑い毎日ですが、暑さ負けしないで、頑張りたいですね! (出美)






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「 ご褒美のような暮れ空と虹 」

「 ほんの少しの隙間でも、、、」

hannou2010617_1.jpg
 



































朝は晴れていた東京も、午後から雨が降り出しました。。

本格的な梅雨が始まりますね。。



昨日は、埼玉県の飯能へ打合せに行ってきました。

( ↑ 昨日撮った写真のコラージュ。。 一枚選びきれなかったので。。 )



梅雨の合間の晴れた一日。。

ここは私の担当なので、、久しぶりのひとりドライブ。

( 、、いえいえ、、お仕事ですけど・・笑 )

カラリと晴れわたる初夏の空のもと、青々と茂る飯能の木々たち。。



いつか近山スクールで来た、、、

木の伐採現場見学のフィールドツアーを思い出します。

会社を辞めて独立当時に、木の家を改めて学ぼうと通い始めた講座。

あれからもう4年以上かぁ。。ハヤイデスネ ツキヒノタツノハ・・・



去年、飯能市主催のトークセッションに参加させてもらった直後に、

資料請求してくださったお客様から

・・・ 築80年以上の家を、これからも愛着をもって住みたい ・・・

と、改めてリフォームの依頼のメールをいただきました。

どうしようかと、、最初は迷いました。。



我が家がある江東区からは片道約2時間。

何が起こるか分からないリフォームでは、

お互いに信頼関係のある工務店さんとでないと、そもそもお請けできない。。

でも、、、飯能の近く入間市には、練馬の家でご一緒した、、

技拓工房さんという頼もしい工務店さんがいらっしゃいます。

ならば・・・と、また今回も協力していただくことになり、ご相談をお請けしたのです。



古い家を残す時、、今の基準や法律にはどうにものらないコトもあり、、

ある意味で、、全く違う見方で見なければいけないので、

いつも悩ましく、、自問自答してしまいます。。



今回の飯能の家は、まさに近くの山の木で建てた家。。。

新しくつくりかえるリビングには、飯能の杉板をつかう予定。

学んだことを活かし、技拓さんの技術力で、、

古さを活かした素敵な空間を実現できるよう頑張ります!



打合せ後、技拓工房さんとのランチを終えて、、、

ひとり、少しだけ飯能の山の木々のなかで佇み深呼吸。

濃い緑の香と鳥たちのさえずり、、高麗川の水音。。。

気持ち良かったなぁ。。。こういうのを森林浴というのでしょうか。。。



帰り道も、、車の窓越しに、高麗川の水面のきらめきを愉しみ、、

道沿いの風情在る家々を見つけては車を停め眺めたり、、

そのあとの予定もなかったので、、

そうだ!と、、少し足を延ばして、川越にある祖母のお墓へ。

祖母のお墓のある霊園は、、

英国人のガーデナーさんが手掛けただけあって

とっても素敵なイングリッシュガーデンになっています。



この日も、紫陽花や薔薇が美しく咲きほころんでいました。

ここでは久しぶりに祖母と向き合えて、、

そして花々のチカラをいただいた感じ。。



日常と違う空気に触れ、気分転換になった一日でした☆



しばらく東京は梅雨空が続きそうですが、、

心のなかに、この日充電した青空と緑と花たちのチカラを描きつつ、、

東京での新しいお客様との家づくりも、精一杯頑張ろうと思います♪ (出美)






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「 古い家のノスタルジー_佇まいを残すこと 」

「 森の恵みをいただく暮らし 」飯能でのトークセッション

「 木のアロマたっぷり 」

steikitchen.jpg
IKEAキッチンリポート、、新築の家での採用実例をご紹介したいと思います!

 

↑ 写真は 目黒の家キッチンです♪

いいひの新築の家で、IKEAキッチンを採用したのは初めて。。

私が云うところの大人可愛いキッチンです(笑)。



色んな光によって表情を変えるスベスベの白いモザイクタイル、、

木製のカウンタートップ、、

リビングバルコニーからは朝の光が差し込み、、

北側の窓越しからは暮れてゆく日差しの気配が見え、、

この窓からは隣家のお庭の木々の緑が借景としてのぞめる、、

一日中、居心地よく佇めるキッチン空間になったことが嬉しいです☆




steikitchenmadori_1.jpg


↑ S邸キッチンレイアウト間取りです♪

PDFをリンクさせてあります。

画像が見えにくい方は開いてみていただければと思います。

( 右回転させてみてください。。。)



2階は広々LDK24.5帖なので、、キッチンから家中が見渡せることが設計条件。

加えて、ご夫婦でキッチンに立つこともあるので、、

行き止まりを無くし、回遊性を持たせ、動線ストレスが少ないコトを意図。。



キッチンに必要なモノたちの居場所、、

  家電置場( レンジ・炊飯器・エスプレッソマシン・冷蔵庫など)

  食器類、、 食品ストック( 買置き品・お米・お酒・諸々)、、 ゴミ置場、、

必要なモノを頭に入れながら、、レイアウトしたキッチン。 



でも、かっちり居場所を決めすぎず、イージーなトコロを残しておくことも、、

主婦的経験上必要だと思っているので、、カウンター下にはオープンスペースも有。



木製カウンターのお手入れについてや、、IKEAキッチンの特性もご説明して

ご理解いただいたうえでの採用です。

色んな選択肢と予算制約があるなかで、、ひとつの答。



steikitchen2_1.jpg


≪ IKEAキッチン採用部分の仕様 ≫

 ■ カウンター : NUMERAR/OAK(オーク無垢集成、オイル拭仕上)

 ■ 扉 :ADEL(イエデル)

 ■ 把手 :VINNA(ヴィンナ)

 ■ 金物 : RATIONELL引出ダンパー、耐震ラッチ

 ■ コンロ : ハーマン製+do

( ダッチオーブンが使えデザインが良い優れモノ♪)

 ■ フード : BET-902S 富士工業アリアフィーナ

 ■ 組立工事は大工さん施工・配送サービス利用 

( S様と2回、いいひで1回足を運び発注 )



コレはスカンジナビアテイスト?北欧風というより、、少しイギリス風。。

いつか本でみた、マーガレット・ハウエルの家のキッチン風ともいえるかしら??

このまま我が家で使いたいくらいなキッチンになりました。

S様ご主人が、女子はこんな感じ好きだよね~と笑っていらっしゃいました。。

ハイ好きです。。(笑)



↑ ↓ でも、、北側の暗さが全然無いでしょ。。(午後4時頃に撮影)

この一角にSOHOスペースがあったら、、(家族の書斎スペースがあるんですけど)

もう多分すっごく良いです。( って、私の家ではありません 笑 )



steikitchensinkgawa.jpg


↑ こちらがシンク側。。

気付かれたでしょうか?

こちらは国産システムキッチンを採用しています。

人造大理石天板と一体のシームレスのシンクが美しい☆

(さすが日本!気配り感が違います)

IKEAキッチンと違和感無くハマってくれました♪



こちらを採用した経緯については、、今度、

「 IKEAキッチンリポート_3 設備周りのパーツ選び 」

で、ご紹介いたします!



昨日の強い雨とはうって変わり、東京は晴れの空。

事務所で籠っての設計作業には惜しい空。。

でも、、、このお天気に感謝して、、今日も頑張りましょう♪ (出美)






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IKEAキッチンリポート_1 「改めてIKEAのキッチンってどうなの?」

IKEAキッチンリポート_2 「IKEAキッチンの質と日本製品との比較」

IKEAキッチンリポート番外編_「いいひブログ読者さまのキッチンリフォーム」

satudayafternoon2.jpg  

昨日までの春の嵐は去り、
外はやっと春らしいお天気の東京です。

先週活けた花がくたびれていたので、、
短く切ってお気に入りのWedgwood ミルク色のティーカップに挿してみると、
みるみる間に花びらがイキイキして、お花が喜んでくれました♪

管理画面を開いて気が付いたのですが、
いいひブログ、前回で、300回になりました!!!
200回を目標に始めたブログなので、、
それを過ぎたら回数をあまり気にしなくなっていました(笑)

始めた当時は身内しか読んでくれず、、
ブログを通して、新しい出合いが生まれるなんて信じられないことでしたが、
それが叶えられるようになって、今とてもとても幸せです♪

先日も、群馬のS様から家づくりの相談をメールでいただきました。
S様のご了承のもと、ご相談内容を掲載させていただきます。

読者のSさまからのメール相談 の抜粋

こんばんは。はじめまして
群馬県に住んでいるSと申します。
30代主婦、子ども一人の3人家族です。

先日、はじめてこちらのHPを拝見して、
全体的な雰囲気が好きで、
いろいろ内容を参考に自分達の家の間取りを考えていたころです。

あまり広い土地ではないので、
延べ床面積が37坪、2×4で建てる予定です。
それでちょっとご質問というか、相談・・・なのですが、
一階のLDを広く取りたく、また将来の親との同居などを考え
お風呂洗面所を二階にもっていきたいとお話ししました。

そのような間取りが出来上がってきて、
今時点で何の文句もないのですが、
将来自分達が年をとったときに、
キッチンは一階、和室で寝るようになる?かもしれない、
でもお風呂は二階。

これってどうなんだろうと・・・。不安と言っては不安なんです。

今まで二階にお風呂があった家を拝見したことがなく、
また住み心地などもきけない状況で。

設計士さんとしてはどうなんでしょうか
主婦目線としてどうなんでしょうか

施主が満足していて納得していれば大丈夫なんでしょうか
やっぱり一階に水周りを持ってきた方が後々楽なのでしょうか

以下私からの回答の抜粋
  
  あるお客様も同じようなことで悩まれたことがありました。
  
  リビングは広く取りたい・・・
  でも将来を思うと水廻りが階上だと心配・・・

  限られたスペースですから、
  間取りはオールクリアとはなかなかいかず
  あっちを立てればこっちが立たず・・・です。

  予測不可能な遠い先の将来を心配してまで
  今の暮らしを犠牲にするような間取りは
  私は、基本お勧めしないのですが、
  いくつかの間取りで、今の暮らしと近未来に照らし合わせる
  シミュレーションをしてみました。

 ■ 間取りシミュレーション
 ≪ LDK1階、水廻り2階 案 ≫

 メリット:
 1階に工夫を凝らした間取りが可能
 ( シューズインクロークやパントリー付の広々LDK )
 洗濯を2階で干すので、2階に水廻りでも洗濯動線的に悪くない

 デメリット: 
 2階水廻りだと、    
 子供がお風呂に入ったりしたりするとき母親の目が届かない
 (→これは数年間だけの問題・・・でもお客様は気にされていたこと )
 どちらかの親が同居になった場合や自分たちが年をとったとき
 寝室は和室になるだろう・・・そうなるとお風呂が上だと不便
       
 → デメリットを解消するため・・・
   将来万が一のとき、1階に水廻りを新設できるように
   リフォームプランを現時点で作成し検討しておく
 ( リフォームしやすいよう先行配管、他、間取りを工夫 )

 ≪ LDK・水廻りすべて1階案 ≫

  メリット: 
  家事動線が一階で子供が何をしていても目が届く
  将来の不安が無い ( リフォーム費用も考えなくていい )

  デメリット:
  2階水廻り案に比べると、どうしても間取りがシンプルになる
  LDKが狭いのでは?
       
  デメリットを解消するために・・・
  → 無駄な廊下やホールを減らし、極力LDKを広くとった
    LDKと和室を続き間にして 
    普段の暮らしでは 和室もリビングの延長と考えることにした

  と、いった具合にシミュレーション。

  結局このお客様は、不安を後に残すより、
  狭いとはいえ続き間することで、
  21帖の家族のくつろぎスペースが1階に取れることにご納得して、
  1階に水廻りを下ろしました。
 
  ■ 将来の可能性と対応策を検討 ( 万が一のとき )
  → リフォームで対応できるような間取りの工夫ができてるか
  → 階段昇降機やホームエレベーターの設置が可能で、
    2階の水廻りのままでも暮らせるか( 親ごさん同居時も含め )
  
  同じように、シミュレーションしてみます。

  シミュレーションできなくても以下の点だけは確認してみてくだい。

  ① 今時点でのデメリットを許容できそうか?
  ② 万が一の将来に対応した間取りになっているのか?
    ( リフォーム可能か?)
  ③ 将来、そのリフォーム費用を捻出できるのか?

  最後に以下の質問への回答ですが、、、

 > 施主が満足していて納得していれば大丈夫なんでしょうか
 
  YESですがNOでもあります(笑)。
  正直申しますと、今若いうちなら、どんな間取りも住みこなせます。
  間取りに正解はないので、住まい手が良しとすれば、いいので・・・。

  ただし、資産価値的な意味でも考えて見ます。
  買い替え等をされる場合の一般的なことで、
  売却時に売れにくい間取りをつくるのはあまりお勧めはしません。。
 
  より多数に受け入れられるのは、
  客観的に見て、スタンダードな間取り。
  それに+αの住みやすさの工夫をされている間取りだといえます。
 
  また、2×4でご建築とのことなので、
  リフォームができるか否かも、現時点で間取りをチェックするときに
  重要なポイントだと思います。

  家は、永~い時間を過ごすところです。
  もしかしたら買い換えたりと、引越しもあるかもしれないし
  永遠にそこに住まうとしたら
  年老いた自分たちも想像しなければいけない・・・
  でもあまりにも心配しすぎると、今の暮らしを満たせない・・・

  大変だと思いますが、間取りに対しての結論を出せるのは
  住まい手であるお施主さんしかできません。

  どうぞ、頑張っていい家を建ててくださいね。
  Sさんの家づくりの成功を祈っております!!


以下、回答を読んでくださってのS様からのメール

牛尾さんのメールを拝見して、ぼんやりと気になっていた点が
はっきりしたように思います。
将来の心配で今の生活が・・・という一行にハッとさせられました。

有事の際の配管など、素人考えでは気がつきませんでした。

今週末にまた打ち合わせで出向く予定なので、その点も含め
設計師さんとお話ししてこようと思います。

家事動線、生活動線、経験してない子供たちの歩き回る生活、
などをできる限り想像して楽しく幸せな家を作ろうと思います。

牛尾さんの記事で「愛される家愛されない家」でしたっけ。
すみません、ちょっと記憶があいまいで、
表題がそのような感じだったと・・。

あの記事を読んで、主人と「いい家もいいけど、ずっと愛して
いける家にしたいよね」っと家つくりの一番根幹の気持ちを再
確認できたことが嬉しかったです。
素敵なブログをありがとうございました。

HPに掲載の件ですが、他の方のお役に少しでも立てるなら喜んで。
ブログの中のちょっとした一言に、家つくりのヒントがたくさんですもの。

牛尾さん、この度は本当にありがとうございました。

    こちらこそ、丁寧なお返事、とても嬉しかったです!!!(いいひ)



皆さん、家づくりをするときって不安がいっぱいです。
私自身も、、数多く家づくりをしていても、
我が家をリノベーションするときは、恥ずかしいけど迷いました。(苦笑)
プロとして、カッコよくしなくちゃという見栄もあるし、
でも暮らし手として満足優先が本来なのではないかという葛藤、、
当然費用とのニラメッコ、、牛尾(夫)との意見の相違。。。

そんな時、自分と同じような人ってどうしたんだろう?とか
すっごく気になりました。
そんなときって、事例やケーススタディって、役立ちますよね。。

そんな経験を基に、住み手目線、つくり手目線両方の経験で、
家づくりをする方にとって、何かお役に立つことが出来たら
私にとって、家づくりをすることと同じくらい、仕合せなコトなので、
これからも、読者の皆さんのお役に立つことを、記事としてUP出来るよう、、、
今度は、500回を目標に頑張ります☆

お花見日和の東京。
私も仕事を片付けられたら、、
夕方、門前仲町の桜でも観てこようと思います♪ (出美)

※ 間取り相談は現在行っておりません ( 2015年5月 )

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「 愛されていない家愛されている家 」 ( 一番反響の大きかった記事です )
「 家づくり 夢を叶える一冊のノート 」 ( いいひブログ200回目の記事です )

enjoy-the-living-in-the-hou.jpg
 

古いモノを愛で、

大切にする。。



自然体系や

環境を守る。。



庭づくり、、

インテリアDIY、、

暮らしそのものを

愉しみ慈しむ。。



捨て犬、

飼育放棄された馬、

行き場のない動物達、

弱い立場に居る生を

尊重する社会性がある。





聞きかじり、、読みかじり、、そして少しだけの体験だけど、、

↑ は、私がもつ、イギリスのイメージ。。



写真は、いつか旅したB&Bのベッドルームの朝の窓辺。



そして↓の文章は、イギリス人の住まい感について書かれていた本からの抜粋。

この一節が印象的でメモに残してました。


どんな荒涼とした土地に住んでいても

住まいに満足できれば 人は幸せなんだ



( メモだけ残して本のタイトル、忘れました。。たぶん井形慶子さん著 )

人が住まいを満たそうとする根源的な動機を現しているなぁ、、と感じます。



先週の金曜日、南先生に誘われて、BB研究会の勉強会に参加してきました!



建築側から健康・快適性を考えてみるという興味深いテーマ。

早稲田大学の田辺新一教授が講師で南雄三先生がナビゲーター。



イギリスという国の健康と家への取組み、、

最先端の省エネ・エコハウスへの取組み、、

その最新レポートが主な内容で、

イギリス好きな私はかなり興味深く聞けました。



勉強会の内容を少しだけ。。



イギリスでは、無料医療。だからなのか 、、

「 どんな家に住むと健康に影響があるのか? 」ということを

国が医療機関と連携して統計をとっているそうです。



その統計結果に基づき、、、良質な住宅を提供することを目的とし

住環境の改善を目指す 法制度の取組みが 【 BRE:HHSRS 】 。

「 Housing Health and Safety Rating System 」の略。



これは、、住宅の健康面・安全面を評価するシステム。

環境保健師とよばれる検査員が依頼のあった住戸を一件づつ訪問し、、

29のHazard(ハザード)項目で、家の危険度を判定するというもの。



面白いのが、賃貸住宅の借り手でも、自分の住む部屋の調査依頼をできること。



判定してもらって基準以下だと、大家さんは改修の義務を課せられるそうです。

大家さんに立入りを拒否する権利はなく、

改修しないと罰金措置もあるキビシイもの。。

でも、その評価が家賃相場にも反映されているそうです。



家での事故による死亡が、交通事故による死亡より多いという事実。

( これは日本も一緒 。改めて知るとオドロキです )

また、どんな家に住むと事故が起きやすいかを、

明確に統計が取れている国だからこそ実施できる法制度ですよね!



「健康」から バックキャスティングして 施策を決め 制度をつくること。



段差、寒さ、湿気、カビ、防犯、設備、火災、、、

もろもろ家を取り巻く危険性を排除することは、

結果、国民の健康にも繋がり、

医療費の増大も防げるという目論みがあることでしょうが、

施策≒国民利益の構図が、スマートだと感じます。(日本じゃ無理なの?)



家が快適ならばイコール健康なのか?

個人的背景や心持ちひとつで、健康は大きく作用されるし、、

人種・地域によっても快適さの度合いは異なります。

なので、「住の快適性」 と 「健康」 の関係は、

研究者にも解明がムズカシイ!とされているとか。。



でも、その因果関係はありそうなので、、

少なくとも事故に繋がる原因や健康に悪影響を及ぼす要素が、

「家」に存在することを認識して、対策することは、大切ですよね。



だって交通事故は防ぎようなくても、家の事故は防ぎようがある。。

例えば、住宅エコポイントの項目にある「家の断熱性を高めること」も、

省エネ目的やポイントで得をするということ だけ ではなく、、

温度差によるヒートショックを防いだり、、結露によるカビを無くすことができたり、、

結果、自分の健康や安全に繋がるという視点もあるんだよ~ということを

ぜひぜひ、リフォームや家づくりをする方には、知っていただきたいです。



あと、イギリスって古い家や景観をことのほか大切にする国なので、、

具体的な工事がどう行われているか…その国民の反応に、興味津々。



ロンドンのオーガニックブーム。。

エコ住宅の需要や取組み。。家と庭。。

最先端のイギリスの家事情を見たい!知りたい!

そんなキモチがむくむく湧いています。

( 理由をつけ旅に行きたいだけ?笑 )



また、勉強会でのBB研究会(ベストバランス研究会)の熱気も素晴らしかった!!



私にとって新しいことを学ぶことは、

時に自分の立ち位置などに迷いも生じさせるので、

自分のなかに落とし込むまでがツライ時も正直あります。



~ 問答しながら設計をしていく。それが人間の限界。

  でも、それがわかっていればいい設計ができるはずです~



上記は、南先生からのメールの抜粋ですが、大いに励みになりました。

偏らず学ぶこと、、そして実務にフィードバックさせることを大切に頑張ろう!!

と、キモチを新たにしたのです。

南先生、BB研究会の皆さま、参加させていただき、有難うございました!!!!



少し咲いた桜も縮こまりそうに寒い東京の月曜日。

水曜日以降は暖かくなりそう。

寒さに縮こまった心身を伸ばし暖かな春を満喫したいですね~。(出美)


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≪ 今回の記事 に関連する情報 ≫

イギリス BRE のサイト。

英文ですが、こちらから どうぞ。

住宅ストックについての取組みについての考え方などが記載されてありました。



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「 裏庭に続くキッチンのある家 in London 」

「 GOOD LOOKING LIFE 」

jutakushinbun2010225_2.jpg


ご紹介するのが遅くなりましたが、、

日本住宅新聞ユーザー版IEMORI最新号が発刊されました!



日本住宅新聞さんは、業界紙ですが、

年に4回一般の方向けに、ユーザー版を発行されています。

私もデザインの頁を連載させてもらっておりました。



今号も見どころ満載の紙面です!!


日本住宅新聞ユーザー版 家守 (2010.2.25)



「特集1」 今年限りのチャンス!Howto住宅エコポイント

▼ どんな工事でもらえるの?

▼ エコポイントシミュレーション

▼ 住宅リフォーム!知らないと損をする助成制度活用のすすめ



「特集2」 セルフビルドで楽しくリフォーム!

▼ プロのサポートで泣かないセルフビルド

ますいいリビングカンパニーさんのリフォーム 

セルフビルドをする時にぶつかる問題点をQ&Aで解説 。

( 余談ですが、サラリーマン時代、室内という雑誌でますいいさんの

 家づくりを知り、憧れていました…なので、何だか嬉しかったです☆)



「特集3」 住まいの害虫にご用心

▼ 暮らし方とともに移り変わる、人と虫との微妙な関係

▼ 環境に配慮した防除の方法

( 地鎮祭をなぜ行うか?のコラムも面白かったです )



「デザイン」 わたしたち女性が暮らしたい木の家StyleUp講座

( 私が書いた頁です ♪ )

▼ ペチカのある家と暮らしを訪ねて

地域材を丸ごとつかう製材所と森の女性建築家の家づくり

( 長野県伊那市のアトリエARKさんと有賀製材所さんを取材 )



女性だったら、こんな木の使い方をした家に住みたい!!

そんな素敵な暮らしと家づくりをする竹内恵子さんを訪ねました。



癖があって、なかなか使われない県産材の赤松。

その美しい木肌を愛で、、キッチンの面材に使ったり、、

地元の家具作家に依頼して、、暮らしに合った小さな椅子をつくったり、、

自然と寄り添いその恵みを享受する家づくりがとても素晴らしいんです!!

記事には載せきれなかったですが、、

暮らし目線とアイデア次第で木の家がこんなに素敵になる!!

そんな実例を、是非ご紹介したかったので、とても嬉しい取材でした☆

 





何度かこのいいひブログでも紹介し、、

ご希望の方に送付させてもらっていたこの新聞、、

住宅業界の新しい制度や気になるコトを分かり易くまとめてあったので、

実は、プロの方にも、すごく評判が良かったです。



ムズカシイことを、ムズカシイまま まとめるのって実は簡単。

ムズカシサを噛み砕き要点を押えたこのユーザー版紙面を、

私自身も、一読者として読みながら、

お客様へ説明する時に役立てたりしていました(笑)。



この連載をさせていただくきっかけは、

M編集長が、担当編集のEさんに紹介してくださったことでした。

ささやかな経験しかない私でしたが、

家づくりをする人へ何か役立つ情報を伝えたい…

そんな想いをキャッチしてくださり、素晴らしい機会を与えてくださった

M編集長と編集のEさんに心から感謝です!!!!

ありがとうございました!!!!!!!!!!!!



つくづく三月という季節は、、お別れの季節ですね。。。

同じ視線のもとに心通わせ、仕事を共に出来た仕合せに感謝。。

とても残念だし寂しいけれど、別れるその人が、新しいステージに移る時、、

心から応援し祝福できたら…と思います。(名残惜しさは募りますが…苦笑)



また色々とスタートする春に向け、、私も強くなり、、ガンバリマス♪ (出美)




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1steijibantakasa.jpg
目黒の家S邸、
先週やっと
確認申請が
下りて、、、
着工しました!













↑ 写真は、土地のレベル(高低差)を確認しているところ。
だいたい建て替えると、それに伴い、土地は高くなるのが普通。
近隣の状況、、土地を読み解き、、設計をしますが、
着工前に改めて現地で再確認します。
家を建てるための高さの基準となる目印(BMベンチマーク)から、
設計GL(地面の高さ)を決めます。
周りの家々とのバランスを見越さないと、、
気付いたら、自分の家が周りで一番低い、、、
な~んてことになるとキビシイです。。

1stei20100123_1.jpg
S邸は、旗竿状の土地に建つ三階建て。
建物が建ってしまう前に、、設備配管を基礎に先駆けて先行配管します。
現場着工前挨拶を兼ねて、その打合せもしてきました!
( 写真左から、、牛尾・桜井社長・設備屋さん )

さて、最近土地探しからの家づくりを検討されている方からのお問合せが多いです。
質問をいただく内容が重なることも多いので、、
もしかしたら一般に知られていないのかしら??とも思ったので、、
Q&AをUPしようと思いました!!
設計事務所のブログなので、、、
少しはお役に立つこともUPしないといけませんよね。。
最近のブログを振り返り少々反省です。。苦笑。 。


≪ いいひにお問合せいただく質問のQ&A ≫

Q: 設計事務所は土地探しから相談にのってくれますか?

A: 大抵の設計事務所さんは、相談に応じると思います。 
もし、設計事務所を入れて家づくりを考えていらっしゃるなら、
土地探しの段階から、設計事務所を活用していただくといいと思います。
モチロン、その設計事務所さんがどんな対応をされるか確認が必要ですが…

設計事務所を土地探しの段階から入れるメリットは、、、
不動産屋さん的目線とは少し違う目線で、建築士は土地を見るからです。

例えば、南入りの土地を多くの方が望みますが、、
北入りの敷地、、旗竿状の敷地、、
本来少々敬遠されがちな土地でも設計の工夫次第で、、
風の通りよく、、お陽さまの光を享受できる家を建てることが可能かどうか
見極める助けになってくれます。

あとは、土地の条件で建築費が割高になりそうだとか、、
そんな建て主さん的に気付かないコトもチェックしてもらえます。

( 建築士の役割を建築士自身が書くと、、
どーしても自画自賛的な感を持たれるかもしれません。。
でも大切なことですので、、お許しくださいね。。)

土地は家の環境に大きく作用しますので、
土地を読み解く役割は非常に大切です。。
方位や周辺環境等は自分では変えられません。
住まい手目線、建築的目線、不動産的目線を合体させて
出来るだけ多い目線で、その土地を吟味出来たら最高です!

また、土地を検討するときに、どんな家が建つのか、
設計事務所を入れてシミュレーションすることで
施主さんが自分自身で、どんな家を望んでいるのか??
を知っていく、良き過程にもなります。

でも、土地ってホントご縁なので、、どんどん見て歩くことが重要!!
言葉ヅラの条件、、、例えば、、
駅からの徒歩時間、、広さ、、日あたり、、予算、、がビンゴでも、、
ピンっ!コレっ!と思えない物件って結構あるものなのです。。。
なので、土地探しの窓口は広く持っておいて損は無いと思います。


はじめての家づくりは分からないことが沢山あるのが当たり前。
不明なコトを後回しにしてもいいことがありません。
なので、、、色んなコトを納得しながら、進めていける家づくりが理想ですね♪


今週は、、、、
今日、千葉の結婚式場C様のフラワーショップと、
ウェディングケーキを作る工房の増築の建て方が終了。
明日は、葛飾の家N邸の完了検査。
金曜日は、伊那へ日本住宅新聞さんの取材。
土曜日は、リフォームの現場調査と打合せ。
そして、日曜日に葛飾の家、Nさんと一緒に本棚DIYをします。
その合間に、、ずっとお待たせしてしまっている収納プランまとめと
あるお宅のリフォームプラン。
そして、11月にお引渡しした練馬の家K邸の写真集の編集。

現場は日々動いていて、日々学びがあります。
学べることに感謝ですが、学びっ放しではなく、
その学びを活かしていけるよう頑張ろうと思いま~す!(出美)

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  ありがとうございました!

1rose.jpg


昨日、、、

嬉しいコメントを

いいひブログに

いただきました!



← 写真は、、

グラバー園に

咲いていた薔薇。



優しい

ピンクの色が、

すぅ~っと

心に入ってきて、、

思わずパチリ ♪









話を戻すと、、IKEAキッチンリポートとして掲載した記事を読んでくださった方が

IKEAのモノを採り入れたキッチンリフォームを終えられたとの

ご報告のコメントだったのです。。




≪ 以下、以前、いただいたコメントを抜粋 ≫



こんにちは、はじめまして。

ヒナ☆モナと申します。

「イケアキッチン」で検索していましたら、

こちらにたどり着きました。

まさしく私が「今、聞きたいこと」がズバリ!書いてあったので

夢中で読ませていただきました。

まずお礼を・・・「ありがとうございます」です!


築丸4年を迎えて、我が家の「キッチン」をなんとかしたい

と思っていた矢先です。

半分注文、半分建売の我が家のキッチンがどうにも

気に入らず・・・。

いろんなメーカーや住宅展示場を周り、

最後に「IKEA」に飛び込んで行きました。

・・・・「目からうろこ」でした。

今の状態はまだデザイン?の途中ですが、多分これでいこう!

とやっと決心したところです。

なぜなら「先生」のブログを読ませていただいたから・・・。

背中を誰かに押してもらった気持ちです。


「安いのか」「高いのか」・・・わからなかったのです。

ただ商品自体はとっても気に入っています。

理念が「DIY」っていうところも気に入っています。

いわゆるセミオーダーってところでしょうか・・・?

でも我が家の主人は「DIY」大好き人間なのですが、

残念なことに10年前に(36歳)不慮の交通事故で右腕を失って

しまいました。なので「作りたい」けど「組み立てられない」

現実が発生。コストを抑えるにはIKEAさんに頼むといかがな

ものか、と心配でした。

でも今日、決心つきました。

お願いしちゃいます、IKEAさんに。



でも最後に「先生」のところでご存じな「職人」さんはいらっしゃるのでしょうか?

もちろん、IKEAキッチンを・・・。

もし、安価でできるのならご紹介いただきたいです。

初めてのコメントなのに失礼なお話しで申し訳ございません。


でも私、決心できたことが一番うれしかったです!

また前向きに「我が家作り」ができそうです!

本当にありがとうございました。

日ごと寒くなってきました、どうぞお風邪などひかぬように・・・。

埼玉県ふじみの市在住の主婦より。



-------------------------------------------------



≪ 以下、私からの回答 ≫



ヒナ☆モナ様


おはようございます!!

IKEA記事、喜んでいただけて幸いです。


IKEAのキッチンの楽しさは、自分でカスタマイズすること。

それが自分の使い勝手や好みがピッタリしっくりだと嬉しいモノです。


IKEAは記事にも書きましたが、選び方で安くも高くもなります。

正直、国産メーカーで多く出されているシンプルなものを選ぶなら

IKEAを入れる必要はないと思います。

国産にはないIKEAならではのコーディネーションができるモノならば、

費用対効果は高いと感じます。


ちなみに、参考までに我が家で使っているキッチンのこと、、


IKEAなのですが扉の面材を2種類使っています。

ホワイトのアップロードとイエデル。

アップロードは2年目にして、使う頻度の高い引出の面材は

一部塗装がはげているところも出てきました。

ただ、IKEAは扉を変えることも割合簡単なので、、

コレもこの商品の特徴かと納得はしています。。。


また組立についてですが、IKEAに専属の工事会社が居ます。

商品を知っていますし部品等の手配段取りも煩わしくないと思います。

ウチは、工務店の大工さんにお願いすることもありますが、

商品の段取りは、コチラがやっています。

国産システムキッチンに慣れてると…

IKEAさんの段取りって慣れないと戸惑います(笑)


なので、、、、

① 自分の描くキッチンを確定

  IKEAのHPでダウンロードしてイメージを作り込むことができます

② IKEA売り場にて有償のアドバイスを受けて商品を決めていく

③ 施工段取りも、専門業者に依頼する


という流れがいいかと思います。

色々と面倒なところもあるかもしれませんが、

ただリフォーム屋さんにお願いして、

知らない間についているキッチンより、、愛着が湧くこと必至。(笑)。。

大変なことを愉しんでくださいねーー♪


でもでも、、

築4年で、キッチンリフォームをさせてくださるご主人、

とっても優しい方なのですね。羨ましいです!!!


ヒナ☆モナさんのリフォームの成功をお祈りいたします!!

また何かあったらメールかコメントいただければ

分かる範囲でお答えいたします。

頑張ってくださいね♪






と、こんなやりとりをさせていただいておりました。



そして、、昨日いただいたコメントからヒナ☆モナさまのブログを訪ねると、、

ヨーロピアンテイストなIKEAをチョイスされたのですね!

と~っても素敵なキッチンの写真がUPされていました ♪

以下、ページをSCANして載せさせていただきました。。



ikeakichenhinamonasama.jpg


愛されているキッチン~♪ という感じが、写真から伝わってきて、、

こちらまで嬉しくなってしまいます♪



実際に、直接家づくりのお手伝いをさせていただくのは、

小さい事務所なので、限られてしまいますが、、

こうして、ブログの記事が、読んでくださる方のお役にたてたのだとしたら

ホント素直に嬉しいです~♪

ブログを更新するモチベーションが復活しました(笑)。。



是非、ヒナ☆モナさんのキッチン革命をご覧くださいね。



はじめての家づくりでは、色んなことが同時進行で進むので、、

夢だったことを叶えられないまま終えてしまうことも有ります。。

でも、、ヒナ☆モナさんのように、、キッチンは新築時そのままで、、

背面収納部分にIKEAのような、お好みのテイストを採り入れて

愛されキッチンをつくる、、ってことも出来る。。

そんな素敵なリフォーム術の実践として参考にさせていただけました♪



また、、新築時でも、水廻り等、、ハードに使う部分は国産キッチンで、、

インテリアに現れてくる部分をIKEAづかいするというのも「有」ですよね!

目黒の家も、、もしかしたらそうなるかも??

そのあたりは、また、IKEAキッチンリポート第三弾で、ご報告いたします。



IKEAキッチンリポート番外編でした♪ (出美)


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IKEAキッチンリポート_1 「改めてIKEAのキッチンってどうなの?」

IKEAキッチンリポート_2 「IKEAキッチンの質と日本製品との比較」

ikeakanban_1.jpg

IKEAキッチンリポート第2段です♪

ほぼ全記事を書き終えたのにも関わらず、、
Internet Explororが無情にもシャットダウン。。
しかも日曜夜、、月曜朝、、2回も。。。さすがに、UPする気力を喪失。
何かもう少し整理してからUPしたほうがいいよということだったのでしょう!

、、と、いうことで、、改めてチャレンジで~す!!
(まめに保存しながら書いてます)

以前は、改めてIKEAのキッチンってどうなの??という話題。
IKEAならではのレイアウト&カスタマイズの楽しみがありますよ~と
お伝えいたしました。

で、、、今回は、、
いいひブログへいただいたmiya様からのコメント。。
ありがとうございました!!

実はIKEAのキッチンで検索していて、
ずいぶん前からこちらに興味を持って見させていただいていました。
その後、IKEAキッチンの話題がなくなってしまったので、
作りはどうかなどなどいろいろな情報があれば教えていただきたいです。
IKEAのショールームへ見に行った際は
キッチンが何となくがたがたしていたように感じたのですが、
実際はしっかりしていますか?
値段はどうでしょう・・・
などなどなにかありましたらよろしくお願いします!!


こちらへのご回答と、、、また前回予告していた、、
☑ 海外製品は日本のモノと違ってつくりが悪いんじゃない?
というところを、私なりにまとめてみようと思います。

まず、大前提。。

IKEAは、全てDIYで組み立てられるように、売られています。
パーツを組み合わせるカスタマイズの楽しさは前回記述した通り。

また、インテリアに調和するデザインを選べるのも楽しい。
北欧スタイル、、、ヨーロピアンスタイル、、、モダンスタイル。。。
収納雑貨やパーツも同じテイストで揃えられるのは、日本的なキッチンには少ない。
あっても高かったり、、手の届かないオーダーキッチンだったり。。
日本的ではないキッチンのスタイルをリーズナブルに叶えられるのが、、
IKEAキッチンの最大の魅力!、、、、だと思うのです。。

そのIKEAの魅力をすっ飛ばし、、

 ただ値段だけで比較...
 ただ機能だけで比較...
 より機能的でより安いモノを...

と、求めると、IKEAでは満足できないかもれません。
と、云うのが、私の思うところです。

☑ 日本のモノと比べてみると、つくりがどうか??

やはり、日本製システムキッチンの完成度は高いです。
2550㎜のスタンダードなタイプを入れる。。
そしてデザインに対してさほどコダワリがない方以外は、
日本製を選んだほうが無難で安全だと思います。

ikea kichen saiyasune_1.JPG

↑ IKEA店内には、このように激安な価格のキッチンも展示してあり、、
その金額にオッ!と目が惹かれます。
この他に、事業向けの安いパッケージ製品カタログもあります。

でもわたし的な意見を云えば、、
これだったら、敢えてIKEAを入れる必要はないのかな~。。。と、
思ってしまうのです。

IKEAは基本DIYなので、
いただいたコメントにも指摘されていたように、、
細かなトコロが少々大雑把なところも見受けられます。

箱を組み立てて並べる、、感覚。
工場検査を終え組み立てられた箱を現場で施工のプロが組み立てるのと、、
やはり違うトコロもあります。

IKEA大好きな私なのですが、そんなお客様には、、
下の写真のようなシステムキッチンをおススメしています。
( トステム ヴィートワン トステムHPから抜粋いたしました )

tostemkichen_2.jpg

初めての家づくり、、新築だとなかなかキッチンまで
十分に予算を割いて造り込むことが難しい場合があります。

だけどやはり、次のリフォームを考える時期までは問題なく、、
そう、、20年間は長く使いたい。。
そこに、IKEA激安キッチンを入れるのは????です。

メーカーさんが、工務店さんに卸す、、
シンプルなI型2550㎜という標準的仕様的キッチンには、
あったらいいなぁという使い勝手を満足させる仕様がついていて、
得値で(掛け率半値以下が当然)価格設定がされていることが多いので、
性能的にも良いモノがリーズナブルに入れることが可能です。

写真のような、足下のデットスペースを利用した収納(フロアコンテナ収納)や、、
シンク下のこれまたデットスペースを活かした小物入れ(包丁やキッチン小物収納)、、
といった、日本的な気配り収納は、IKEAには設定がありません。

また、他の工事との日程の調整、、配管図の手配、、IKEAへの発注、、といった
通常の新築工事とは、違う流れ、、段取りを踏む必要があるので、、

 IKEA LOVE!
 ( IKEAが好きで好きでたまらなくってどうしてもIKEAを入れたいとか・・笑 )
 IKEA ならではのレイアウト!
 IKEA だからこその魅力!

を活かせないトコロには、工務店さんにとっても面倒だし、、
施主さんにとっても大変だと云うところが正直なところです。

そして、IKEAは海外製品だから、品質がどーなの??って疑問。

コレは、、海外製品だからダメとかは無いです。

日本の法的基準に合ったモノ ( シックハウス対策 )がされていますし、、
ヘヴィに使う、引出レールなどには、かなり良い品質の金物を使っています。
人工大理石のカウンターも、厚手のタイプはデュポン社のモノですし...
そのあたりは、IKEAの方も自信を持っておススメしていらっしゃいました!
水栓金具は日本製。設備機器も日本製もあり、、何ら問題ありません。
( 海外製シンクなどは、排水周りが日本と違うので、、注意!! )

hoshou.jpg  ←の、25年保証が付いています。

箱、扉ヒンジ、引出レールなど金物類、、、
カウンタートップなどが
含まれていたと思います。。

詳しくは、、
左の画像をクリックください。
PDFが開きます。。
( 詳細諸々はIKEA HP内でご確認くださ~い!)

ただし、キッチン扉にはこの保証は付いていませんし、、
レンジフードやコンロなど設備の保証は、
設備のメーカーによるので対象外です。

我が家のキッチンもIKEAで、、使って1年と10カ月。

実際どんなか??

選ぶ扉によって若干、弱さがあるのかな~と感じます。。
シンク下で、気をつけても水がかかる位置の扉の小口、、
ここの塗装が剥げる現象が見られます。
まぁ、水かかりなので、塗装品を選んだこと自体に
自己責任があるのかと反省したのですが。。。保証外ですし。(笑)

ただ、IKEAはパーツ売り!
なので、、扉だけを交換することも出来るので、、
この辺は各自の価値観に照らし合わせ、、
何に重きを置くか??による選択だと思います。

あと、付け加えるなら、IKEAは、万が一不良品があっても、
日本のメーカーのように、アフターサービスが飛んできてはくれません。
自分自身で、レシートを持って、IKEAに出向き、交換してもらうという手間が必要です。
これが日本人には一番なじめないことではないでしょうか。。
購入時、知らなかったら、、
「え~!!!あり得ない!!」ということになりかねないところかなぁと思います。。

 こんな風に、色々辛口を書いてしまいましたが、、、
そのあたりのことも知った上で、、なお、、IKEA LOVEな方。

ikeakonrogawa.JPG

↑ こんな感じのレイアウトに、、
インテリア好き女子魂が、動かされてしまう私のような方(笑)。

ぜひ、IKEAキッチンにチャレンジしていただくと楽しいと思います!!

次回、IKEAの設備周りのパーツについてのこと。
そして、どう選んでいくのか??

そんなところをお伝えしようと思っています!!
もしご質問などがあれば、コメントいただければと思います~!!(出美)

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IKEAキッチンリポート_1 「改めてIKEAのキッチンってどうなの?」

lily_book_cat2.jpg
本が好きです。。。



インターネットで情報が溢れていても、、

一冊の本と出合って得るモノって、、

とても大きいなぁとあらためて思いました。



昨日、井形慶子さんの本を久しぶりに読みました。

「老朽マンションの奇跡」(新潮社刊)。

一気に読みました。読後は痛快!さすが井形慶子さん!!という感じ。(笑)。

この本のように、井形さんが、何かに衝き動かされるように書いた本って、、

すっごく面白いです!!!!



特に、家ネタ。



サラリーマン時代に、彼女の本と出合い、色々と読んでいました。

中でも、、



「 古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家 」

「 少ないお金で 夢がかなうイギリスの小さな家 」



この2冊は、当時の仕事 (住宅会社勤め)を続けるのはもういいんじゃないかと、

心を揺さぶって、私を次に進むステップへ後押ししてくれた本でした。

( 賛否両論色々あるみたいですが、、私は目からウロコでした~ )



この2冊に書かれていた日本の住宅業界の矛盾。

イギリスの家に対する価値観と対比させていた文章。



恥ずかしいけれど、、、

その頃の私は、井形さんが指摘するその矛盾だらけの世界にどっぷりと浸かり、、

目の前の仕事を一生懸命していても、、

「 何か違う!何かがオカシイ!!」 と、感じながら居たのです。

( 身体壊しても気付かなかった。しがみついてた。。苦笑。。 )



でも、次へのことを思いきれないで悶々と悩んでいた時、、

ズバリと、「そーだよ。ソレってオカシイよ!」と、、教えてくれた。

悲鳴をあげていた私の真のココロに、ビンゴ!!ド命中だったのです。

会社での実績やら辞めた後の不安からくる当時の安定した暮らしに

執着することを手放させてくれました。。。そして今の私が居ます。。



今回の本は、無類の家好き…という点で共感できる部分があるので、、

余計に面白いのでしょうが。。。少し内容を。。



吉祥寺駅徒歩圏内500万円のメゾネットマンションを

( 最初の売り出し価格は1280万円 )

200万円でリノベーションさせロンドンフラット風に再生させたドキュメンタリー。

彼女の衝き動かされ方は凄かった!!!!!



完成した空間が、ホントに、、ロンドンのフラット風かは。。?。。

でも工事費200万円の中でよく頑張られたなぁと、、

素晴らしい!!パチパチ拍手喝采モノです!!

でも工務店さん、、、大変だったろうな~。。。

でも、、大変だけど楽しかったんだろうな~と感じます。。。



とにかく、泥だらけの原石に、光るモノを見出し、、磨きあげる。

新しい命を吹き込んであげられるリノベーションの楽しさ、、醍醐味。。これが満載。

リノベーションならではの大変なこと、、面倒くさいことも、勿論満載ですよ。(笑)

でも、興味のある方にはためになる内容だと思います。



普通にサラリーマンをしていても、、社会的弱者になってしまう危惧があるこの世界。

そんな世情に、夢のある話を、自ら動いて、、示してくれた。

ここが、、ホント素晴らしい。。。井形慶子ワールドです。



お仕着せでない、自分の価値観、、住まい観を持つことができたら、、

少ないお金でも、夢が叶えられる世界なんだってこと。。再認識できました。



人それぞれの感じ方はあるので、、そう思わない方も当然いらっしゃると思いますが、

私は、時流をとらえた一冊で、これからリノベーションをしたいと思う方には

是非読んでいただきたい一冊だと思います♪

ただ、井形さんの今回のケースも、、非常にラッキーで、、

レアなケースだということも書き添えさせていただきますね。。



あと、井形さんの本のなかで、私がお気に入りのエピソードがあるのが、、

「イギリス式お金をかけず楽しく生きる!」 という一冊。

そのなかで、彼女が20代のころに初めて持ったマンションの

ことが書かれている章があります。



荻窪で1000万円の中古マンション。

医院風の古びた外観、、でも入口に大きな庭があって、、

豊かに実ったレモンの木がある建物。(←ここ!私も惹かれます。。笑)



古すぎる、、借地権で資産価値がない、、売却するとき買い手がつかない、、

常識的不動産価値がとっても低く、みんなに反対されたマンションを

「良い」と感じる自分の直感で購入し、ロンドンのフラット風にリフォームを重ね、、

10年後に購入時より高い1200万円で売却したというエピソード。



不動産って、価値が購入時より高くなることって滅多にないことなんです。

それが、、、化ける!!!

でも、、それは、、彼女自身が利回りとかそんなことを考える前に、、

自分なりの住まい観で、、慈しんで自分の部屋を素敵にさせていくからこそ、、

その住まいに対してかけた愛情が、価値を生むと思うのです。。

そんなところがすご~く好きです。共感できます。



ともすれば一般的大多数の意見に押し流されてしまいがちですが、、

それを、グッと引き戻してくれるチカラを、井形さんの書いた本から感じます。



あと、、不動産を取得するときって、「ご縁」だと思うのです。

底値を待って買うとかそういうテクニックより、、

自分が欲しいと思う時に動いて出合える不動産。(コレってピンとくるもの限定)

買い時ってそんなことかと、自分自身の経験踏まえて思えます。

今のSOHOにしているマンションもスケルトンリフォームしたりして

うん、、やっぱり間違っていなかったなぁと思います。



中古住宅に見出す夢。



余談ですが、、いつも夢想することのひとつに、、

大家さんになりたい夢があります。。

へ~なればいいじゃんとお思いの方もいらっしゃると思いますが、、

利回りとかを考えなくてもいい立場で!宝くじがあたるとかしないと。。笑。。

でもいつか。。夢見るのはタダですし。。ね!



自分が住まなくても、、心地よい住まいをつくって

住む人にシアワセに暮らしてもらいたい。。住まいの持つチカラは偉大です。

( ↑ ある意味、日々のお仕事で、もうその夢は叶っていますが、、)

( 自分がオーナーで好きにつくりあげてみたい。。)

そんな夢がうづく本でした(笑)。

↑ 写真に出てるもう一冊の本のことは、またいずれ。



実は、今週末、芝浦工業大学の生涯学習の教室で

「 自然素材のマンションリフォーム 」 という講座を持たせていただくのです。

資料作りに悶々していたのですが、、私がいちば~んお伝えしたいことの核も、、

これらの本を読んで、自分なりに確信できたので、、

ハイ!!とにかく頑張ってきたいと思います♪♪ (出美)


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都会の「箱」住まいにこそ自然素材のチカラを♪_芝浦工業大学公開講座のご案内

ケーススタディVol.4 「中古マンションに新しく住まうカタチ」

steikeiyaku20091107.jpg
先日土曜日に

目黒の家S邸

工務店さんとの

請負契約が

無事、、終了!





















カメラにカードを入れ忘れて、、

その場面を撮り逃してしまいました。。

こんなドジ、、たまにやるんです。。。

上の写真は、、設計契約の重要事項説明を行っているところです。。

なぜか、、請負契約締結と同日。。

( 信頼関係が出来てるからこそです。。。←ちょっと小声。笑。。。)



今回のパートナーは、、、

新宿の家H邸でもご一緒させていただいた桜井ハウジングさんです!!

現場のキレイさ、、納まりに対する真摯な姿勢、、若さある起動力。。

かねてから、、私、、桜井ハウジングさんLOVE(笑)でしたので、、

またご一緒に家づくりができること、、本当に仕合せです。

三者(施主さん、工務店さん、設計事務所)のパートナーシップが

家づくりをするときの大切な大切なこと。。。

( ウチはいつもそれに恵まれていて感謝です )



目黒の家、、、Sさんとの出合いは、2年前にリフォームしたKさんからのご縁。

S家は、、ご夫婦と2歳の女の子Kちゃん、、

そして犬のパルちゃんの3人+Oneのご家族構成です。

( ミニチュアダックスの女の仔…もう堪らなく可愛いんですよーー♪ )



kchantookaasan.jpg


←お母さんに

絵本を読んで

もらうKちゃん



可愛いなぁ~

もし子供が

居るなら、、

「娘」がいいな♪













設計~見積~予算調整の長い道のりを経て、、、工務店さんとの請負契約締結。

ご予算にも納まってホッ。。。

見積にご協力いただいた会社さまにも、深くお礼申し上げます。



大台を超えた見積をいただいた時は、、心が折れるかと。。。

予想していたので、、やっぱり感はありましたが、、

でもSさんが叶えたい希望を盛りこむとコレだけかかるってことを

お互いに確認できたので必要なプロセスだったのだと思います。



そして。。。色々なことをシンプルに整理して最後の調整。。

ならば珪藻土を止めるか???といった場面。



珪藻土でエコクイーンは採用したいけど、、予算が合わない、、

でもビニルクロスは使いたくない、、、といった私のココロを見抜いてもくださり、、

「 ならば自分でやります!!」

大変なことを英断してくださったご主人。

そして快く施主施工を受け容れてくださった桜井さんのお心。。。嬉しいです。。

頑張りましょう!!施主さん参加は、家に愛着が湧き想い出になります♪



S邸は、IKEAキッチンも採用します。

かもめ食堂のキッチン風のレイアウトなんですよーー。

再来週末に、IKEAへ行ってまいります。(また報告しますねーー♪)



最後に、、工務店さんと請負契約をするときの、、

チェックポイントをまとめたのでUPしておきます。


≪  請負契約時のチェックポイント ≫



■ 工期の確認

  契約書上の工期がずれると違約にも繋がりお互いに大変です

  特に施主施工がある場合は、その段取りで工期がずれるので 

  工務店さんとの事前に相談して決めましょう



■ 支払い条件

  銀行ローンを使う方は、銀行さんとの資金の段取りも必要です

  あと、出来高で支払うことが大切。。ここホント大切です!

  「出来高払い」 とは、工事の進捗状況に合わせた支払を言います

  

  契約時、着工時、上棟時、木工事終了時、完成後

  といったタイミングで支払うことが多いようです

  ケースバイケースなので事前相談&確認を必ずしましょう



  昨今、過払いで、、万が一の時、、

  「完成保証」をうけられないケースもあるようですから

  注意が必要ですね。。



■ 約款

  会社独自の約款か四会連合約款か確認

  もし、施工会社独自の約款だったら、事前の読み込みが必須です



■ 瑕疵保険への加入の確認

  法律で義務付けられています どの会社の保険なのか確認しましょう

 完成保証も同じところで入れますので、、

 支払方によっては、入ることをおススメします

 契約金少しで、残金完成時全額などという場合は必要ありませんが。。

 コレもケースバイケースなので、相談して決めるといいでしょう




大体こんなところかな?

当日必要なモノは、、印鑑と印紙代と契約時の支払い金(振込も多い)。

   





今日は日曜日♪

弟が行っている笑顔の家のお祭りに顔を出し、、葛飾の家N邸で打合せです。

朝は晴れてたけど、、少し曇ってきた東京。またお陽さまみえるかな??

良い休日をお過ごしくださいねーー♪



 
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「 居心地の良い子供部屋リフォーム 」

( Sさまとのご縁をくださったKさまの家のこと )

「各現場進行中!「H邸」新宿SE構法の家」

( 桜井ハウジングさんの仕事への姿勢 )

kinmokusei4.jpg

台風が去った東京の朝。。。

金木犀の香りが、ヒンヤリとした風にのって部屋を抜けていきます。

あんなにスゴイ嵐がウソのような、、
少し風が強いけど穏やかな朝を迎えられたことに感謝。
台風で大変だった方々に、まずは心からお見舞いのキモチを………。


まず朝起きると窓を開け空気を入れ替え、
アロマオイルを数滴垂らすのが日課ですが、、
今朝は、アロマオイル要らず。

風の向きも幸いして金木犀の天然アロマが部屋中を満たしています。

樹が大きくなりすぎるせいか、、
リフォームや建替えの時に、伐られることも多いのですが、私は大好き。。

東京の街中でどこからともなくこの香りがしてくると、、
金木犀を庭木に植えてくれた人に感謝をしたくなります♪

秋空に甘~く懐かしいこの金木犀の香り。

昨日の風で、ずいぶんと葉を落としてしまった樹々。
お散歩コースの緑道も、、散った落ち葉の匂い。
秋の深まりを感じます。。

20年前の10月9日は、ピーカンのお天気で、、
こんな秋の匂いが辺りを満たしていたなぁ。。
誰かの誕生日でも記念日でも何でもない10月9日。。。
でもすご~く懐かしい16歳の秋の一日。
金木犀が香りはじめると、必ずその日を思い出します。

不安だらけだったあの頃の自分に教えてあげたい。
「 何とかなるさ~♪人生ってきっとそんな悪くないヨ!! 」ってね。

でも、、あの日から人生やり直しが効くからリセットしてごらんって云われても
多分しないかな。。。色々とぶつかってばかりだったけど、、(笑)

イヤなコトもカナシイコトもイタイコトも、、
きっと必要だから起きたことなんでしょうね。。

とりとめないことを書いてしまった朝ですが、、
金曜日、週末です!とりあえず今を頑張りましょう~♪ (出美)

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今日は、お知らせです!

芝浦工業大学 港区民大学講座で
「 自然素材のマンションリフォーム 」 という講座が開催されます。

10/3、11/28、12/5の全3回。どれも土曜日。受講料2500円。

実は、11/28(土)の回に、
私も講師としてお話させていただくことになりました♪

自然素材をつかったリフォーム、リノベーション。。
いいひ住まいの設計舎でも、手掛けさせていただいていますが、、、
都会で、特にマンションで、無垢の木や自然素材を使った住まいを叶えること。
実は、とても 「自然なこと」 だと思うのです。( 逆説的ですが、、、)

マンションならでは、、都会ならではの、住環境の悪さ。
これは 「利便性」を選んだ分、 我慢しないといけないこと。

風が通りにくい、、結露しやすい、、
中古物件を廻っていると、確かにそんな物件が実に多い。。。
「、、ふぅ、、妥協でもしないと都会に住まいを得ることなんて無理なのよ、、」
と、ちょっと自虐的に諦めてしまうほど、、あんまりよろしくないのが実情。

でも、それは、風が通りにくい間取り、、結露させるような配慮の無さが原因。
住環境的に不利な条件に、更に人為的に加えてしまった条件で
住みにくい環境になってしまっています。

それが、自然素材のチカラ、、設計による工夫によって
風が通る、結露に悩まされない、、心地よい住まいに生まれ変わることが叶う。
まだまだ知らない方も多いと思います。

まだまだリフォームの主流は、「とにかく便利に、、お手入れしやすく、、」。
新建材や色んな設備をつかったリフォームも
住み方によっては「有」なので否定はしませんが、、
リフォーム済み物件で売り出される大半を占める
そんな住まいを望んでいる人って実は、、、少ないと思うのです。。

やみくもに自然素材がいいというわけではなく、、
自然素材の選択は、住み手の理解も不可欠なので、
不特定多数を対象にするリフォーム済物件では難しい実情もあるのでしょうね。。

でもでも、、、住む人、、住む立場からすれば、、
もっと当たり前に、経年変化を愉しんでいけるような素材をつかった
つくり過ぎていないシンプルな箱を提供してくれよーー!って声が
すっごく多いと思うのです。(賃貸にしても、コレしかり)

ここ最近の流れで、良質な中古物件を購入して、
自分好みにリフォーム&リノベーションするスタイルが広がり始めました。
リニューアルしたR社の住宅情報誌でも、そんな特集が目白押し。。
民放の夕方のニュースでも特集されるようになりましたね。

なので、今さらそのことを声高にアナウンスするわけでもなく、、、
認知度が高まった今だからこそ!
施主自身、メリットとデメリットを知った上で、
自然素材の特性を理解している業者さんとリフォームをしないと
結果後悔に繋がることになってしまう危惧もあります。

私自身も、住まい手としてリノベーション経験者のひとり。
プロとしてはモチロンですが住まい手目線でも、
そんなこんななことを、講座ではお話できたらいいなぁと思っております。

当日、ご一緒に、講座に立ってくださるのは、
フォレスト西川の理事長 大河原章吉 氏。
木材産地の「飯能」にある国産材の木を扱う協同組合さん。
無垢の木の知識やそれをリフォームに活かすコツ、
産直素材の買い方などについてお話してくださるそうです!

学びの秋、興味のある方は、聞きにいらしてくださいね♪

≪ 芝浦工業大学 港区民大学講座 自然素材のマンションリフォーム ≫

10/3(土) リフォーム市場の現状とリフォームの可能性
       こだわりのマンションリフォーム
講師: 蟹澤宏剛教授 (芝浦工業大学)
     宮坂公啓氏  (宮坂建築事務所代表)

11/28(土) 無垢の木のマンションリフォーム
講師: 大河原章吉氏 ( フォレスト西川理事長 )
     と、わたし ( いいひ住まいの設計舎 )

12/5(土) 自然素材リフォームというものづくり
講師: 戎居 連太氏 ( 連合設計社市谷建築事務所代表取締役)
     玉置哲也氏 ( ㈱ウィズ ハウスプランニング )

≪ 以下、講座案内から抜粋 ≫

リフォームは意外に難しいものです。
不確定要素が多く、つくる側もユーザー側もリスクがあり、
また見解が食い違うことも多くなりがちです。
ゆえに、トラブルが多いというネガティブな側面があります。

マンションリフォームというと単なる模様替えや
メーカー品のアッセンブルという先入観を持たれがちですが、
実は、大きな可能性を秘めています。
ただし、設計や施工には高度な専門知識が求められます。

※ いいひ注訳 
  【アッセンブル】: 再び組み立て直す という意味

本講座は、プランニングやデザインが斬新であるばかりでなく、
自然素材をふんだんに使うこと、
省エネ性能の向上に寄与するなどの付加価値のあるリフォームを、
第一線で活躍している実務者の実例から学ぼうというものです。

芝浦工業大学 生涯学習センター
( 人気とのことで、、もしかしたら、もう定員かもしれませんが
           ご興味のある方はお問合せしてみてくださいね)



住んでからの永い日々を心地よく過ごしてもらいたいから
できるだけ、自然素材の良さとそのチカラを知っていただきたいなぁと思います。

でも、こちらから無理強いせず、特性を理解して選んでいただくことが大前提。
素材のメリットデメリットをご説明することも設計者としての役割のひとつ。

今日もそんなキモチで住まいづくりに励みたいと思いま~す♪(笑) (出美)

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≪ 過去ブログも宜しかったらどうぞ~♪ ≫
「 リノベーションマンションを選ぶ理由とチェックポイント 」
「 リノベーション事例として取材を受けました 」
「 中古マンションに新しく住まう形 ケーススタディvol.4 」

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秋の大連休とお彼岸も終わりましたね。。
普段何にも出来ないので、お彼岸やお盆にはできるだけお墓参りに行く私たち。

お花を添え手を合わせ亡き人を想い出す瞬間。。
空は高く青くその人達が居た秋となんら変わらない。
一緒に居られる今この時を大切にしないとね。。。

そんなとき、よく思い出すのが、イギリスの公園。。
雨風にさらされて、いい感じに朽ちたベンチが沢山あります。

↑ 上の写真では見えにくいですが、、ベンチには文字が刻まれています。

「 LOVING MEMORY OF OUR MOTHER 」

おそらく、故人の子供たちがお母さんの好きだった公園に
メッセージ入りのベンチを寄付したのだと思われます。

bench_1.jpg

映画「ノッティングヒルの恋人」にも、そんなベンチが出てくる場面があり
素敵だなぁと観ていたのです。。。

色んな偲び方があると思いますが、
そのひとが好きだった公園のお気に入りの場所で
四季折々そのベンチで佇みながら、その人に想いを馳せるってなんか良いです。

お墓参りに行くと、今生かされている自分や周りに在る全てのことが有難く、、
でも、ヘタレてしまう自分のダラシナサが露呈するようで、、
色んなことを考えてしまいますね。。。。(苦笑)

久しぶりのブログ更新で、こんな記事で。。いやはや。。
いつも読んでくださるお客さまから「海外ですか?」と聞かれる始末。
いえいえ。。残念ながら、日本に居ります。(笑)。

新しい大きな仕事も動き出しましたし、、
スピカさんアトリエオンドさんと新しいサイトもオープンさせます。
色んな意味で自ら変わっていく覚悟が出来た秋。

怯む自分も居ますが、、それをも受け止め認めながら、、
自分の出せる力を出しきって、、、
お客さまに愛されるいい建物をつくっていけたらと思っていま~す。

来月には、練馬の家も完成しますし、
目黒の家も、見積合わせをして着工の準備に入ります。
菖蒲の家の大がかりなリフォームの内容もどうやらまとまりそう。

実は、HPもリニューアルしようと思っているので
作例、、ケーススタディもその折にまとめてUPする予定です。
いつまで経っても工事中現場?いえいえ違うんです(苦笑)。
新しい家や、お引き渡しが終わった家もあるのに。。よくないな~と反省。。。

またそんな諸々の日々でのこと、ご報告したいと思います。 (出美)
 

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色のチカラ 「青色 BLUE」



家のことをほぼ毎日考え、

色んな家に住まう方々に会ってお話することも多い私達。

今回は、広さ1帖のトイレのレイアウトについて。。 (1帖:たたみ一枚分の広さ)

なぜ広さ1帖なのか?一番よく間取りに描かれる広さだから。



ホント些細なことですが、、、そのスタンダードなカタチの中で、、、

将来、バリアフリーの面で配慮しておいた方がいいことをお伝えしたいと思います。

(バリアフリートイレは、違う視点や工夫があるので、いずれUPしますね )



同じ1帖の広さでも、、縦長レイアウトか横長レイアウトかによって

使い勝手に大きな差が出てきます。

身体が元気な若いウチは、、

どんな間取りだって、住みこなせてしまいますが、、

どこか悪くなったとき、、家族に介助の必要が出た時に、、

チョットしたことが、使い勝手を実感させることになります。。



モチロン、将来を見越して、、

トイレスペースを広く確保出来れば良いのでしょうが、、、

限られたスペースのなかでは、なかなか難しいこともあります。



それに、将来を見越してつくると云って過剰なまでの配慮をしても、、、

全ての身体の状態に合うようにあらかじめ作っておくことは無理。

身体の状態、、例えば左麻痺と右麻痺では、

動線も違うし、、必要になる手摺の位置も違う。。

つくりこみすぎず、、将来対応しやすいようなカタチにしておくことが

若い世代の家づくりには、一番良い選択肢だと、おススメしています。



だったらどんなレイアウトだったらいいのか?

ザッとまとめてみました。

手描きの走り描き。。。見えにくくってゴメンナサイ!

(画像をクリックしていただくとPDFがひらき図面が大きく見えま~す)




1joutoire.jpg
会社員の頃、トイレのドアを交換するリフォームを築5年のお宅でしたことがあります。



付いていたドアは幅60㎝。

既製品のトイレ用ドアのサイズは何故かコレ。

人ひとりが入ることができればいいという発想なのでしょうか?

前々から、コレ!大きな疑問でした。



何故リフォームしたかというと、、、、

新築当時はお元気だったおとうさまが車イスをつかうようになってしまったため。

幸い、おひとりでトイレを使える体力も気力もあったのですが、、

幅60㎝の間口だと、、、車椅子での乗り入れが難しい!



この場合、、横長トイレだったのが幸い。。。

上記の横長レイアウトのように幅60㎝ドアを幅1間引戸に交換できたので

手摺も身体に合わせて設置。。自力でトイレで用を足せるようにできました。



トイレを、自力で使えること、、、そのことがどんなにいいことか。。

介助する人も大変ですが、、、、

介助される方もやっぱりキモチのうえで大変だと思うのです。。



昔、左半身麻痺の祖母が腰を打って、いよいよ普通のトイレを使えなくなった時

ポータブルトイレをベッド脇に置き使ったのですが、最初は抵抗があったよう。。

片付けるのを手伝っていましたが、、やはり子供。

祖母のキモチを思いやる行動をしていたか今思い返すと疑問。

ゴメンネ。。おばあちゃん。。



≪ バリアフリー目線で1帖トイレをつくる チェックリスト ≫



☑ 縦長レイアウトより横長レイアウトがBETTER



☑ 入口は幅75㎝以上を確保しておきたい(60㎝ドアNG!)



☑ 片引戸をつける場合、扉引込部分はトイレ側にしない

 ( 手摺などをつける場合が想定されるから )



☑ 縦長トイレの場合、どちらか一方の壁を壊せるようにつくる

 ( 将来必要になったとき、リフォームで対応できるように )



☑ 1階の部屋、または主寝室の収納(押入)1帖に、トイレ配管を予めする

 ( 将来必要になったとき、配管しておけばリフォームが楽 )





リストにも挙げましたが、、

寝室の押入をトイレにリフォームできるように、配管だけ予めしておくこと。。

(加齢すると、トイレが寝室の近くだととっても便利)

コレ抵抗ある方もいらっしゃると思いますが、

パウダールームとして捉えれば全然抵抗のないこと。

今のトイレはオシャレですしね。。

いざとなったときやっておいてよかったと思うハズ(笑)



等などバリアフリー観点の工夫は色々考えられますので、またそれはいずれ。。



色んな考え方があるし、、人によって捉え方は様々。

それに応じた分色んな間取りが考えられます。。。

でも、それは、今の状況しかフォーカスされていないモノかもしれない。

人は変わり続けるので、、将来を少しだけ見越した工夫をしてみると

動線良い家ができると思いま~す♪♪



でもでも!!最初からつくり込み過ぎる間取りも考えモノ。

そのバランスが難しいのですけどね(笑)。



新築は、イチからつくれるチャンス!

ならば、、そんなところにも目を配ってあげてみてくださいね。

とっても小ネタ。。。でも気付いていない方も多いのでは?

皆さんの家づくりのヒントになれば幸い。。間取りのヒントでした~♪(出美)


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≪ トイレ&バリアフリーネタの過去ブログも宜しかったらご参考にください♪ ≫

間取りのヒント 「家にトイレは2ヶ所必要?」 

間取りのヒント 「収納力UPとバリアフリーに効果ある工夫 廊下編」

間取りのヒント 「猫トイレの工夫」

Y`Smadokabe_1.jpg

「 今在るモノを大切にすること。。 」
「 日々の暮らしのなかに愉しみを見出すこと。。 」

「 もし、、、 これ以上・今以上 を望むなら、、
  今在る環境を出来るだけ心地よく過ごせる努力をしてみること。。」

「 自分が今出来ることを、まず今在る環境で始めること。。。」

「 自分がそうだったら嬉しいことを自分の周りにもすること。。。」

そんな、、仕合せを運んでくれるシンプルな法則を
身を持って知り、、身につけられたのは、、実は、ごく最近のこと。。

いいひ住まいの設計舎を立ち上げた当初のお客様、、
Yさまと出合って、その暮らし方、、生き方、、に触れたのがきっかけ。

恥ずかしいのですが、
若い頃、、24歳くらいの頃からの数年間、、上昇志向の強かった私。

願いは全て叶う!何でもポジティブに!(笑)

そう信じて目標を決め次々へとステップアップすることが
自分自身でも楽しかった時期がありました。。。。

でも、「目標」「欲しいモノ」を手に入れて、満たされるのは瞬間。

あんなに欲しかったモノ、、望んでいたコトに対し、
どこか不満や不平が湧きあがって、
「次」を目指そうとすることで、自分を盛り立てていく。

人間って無いモノねだり。。。ホントキリがない。。。

例えば、都会に住まいを持つこと、、、
田舎に週末の家を持つことを叶えても、、
得た瞬間から、得たモノに対して不満を感じ始める。。。

駅近いゆえの騒音とか、、緑のない環境とか、、
古い建物ゆえの維持管理の煩わしさだとか、、
静かさを求めた筈の環境での車の音とか、、

そして、、

もっと違う選択肢があったに違いないとか、、
どうして自分はこれを選んでしまったのだろうとか、、
後悔、、自分への落胆、、他人への羨望。。
がココロを占拠し始めると、居てもたってもいられなくなってしまう。

そして、、また、、次の目標なんかを決めて頑張ってしまう。。。(苦笑)

でも、、、、それって終わりのないレースだと思いませんか?

がむしゃらに働くことや、、、自分自身を高めていくこと、、、
そんなことに疲弊していく自分もどこかで感じていたことも事実。
だけど、勢いを止めると永遠に踏み出せなくなってしまいそうで
頑張って得たポジションにしがみついていた時期が数年続き
遂には、身体が云うことをきかず、サラリーマンを辞めたのですが。。。
まぁその辺りを話始めると延々なので、、割愛。(笑)

それに、、、得たモノを大切にせず、不平を感じたりしていると、、
スルリと、その手から 「得たモノ」 がすり抜けてしまうことってあるんです。
亡くす時に初めて、それまでに得たモノの大切さに気付けても、もう遅い。。。

もし、今の環境に満足していなくても、、
これまでの過程のなかで「得たモノ」を評価してあげることって
すご~く大切なコトだと思います。

上を見ればキリがないけれど、下を見てもキリがない。。。

「今」その時の自分が持てるものをまず見返してみる。

そう、頑張った自分を評価してあげると良いですよね。

いつかの夢を叶えていた自分が、今そこに居たのなら
ホント、、、それを祝福してあげてほしいなぁと思うのです。(笑)

今居る環境で最大限シアワセを見出すことって大切なこと。
シアワセな人にシアワセが同調してやって来ますし、、ね♪♪

それは、Yさんの暮らしを知り、、、実感したこと。

近くの公園で拾った小枝でフォトフレームを手づくりしたり、、
100円ショップで棚を買って自分でペイントして素敵な飾棚をつくったり、
( 一番上の写真です♪ )
どこにでもあるごく普通のスツールを彫刻刀で傷をつけ、
ムラのあるペイントをしてシャビーで素敵な椅子に変身させたり、、
( ハンドメイドステンドグラスを入れた窓枠にも ! ↑ 写真 )

ホント、今そこにある日常の暮らしに、シアワセを見出せる素敵な方。
憧れていた著名なセンセイや取り巻く方々からは決して感じ得ない
ゆるぎない幸福感がYさんにはありました。

モチロン、生きていれば色んな悩みもあるのが当たり前だと思います。。

それに頑張れないときもあります。。

でも、頑張らない自分も好きになったほうがいい。
今居る自分とその環境を認めてあげて、、
自分が変われば、、周りも変わる筈。。。。
それも、、仕合せのシンプルな法則。

エラソーに云っておりますが、、
自分自身が紆余曲折して体験したことなので、、ホント。
騙されたと思って実践してみてください。(笑)。
シアワセになるのもならないのも自分が選ぶことだから。。。

家づくりを終えたり、、夢を叶えたりしたあと、、
脱力してしまう方も多いと思いますが、、
どうぞ新しい暮らしと自分を愉しんでくださいね♪♪

何だか、そんなことをお伝えしたかった月曜の朝。(笑)。

今週も素敵な一週間が送れますよーに♪♪♪。(出美)

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「変わっていく毎日が本当に楽しい」 |Y様へのインタビュー
「みんなが集まるキッチン」 Y邸キッチンリフォーム

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先日、日本住宅新聞の本誌、、、&D(デザイン&データ)号で組まれる
キッチン特集の取材に同行させていただきました♪

IKEAのキッチンは約2年前に我が家のリノベーションで採り入れたことがあり、、
その時から、どう変わったのかも興味津々!

ワクワクしながら、行ってきたのですが、
今回も期待を裏切らず、あの頃のトキメキが蘇ってきました。
キッチン・・・暮らし廻りのことって、、女子的に、やはりそそられますね~(笑) 

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↑ IKEA船橋にて。
PRマネージャーO様と、キッチン&ダイニングセールスリーダーK様に
最新キッチン情報を取材。

ショールームのキッチンコーナー展示の一角でお話を伺いました。

IKEAの店内には、実際の部屋を再現したショールームがあります。

スカンジナビアスタイル、、カントリースタイル、、モダンスタイル
スタイルに合わせて、トータルコーディネートされているのが特徴。

展示してあるモノは全てIKEA製品。
気に入ったモノを、その日のうちに持って帰れるのが嬉しい。

IKEAが日本に来て早くも三年。

世界基準のIKEA。
ヨーロッパ諸国多くが家に関してはDIYが基本。

なので、キッチンも自分自身で組立てることもいとわない。。
車で行き、自分で選び、商品を購入して、持ち帰り、その日のうちに組立作業開始!
なんてことをやってのけるのなんて、当たり前。
それ故に、、、日本の住宅業界にまだ馴染めない一面もあることも事実なのかな。。
海外に対して、日本的家づくりは、「プロ任せ」が当たり前ですものね。。

IKEAは、日本再上陸して店舗数も増え、、
かなりポピュラーな存在になった今、、
家具を見に行ったついでなど、、キッチン展示を横目で眺めて
その存在を知っていらっしゃる方もいらっしゃいますよね?!

☑ 改めて、、、ずばり!IKEAのキッチンってどうなの?
☑ 他のメーカーと何が違うの?
☑ 海外製品は日本のモノと違ってつくりが悪いんじゃない?
☑ 保証がつかないんじゃない?
☑ 壊れたら対応ってどうなるの?
☑ どうやって我が家の家づくりに入れたらいいの?
☑ IKEAキッチン最新情報


というところが、きっと皆さんの知りたいところなはず。
それを回を分けてご説明していきたいと思いま~す!!

今日は、IKEAのキッチンってどんなモノか特徴を、、、
そして他との比較をしてみたいと思います。

ikeaweb1_1.jpg

↑ 上記写真IKEA HPから抜粋いたしました。
特徴を探してみてくださーい!

・ 木製ワークトップ
・ 陶器の白いシンク
・ グースネック水栓
・ スタイリッシュなレンジフード
・ 照明を仕込んだ吊戸棚2段づかい
・ 洋書に出てくるようなレイアウトと北欧っぽいデザイン
・ キッチン本体とダイニング側ベンチ収納の天板・キャビネットが実は一緒


上記のようなことがみてとれます。

例えば、これを日本製システムキッチンでやってみようとしたらどうでしょう。
そもそも日本のシステムキッチンのレイアウトは、、
I型、L型、アイランド型が一般的、、いわゆる「標準仕様」です。
写真のような自由なレイアウト 、、コの字型、、二の字型などを
つくろうとすると、「特注仕様」となってかなりお高いモノになりがち。。。。

そもそも陶器のシンクや木製ワークトップ等といった選択肢はナシ。
ソレらを実現させたいと思ったら、、
オーダーメイドのキッチンという選択肢がありますが
それも、、目玉が飛び出るほど高い!300万円は軽く超える。。。

新築で、そんなに出せる方、、なかなか居ません。。

こだわっても、予算的に80万円~100万円上限位が現実的。

レイアウト・予算を優先すると、
大工さんの手づくりキッチンという選択肢もありますが、、、
これまたセンスがイマイチだったりする可能性も否めない(ゴメンナサイ)

以外に思われるかもしれませが、
新築時のキッチンには、みなさんそんなに費用をかけない方が殆ど。。
シンプルなI型キッチンのレイアウトを対面型にしたり、、アイランド型にしたり、、
+ パントリースペース等、、間取りの工夫で、機能を充実させ、
コストを抑えなお且つ使い勝手の良いキッチンにすることを目指します。

キッチンリフォームなどで、長年使い勝手の悪さに困りながら
新しく素敵なキッチンをつくるのが夢で、、
比較的予算に余裕のある方でもない限り、、、
上記写真のようなレイアウトを採用することは少なかったように思います。

はじめての家づくりには、キッチンだけじゃなく、
それこそ色~んなコトが待ち受けているので、、
余程の意志を持ち続ける強さがないと
写真のようなレイアウトと洋書っぽいデザインを叶えることは、ムズカシカッタ。

わたしも家づくりの仕事を通して
そんなジレンマに向き合ってきた経験がありました。

そんなとき、IKEAが日本に進出!
海外の知人から聞かされたり、本で読んだりして、
前から知っていたので、ワクワクしながら行ってみると
今まで難しかったこの夢が現実的に叶えられるではありませんか~!!!

IKEAでは、展示品は全て店頭で購入できて
しかも、「特注」という言葉は存在しません。
モチロン規格のパーツを使うことが前提ですが、
それを組み合わせる、、カスタマイズする、、オーガナイズすることは自由!

発想さえ膨らめば、、アイデアさえあれば、、リーズナブルな予算で、、、!
素敵なデザインと使い勝手よいキッチンの夢を叶えることができる。
( それが分かったときは、嬉しかったなぁ~!笑 )

写真のレイアウトだったら、
おそらく、設備機器を入れて、配送費や組み立て工賃を入れて合計120万円位。
新築時に入れる標準的キッチンが30万円位。
カップボードや家電カウンターを買うための予算が30万円あればそれをまわすと、、
「 120万円-30万円-30万円 = 差額 60万円 」
家づくりの諸々の項目で、頑張れば何とか調整がつく金額かもしれません。

IKEAは、デザインの良いモノをリーズナブルに提供すること、、
誰もが心地よい住空間を手に入れられる努力、、
これらに注力している企業なので、、、、
予算内でお洒落なモノを導入する際には、まず候補に入れてみてもいいかも。

あと、IKEAの良さは、収納部分、雑貨部分の全てが同じテイストで揃うので
トータルデザインでキッチンを使い勝手良くカスタマイズできることが魅力。
調理器具を引っ掛けておくバー、、モダンテイスト・カントリーテイスト色々。
調味料入れ、、包丁挿し、、etc、、
こう使えばいいんだ~!というアイデアが展示コーナーに満載。

この特徴は、日本のキッチンメーカーでは決して無いこと。
ショールームでは、おおよそ現実感の湧かない、お洒落な展示は見かけますが
そこから使い勝手や「暮らし」を想像できない展示が殆ど。。食指が動かない。。

対して、、初めてのIKEAでは、、私など、、アドレナリン大放出。。
もぉ~!見ているだけでホント楽しかった。暮らし好き女子魂には堪らない。(笑)
なので、、私自身がまず使ってみようと思って自宅で試してみたのです。
(でも細かい部分のつくり込、暮らしながらやればいいやと、未だ未完成。。苦笑)
実はしばらく、IKEA熱は冷めていたのですが、やはりいいね~と感じた取材。

IKEAの良さは分かった!でも、、、

☑ 海外製品は日本のモノと違ってつくりが悪いんじゃない?
☑ 保証がつかないんじゃない?
☑ 壊れたら対応ってどうなるの?

ということが気になりますよね。。。
そのあたりもキッチリIKEAさんにお話聞いてきましたし、、
自分自身のIKEAキッチン導入体験も交えてお伝えしたいと思います。

でも、長くなりがちないいひブログ。(苦笑)
またまた長くなってしまうので、それは次回にUPしますねー!(出美)

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「 Let'sイケア!家づくりでの取り入れ方 」
 

20090809ktei.jpg


←練馬の家

K邸のリビング

にある吹抜け。



キッチンから

南側を臨んだ

一枚。



南に隣家が

迫った位置に

配した1階LDK。



そこに、、、

午前中~午後

採光をもたらす

貴重な吹抜です。







お天気模様は安定しませんが、、

暑い毎日、、、大工工事もいよいよ追い込みに!



先日の日曜日、施主のKさんと現場途中経過を確認しました。

階段もこの日に間に合うようにY大工さんが頑張ってくださったので、、

2階~小屋裏書庫まで、Kさんに階段で昇っていただけました。



Kさんの家は、建替え。そのきっかけのひとつは、、その蔵書を収納すること。

職業柄ということも、おありなのでしょうが、家族みなさん本好きなご一家。

本好きにとって、本を捨てることってなかなか出来ないモノです。。



固定階段で昇ることができる屋根裏部分に7.5帖の書庫。

( 断熱もバッチリ夏でも大丈夫な空間になるよう、、

    そして、しっかりと瑕疵事故がないよう、、

       細かい指示をさせていただき、、現場を納めていただきました )

2階には、、吹抜に面した手摺を本棚にした書斎を兼ねたライブラリーホール。

リビングにも南面壁一杯、、西面にも、、造り付本棚を設置。



家具屋さんにお願いする部分もありますが、、多くは大工さん手づくりの本棚。

まだまだ大工さんも大変です。。。



日曜日には、、そのあとインテリアの打合せ。

飛騨産業さんショールームに行き、森のことばCURVAシリーズを確認。

Kさんも一度観にきてくださっていたので、、改めてサイズや色を決め発注しました。



morinokotobatable.jpg
 ↑ これがCURVAシリーズ。



CURVAとはイタリア語で「曲線」を意味するそうで、、

自然なフォルム。。

節入りのナラ材。。

オイル塗装仕上。。

頑張りすぎない、、でも、、佇まいが素敵な、シンプルでナチュラルな家具です。



座面カバーリングは取り外し可能でウォッシャブル。

重量も軽いし、、暮らす人にとって嬉しい配慮もされている商品。



他、、家具蔵さんのモノも候補には挙がっていましたが、、

無垢ならではの、その重量感が日々の暮らしには合わないだろうということで却下。

でも、その選択は、おそらく正解!

小柄なお母さまや奥さま、、K邸女性陣には持て余してしまうかも。。。



なぜなら我が家は家具蔵のモノ、、

デザインは好きですが、、お掃除のたび重さが、、ちょっと^^;、、なのです~。。

( ガッシリした私ですが、、使っての率直な感想、、笑 )



北欧モノのデザイナーの椅子、例えばアアルト。。

日本でも、、柳宗理。。きっとK邸に似合って素敵。

でも、このCURVAという選択肢、、正解かと思っています。



自分が愛せる 「 コレっ!」というモノに出合えること。。

永く住まう家、、、色んな意味がこめられるけど、

永く愛せる家、、、にすることが一番大事なのでしょうね(^^)。



K邸、次回はカーテン類ファブリックの打合せ、、

ガーデンデザインの打合せが残っています。



■ 葛飾のN邸も、、ほぼ見積合わせも終了。

  秋口着工に向けこのお盆の間、工務店さんを最終的に決めさせていただくこと。

■ 目黒のS邸は、ほぼプランも決まり、見積依頼用の図面をまとめ。

  16日に設備類、、ショールームに行って打合せをします。

■ 菖蒲のK邸は、、23日に耐震診断結果を持っての打合せ。

  リフォームの方針を固めていきます。



いいひ住まいの設計舎の夏休みは13~14日の二日間。

お墓参りと、、牛尾は群馬高専時代の同窓会に参加。

私は、14日は家に居て、、新しいお客様のプランをまとめたりお掃除したり。。

いいひのホームページの更新したり。。出来たらいいなぁ~。

(ブログは更新してるけど、、作例やケーススタディなど溜まってます~焦~!)



ちなみに最近は土日ずっと動いているので、、

平日をお休みにしようかと懸案中です(笑)。



今日から夏休みの方も多いハズですね。

不安定なお天気や災害も起きている今年の夏。。

気をつけて、、よい夏休みをお過ごしくださいね!!(出美)




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「 書庫と吹抜けのある練馬の家K邸 上棟!」

「 飛騨の家具館に行ってきました 」

madobe.jpg  

週末の家。。

午後の光が 挿しこみ始める 夏の窓辺。

濃く茂った 木々の葉が 太陽を透かして
緑のグラデーションを織りなす様を 映し出す木製の組子窓。

時を経た木部は、、
飴色を通り越し、黒く鈍い光を放つ。。

古い家ならではの味わいってありますよね!
夏が来ると、、特に、、昔住んでいた家を思い出し
懐かしさに、くぅ~っと胸をしめつけられることがあります。。

amase.jpg

↑  写真の家は、、私と同い年の家。

その懐かしさを募らせる家のひとつです。

オイルショック当時で、材料がない時代で
ラワンや唐松をつかって建てられた週末や休暇をすごすための簡素な家。

断熱材もないし、、窓も木製だし、、外壁も下見板張り、、屋根もトタン。
なのに、三十云年間、雨漏りもせず、、腐りもせず、、佇んできた潔さ!

軒先や外壁の一部に朽ちたような箇所もあったけど
メンテしてあげて、少し治せば、まだまだ行けました。。。
週末や休暇のためだけの家とはいえ、、素晴らしいです!

amase3.jpg

この家、、私たちが所有していたのは、ほんの数年でしたが
元の持主の老婦人が、長年、、慈しんで大切に使っていらした家。

愛された家にしか、かもしだすことのできない空気感と
その佇まいの良さに一目惚れした家でした。

買い取った業者さんに、手を入れられる寸前に出合ったのが幸運?!

そのタイミングが、私の恋心に火をつけて、、、
どうしてもこの佇まいを残したい!!!!という想いのもと、、、
そんなこんなの経緯を経て、、、、( 長くなるので割愛 ^^; )
私たちの家になったのでした。

今は私たちの手許を離れましたが、、
新しい住人になった方も、この佇まいに、心底惚れてくださったご夫婦。

だからこそ、手放す気になったのですが、、、
でも早まったかな~と思うくらい、、
素敵な家でしたので、ホント懐かしいです。。。(笑)
 



またまた前置きが長くなってしまいましたが、、、
古い家と今の家のことを、最近色々とモノ想う出来事がありました。

今、埼玉県の菖蒲で、築35年の母屋と築45年位の離れがある家を
リフォームする相談を受けています。

離れは取り壊すという当初のお話でしたが、、
あまりの佇まいの良さに、、牛尾と二人、現調しながら感心していたら、、
それに気付いた施主さんが、、その良さを再認識してくださって
その離れも、、お父上の書庫兼書斎、ゲストルームとして活きることになりました。

日曜日に、耐震診断のため、改めて色々と詳しく見てきましたが
やっぱり腐っていない。。状態はいいんです。。
築30年くらいの建売住宅だと、壁の中身は腐ってボロボロ。。
という酷い状態を見受けることもあるのですが、、そこのお宅は大丈夫。

母屋は色々とリフォーム遍歴を重ねているので
離れほど条件はよろしくない部分もありましたが、でも優等生。
ただし、耐震的に云えば、、残念ですが劣等生になるので、、
古い家の佇まいを壊すこと無く、耐震的にどう工事するか悩みどころ。

でも過剰なことを一切省いて、建物のカタチやつくり方で工夫していた
昔の家の方が、、やっぱり腐らずに長持ちしているんですねー。
それが、よ~く解りました。

寒かったら、コタツやストーブで暖をとる。。
夏は、風通し良く建てられているので、、たいがいの日はクーラーなし。
だからお聞きすると光熱費も驚くほど安い。。
でも、そんな暮らし方で、困ることはないとの施主さん談。。

ただ、太陽光発電やエコキュートも気にされていらしたので、
モチロンその説明もさせていただきましたが、、、
今の暮らし方を拝見すると、過剰設備となってしまい、、
かえって光熱費が高くなる公算が高い。。。

私たちは、何でも新しいモノをお勧めする立場ではないので、、
施主さんの暮らし、、将来も含めた暮らしを共に考えて
不要なモノにはハッキリとNOを伝えさせていただくのです。。

残念に思われたら申し訳ないな~と思ったのですが、、、
施主さんもやっぱり!と一言。良かったです。
そんなやりとりって大切ですね。

省エネ法やら何やらと、、国全体で向かっている方向と逆行してしまいますが、、
過剰なまでの断熱や省エネ対策をするより、、
そんな暮らし方の施主さんのほうが、
ある意味ずっとエコなような気がするんですよねーー。
「 住む人の暮らし方次第の対応でいい 」 それが現場での実感。
 



土曜日に聞いてきた 「瑕疵」の事故事例からも
改めて学ぶことが多々で、(講座とっても良かったですよー!それはまた…)
今、頭のなかで色んなことが駆け巡っています。

もしこの先、、木や材料が手に入らないとして、、
自分の家を、今、建てるとしたらどんな家を建てるかで、
牛尾と、、日曜日の帰り道、ひとしきり話し込んでしまいました。

一番大切なのは、、色んな流行りに踊らされず
大本のところを、はき違えてしまわない「軸芯」を忘れないこと。かな。
そしてどう新しいことを、日々の仕事に反映させていくか。。勉強ですね。。

でも、古い家っていいですよね~。
今の新しい家には無い佇まい。。堪らなく好きです~♪
リノベーション、、リフォーム、、古い家を残すお仕事をさせていただくのは、、
ある意味、、新築同様 (いやそれ以上?^^;) に大変ですけど、、、
それ以上のやりがいやヨロコビもあります。

今回も施主さんに喜んでいただけるように頑張りたいと思っていま~す! (出美)

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  最後まで読んでいただき
  ありがとうございました!

≪この記事に関連する過去ブログも宜しかったらどうぞ~♪≫
「 建築家が建てた幸福な家 」
「 改めて家の不具合「瑕疵」のことを学ぶ 」

プロフィール

写真:牛尾 出美

一級建築士
牛尾 出美
(ウシオ イズミ)

1973年2月生まれ。暮らしと家が大好きな女性建築士。東京都江東区のリノベーションしたSOHOマンションで住宅設計事務所を運営。
シアワセを感じるコト&モノは、猫・カメラ・旅・花・珈琲・映画・読書♪

いいひ住まいの設計舎 一級建築士事務所

代表:
牛尾圭一、牛尾出美
資格:
一級建築士2名
構造設計一級建築士1名
一級施工管理技士1名
住所:
東京都江東区東陽2-3-1-106
電話:
03-3648-5711
FAX:
03-3648-5712

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